鞠莉「果南が暴漢に刺された……」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
__/:.:.:.`ヽ
/:.:.:.:.:.:.:."":``ヽ`、
./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ`ヽ
/:.:ノ.:.:ノ´リ`ヽ:.:.:.ヽ:.:.:.l:.:..l
l:./ ∧ ∧ l:.:.l:.:.:.:ノl:.:j
l:.l "" ワ "" l:.:lヽ:.:lノ:./
. l:lヽ______ノ:ノ_/:ノ:./
. とヽ/ /ヽ▽_/ノヽ/ヽつ
. `ヽ__/ /:ヽ l /ヽ_/´
.l___,l_l l l ヽ:ヽ
/_/_l_l_l_l_ヽ_ヽノ:ノ
. ヽ_l_/
l::::l::::::l
`-`-´
皆さん、ご機嫌いかがかなん?
Aqoursの松浦果南だよ。
このSSは、平たく要約すると、鞠莉が私にDVするお話だよ。
家族やお友達にも教えてあげて、みんなで読んでね!! 〜沼津・某所〜
その日、Aqoursは沼津のライブ会場を借りて、華やかなライブを催していた。
ライブは順調にスケジュールを消化し、残すはアンコールのみとなっていた。
Aqoursメンバーの松浦果南は、アンコールの前にスタッフ専用のトイレへ赴き、用を済ませた。
そして、その帰り道…… 〜スタッフ専用トイレ前〜
扉ガチャッ
果南「ふぅ〜〜〜〜……」
果南「もうすぐアンコールが始まるね」
果南「早く戻んないと……」
タッタッタッ…………
ドンッ!!
果南「きゃっ!!」
男「……………………」 果南「ちょっとあなた!!」
男「あん?」
果南「いま、私の靴を踏んだよね?」
男「……………………」
果南「なにか、言うことがあるんじゃない?」
男「……………………」
果南「悪い事をしたら謝るって、学校で習わなかった?」
男「…………んだよ」ボソッ
果南「?」 男「てめぇ、女のクセに、俺に説教たれんのか?」
果南「男も女も関係ないでしょ」
果南「第一、ここはスタッフ専用の通路だよ?」
果南「どうして一般人のあなたがここに……」
男「っるせぇゴラァッ!!」
胸ぐらつかみっ!!
果南「うっ、酒臭い…………」
果南「あなた、ここはアルコール禁止なのを知らないの?」
男「いっぱしの正義ヅラすんじゃねえぞ!!この女ゴリラ!!」
果南「」イラッ 華麗な一本背負いっ!!
男「ぐわぁっ!!!!」
ビタ––––––––––––ン!!!!
果南「ふぅ〜〜」両手パンッパンッ
果南「女だと思って、甘く見たね」
男「……………………」
果南「これ以上、あなたと口論してる時間はないの……」
果南「じゃあね」
タッタッタッ………… 男「…………くっ」
男「くっそ〜〜〜〜っ!!」
男「このまま女にやられっぱなしで、黙ってられっかよぉ!!」
チャキッ!!
ダダダダダダダダダッ
果南「!?」クルッ __/:.:.:.`ヽ
/:.:.:.:.:.:.:."":``ヽ`、
./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ`ヽ
/:.:ノ.:.:ノ´リ`ヽ:.:.:.ヽ:.:.:.l:.:..l
l:./ ◯ ○l:.:.l:.:.:.:ノl:.:j
l:.l "" ワ "" l:.:lヽ:.:lノ:./
. l:lヽ______ノ:ノ_/:ノ:./
. とヽ/ /ヽ▽_/ノヽ/ヽつ
. `ヽ__/ /:ヽ l /ヽ_/´
ドスッ!!!! _l l l ヽ:ヽ
/_/_l_l_l_l_ヽ_ヽノ:ノ
. ヽ_l_/
l::::l::::::l
`-`-´ ∬( c||・ヮ・||「」
∬( c||・_・||「……………え?」
グシュッ……
男「……………………」
男「………うっ、うあっ」ブルブル
男「うわあああああああああっ!!!!」
ダダダダダダダダッ………… 果南「……………………」
お腹さすさすっ
手のひら真っ赤っか
果南「血………………!?」 〜舞台裏〜
ダイヤ「遅いですわね……果南さん」
曜「スタッフ専用のトイレだから、そんなに時間は掛からないハズなのに……」
千歌「ウンチじゃない?」
梨子「千歌ちゃんっ!!(語気強く)」
スタスタスタ……
鞠莉「あっ、果南……」
ダイヤ「まったく、今までどこで道草を食って……」
8人「!!??」 血ボトボト……
果南「あ、コレ?」
果南「ちょっと、頭がおかしい男に刺されちゃった」
8人「……………………」
8人「え」
8人「ええええええええええええ!!!!」
果南「みんな〜〜、ちょっと大げさだよぉ?」
ダイヤ「これが慌てずにいられますか!!」
善子「果南!!あんた、痛くないの!?」
果南「え?痛いっちゃ痛いけど……まだアンコールが残ってるしね」
ダイヤ「そんな状態で出られるわけないでしょ!!」
花丸「うっ……果南ちゃんが歩いてきた道が」
ルビィ「したたり落ちた血で汚れてるよぉ……」 鞠莉「とにかく、アンコールはキャンセルするしかないわね」
千歌「あ〜〜ん、せっかく最高潮に盛り上がってたのにぃ〜〜!!」
梨子「千歌ちゃん……(呆れ顔)」
曜「果南ちゃんの命には代えられないよ……(呆れ顔)」
千歌「むぅ〜〜〜〜」
果南「そう…………仕方ないね」
果南「じゃ、その旨をみんなに伝えてくるよ」
鞠莉「みんな……?」
ダイヤ「まさか……!!」 〜ライブステージ〜
観客「アンコール!!アンコール!!」
スタスタスタ…………
観客「きゃあああああ!!果南ちゃ〜〜ん!!」
観客「…………………!!??」
果南「え〜〜〜〜、みなさん」
果南「残念ながら、本日のアンコールはありません」
果南「実は、先ほどからこの会場に、不審な男が潜入している事がわかりました!!」
観客「!!!!????」
果南「ほらっ!!ごらんの通り、私はその男に刺されてしまいました!!」
血ボトボト……… 観客「!!!!!!!!!!!!!!!」
果南「え〜〜みなさん、どうか慌てず落ち着いて……」
観客「きゃあああああああああああ!!!!」
ドタバタドタバタ…………
果南「あ……アレレ?」
果南「みんな、我先にと出口へ殺到して……」 タタタッ
ダイヤ「どうしてあなたのやる事は、そう極端なんですの!?」
腕ガシッ
果南「ダ、ダイヤ?それに鞠莉も……」
鞠莉「ほらっ!!突っ立ってないで、さっさと楽屋へ戻る!!」
腕グイグイッ
果南「ちょっ……私はみんなに忠告しただけだよぉ〜〜!!」 〜楽屋〜
花丸「お客さんが、みんな帰ったずら……」
善子「まるで映画の暴動シーンみたいで、圧巻だったわね」
ルビィ「みんな、怯えてたよね……」
ルビィ「不審者よりも、果南ちゃんに」
スマホポチポチ
曜「うわっ……」
梨子「SNSで、この事が拡散されてる……」
曜「流血しながらニコニコしている果南ちゃんが、トレンドトップになってるよ……」 果南「千歌、ちょっと救急箱を取って」
千歌「え?」
上着たくし上げ
果南「そこから、包帯を取って」
千歌「何するの?」
果南「ん、応急処置」
包帯グルグルグル……
果南「これでよし……っと!!」お腹パンッ!! ダイヤ「か、果南さん……」ワナワナ
ダイヤ「まさか、そのまま家に帰るつもりじゃ……」
果南「え?打ち上げとかあるの?」
ダイヤ「冗談言ってる場合ですか!!早く病院へ行きなさい!!」
果南「ええ〜〜っ?大丈夫だよぉ〜〜!!」
果南「これぐらいのキズ、2・3日もあれば塞がるって!!」
梨子「そんな!!トカゲじゃあるまいし……!!」
花丸「か、果南ちゃん……」
ルビィ「さすがにこれは、病院へ行った方が……」 果南「も〜〜〜〜うっ!!みんな!!」
果南「私を誰だと思ってるの!?松浦果南だよ!?」
果南「普通の人よりも、ケガの回復が早いのが私の自慢なんだから!!」
曜「そうは言っても……」
千歌「すごい汗かいてるよ〜〜!」
善子「やせ我慢なんかして……」
果南「」ムスッ
果南「じゃ、雰囲気悪くした責任取って、私は先に帰らせて貰うよ」
千歌「あっ、果南ちゃん!!」
扉バタンッ!! 鞠莉「……………………」
鞠莉「……………ダイヤ」
ダイヤ「?」
鞠莉「沼津の病院……たしか、あなたの家とは懇意よね?」
ダイヤ「えっ?ええ…………」
鞠莉「個室を一つ、開けるように手配して」
ダイヤ「???どうして…………」
鞠莉「今にわかるわよ…………」
鞠莉「…………………………」
鞠莉(あのバカ………………)唇ギリッ 果南はその日の深夜、自宅の冷蔵庫の前で意識を失っている所を、家族に発見された–––– 〜病院〜
果南「………………」
果南「……………?」
8人「!!」
果南「…………ん?」
果南「あれ?」
千歌「果南ちゃん!!」
果南「え、千歌?」 梨子「あぁ……よかった……」ホッ
曜「峠を越したんだね」
(病室内に、歓喜の輪が広がる)
果南「えっ?み、みんな?」
果南(どういうわけだか、Aqoursのみんなが私を見て喜んでる……)
果南(部屋の片隅にいる鞠莉だけが、冷たい目つきで私を見てるけど)
鞠莉「」
果南(え……私、鞠莉を怒らせるような事したっけ?) 果南「ここは……?」
ダイヤ「黒澤家が懇意にして貰っている病院ですわ」
ダイヤ「口をきかせて、個室にして貰いましたの」
ダイヤ「ついでに言うと、あなたがここに入院している事は、ごく少数の人しか知りませんわ」
ダイヤ「それもこれも、暴漢に刺されて、日本中の話題をさらってるあなたを守るための処置ですの」
果南「病院……?入院……?」
果南「どうして、私、こんな所に……」 ダイヤ「果南さん……」
ダイヤ「あなたは自宅で倒れて、ここに担ぎ込まれて、すぐに手術して……」
ダイヤ「それから……丸一日ここで眠っていたのですよ」
果南「手術!?そんな、人の許可を取らずに勝手に……」
ガタッ
果南「い、いたっ!!」
果南「ちょっ……何コレ」
(果南の腕には、点滴用のカテーテルが念入りに突き刺さっている) ルビィ「動いちゃダメだよ!!」
花丸「絶対安静なんだから!!」
果南「そんな……動いてないと死んじゃうよ、私」
善子「あんたねぇ、マグロじゃないんだから……」
ダイヤ「これだけ皆さんに迷惑を掛けといて、さらに恥の上塗りをする気ですか!?」
果南「わ、わかったよ……」
果南「じゃあ、せめて何か食べ物をちょうだい。お腹ペコペコなんだけど」
ダイヤ「とんでもないっ!!」キッ
ダイヤ「当分は飲食厳禁だと、主治医がいってましたわ!!」 果南「は?」
果南「冗談じゃないよ!!ヤブ医者だよそんなの!!」
果南「食べちゃダメだなんて、私に死ねって言うの!?」
鞠莉「いい加減にしてよ、果南」
8人「!!」
果南「ま、鞠莉!!」
(緊張が走る2人……凍り付く病室……) 鞠莉「あなたがここに運ばれてきた時、医師達がみんな首をかしげてたわよ」
鞠莉「『これだけの傷を放置しといて、まだ生きてるのが不思議でならない』って……」
果南「……………………」
ダイヤ「果南さん……鞠莉さんはあなたが手術中の時、手術室の前でずっと祈って……」
鞠莉「ダイヤはちょっと黙ってて」
ダイヤ「は、はい……」
果南(……そういえば鞠莉、ちょっと顔が痩せこけたかな……)
果南(それに、目の下にひどいクマが出来ていて……) 鞠莉「これ以上、傷に障るような事をやったら……」
鞠莉「つぎは命がないとも言ってたわ……」
果南「……………………………」
鞠莉「わかった?あなたは今、『病人』なの」
鞠莉「病人は、医者の言うことを素直に聞くのが仕事なの」
鞠莉「また、何かバカなことをやったら……」
鞠莉「その時は…………」
鞠莉「……………………」拳プルプル 果南「……………………………」
果南「……鞠莉、もうわかったから」
果南「その手を降ろして…………」
ダイヤ「と、とにかく!!果南さんには当分の間、ここで規則正しい普通の人間らしい生活をしてもらいます!!」
果南「ちぇ〜〜〜〜っ」 鞠莉の戒めが効いたのか、果南は独りぼっちの病室で、その日は安静に過ごした。
このまま病状は快方に向かっていくだろう……と、一時は誰もが考えたのだが–––––––––––––
果南が目を覚ましてから2日後の夜……事件は、起こるべくして起きた。 〜PM8:00〜
扉コンコン……
果南「誰?」
千歌「私だよ」
果南「お〜〜っ!!やっと来たか〜〜!!」
果南「ささっ、入って入って!!」
扉ガララ……
千歌「どう?入院生活は」
果南「これが快適そうに見える?」
果南「まるで独房生活だよ(不満顔)」
千歌「あはは……」 果南「それより、頼んでおいた例のブツは?」
千歌「うん、さっきスーパーに行って買ってきたよ」
袋ガサガサ……
千歌「見切り品で、もうすぐ賞味期限が切れる奴だけど……」
果南「おっ!!パックのお寿司かぁ〜〜!!」
千歌「果南ちゃん、こういうパックのには抵抗あるかなぁ〜と思ったけど……」
千歌「果南ちゃんが好きそうなのって、これしか思い浮かばなかったから……」
果南「いいよいいよ!!」 果南「こんな時だもん、贅沢なんて言ってられないよ」
千歌「そ、そう!?よかった〜〜」ホッ
果南「ああ、何日ぶりの食べ物だろう……」
千歌「あ、果南ちゃん、醤油は?」
果南「いいよ、傷口に障りそうだから」
千歌「ふ〜〜ん」
千歌「変なところだけ、律儀だね……」
パクパク…… 果南「ったく……みんなして私を重病人扱いして……」
果南「自分の体の事は、自分がよく知ってますよ〜〜だ!!」
モグモグ……
千歌「主治医からは、まだ食べちゃダメって言われてるのに……」
千歌「ホントに食べて大丈夫なの?」
果南「私の体は、千歌たちとは作りが違うからね」
果南「うまい物をいっぱい食べた方が、回復が絶対早いんだって!!」 果南が暴漢に刺された結果、三日三晩苦しんで亡くなった
暴漢が 千歌「果南ちゃん、のども渇いてるだろうと思って、これも買ってきたよ」
三ツ矢サイダー・1.5リットルPET
果南「いいねぇいいねぇ、気が利くじゃん!!」
果南「良いお嫁さんになれるよ、千歌」
千歌「も〜〜う!!見え透いたお世辞なんか使って〜〜」
ゴクゴクゴク……
果南「ぷふぁ〜〜〜っ!!生きかえるぅ〜〜!!」
千歌「やっぱ果南ちゃんは、こうでなくっちゃ!!」 果南「ところで、この事は誰にも喋ってないよね?」
千歌「当たり前じゃん!!鞠莉ちゃんやダイヤちゃんにも内緒で来てるんだから!!」
果南「うんうん、その2人にバレたらやばいからね」
千歌「明日も、なにか美味しい物を持ってくるね」
果南「見てなよ、千歌」
果南「一日も早く退院して、みんなをアッと驚かせてやるんだから!!」
アハハハハ………… 〜PM11:40・鞠莉の自室〜
鞠莉「果南……」
鞠莉「ちゃんと病室で大人しくしてるかしら……」
グギュルルルル……
鞠莉「アイム、ハングリー……」
鞠莉「でも、果南も同じ苦しみを味わってるんだから……」 prrr……
鞠莉「?」
鞠莉「……ダイヤからだ」
(その刹那、鞠莉の脳裏に嫌な予感がよぎった……)
スマホポチッ 鞠莉「…………どうしたの?ダイヤ」
ダイヤ『鞠莉さん…………』
ダイヤ『…………果南さんが』
鞠莉「!?」
ダイヤ『性懲りもなくやってくれましたわ!!あのバカが!!(激怒)』
鞠莉「…………!!!!」
(ショック状態の鞠莉の手から滑り落ちたスマホは、鈍い音を立てて床に落ちた)
ダイヤ『もしもし!!鞠莉さん!?もしもし……』 〜翌日・病室にて……〜
果南「………………」
果南「……………ん」
8人「!!」
果南「………………」
果南「み、みんな…………」
花丸「果南ちゃん!!」
ルビィ「気がついたんだね……」
善子「あんた、100万人に1人の大バカ者よ……」 果南「…………あっ」
果南「そっか…………」
果南「私……昨日の夜、またお腹が痛くなって……」
ダイヤ「今度は倒れるまでの記憶がお有りですのね」
果南「ダイヤ……」
ダイヤ「あ、下手なウソなら必要ないですわよ」
ダイヤ「大まかの流れは、すべてこの『戯け者』が一切合切白状しましたので」
耳たぶグイーー!!
千歌「イタタタッ!!(涙目)」 梨子「命知らずにも程があるよ……」
曜「なんで、あんな無茶したの……」
果南「あ…………」
果南「い、いやぁ〜〜〜〜、その……ねぇ?」
果南「もうさぁ、全然なにも食べてなかったから……」
果南「堪えきれなくって……食べちゃった」
||*´︶ `*||ɔ)ʅʅ
8人「」
果南「アハハハハハッ!!」 果南「でもほら、私ってみんなと違って、食べた方が治りが……」
バチンッ!!
7人「!?」
鞠莉「」キッ
果南「………………」ほっぺヒリヒリ
果南「………鞠莉……?」キョトン バチンッ!!
バチンッ!!
バチンッ!!
鞠莉「〜〜〜〜〜!!(怒りを噛み殺しながら号泣)」
バチンバチンバチンバチンッ!!!!
ダイヤ「鞠莉さん!!もうその辺で……」
鞠莉「こうでもしないと分からないのよ!!こいつは!!」
バチンバチンッ……!! 果南「………………」ほっぺズキンズキン
鞠莉「はぁ……はぁ……」手のひらジンジン
鞠莉「…………どうして?」
鞠莉「どうして分かってくれないの?」涙ポロポロ
鞠莉「あなたは普通の人間なの!!私たちと同じ人間なの!!」
果南「鞠莉…………」 鞠莉「お腹を刺されたまま放置したら死ぬの!!」
鞠莉「術後に暴飲暴食したら死ぬの!!」
鞠莉「こんな当たり前の常識を、どうして理解できないの!?(号泣)」
果南「………………」
鞠莉「うっ…………」フラフラッ
ガクッ
果南「鞠莉!?」
7人「鞠莉ちゃん!?」 ダイヤ「………………」
ダイヤ「『誰にも言わないで』と、鞠莉さんに口止めされてましたが……」
ダイヤ「もう言わせて貰いますわ」
鞠莉「ダイヤ…………!!」
ダイヤ「鞠莉さんは果南さんが入院してから、何も口にしてませんのよ」
果南「えっ…………」
果南「なんで、そんな事を……」
ダイヤ「このニブチンがっ!!」キッ ダイヤ「それもこれも、すべてあなたの為に願を掛けていたのですわ!!」
ダイヤ「あなたはそんな鞠莉さんの思いを、手ひどく踏みにじったのですよ!!」
鞠莉「ダイヤ……もういいから……」
鞠莉「こんな奴に……少しでも期待した私がバカだったのよ……」グスッ
果南「………………」
7人「………………」
鞠莉「………………」ただただ落涙 果南「ご…………」
果南「ごめん…………鞠莉」
果南「そんな事とは露知らずに……」涙ポロポロ
果南「私……最低な女だね」ウウッ……
果南「もっと……気が済むまで殴っていいからさぁ……」ヒック
果南「だから……私のために断食するのは、もうやめて」グスッ
果南「このままじゃ……今度は鞠莉が……」ズズッ
鞠莉「………………」
鞠莉「…………果南」 果南「鞠莉…………」
かなまり「……………………」
ハグッ!!!!
千歌「うわっ!!人が見てる前で……!!」 ダイヤ「…………コホン」
ダイヤ「みなさん……」
ダイヤ「私たちはお邪魔なようですから、お暇しますわよ……」
千歌「え〜〜?見ていかないの〜〜?」
耳たぶグイーー!!
千歌「わわわわかりましたぁ〜〜(涙目)」 〜そして……〜
鞠莉「コングラッチュレーション!!果南!!」
鞠莉「退院の許可が出たんだって!?」
果南「いよいよ明日で、ここともおさらばだよ」
鞠莉「うんうん!あれから飲み食いせずに、頑張ってきたんだもんね!」
果南「もう鞠莉に、断食させるワケにはいかないからね」
鞠莉「も〜〜う!その話はしない約束でしょ!?」 果南「………………」
果南「どころで、鞠莉……」
果南「ひとつ、お願いがあるんだけど……」モジモジ
鞠莉「何?急に改まって」
果南「その……私さぁ」
果南「ず〜〜っと二週間近く、こんな場所に押し込まれてたじゃん……」
果南「だから、すごく……その……」
鞠莉「その?」 果南「…………たっ」
果南「溜まってるって言うか……」
鞠莉「………………」
鞠莉(あっ……////)
果南「だから……だからねっ」アセアセッ
果南「『ご褒美』が欲しいなぁ〜〜……って言うか……////」
鞠莉「…………////」
果南「ちょうど、いまは2人きりだし……////」
果南「看護師の検診が来るまで、まだ時間もあるし……////」 鞠莉「…………////」
果南「…………////」
鞠莉「果南……////」
果南「鞠莉……////」
鞠莉「…………////」
果南「…………////」
鞠莉「…………////」
果南「…………////」 □□□□□□□■□□□□□□□□□
□□□□□□■■■□□□□□□□□
□□□□□■■□■■□□□□□□□
□□□□■■□□□■■■□□□□□
□□■■■□□□□□□■■■□□□
■■■□□□□□□□□□□■■■□
□□□□■■■■■■■■□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□■■■■■■■■■■□□□□
□□□■□□□□□□□□■□□□□
□□□■□□□□□□□□■□□□□
□□□■□□□□□□□□■□□□□
□□□■□□□□□□□□■□□□□
□□□■□□□□□□□□■□□□□
□□□■■■■■■■■■■□□□□
□□□■□□□□□■□□□□□□□
□□□■□□□□□■□□□□□□□
□□□■□□□□□■□□□□□□□
□□■■□□□□□■□□□□□□□
□□■□■■■■■■■■■■■■□
□□■□□□□■□■□■□□□□□
□■■□□□□■□■□■□□□□□
■□■□□□□■□■□■■□□□□
□□■□□□■■□■□□■□□□□
□□■□□□■□□■□□■■□□□
□□■□□□■□□■□□□■□□□
□□■□□■■□□■□□□■■□□
□□■□■■□■■■■■■□■■□
□□■□□□□□□■□□□□□□□
□□■□□□□□□■□□□□□□□
□□■□□□□□□■□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□■■□□□□□□□□
□□□□□□□■■□□□□□□□□
□□□□□□□■■□□□□□□□□
□□□□□□□■■□□□□□□□□
□□□□□□□■■□□□□□□□□
□□□□□□□■□□□□□□□□□
□□□□□□□■□□□□□□□□□
□□□□□□□■□□□□□□□□□
□□□□□□□■□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□■■□□□□□□□□
□□□□□□□■■□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□ 〜おわり〜
参考文献・『プロレススーパースター列伝』(梶原一騎・原田久仁信) せんうたみんなから叱られまくって涙目になってるかと思うとかわいい 自分ではなにもできない奴ほど攻撃的だよな
惨めだね あの人が刺されてしばらく平気だった話もってくるあたり、
SSしまむらさんはプヲタなんかな >>83
じゃああなたが代わりに面白いの書いたら? 絶対釣りバカ読んだだろ
あとこういう時攻撃してんの携帯だけなのほんと面白い 実話ベース?
なんかノリックだかが足骨折したままレース復帰した話思い出した おつおつ
果南ちゃんの言い分むちゃくちゃで笑う、面白かった
AA見た感じ戦車とラジオ体操のしまむらの人かな? >>100
おお、やはりそうでしたか
間に挟まれるAA好きです ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています