X



ルビィ「善子ちゃんルビィたち一線を越えちゃったね」善子「あー……」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0001名無しで叶える物語(魔女の百年祭)2019/02/06(水) 23:51:03.20ID:mVCbMTgT
ルビィ「ルビィ初めてが善子ちゃんで良かった」

善子「んー」

ルビィ「善子ちゃんの初めてにもなれてルビィ嬉しい」

善子「そ……」

ルビィ「善子ちゃん獣みたいに腰振ってて実はちょっと怖かったんだけど善子ちゃんからキスたまーにしてくれてホッとしたんだぁ」

善子「……」

ルビィ「善子ちゃんって早いんだねっ」

善子「……」カァァ

ルビィ「善子ちゃーん?善子ちゃーん?」

善子「んー……?」

ルビィ「むぅぅ〜善子ちゃんさっきからそっけない」プクー

善子(疲れたのよ……もう寝かせてちょうだい……)
0002名無しで叶える物語(プーアル茶)2019/02/06(水) 23:52:20.54ID:5qrNRwru
千歌「どうしたの曜ちゃん?そんなにあらたまってさ」

曜「実はね…千歌ちゃんの顔に私の下痢便をおもいっきりぶちまけて汚してみたいんだ」

千歌「はぁ!? 曜ちゃん何いって…」

曜「梨子ちゃんの部屋にあった本に載っていてさ、これだっ!って思っちゃったんだよね」

千歌「いやいや、だって…下痢…?って、そんなのおかしいでしょ 曜ちゃんどうしたの?熱でもある?」

曜「いや、いたって正常だし 私が尊敬する梨子ちゃんの部屋にある本に間違ったことが書いてあると思うの?」

千歌「それは…」

曜「大丈夫だよ!みんなやってるって書いてあったし!インスタ映えするんだって 動画もあげれば入校希望者も集まるし一石二鳥だよ」

千歌「わ…わかったよ…曜ちゃんの頼みだもんね…」
0003名無しで叶える物語(プーアル茶)2019/02/06(水) 23:52:52.72ID:5qrNRwru
曜「じゃあさっそく! 沼津のアブラボウズを食べるね(もぐもぐ) 食べすぎると下痢になるし消化できない油が出てきて強烈な臭いを発せさせるんだ! 沼津の魚のPRにもなるね」

月「きいたよ!曜ちゃん 、千歌ちゃん 撮影は任せてよ!」

千歌「なんか…私自信ないよ…ちゃんと受け止められるか…」

曜「じゃあ、やめる?」

千歌「や…やめないっ!」

曜「お、そんなこと言っているうちにお腹がゴロゴロ言い出してきた 千歌ちゃん頼んだよ」

千歌「うわ…曜ちゃんが私の顔をめがけてお尻を突き出して…おしりの穴ピクピクさせてる…」

曜「ううっ…千歌ちゃんそろそろ出ちゃいそうだよ」

千歌「(これも学校のため… 今までだってみんなで頑張ってきたんだもん 何一つ無駄なことなんてない… 消えたりしないよ… 0から1へ!! )」

千歌「Aqours!」

千歌&曜「さーん、シャイン〜〜!」

曜「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!」

千歌「すっ…すごい…曜ちゃんの下痢便が…私の顔めがけて大量に飛び込んで…あっ…曜ちゃんのうんち…下痢うんち…こんなにこんなに臭い…すごい すごいよ」

月「すごい、すごいよ! ラブライブ! この光景を見ているのか私達だけなんて勿体ないよ(スマホポチポチ 」
0006名無しで叶える物語(庭)2019/02/06(水) 23:55:14.87ID:SR7kbkQj
いいぞ
0010名無しで叶える物語(庭)2019/02/06(水) 23:58:02.15ID:sr89moGr
ルビィちゃんのピロートーク楽しみたがりそう感
善子ちゃんの終わったら早く寝たくなりそう感

わかります
0015名無しで叶える物語(庭)2019/02/07(木) 00:03:47.79ID:jiPXZ4sc
分かるからあく
0016名無しで叶える物語(庭)2019/02/07(木) 00:06:05.55ID:KSygrira
ヤり終えた達成感と初めての刺激の嵐に疲労感MAXでぐったりな善子ちゃん
そんな善子ちゃんの隣で少し照れ臭そうにしながらもニコニコと話しかけまくるルビィちゃん

わかります
0017名無しで叶える物語(玉音放送)2019/02/07(木) 00:07:37.38ID:dMD9wHLi
わかりすぎて困る
0018名無しで叶える物語(庭)2019/02/07(木) 00:12:01.79ID:KSygrira
頑張って起きていようとするんだけど徐々に意識が朦朧としてきて朧気な返事を繰り返す善子ちゃん
そんな善子ちゃんの態度に少し不満そうな表情を見せつつもそれも善子ちゃんらしいかなと微笑むルビィちゃん

わかります
0020名無しで叶える物語(おいしい水)2019/02/07(木) 00:20:38.36ID:NLV0hrqu
中に出すのはまずいと思いつつもそれを咎めないルビィに甘えてズブズブとそのまま爛れた関係へハマる大学生2人であった
0021名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/02/07(木) 00:22:09.80ID:LiUYKz8H
「んー…?」「そうね……」「うん……」「zzz……」

わかります
0024名無しで叶える物語(庭)2019/02/07(木) 00:53:17.98ID:KSygrira
とうとう寝落ちてしまい静かに寝息を立て始める善子ちゃん
そんな善子ちゃんの寝顔を眺めているうちに愛しさが抑えきれなくなってしまうルビィちゃん

わかります
0025名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/02/07(木) 00:55:02.37ID:LiUYKz8H
>>24
そうです
0027名無しで叶える物語(茸)2019/02/07(木) 07:50:54.01ID:GS3g4DHP
もっとピロートークしたいけど>>26みたいな状況でも特に不満はないルビィちゃん好き
0028名無しで叶える物語(茸)2019/02/07(木) 08:10:14.94ID:KFTGfpnY
起きたらちょっとむくれてルビィもいいと思うのだが
0030名無しで叶える物語(庭)2019/02/07(木) 08:31:35.10ID:JqvbR9Vj
続き、あるんじゃないのか?
0032名無しで叶える物語(茸)2019/02/07(木) 09:17:07.52ID:JvjljUZQ
お話していたらお互いまたムラムラドキドキしてきてしまってもう1回戦してしまう爛れたよしルビ
0036名無しで叶える物語(庭)2019/02/07(木) 21:51:22.50ID:F8BvMkj5
翌朝すぐ傍で寝息を立てているルビィちゃんの存在に気がつき昨晩の出来事が現実だったと実感したことで脳内に数々の刺激的な体験がフラッシュバックしてしまい胸の高鳴りが抑えられなくなる善子ちゃん
そんな善子ちゃんの気も知らずに色っぽい吐息を洩らしながら人肌の温もりを求めるようにして身を寄せてくるルビィちゃん

わかります
0040名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/02/07(木) 22:54:19.05ID:qRW3bRrX
寝るまでは優しいのに事後は冷たくて、でもまたやりたいときだけ優しくなる最低なばりたちふたなり善子ちゃんかと
0041名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/07(木) 22:55:42.61ID:nrHRBa1L
ルビィ「あっ♡ あっ♡ よしっ♡こちゃっ♡ るび、ぃ、もう――♡」

善子「ルビィ――っ わたしも、もう限界――っ」

ルビィ「うんっ、うんっ♡ よしこちゃ♡ ちょーだい、いっぱい――♡」

善子「――ッ!」

ルビィ「ふあぁあああああ!!♡」ビクンビクン
0043名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/07(木) 22:56:40.80ID:nrHRBa1L
ルビィ「はぁー……♡はぁー……♡気持ちよかった……♡」

善子(ふー……あー、しんど……あー、ルビィ汗とかでドロドロ……タオル……)ゴソゴソ

ルビィ「ね、ね、善子ちゃんっ♡」ソッ

善子「んー……? なに?」

ルビィ「えへへっ、なんでもない!」

善子「へんなルビィ。ちょっと待ってなさい、タオル濡らしてくるから」スッ

ルビィ「あっ……ルビィも行く――」

善子「疲れてるでしょ、横になってていいから」

ルビィ「……うん」
0044名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/07(木) 22:57:47.15ID:nrHRBa1L
善子「ほら、こっち向いてルビィ、拭いてあげるから……ルビィ?」

ルビィ「むー……」

善子「何むくれてんのよ……ほら、拭くから」フキフキ

ルビィ「善子ちゃんは分かってない」

善子「なにが」フキフキ

ルビィ「ほら! そういう素っ気無いとこ!」

善子「いつも通りよ」フキフキ

ルビィ「嘘だよ! 終わった後はいつも冷たい!」

善子「そんなことないわよ。ほら、痛い所はない? 自分の手とか指とか噛んでない?」

ルビィ「う、うん、大丈夫……」

善子「そ。ならよかったわ。どうする? ちゃんとシャワー浴びる?」

ルビィ「やだ、善子ちゃんと一緒にいる」

善子「そう。じゃあ寝ましょ――痛ッ」

ルビィ「わかってない!」

善子「何がよ――ほら、もう寝るわよ」スッ

ルビィ「ルビィはもっとお話がしたいの!」

善子「あーそうね」

ルビィ「ほら、もう素っ気無い……」

善子「……うん、そうね」

ルビィ「話聞いてないでしょ?」

善子「うん……」ウツラウツラ

ルビィ「善子ちゃん嫌い」

善子「……うん」ウトウト

ルビィ「……」

善子「……」スースー

ルビィ「……いつもルビィのこと気遣ってくれてありがと」

善子「……」スースー

ルビィ「おやすみなさい善子ちゃん、だーい好き」ギュッ

善子「……」スースー
0045名無しで叶える物語(笑)2019/02/07(木) 23:05:32.85ID:Ci4wPqkE
良き
0047名無しで叶える物語(茸)2019/02/08(金) 09:29:33.87ID:KskOpEAD
>>44
ルビィ「善子ちゃん嫌い」

善子「……うん」ウトウト

ルビィ「ルビィのこと嫌い?」

善子「……ん、愛してぅ…」スースー

ルビィ「んもぅ!……///」ジタバタ

みたいのが好きです
0050名無しで叶える物語(家)2019/02/09(土) 04:14:24.87ID:tqIZxs56
>>49
よき
思春期の恋愛のリアルと理想上の百合の双方を表現できるのがよしルビの良さ
0053名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/11(月) 20:13:08.49ID:te47LZPu
ルビィ「すー……すー……」

善子「……」zzz

ルビィ「すー……すー……ん……?」

善子「……」zzz

ルビィ「んぅ……よく寝た……今何時……?」

ルビィ「はちじ……じゅっぷん……」

ルビィ「八時十分!?!?」

ルビィ「善子ちゃん起きて!! 起きて善子ちゃん!!」

善子「……なによ、明日は学校だから二回目はしないって言ったでしょ……?」

ルビィ「ち、違うよ!/// 遅刻! 遅刻しちゃうって言ってるの!!」
0054名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/11(月) 20:16:17.46ID:te47LZPu
ルビィ「ほら、起きて善子ちゃん――っ!」ズキッ

ルビィ(うう、お腹の下の方に違和感がある……なにかまだ入ってるみたい……)ヘナヘナ…

善子「あーはいはい、起きる起きる……」ムク…

善子「別に一時間目くらいサボっても……ルビィ?」

ルビィ「な、なんでもないよ! それよりサボったらお姉ちゃんに寝坊の理由聞かれるでしょ!!」

ルビィ「ほら、急いで!!」バッ

善子「確かに生徒会長にコレがバレたら私死ぬわね……」
0056名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/11(月) 20:20:51.47ID:te47LZPu
――学校

ルビィ(うぅ、こんな日に体育なんて最悪だよぉ……しかもドッジボールだなんて……)

ルビィ(でも……)チラッ

善子「行くわよ! 暗黒式投球魔術!!」ビューン

ルビィ(善子ちゃんと一緒のチームだもんね!)

モブ「えいっ!」ビュン

花丸「ルビィちゃん! 危ないよ!!」

ルビィ「わっ、避けなきゃ――痛っ!」

ルビィ(うぅっ、急に動くと痛みが――当たっちゃう!)
0057名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/11(月) 20:23:57.98ID:te47LZPu
バシン!!

善子「ルビィ!! 大丈夫!?」

ルビィ「よ、善子ちゃん……?」

善子(朝から様子がおかしいとは思ってたのよ……痛いんじゃないの)コソッ

ルビィ(/// 善子ちゃんのがあるみたいで……)

善子(……シたりないの?)

ルビィ「違うよぉ!!」バシッ

善子「い"でっ」

花丸「ルビィちゃん! 善子ちゃん! 大丈夫!?」

モブ「ご、ごめんねよっちゃん、ルビィちゃん、大丈夫!?」

善子「私は平気。それよりルビィ、ちょっと気分悪いって」
0058名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/11(月) 20:28:01.14ID:te47LZPu
先生「黒澤さん、身体の調子が悪いの? 顔色は悪くないみたいだけど……」

善子「昨日あまり眠れなかったみたいです」

ルビィ(……///)

善子「私が保健室に連れて行っていいですか」

先生「そうね、お願いしても良いかしら? ほかに気分の悪い子はいる?」

花丸「ルビィちゃん気を付けてね?」

ルビィ「うん、ありがとう……」

善子「花丸もボール、当たるんじゃないわよ。当たると痛いんだから」ヒリヒリ

花丸「あはは、ありがとう善子ちゃん。善子ちゃんも腕を――」

善子「行くわよ!」グイ

ルビィ「ふぇ!? ひゃあ、引っ張らないでよぉー!」
0059名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/11(月) 20:30:36.37ID:te47LZPu
――保健室

善子「まあ安静にしてなさいよ。こればっかりはもうどうしようもないんだし」

ルビィ「うぅ……///」

善子「辛かったら寝ちゃいなさい。私がいるから」

ルビィ「うん、ありがとう……」ジー

善子「……なに?」

ルビィ「ねえ、腕、見せてくれる?」

善子「……はい」ヒダリウデー

ルビィ「ううん、ルビィを庇ってくれた方の腕」

善子「……」

ルビィ「善子ちゃん」ジッ……

善子「……」ミギウデー
0060名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/11(月) 20:35:23.94ID:te47LZPu
ルビィ「やっぱり……擦りむけてるよ……ごめんね善子ちゃん……」

善子「良いのよ。元はと言えばルビィをそんな風にしたのは私なんだし」

ルビィ「///」

善子「ルビィにケガさせたくないの。私の大切な人には、怪我なんてしてほしくない」

ルビィ「善子ちゃん……」キュン…

善子「ほら、私のことはいいから寝ちゃいなさ――」

ルビィ「……ねぇ」ギシッ

善子「……ルビィ?」

ルビィ「……実はね、ルビィ……」ギシッ モジモジ……

善子「……ここ、学校よ?」

ルビィ「うん……」

善子「保健室の先生がいないとはいえ、ここよ」

ルビィ「うん……っ」
0061名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/11(月) 20:38:51.89ID:te47LZPu
善子「それに私、腕が使えないのよ?」

ルビィ「だからね――」

善子「ちょ、ルビィ!? ちょっと何して――」

ルビィ「昨日のお返し――今度はルビィが、シてあげるね――♡」

善子「……っ、どうなっても、知らないからね……///」

善子(……授業終了まで二十分……運の無い私にも、今だけは神様お願いします――)

善子(この幸せな時間を邪魔する輩が来ませんように……)

おしまい
0066名無しで叶える物語(笑)2019/02/11(月) 22:07:21.17ID:9xRK7F3/
こうして学校で隠れてするのが癖になってしまうよしルビなのであった……
0067名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)2019/02/11(月) 22:13:13.79ID:YfqVS2Lp
ここが新たなユートピアか
0068名無しで叶える物語(笑)2019/02/11(月) 22:16:38.26ID:9xRK7F3/
この後の授業爆睡善子ちゃん
隣の席にはニコニコツヤツヤルビィちゃん
0069名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/11(月) 23:14:39.27ID:te47LZPu
皆でよしルビを盛り上げていこう
0071名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/02/11(月) 23:35:05.80ID:GDstWHfx
先生「おい津島ぁ!起きろ、寝るなら家帰れ!」

善子「んー……ってふぇっ!?すいません!」

って飛び起きる善子ちゃんにクスクスルビィちゃんですね
微笑ま
0080名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/13(水) 23:09:32.36ID:u7YfNocE
――教室

花丸「あ! お帰りルビィちゃん、善子ちゃん」

ルビィ「ごめんねマルちゃん、心配かけて……」ツヤツヤ

善子「花丸はボール、当たらなかった?」

花丸「マルは大丈夫だったよ。最後まで避けてたから」

善子「そう。それは良かったわ……ふわぁ……」

花丸「ルビィちゃんは顔色だいぶ良いみたいだけど……今度は善子ちゃんが睡眠不足?」

善子「あー……どっかの誰かさんのせいでね……」

ルビィ「……///」
0081名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/13(水) 23:13:14.54ID:u7YfNocE
善子「次の授業なんだっけ。数A?」

花丸「うん。善子ちゃん、寝ちゃだめだよ」

善子「ふわぁ……わかってるわよ……」

ルビィ(善子ちゃん、シた後なんであんなに眠くなるんだろう……)

*

善子(あー……キツイ……意識が……)

ルビィ(ああ……やっぱり善子ちゃんに無理させちゃったかなぁ……)

善子(……頬杖ついて、板書してる風に……寝よう……)

ルビィ(でも、善子ちゃんに大切にされてるって思ったら、落ち着かなくなって……)
0082名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/13(水) 23:19:56.67ID:u7YfNocE
ルビィ(ちょっと激しいとこもあるけど、ルビィの嫌なことは絶対にしないし)

善子(……zzz)

ルビィ(終わった後はルビィのこと、気にかけてくれるし……)

ルビィ(善子ちゃんがルビィの初めてでよかったなぁ……)

ルビィ(……ぅん? そういえば善子ちゃんってルビィが初めてなんだっけ……?)

ルビィ(それにしては始める時も終わった後も、手慣れていたような……)

――最初は『皆』痛いって言うから、指入れて慣らすわね。

――大丈夫、力抜いて。痛かったら私の腕をつねってもいいし、背中に爪立ててもいいから。

――だいぶ慣れてきた? そう、じゃあ、ちょっと私も……動くわね。

――ん、よく頑張ったわね、ルビィ。ありがとう。

ルビィ(……本当に、ルビィが初めて……?)
0083名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/13(水) 23:23:36.26ID:u7YfNocE
善子「……」スヤスヤ

ルビィ(本当は、ルビィが初めてじゃなかったら……あの時(>>1)聞いたのも……)

ルビィ(善子ちゃんは半分寝てたし……)

先生「じゃあ津島さん、次の問いを……津島さん?」

善子「……」スヤスヤ

ルビィ(なんだろう……すごく、お腹の下のトコが、モヤモヤする……)

先生「……つ、し、ま、さん?」

善子「……むにゃ……」

ルビィ(ルビィが善子ちゃんの初めてじゃないなんて……)

先生「津島さん!」

善子「ハイッ!!」ガタッ

ルビィ(やだ……っ)
0085名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/13(水) 23:29:27.63ID:u7YfNocE
――昼休み

花丸「ルビィちゃん、善子ちゃん、おひるごはん食べ――」ルンルン

ルビィ「――ごめんマルちゃん!」バタバタ
善子「ちょ、ルビィ、どしたのよ!? 引っ張らなくていいから!」バタバタ

花丸「え、あ、ル、ルビィちゃん!?」

*

――屋上

善子「……どうしたのよ、ルビィ」

ルビィ「……」

善子「……黙ってても何もわからないわ。堕天使でも人の心を盗み見するのは禁じられているの」

ルビィ「……」

善子「まさか、まだシ足りない……なんて言わないでしょうね」

ルビィ「――っ」コクン

善子「え、ちょ、嘘でしょ……?///」
0086名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/13(水) 23:35:28.91ID:u7YfNocE
ルビィ「もっと善子ちゃんが――ほ――欲しいの」カァァ

善子「ちょ、ちょっと待ちなさい、いくら何でもルビィ、それはさすがに……///」

ルビィ「だって、だって――授業中、善子ちゃんのこと考えてたら、お腹の下のとこが、熱くなって……ね」

善子「ルビィ……でも、流石にここは――」

ルビィ「善子ちゃん……触って――みて?」グイッ

善子「ちょ、ルビ――ッ!?」クチュ

ルビィ「――んぅ♡」クチュ

善子「る、ルビィ、貴女――///」

ルビィ「授業中、ずっとずっと、こんなふうだったんだよ――?♡」クチュ

善子「な、な――」
0087名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/13(水) 23:47:19.11ID:u7YfNocE
ルビィ「善子ちゃん……ねえ、指、動かして……?♡」クチュ

善子「……ッ///」クチュクチュ

ルビィ「はぁ――♡ すご、い……直接、じゃないのに――からだ――ちから、入らないよ……♡」

善子「ルビィ……どうしちゃったのよ……///」

ルビィ「善子ちゃんの、せい ――だよ? あっ♡」

善子「ルビィ……っ」クチュクチュ

ルビィ「んっ♡ んんっ♡ 待って――そこっ♡」

善子「そう、ルビィはここがいいのね?」

ルビィ(ルビィ『は』……そんな言い方、まるで、他の人のも知ってるみたいな……)

ルビィ(ルビィが初めてじゃないなら――他の子なんて、忘れさせちゃえば……)

ルビィ(もっとえっちに――もっと善子ちゃんを気持ちよくさせれば――)

ルビィ(初めてにはなれなくても、善子ちゃんとえっちした人の中で、一番になれる――!!)

ルビィ「ううん――♡ 違うよ♡」

善子「え、でも――んむっ」チュッ

ルビィ「ん……ぷは♡ 善子ちゃんの指だから、だよ……♡」

善子「――ッ!」ドサッ

ルビィ「……ねえ、善子ちゃん――いっぱい、シよ?♡」パサッ

善子「……生徒会長への言い訳、考えときなさいよ?」シュル

ルビィ「――あはっ♡」

鐘の音が鳴り出して、ようやく。
私達の時間は始まった――。
0089名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/13(水) 23:51:28.26ID:u7YfNocE
取り合えず退廃的、学校で隠れてシちゃうのにハマ(りつつあ)る、授業後のツヤツヤとウトウト要素を詰め込んでおいた
0095名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/14(木) 19:14:55.47ID:7OliPVAw
善子(それから私達は――いいえ、ルビィは所かまわず、時間も場所も問わずに)

善子(ただひたすらに、熱を孕んだ頬と、浴場の為に潤んだ瞳で、私を求めた)

善子(流石に私も馬鹿じゃなかったから、学校では『なるべく』止めるようにして)

善子(私の部屋でルビィの要求に応えるようにした)

善子(ルビィの体は徐々に私を覚えていくようで、時々あどけない顔立ちからは想像できないほどの)

善子(快楽を貪る妖艶な表情を見せる――)


――昼休み 女子トイレ

ルビィ「んっぷ♡ ん――ぷぁ♡ んっ――んっ、んんっ♡」クプックプッ

善子「はっ――♡ ルビ――もう、いいからっ♡」

ルビィ「らーめ♡ よひこひゃんの、れんれんおしゃまっれにゃいよ?」

善子「咥えたままっ 喋んないで――♡」

ルビィ「は――むっ♡ んっ♡ んむっ♡ はっぷ♡」クップクップ
0096名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/14(木) 19:21:52.04ID:7OliPVAw
善子「あ"っ♡ るび、も、ほんと、いいからっ――」

ルビィ「んっ♡ んっ♡ んっ♡ いいよ、らひて――♡」グプグプグプグプッ!

善子「だめ、ほんと、ルビ――あああっ♡」ドクン ドクドクドクッ!

ルビィ「んんーっ!!」グプッ

善子「――っは……はー♡る、ルビィ、はっ――それ、吐きなさい……」

ルビィ「――」フルフル

善子「る、ルビィ……ほら、私の手に出していいから……吐きなさい――!」

ルビィ「んっ♡」コクン

善子(ルビィの小さな喉が、かすかに動く)

ルビィ「んんっ♡」コクン

善子(私がルビィの口元にやった手にソレは吐き出されることは無く――)

ルビィ「んっく♡」ゴクン

善子(私がルビィの咥内に出したソレは、ルビィが呑み込んでしまった)
0098名無しで叶える物語(おいしい水)2019/02/14(木) 19:49:47.95ID:PYClOy26
堕天使専用のサキュバスいいぞ〜
0099名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/14(木) 19:56:01.68ID:7OliPVAw
善子「ルビィ……貴女……」

ルビィ「?」キョトン

善子「……はぁ」ナデナデ

ルビィ「えへへ……気持ちよかった?」

善子「かなり」

ルビィ「誰よりも、一番気持ちよくできた?」

善子「……? ええ、まあ、ルビィが一番だけど……」

ルビィ「えへへ……♡」

善子(いつも終わった後に聞かれる『ルビィが一番良かった?』という言葉)

善子(私はその言葉に引っかかりを覚えていた)
0100名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/14(木) 20:02:27.48ID:7OliPVAw
善子(そんな風に私とルビィの乱れた快楽の求めあいは続いていた)

――昼休み

善子「……」ボケー

ルビィ(今日はマルちゃんは図書委員で図書室に……)
ルビィ「ねえ、善子ちゃ――」

ピーンポーンパーンポーン

――一年A組津島善子さん 一年A組、津島善子さん
――生徒会室に来るように
――繰り返します 一年A組津島善子さん 生徒会室まで来るように

善子「……え」

ルビィ「……」サァァ

善子「……ルビィ、今の声、生徒会長よね?」

ルビィ「……」コクン

善子「誰でもなく呼ばれたのは、私よね?」

ルビィ「……」コクン

善子「やば……学校でシてるのバレたのかしら……」

ルビィ「そ、そんなこと、ないと思う……授業サボったのは、結局二回だけだから……」

善子「……取り合えずちょっと行ってくるわ……」

ルビィ「る、ルビィも――」

善子「今回はマジでここに居て」

ルビィ「……」コクン
0101名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/14(木) 20:05:25.58ID:7OliPVAw
――生徒会室

ダイヤ「……なぜ呼び出されたかわかる? 善子」

善子「……さ、さあ?」

善子(表情からは何も読み取れない)

ダイヤ「わたくしの妹のことよ」

善子「ル、ルビィの事? なにかあったの?」

ダイヤ「……正直、貴女には期待していなかったところはあるわ」

善子(は、話が見えない……)
0102名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/02/14(木) 20:05:55.38ID:FASyCXnH
ありがとうありがとう
0104名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/14(木) 20:09:51.33ID:7OliPVAw
ダイヤ「貴女と付き合いだして、堕天使がどうとか、そういう趣味に走るかと思っていたのよね、正直」

善子「はぁ……」

ダイヤ「でも、貴女と付き合っていく中で、どんどんルビィは変わっていったわ」

善子(エロくなったってことかしら)

ダイヤ「とても、明るくなったわ」

善子「……は?」

ダイヤ「まあ、ルビィの明るさを奪ってしまったのはわたくしの責任でもあるのだけれど」

善子「ちょ、ちょっと待って、話が良く見えないんだけど」

ダイヤ「あの子が昔はわたくしと同じように髪を伸ばし、お稽古ごとに励んでいたのは知ってる?」

善子「ええ……ルビィは『飽きて止めた!』って言ってた」
0105名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/14(木) 20:18:25.92ID:7OliPVAw
ダイヤ「そう……そんな風に言ってたのね」

ダイヤ「本当はね、そんな簡単な話ではないのよ」

善子「……」

ダイヤ「あの子は私に憧れていた。だから髪も伸ばしていたし、同じお稽古事に励んでいたの」

ダイヤ「でもね、ある日お稽古の先生が仰ったの」

ダイヤ「ルビィにはわたくしほどの才能がない、わたくしのようにはなれない、と」

善子(一瞬、形容しがたい、どす黒い感情が渦巻いたことを、私は認めた)

ダイヤ「それまでルビィは――わたくしと同じようにお稽古事をこなしていたと思っていたの」

ダイヤ「実際ルビィは普通以上はこなしていたのよ。でも、幼いルビィには厳しい一言だったのだと思う」

ダイヤ「それから堰を切ったように周りの目が変わった。いいえ、最初からルビィにはわたくし以外誰も――期待していなかったのね」

ダイヤ「わたくしはルビィを庇おうとして、ルビィが気に病まなくていいように、何倍もお稽古に励んだわ」

ダイヤ「結果として、ルビィとわたくしは益々差がついてしまった。そして、ある日、ルビィは言ったわ」

ダイヤ「もう全部辞める――と」
0106名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/14(木) 20:23:12.21ID:7OliPVAw
ダイヤ「そしてお父様は言ったわ。『勝手にしなさい』と」

ダイヤ「わたくしは自分の庇い方が間違えていたと分かったのは、ルビィが髪を切って私の前に現れた時だった」

ダイヤ「愚かな姉だったわ。ルビィから視線を遠ざけようとした結果、ますます追い込んでしまうだなんて」

ダイヤ「その日から、ルビィはあまり笑わなくなった。マルちゃんくらいじゃないかしら、自然と笑みを見せていたのは」

ダイヤ「それでも以前のルビィには戻らなかったけれど……」

ダイヤ「不思議なことに、貴女がルビィの前に現れた時から、あの子は変わりだした」

善子「……私と会ったから?」

ダイヤ「そうよ。とても美人な子が、浦女に居る、と。その日からルビィは随分と変わりだして――」

善子「私がルビィの告白を受けた日に――」

ダイヤ「久しぶりにわたくしの前で、笑顔を見せてくれたのよ」
0108名無しで叶える物語(庭)2019/02/14(木) 20:30:57.35ID:HJguN81T
あえてそう呼ばせたのかもしれんし
投下中に水差さんでもええやん?
0109名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/14(木) 20:31:34.47ID:7OliPVAw
ダイヤ「こんなに重い話をするつもりはなかったのだけれど」

善子「……私もこんな話を聞かされるとは思ってなかったわ」

ダイヤ「ふふ、そうよね」

善子(その後も生徒会長は何か言っていたけれど、私は受け流していた)

善子(ルビィが問いかける『一番の意味』)

善子(それは、恋というよりも『誰かにとっての一番でありたい』という気持ちではないだろうか)

善子(周りはあの子に期待の目を向けたふりをして、実際は最初から期待なんてしていなかった)

善子(そうやって裏切られたあの子は、今まで花丸以外に心を開くことはできなかったんだろう)

善子(それ私と出会い、ルビィは私に興味を持って、私も懐くあの子に『リトルデーモン』なんて名前を付けて特別扱いをしたから)

善子(……もう一度誰かを信じたいと、考えたんじゃないだろうか)

善子(誰かにとって一番で居続ければ、裏切られることは無い……それに私は選ばれたのでは、ないだろうか)

善子(それを、あの子は誰かの一番になりたいという感情を、恋だと思ったのでは、ないだろうか)
0110名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/14(木) 20:36:32.23ID:7OliPVAw
ダイヤ「善子」

善子「は、はいッ!?」ビクッ

ダイヤ「そういうわけだから、黒澤家の一族と近しい存在である以上、立ち振る舞いには一層気を付けて」

善子「りょ、了解です」ビシッ

ダイヤ「わたくしが言いたかったのはそれだけよ。授業中居眠りをしていると聞いたから。長話をして悪かったわね」

善子「……いや、別に。じゃあ、私はこれで」

ダイヤ「ええ。お昼の授業もしっかりね」ニコ

善子「はは、どうも……」クルッ スタスタ

ダイヤ「……あ、そうそう」

善子「はい?」クルッ

ダイヤ「学校では控えたほうが良くてよ?」ニッコリ

善子「失礼しましたっ!!!」バタン!


善子(殺されなかったのは、ルビィの恋人だったからだろうか)
0111名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/14(木) 20:43:36.61ID:7OliPVAw
善子(ルビィの気持ちは、たぶん世間一般の恋とは違う)

善子(裏切られた女の子が、もう一度他人を信じるための儀式)

善子(……なら、私はルビィを一番だと認めてあげなくちゃいけない……)

善子(今ルビィは、私に快感を与え、それで私をつなぎとめているように見える……)

善子(……なら、私はどうすべき? 今までみたいに、ルビィとあんな関係を続けていいの?)

善子(……答えは一つしかない。そんなことしなくても、私とルビィは付き合っていられるって事を)

善子(伝えないと――)
0117名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/15(金) 21:39:07.89ID:3qJEdjj8
――教室

善子「ふぅ」ガラッ

ルビィ「あ! 御帰り善子ちゃん!」パタパタ

善子「ただいま、ルビィ」

ルビィ「ど、どうだった? お姉ちゃん、怒ってなかった?」オロオロ

善子「……派手なことはしない方がいいと思う」

ルビィ「……ちょっと控えた方がいいかな?」

善子「私達、バレたら停学で済まないかもしれないことをしてるのよ……」

ルビィ「うん……そうだね」シュン

善子「……そういうことよ」

善子(……不承不承、といった様子のルビィに私は溜息を吐いた)
0118名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/15(金) 21:46:09.55ID:3qJEdjj8
――ルビィの部屋

ルビィ「……あれから全然シなくなっちゃった……」

ルビィ「なんでだろう……ルビィ、善子ちゃんのこと気持ちよくできてないのかな……」

ルビィ「……ルビィは善子ちゃんに触られるだけで……ん……」モゾ

ルビィ「……お腹の下が、ルビィの、ソコ、が、熱くなるのに……」モゾモゾ

ルビィ「今日は、一度も……できなかった……お昼休みの後なんて……っは、全然、お話も……」モゾッ

ルビィ「善子ちゃん……」

――ルビィっ♡ もう、いいからっ♡ もう、出ちゃうから、だめっ♡

ルビィ「……んっ……あ……」ジュン

ルビィ「思い出しただけで……こんな……」クチッ

ルビィ「……っ♡」クチュクチュ

ルビィ「ふっ……♡んっ……んぅ……♡」クチュ

ルビィ(わ……もう、下着、ぐしょぐしょ……♡)クチュクチュ
0119名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/02/15(金) 21:46:34.56ID:0xLVlHsY
待ってました
0120名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/15(金) 21:54:40.25ID:3qJEdjj8
ルビィ「はっ……♡ はっ……♡」グチュグチュ

ルビィ「……これ、もう……ジャマ……」シュル…パサッ

ルビィ「ふっ……んんっ!♡」グチュッ

ルビィ(すご――いっ♡ もう、前のルビィじゃ、ないんだっ♡)グチュグチュッ

ルビィ(善子ちゃんのでっ♡ ルビィのカタチ♡ 変わっちゃってる……♡)クチュクチュクチュ

ルビィ(自分の指――入れるなんてっ♡ 考えもしなかったのに……♡)

ルビィ「あっ♡ あっ♡ もっと……っ♡」グチュグチュッ!

ルビィ「善子ちゃん……っ♡」

ジシンガナクナッチャッテー コウカイバカリシテー
ムリナンテイッチャッテー コウカイスルクライナラ ゴーイングマイウエヘ!

ルビィ「っ!?」ビクッ

ルビィ(電話……?)オソルオソル
0121名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/15(金) 21:57:36.52ID:3qJEdjj8
ルビィ「も、もしもしっ!」

善子『ルビィ? 起きてた?』

ルビィ(善子ちゃん……!)

ルビィ「うんっ、起きてたよ! どうしたのこんな時間に」

善子『あー……そうね。ちょっと話がしたくて。今日は生徒会長に呼ばれた後あんまり話せなかったじゃない?』

ルビィ「うん……ルビィも、ちょっとお話したりないなぁって……」

善子「ふふ、ルビィもそう思ってたのね」

ルビィ「善子ちゃんもそう考えてくれてて、嬉しいな♡」
0122名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/15(金) 22:06:30.74ID:3qJEdjj8
善子『えー、それで、話したい事なんだけど』

ルビィ「うん……えっ?」トロッ

善子『ルビィ? どうしたの?』

ルビィ(あれ……♡すごい……善子ちゃんの声、聴いてるだけで……♡)トロ…

ルビィ(善子ちゃん……善子ちゃんッ♡)

ルビィ「ううん……っ、なんでもないよ……♡」

善子『そう? えっと、それで話したい事なんだけど……』

ルビィ(ふあ……♡ 善子ちゃんの声……ドキドキする……♡)クチュクチュ

善子『私はその……なんていうか。ルビィとそういうことしなくても、一緒に居たいって思うわけ』

ルビィ「うんっ……♡ルビィも――はぁっ――いっしょ、だよ♡」クチュクチュ
0123名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/15(金) 22:23:56.68ID:3qJEdjj8
善子『だからね、ルビィは別に無理なんてしなくていいの。そんな風に、私を気持ちよくしようなんて思わなくていい』

ルビィ「うんっ♡ あぁっ……はぁっ……♡」クチュクチュ

善子『私はルビィと付き合えて嬉しいって思ってるし』

善子『気持ちいことをさせてくれないから嫌う、なんてこともしない』

ルビィ(……?♡ 善子ちゃん、どうしたん、だろう……?♡ でも……付き合えて、嬉しいって、言ってくれた……♡)キュン

ルビィ「善子、ちゃん……♡」

善子『私は……私も、花丸も、生徒会長も、ルビィを裏切ったりなんてしない』

善子『だから、もっと素直になって良いのよ、ルビィ』

ルビィ(す、なお……善子ちゃんと、素直に……♡)ジュンッ…

ルビィ「うんっ……! 素直に、なるっ♡」グチュグチュッ!

善子『そう……それなら、良かった』
0124名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/15(金) 22:25:44.91ID:3qJEdjj8
ルビィ「はぁっ♡ はぁ♡ ねえ、善子ちゃん♡」グニュグニュ

善子『ん?』

ルビィ「ルビィ♡のコトっ、好き?♡」クチュクチュクチュクチュ!

ルビィ(善子ちゃんに……♡教えてもらった……トコロ……♡)ソッ……

善子『……世界で一番』

ルビィ(ルビィの……♡ 弱い、トコ……)クリ…

ルビィ「〜〜〜〜〜ッ!!!♡」ビクン

善子『ルビィのことが』

ルビィ(すご、い……♡ これで……っ♡ これで……!♡)

善子『大好きよ』
ルビィ「〜〜〜〜〜〜ぅくぅっ!!!!!♡♡♡」クリュッ♡ ビクビクビクンッ♡

善子『……こっぱずかしくなってきたわ……あー、お休み! ルビィ!///』

プツッ……

ルビィ「あ……♡ は……♡ すご、い……♡ クセに、なっちゃ……う、かも……♡」

ルビィ(善子ちゃん……素直になって良いって……言ってたな……♡)

ルビィ「ルビィ、もっと、善子ちゃんと……えっち、したい……♡」

――ルビィはもっと、善子ちゃんと、気持ちよく、なりたい……♡
――善子ちゃんのことが、大好きだから……♡
0125名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/15(金) 22:27:02.85ID:3qJEdjj8
つづく
0131名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/02/17(日) 10:16:31.40ID:kKiU40Pg
待ってますわ
0137名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/17(日) 22:57:33.25ID:8k+OBXs/
――翌日 教室

善子(それにしても昨日のルビィ、やけに色っぽかったわね……)

善子(声が明らかにヤってる時のそれだったし)

善子(時々ちょっと水音もしてたし……)

善子(まさかあの子、私の声で、オナ――!?///)ムラッ

善子「だっ、そ、そんなことあるわけないでしょ!?」

ガラッ

ルビィ「おはよう善子ちゃん?」

善子「あっ、る、ルビィ!? お、おはよう!」ガタガタッ

ルビィ「どうしたの? 善子ちゃん、そんなに驚いて……」
0139名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/17(日) 23:04:19.09ID:8k+OBXs/
善子「な、なんでもない! なんでもないわ……それより昨日は悪かったわね。急に電話なんてしちゃって」

ルビィ「ううん、ルビィ、嬉しかったよ! ルビィ、昨日あんなコト善子ちゃんに言われて、すごく嬉しかったんだぁ」ニッコリ

善子「……あれは、私の本心だから。ルビィはただ、自分に素直でいてくれていたらいいの」

ルビィ「うん! だからルビィ、自分に素直になるよ!」

善子(……意外に物分かりがいいのね……いや、元から十二分に素直だものね)

ルビィ「えへへ、だからね――?」

ガラッ

花丸「おはようルビィちゃん、善子ちゃん」

善子「おはよう花丸」

ルビィ「おはようマルちゃん!」

花丸「二人とも何かお話してたの?」

ルビィ「うん! 昨日から電話でおしゃべりしてて、その続き!」

花丸「あ、もしかして寝不足の原因ってそれ?」

ルビィ「えへへ……」

善子「えっと、ルビィ? さっき――」

ルビィ「――お昼休みに、また……ね??」ニコ

善子「っ!?」ドキッ
0145名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/02/18(月) 08:15:51.98ID:HWrbzMac
待ってるよー
0147>>124から(たこやき)2019/02/18(月) 19:37:56.45ID:y1wZSmqx
――翌日 教室

善子(それにしても昨日のルビィ、やけに色っぽかったわね……)

善子(声が明らかにシてる時のそれだったし)

善子(時々ちょっと水音もしてた)

善子(……まさか)

善子(まさかあの子、私の声で、オ、オナ――!?///)ムラッ

善子(だっ、そ、そんなことあるわけないでしょ!?)

ガラッ

ルビィ「おはよう善子ちゃん♡」

善子「あっ、る、ルビィ!? お、おはよう!」ガタガタッ

ルビィ「どうしたの? 善子ちゃん、そんなに驚いて……」
0148名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/18(月) 19:39:13.11ID:y1wZSmqx
善子「な、なんでもない! なんでもないわ……それより昨日は悪かったわね。急に電話なんてしちゃって」

ルビィ「ううん、ルビィ、嬉しかったよ! ルビィ、昨日あんなコト善子ちゃんに言われて、すごく嬉しかったんだぁ」ニッコリ

善子「……あれは、私の本心だから。ルビィはただ、自分に素直でいてくれていたらいいの」

ルビィ「うん! だからルビィ、自分に素直になるよ!」

善子(……意外に物分かりがいいのね……いや、元から十二分に素直だものね)

ルビィ「えへへ、だからね――♡」スッ

善子「え?」

ガラッ

ルビィ「――」サッ

花丸「おはようルビィちゃん、善子ちゃん」 ニコ

善子「おはよう花丸」

ルビィ「おはようマルちゃん!」 ニッコリ

花丸「二人とも何かお話してたの?」

ルビィ「うん! 昨日から電話でおしゃべりしてて、その続き!」

花丸「あ、もしかして寝不足の原因ってそれ?」

ルビィ「えへへ……」

善子「えっと、ルビィ? さっき――」

ルビィ「――お昼休みに、また……ね?♡」ニコ

善子「っ!?」ドキッ
0149名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/18(月) 19:42:40.85ID:y1wZSmqx
――昼休み

花丸「じゃあマル、図書室の開放の当番だから図書室行ってくるね」

ルビィ「いってらっしゃい!」フリフリ
善子「ん、行ってらっしゃい」

花丸「次移動授業だけど二人は先に行ってて!」パタパタ

ルビィ「行っちゃった」ションボリ

善子「残念そうね」

ルビィ「三人でお昼食べるの好きだから……」

善子「まあ、そうね。花丸、聞き上手で話し上手だから一緒に居て楽しいわよね」

ルビィ「……」ムゥ

善子「……あんたが三人でって言ったんでしょ……」
0150名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/18(月) 19:48:47.28ID:y1wZSmqx
ルビィ「ふんだ、善子ちゃんはルビィよりマルちゃんの方が好きなんだ!」プイッ

善子「あのねぇ、昨日言ったでしょ。世界で一番ルビィが好きだって」

ルビィ「!!!!」カァァァ!!

ルビィ「ずるいよ善子ちゃんは……ずるい……///」

善子「堕天使なのよ? ずるくてちょうどいいくらいよ」

ルビィ「その割に耳が赤いよね?」

善子「……それより朝、ルビィは何を私に言おうとしたの?」

ルビィ「善子ちゃんってば、ゴーイン♡」

善子「話題の替え方の話よね?」

ルビィ「じゃあそのお話の前に……先にお昼ご飯をさ、食べちゃおうよ♡」ニコ…

善子「っ……そうね、そうしましょうか」ドキ
0151名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/18(月) 20:24:15.42ID:y1wZSmqx
――視聴覚室

善子「で、ご飯食べたら移動授業の教室に一番乗りってわけね」

ルビィ「えへへ、視聴覚室ってなんだかワクワクするよね」

善子(確か先週次の授業の先生が出張で居ないから、視聴覚室で英語の映画を観て英語の聞き取りの授業……だっけ)

善子(大概適当よね)

善子「まあ、次の授業は映画見るみたいだし、眠るために最後尾の席を取った――ってわけじゃないわよね?」

ルビィ「……ねえ、善子ちゃん?♡」ソッ

善子「待った!」グイ

ルビィ「? なぁに?」

善子「スカートから手を離しなさい。私、昨日言ったわよね――」
ルビィ「素直になって良いって――んっ」チュッ

善子「んっ!?」

ルビィ「んっ……♡ はぁ……ん、ちゅ――♡」

善子「はっ……ちょ、ルビ……ん――っ、だからっ」
0152名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/18(月) 20:29:51.46ID:y1wZSmqx
ルビィ「……ぷはっ♡」

善子「ル、ビィ……」

善子(私とルビィの唇を繋ぐ透明の糸が、やけに粘っこく見えた)

善子「ルビィ、だから……昨日、私……」

ルビィ「善子ちゃんの声で、イったんだぁ……♡」ニコ…

善子「っは?」

善子(なにが、とは聞き返せなかった)

善子(ただ、この目の前の、ルビィを、滅茶苦茶に、欲望のままに犯したいという感情だけが逆巻いていた)

ルビィ「凄く持ち良かったんだ……♡ 善子ちゃんが私を想って呼んでくれる声……」

ルビィ「ルビィ、それだけで……♡」ピラッ

善子「ル、ビィ……?」

善子(我が目を疑う――というのは、こういう事なのだろうか)
0155名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/02/18(月) 22:09:15.17ID:HWrbzMac
ありがとう
0158名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/19(火) 19:19:18.13ID:4lT7t4AV
善子(立ち上がり、スカートをめくったルビィのソコに、いつも見る淡いピンク色の布切れはなかった)

善子(そこにあったのは、赤く花を咲かせたミルク色の肌に、とろりと流れていく、艶やかな、かすかな粘りを持つ、水……)

善子「ル、ルビィ……」ドクン

ルビィ「ねえ、善子ちゃん……ルビィ、今日、一日……ずぅっと」

善子(シたい。この小柄で、小動物みたいで、どこまでも天使のような笑みを浮かべる可憐な――)

ルビィ「このカッコだったんだぁ……♡」

善子(シたい。シたい。後ろからただ思う様に突いてやりたい。きっとルビィは喜んで腰を振る)

善子(だめ。それをすれば、ルビィは尚更繋ぎ止める為にカラダを投げ出す!)

善子「――ッ!」ギリッ

ルビィ「ねえ善子ちゃん――シよ?♡」

善子「だ、だめ……」

善子(シたい。シたい。ルビィと、シたい……っ♡)
0159名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/19(火) 19:25:44.59ID:4lT7t4AV
ルビィ「ねえ、善子ちゃんのソコ、すっごく辛そう……」ソッ

善子「ルビィ、だめ――あっ♡」ビクンッ

ルビィ「ふぁぁ……♡ 善子ちゃんの、もう……すごい……♡」サワッ

ルビィ「善子ちゃん、ルビィでこんなにしてくれるんだね……♡」シュッシュッ

善子「る、びぃ……♡」ビクビク

ルビィ「ほら、みて……♡ 善子ちゃんが今までいっぱい触ってくれたから……♡」スッ

善子「あ、あぁ……」
善子(ルビィの痴態から、目が離せない。制服の上から主張する二つの突起が……)

ルビィ「わかる……?♡ 制服の上からでも……ルビィのえっちなちくび……もうこんなに……♡」

善子「っ!」クリッ

ルビィ「ひゃっ♡ あっ♡ すごっ い♡」ピクン ビクンビクン

善子「ルビィ……ッ!!」
善子(これ以上は理性が――保てない)
0160名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/19(火) 19:30:19.20ID:4lT7t4AV
――ザワザワ ワイワイ

善子「っ!?」

ルビィ「あはっ♡ もう人がきちゃったね……?」

善子(助かった……助かった。もうちょっとで押し倒すところだった……でも)

善子(だめ――今日は、もう無理……ルビィとシたくて……もう……♡)

善子「ルビィ、今日、放課後……」コソッ

ルビィ「……♡」ニコ…

ガラッ

モブA「あー! よっちゃんたちはやーい!」

モブB「先に特等席とられちゃったー……」

モブA「その席先生から見えにくいとこなんだよね〜」

善子「あ、安眠を確保する為よ!」

ルビィ「善子ちゃん……寝ちゃだめ、だよ?」メッ

モブB「ルビィちゃんに怒られてんの!」

善子「ほっときなさいよ!」
0161名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/19(火) 19:33:42.59ID:4lT7t4AV
先生「じゃあ流しますから、映画の内容をきちんと見て聞き取る事〜」

善子(花丸、帰ってくるのが遅かったから遠い席になったわね……)

ルビィ「〜♪」

善子(にしてはルビィはご機嫌なのね……はぁ……だめね私……)

先生「じゃあ電気を消してくれますか、津島さん」

善子「あ、はい」ガタッ

パチッ

先生「じゃあ再生〜」

善子「……」
ルビィ「……」
0163名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/19(火) 20:04:52.17ID:4lT7t4AV
――授業半ば

善子(後ろから見てると結構寝てる人いるわね……先生も船漕いでるし)

ルビィ「……」

善子(ルビィも授業中は真面目――んっ!?)

ルビィ「……」サワ

善子(ちょ、ルビィ!? んっ……なにして……)

ルビィ「……♡」ニッ シュッシュッ♡ シュッシュッ♡

善子「る、るび――んっ♡」ビクビク

善子(やばい……♡ さっきまで……収まんない……)ビクンビクン

ルビィ「っ♡ っ♡」シュッシュッ

善子「ぐっ……」ギリッ

ルビィ「……♡」ソッ

善子(ルビィが私の耳に口を寄せる。ルビィの匂いが一段と強くなる)

善子「あ、あんた――」ハァ ハァ

ルビィ「ねえ、善子ちゃん……さわって?♡」ニマ…

善子「――っは」

善子(私の右手が、ルビィへ伸びていくのを、私は止められなかった)
0164名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/19(火) 20:52:59.52ID:4lT7t4AV
ルビィ「ふぁっ♡」

善子(私はルビィの甘く濡れたソコの入口を指で撫でる)

善子(それだけでルビィは甘ったるい声をあげた)

善子「あんた、声――んっ♡」

善子(ルビィのソコに意識を持って行かれていたけれど、ルビィの小さな手が私のそれを甘くつかんだまま――)

ルビィ「善子ちゃんこそ――あっ♡ こ、え、抑えなきゃ……ね?」

善子「ルビィの癖に――生意気……ッ!」

ルビィ「ふ――ぅ"♡ 〜〜っ♡」

善子(ルビィの愛液を指ですくって、指を少しだけ入れて、入り口を甘く撫でてやる)

ルビィ「よしこ、ちゃ――はっ♡ んっ――んん"っ♡」

善子(声を抑えようとして余計に、その声は甘ったるく、艶やかに私の耳朶を打った)
0165名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/19(火) 20:54:41.35ID:4lT7t4AV
ルビィ「ん――はっ♡ ん――」クチュ…

善子「るび、なにして――」

善子(快感にこらえながら、ルビィは私のソレに顔を近づける)

善子(咥えるのかと思ったら、ルビィの口からはイチゴみたいな赤い舌がちろりと見えて)

ルビィ「ん――べ……♡」トロッ……

善子「ルビ――んっ!?♡」ビクビク

善子(ルビィの唾液が、私のソレを濡らす)

善子(咥えられている時と違う、冷たくて熱い感覚が快感となって私の背筋を駆け巡る)

善子(そしてその唾液が潤滑油となって、更にルビィの小さな手が激しく上下に動く)

ルビィ「ほら……きもち、いい?♡」シュッシュッ♡

善子「あ”……う”――♡」

善子(頭の中が明滅する――♡)
0166名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/19(火) 21:01:09.29ID:4lT7t4AV
ルビィ「ほら、もっと――ああ"っ♡」グニュッ

善子「なま……いき、なのよ……」クリュクリュ

善子(指をさらに奥まで挿入れて、ナカのザラザラしたところを執拗に擦った)

善子「容赦――♡ しない、わ……♡」

善子(息も絶え絶えになってこんなセリフはバカバカしいと思ったけれど)

善子(ルビィは上目遣いに私を見つめて、熱に浮かされた瞳で呟いた)

ルビィ「もっと――シて?♡」シュッシュッ♡

善子「は――あっ♡」ビクビク

ルビィ「もっと――つよく♡ んー……」チュッ

善子(私のそれに、ルビィの小さな唇が触れて――そのまま赤い舌が、私のソレの先っぽに触れた)
0167名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/19(火) 21:03:28.43ID:4lT7t4AV
つづく
0172名無しで叶える物語(家)2019/02/20(水) 08:21:07.91ID:4Ae1tFv4
何故まだこのスレが…?と思ったらしゅごいことになっててわろた
どうか最後まで完走を
0174名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/02/20(水) 19:26:26.23ID:YqmVt0AY
面白い
0175名無しで叶える物語(湖北省)2019/02/20(水) 19:33:39.58ID:NtmPLh8i
ちょっとやらしすぎやしませんかね?いいぞ、もっとやれ
0176名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/20(水) 20:27:01.86ID:/Ct0l44K
善子「はぁ――うぁ"っ♡」ビクン!!

ルビィ「んっ……んっ♡ んっ……んっ……♡」チロチロ

善子(ルビィは私のソレを咥えることは無く、ちろちろとアイスを舐めるように)

善子(舌先だけで私の気持ちいい所に刺激を与えてきた)

ルビィ「えへへ……♡ 善子ちゃん、顔、とろっとろ……ひゃうっ♡」ビクン

善子「はー♡ はー……♡ るびぃ、もう、いいかげんに……」クチュクチュ

善子(流石にこれ以上は本当に不味い――そう思って、ルビィの中で指を動かしながら――)

善子(ぷっくりと浮き上がった、クリトリスを出来る限り柔らかく、執拗に責め立てた)

ルビィ「あ"っ♡ あ”っ♡ だめっ、よしこちゃ――♡」ビクビク シュッシュッ♡

善子「ふっ――♡ ふっ――♡ ふぅっ――くぅっ♡」クチュクチュ ビクビク
0177名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/20(水) 20:35:18.43ID:/Ct0l44K
善子(映画の内容なんてもうこれっぽっちも頭にどころか、耳にも入っていなかった)

善子(周囲の机の生徒はみんな寝ているかうとうとしているか)

善子(監督するはずの先生は舟を漕いでいて)

善子(俯いてお互いに体を震わせくぐもった声で嬌声をあげる私達が)

善子(机の下でどんな痴態を晒しているかなんて)

善子(誰一人として知ることは無い)

ルビィ「はっ♡ あぁ♡ んっ――んっ♡ もう――るび……ぃ♡ んぅっ……♡」ビクビクビクンツ

善子「あっ♡ あぁっ♡ るび――♡ わた、し、もう……♡ だから――」ビクビクビクンツ

善子(ここで出したら、本当にもう取り返しがつかない)

善子(私はもう背筋を駆け巡る『吐き出したい』という欲求を抑えられずにいた)

善子(だから、情けない声で私はルビィに懇願した)

善子(これ以上は、ルビィの手が気持ちよすぎて我慢できないと『素直』に伝えてしまった)
0178名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/20(水) 20:49:20.75ID:/Ct0l44K
善子「るび……ぃ♡ もう、むり……でちゃ、う……っ♡ だめ……やめてっ♡」

善子(その時のルビィの顔を、私は一生忘れない)

ルビィ「……〜っ♡♡♡」パァァ

善子(こんな異常な状況、変態的な行為、そんな中、ルビィの笑顔はあまりにも似つかわしくなかった)

善子(私がルビィに愛をささやいた時の笑顔。髪を指で梳いて、そのまま口づけしたときの笑顔)

善子(情欲に浮かされた顔色でありながら、ルビィの笑顔には明らかな健全な笑みがあった)

ルビィ「だしていいよ……♡るびぃの……」

善子(ルビィの指が、口に伸びる)

善子(そのまま口の端を、ルビィの指が広げていく)

善子(つぅ、と糸が重力に従って――)

ルビィ「おくちのなかに……♡」ハァ……ハァ……

善子(出していいんだ。ルビィに。私の欲望を。出していいんだ。私の、精を)

善子(出したい。イきたい―――♡ イきたいイきたいイきたいイきたい♡♡♡)

善子(ルビィに受け止めてほしい!!!!♡♡)
0179名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/20(水) 20:57:46.39ID:/Ct0l44K
善子「るび――ぃぅ"っ♡」グプッ

ルビィ「むぐっ!?♡ んんーっ♡ んむっ♡」グプッ グプッ グプッ

善子「はぁっ♡ ああぁっ♡ ああああっ♡」クチュクチュクチュクチュ

ルビィ「んっ♡♡ むぐっ♡♡ んむぅっ♡♡ んぶっ♡♡ んんんっ♡」グプグプグプグプッ♡♡

善子(私はルビィのナカのざらざらしたところを責め、クリを優しく、けれどねちっこく責め立て)

善子(ルビィは私のソレを咥内で、舌で溶かしつつ、私の服の上から手を入れて、ブラの隙間に手を入れて、乳首を責める)

善子(お互いにもう限界が近いことが分かって、私達は同時に、お互いに、一番強い快感を与えあった)

善子「るびぃ♡るびぃっ♡♡ だめ、だめ、だめっ るびぃっ♡♡」ドクン
ルビィ「んんっ♡ んぶぅっ♡♡ んぐっ んぐっ ふぁ、はっ♡ んんんっ♡」グチュッ!

善子「―――――っぁあああっ♡」ドクドクドクッ!
ルビィ「んむぅ――――――っ♡♡♡♡♡」ビクビクビクンツ♡
0180名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/20(水) 21:09:11.08ID:/Ct0l44K
キーンコーンカーンコーン

先生「ん……お、おぉ、はいじゃあ終わりーっ。プリント前から回しますね。これが宿題です、次の授業までにやってくることー」

善子「はーっ♡ はーっ♡」

ルビィ「んくっ♡♡ んくっ……♡ んくっ……♡」コクン コクンコクン コクン

善子「は……んっ♡ んんっ♡」

ルビィ「ふぁ……♡ でてる……♡♡ いっぱい……♡」チュウーッ コクンコクン
0181名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/20(水) 21:10:45.66ID:/Ct0l44K
モブA「ふぁー……うげー私全部寝てたからわかんねー! よっちゃんルビィちゃん、ほいプリントー……」クルッ

モブB「あれ? ルビィちゃん……? どっか行った?」

善子「えっ?♡ あっ、ああっ♡ えっと……!?」

ルビィ「んんっ!♡ るびぃ、い、いっぱい、寝ちゃったぁ!♡」ガバッ

モブB「わーまさかの膝枕!? 二人とも授業中にお盛んですなぁ!」

善子「!? そっ、そんなことないわよ!? ねぇ!?」

ルビィ「そ、そうだよ! つ、ついルビィ、寝ちゃっただけで!!」

モブA「……なんか二人とも顔赤い……? なんだよ付き合いたてのカップルかよ! うへーカワイイなぁ!!」

ルビィ「あ、ははは……♡」

善子「ハハハ……」

善子(……正気に戻れば、私達はなんてことをしていたんだろう。本当に、バレていないだろうか……)

ルビィ「……♡」ニマァ……

善子「……っ」ドキッ

善子(前の席の二人が前を向いた瞬間、ルビィが口を開いた)

ルビィ(ほ う か ご た の し み だ ね)

善子(出し切って、ルビィに全部飲ませたはずなのに)

善子(私のソレは、ルビィの表情に反応していた)

善子(そして私は、ルビィと学校のどこで、どんなふうにシようかと、考えていた……)
0182名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/20(水) 21:14:13.86ID:/Ct0l44K
つづく
0187名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/02/20(水) 22:54:15.00ID:YqmVt0AY
うはあ〜いいですわ|c||^.- ^||
0191名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/21(木) 23:28:07.44ID:KJL6zN6W
――放課後

善子「ルビィ、来て」グイッ

ルビィ「あっ、善子ちゃ――」ガタッ

善子「――はぁっ、はぁっ」ガラッ

ルビィ(ルビィの手を引いて廊下を歩きながら、善子ちゃんはどんな顔をしているんだろう♡)

ルビィ(ルビィは善子ちゃんの初めてじゃないけれど……)

ルビィ(今の善子ちゃんは、もうルビィとえっちしたいって気持ちで頭がいっぱいのはず……♡)

ルビィ「ねぇ、善子ちゃん……ドコいくの……?♡」

善子「……っ、すぐわかるわ」チラ

ルビィ(もう全然余裕なんてない善子ちゃんの顔が、肩越しに見える……♡)

ルビィ(鋭く細められた吊り目で見つめられて、ルビィのカラダの奥が、善子ちゃんを求める――♡)
0193名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/21(木) 23:32:04.17ID:KJL6zN6W
ルビィ「――っはぁ……んっ♡」

ルビィ(善子ちゃんに見つめられるだけで、善子ちゃんを受け入れる為の準備を体が始めちゃう……♡)トロッ…

ルビィ「善子ちゃん……っ♡」

善子「っ……ルビィ……♡」

ルビィ(ここが廊下じゃなくてどこか人目の少ない場所だったら――)

ルビィ(善子ちゃんはもう抑える気なんてなくて、ルビィも善子ちゃんを受け入れて、ルビィは――♡)ゾクゾク

ルビィ(あぁっ……♡善子ちゃん……大好きだよ……♡)
0196名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/21(木) 23:43:47.04ID:KJL6zN6W
――空き教室

ルビィ「空き教室……こんなところ、あったんだね……」

善子「たまたま……見つけたのよ」サスサス

ルビィ(ウソ、だね♡ きっとルビィと学校でするために、善子ちゃんは探していたんだ)

ルビィ(……嘘を吐くときの癖、善子ちゃんは絶対前髪をいじるの……♡)

善子「カギ、閉めるわね――」スッ…
ルビィ「まって」ギュッ

善子「っあ♡ ――な、なによ、どうしたの……?」

ルビィ(手を握るだけで善子ちゃん……もう息が熱い……♡)

ルビィ「人が来ないなら……ドア、閉める必要なんてないよね……?♡」

善子「……っる、ルビィ……わたし、容赦しないわよ……♡」
0197名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/21(木) 23:44:41.53ID:KJL6zN6W
ルビィ(興奮と欲望でギラギラした善子ちゃんの目に見つめられて――♡)

ルビィ(ルビィの体の中が、善子ちゃんを呼んでる……♡)

ルビィ(善子ちゃんのカタチ、大きさ、そのものの形を覚え込んだ、ルビィのカラダ……♡)

ルビィ(最期に善子ちゃんを――♡欲望のままに突き動かさせるための、魔法のコトバ……♡)

ルビィ(っはぁっ……この瞬間が、たまらなく、すき……♡)

ルビィ「善子ちゃん……」ハァハァ

ルビィ(善子ちゃんを、誘う瞬間――♡)

善子「――っ♡」ゴクッ

ルビィ(あつい吐息をいっぱい含ませた、ルビィが出来る、いちばん甘くて切ない声……)

ルビィ「きて……?♡」
ルビィ(……善子ちゃん……好きだよ♡)
0198名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/21(木) 23:45:25.65ID:KJL6zN6W
つづく
0209名無しで叶える物語(家)2019/02/23(土) 08:44:54.07ID:apBgY1lY
えっちなことにズブズブハマっていっちゃう様が似合うカプ。よしルビ
0217名無しで叶える物語(SB-iPhone)2019/02/25(月) 12:09:40.51ID:rfJqFzs+
落とすな…
0218名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/02/25(月) 12:50:48.34ID:M1KizxH/
落としてはならん
0223名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/02/25(月) 20:46:25.09ID:rf3CQ5ex
お大事にねゆっくり待ってるよ
0228名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/02/27(水) 13:30:20.93ID:7iTU/QHx
|c||^.- ^||
0229名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/27(水) 22:34:26.97ID:k3Q8cgPi
善子「――ルビィっ!」ガバッ

ルビィ「きゃっ♡」

ルビィ(いつもなら必ずしてくれるキスもなくて――)

ルビィ(ルビィは壁に押し付けられてしまって――♡)

ルビィ「はぁ……ん♡ よしこちゃ、ん……♡」

善子「ごめ――きょう、ほんと、むりかも――♡」ギラギラ

ルビィ「〜〜〜っ♡」

ルビィ(初めて観る、善子ちゃんの、目――獣の様に猛り狂った、快楽に突き動かされる善子ちゃんに――♡)

ルビィ(ルビィのカラダは――カラダは――っ♡)

ルビィ「ひゃぅっ!♡」
0230名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/27(水) 22:39:35.67ID:k3Q8cgPi
ルビィ「よしこ、ちゃ――♡」

善子「窓枠に両手置いて」

ルビィ(有無を言わせない善子ちゃんの言葉に、ルビィは悦んで従う――♡)

ルビィ(丁度いい高さに窓枠があったから、そこに両手を掛ける)

ルビィ(善子ちゃんが何を望んでいるかなんてわかる――)

ルビィ(そのままルビィは足を開いて、腕を伸ばして、ぺこんとお辞儀をして――)

ルビィ(ちょうど善子ちゃんに――お尻を、突き出す姿勢になって――♡)

善子「――ッ!」グッ

ルビィ「善子ちゃん、はずか――」

ズプッ

ルビィ「んん"っ!?♡」
0231名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/27(水) 22:46:57.33ID:k3Q8cgPi
ルビィ(おっ、くま――で♡ きっ――たぁ……ぁあ"♡)ガクガク

ルビィ「はっ……あぁ"……♡ よしこ、ちゃ――」フルフル

善子「……っ♡」ゾクゾク

ルビィ(ルビィのナカが――善子ちゃんのでいっぱいになる――♡)

ルビィ(善子ちゃんしか知らない、善子ちゃんだけを受け入れる、ルビィの大切なトコロ……♡)

ルビィ(あ、ああ――っ♡ これが――しあわせ……♡)キュウ…

善子「うあっ♡ るび、しめつけ――♡」ブルッ

ルビィ「よしこちゃん――すき……♡」

善子「――っ!♡」ゾクゾクゾクッ
0232名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/27(水) 22:53:51.70ID:k3Q8cgPi
ルビィ(目に見えなくても、カラダのナカだから、目で見るより……わかるの♡)

ルビィ(善子ちゃんがすっとルビィのナカから出て行って――♡)

ルビィ(さきっぽだけが、ルビィのナカにいる――♡)

善子「――っふ♡ っ♡ んっ♡ ふっ♡ はっ♡」グチュグチュッ

ルビィ「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ う"っ♡」

ルビィ(ルビィのナカで、先っぽだけが、ルビィに気持ちいいことを教えてくれる――♡)

ルビィ「よしこ、ちゃあん――♡ それ♡ だめ♡ んぅっ♡」

善子「ルビィ♡ これ♡ 好きよねっ!♡」

ルビィ「先っぽだけで♡ いやっ♡ なのっ♡」

ルビィ(悩ましい。物足りない。こんなにも好きで満ち溢れてるのに。善子ちゃんが欲しい)

善子「はっ♡ んっ♡ じゃ――あ♡ ルビィ――!♡」グッ

ズプッ

ルビィ「うう"う"あ"っ♡ あ、あ"あ、あああああっ……♡」ガクガク
0233名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/27(水) 23:02:03.83ID:k3Q8cgPi
善子「ルビィっ♡ ルビィ♡ ルビィルビィルビィるびぃるびぃっ!!♡」

ルビィ(善子ちゃんがルビィの名前を呼んでくれる)

ルビィ(ただそれだけでも体中が、心の奥の奥から、好きという気持ちと嬉しいっていう気持ちが溢れてくるのに)

ルビィ(それ以上に今、善子ちゃんがルビィだけを見て、恋人同士だけが出来る、トクベツなことをしてる)

ルビィ(今だけは、ルビィが善子ちゃんだけのもので――善子ちゃんがルビィだけのひと――♡)

ルビィ「ん"っ♡ あ"っ♡ んぅ"っ♡ あっ♡ よっ♡ しこ♡ ちゃ♡」

ルビィ(ルビィのナカが善子ちゃんので満たされるたびに、ルビィの頭の中は幸せと気持ちよさでめちゃくちゃになる)

ルビィ(幸福感と快感で満たされる頭と、善子ちゃんで満ちるルビィのナカで――♡)

善子「ルビィっ すき すきよ」

ルビィ「あ、あああ あああっ」
0234名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/27(水) 23:08:13.79ID:k3Q8cgPi
ルビィ(夢にまで見た、善子ちゃんの『すき』っていう言葉が、いま私に降り注ぐ)

ルビィ(善子ちゃんの『すき』に答えたくても、言葉にはならない)

ルビィ(絶え間なく降り注ぐ快感と幸福感で、私はただみっともない嬌声が喉の奥から漏れ出るだけ)

ルビィ(カラダは善子ちゃんに与えられるすべてを快感と幸せに変換して――)

ルビィ(ココロはもう、善子ちゃんのことで塗りつぶされて――)

善子「るびぃ――もう――わたし――」

ルビィ(ルビィはもう何回イっちゃったかな……? 善子ちゃんに名前を呼ばれるだけで、もう全身の震えが止まらない――)

ルビィ「ふっ う" ん ――ふぁ あ"」

ルビィ(まともな声なんて出ない。でも、善子ちゃん――ひとつだけ――ひとつだけ――)

善子「るびぃ……っ」グイッ

ルビィ「あ」
0235名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/27(水) 23:15:27.96ID:k3Q8cgPi
ルビィ(埃っぽい教室の床に押し倒されて――)

ルビィ(ぱちりと、善子ちゃんと目が合う)

ルビィ(きりりと吊り上がった目じり。青みがかった黒髪。紫に燃える瞳)

ルビィ(そう、最後は――善子ちゃんの顔を見ていたかった――)

善子「るびぃっ るびぃ っあ あああああっ」

ルビィ(善子ちゃんのカラダが、全身が、震えて――)

ルビィ「ふああぁっ」

ルビィ(今までで一番強い一突きで、ルビィも、善子ちゃんも、果てる――)

善子「……は ぁ るび、ぃ――ふっ あ……んっ……」

ルビィ「よ、しこ ちゃ ふぁ、――んっ」

ルビィ(朦朧とする意識の中で、唇に伝わる暖かさだけが、全身にひろがっていって――)
0236名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/27(水) 23:23:17.91ID:k3Q8cgPi
善子「ルビィ――」

ルビィ「よしこ、ちゃ――」

ルビィ(ルビィの唇から離れた善子ちゃんの目に浮かんでいたのは、なみだ――?)

ルビィ(確かめたいと思ったけれど、もう、ルビィの目は閉じてしまって――)

ルビィ(よしこちゃん、どうしたの――)

善子「――……」

ルビィ(起きたら、聞かせてね――)
0237名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/27(水) 23:23:31.26ID:k3Q8cgPi
つづく
0241名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/02/28(木) 09:31:13.81ID:b2mGkXOk
ありがとう!待ってたよ!!
0245名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/28(木) 23:30:07.30ID:xqZJE20l
――善子の部屋

善子「あー……なにやってんのよ……私……」ボスッ

善子(家に帰ってベッドにもたれ込むと、それまで我慢していた自己嫌悪の波が私を襲う)

善子「……こういうことしなくても私はルビィの恋人で居たい、ってことを伝えるんじゃないの……?」

善子(なのに結局、私はルビィに甘えてる。ルビィに甘えて、気持ちのいい方へ、気持ちのいい方へ……)

善子「ああもうっ!!」ボスッ

善子「あああああ!! これじゃあルビィがますますそういうコトで私の一番でいようとするじゃない!!」ボスボスボス

善子(殴りつけたクッションより、本当は私の顔を殴ってやりたかったけど、わが身可愛さでそれはできなかった)

善子「私……馬鹿だな……」

善子(……本当にバカだ……ルビィのこと、思いやれてない……)

善子(ルビィにとっての本当の幸せを、私はちゃんと考えなきゃダメなのに……)
0246名無しで叶える物語(たこやき)2019/02/28(木) 23:39:14.04ID:xqZJE20l
善子「ルビィにとっての幸せ……」

善子「ルビィにとっての一番は『私』じゃなくてもいい」

善子「ルビィが心の奥底で望んでる一番の幸せは、私の恋人で居ることじゃない」

善子「ただ何の気後れもなく、他人を信じることが出来るようになること……」

善子「……そのために今、私はいる。勘違いするな、津島善子!」パシン!

善子(私がルビィを好きでいることは、二の次!)

善子(好きなんだからこそ、ルビィの一番の願いを叶えられるように努力する!)パシン!

善子(自分の両手で叩いた頬が、ヒリヒリと痛みを訴える)

善子「ルビィが私を好きだって言って、私にそういうコトをさせてくれるのは」

善子「私が勝手にルビィを特別扱いなんてするから、その気にさせてしまっただけ!」パシン!

善子(もし私がルビィを裏切るようなことをすれば……それこそ取り返しがつかなくなる)

善子(本当にルビィは花丸以外一生信じない生き方を歩むかもしれない)
0247名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/01(金) 00:02:04.06ID:rq0m2fNJ
善子「……その為にも、とにかくルビィに無理をさせない」

善子「……それに、今日のことが生徒会長にバレたら本気で私、駿河湾に沈められるかもしれないし……」

善子「……とにかく。肉体関係なんてあんまりなくていい! ただとにかく! 健全に!」

善子「健全にルビィの恋人でいなきゃ!」

善子(ケンゼン……今まで自分たちの行いが如何に不健全かを思い知る)

善子(こう、もっとお天道様の下で出来るようなことを、ルビィとしよう……)

善子(私の中での健全なお付き合いというものを十秒考えて、すぐさま私は携帯電話をひっつかんだ)
0248名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/01(金) 00:04:26.46ID:rq0m2fNJ
善子「……あ、ルビィ? うん、私」

善子「あーまって、今それはだめ、電話持ってない方の手は頭の上に」

善子「ウン。ウン……そうそう。偉い偉い」

善子「えーと、それで、そう。今週の日曜日、デートに行きましょう」

善子(それ以外に、健全なお付き合いというものは思いつかなかった)
0249名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/01(金) 00:04:34.94ID:rq0m2fNJ
つづく
0255名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/03/01(金) 16:15:53.77ID:SyC2Is0M
ありがとう😊
0261名無しで叶える物語(プーアル茶)2019/03/02(土) 11:35:10.22ID:VnVi26r3
うんうん
0263名無しで叶える物語(秋)2019/03/03(日) 01:28:43.92ID:WtUikExQ
普通のカップルになれるといいね
そのカタルシスのためにも今は拗れに拗れて欲しい
0265名無しで叶える物語(SB-iPhone)2019/03/03(日) 14:24:56.89ID:+B4NC2PD
善子→
ルビィが好き
えっちは不健全派?(普通えっちはok)
ルビィ以外経験無し?
ルビィの「好き」を過去のトラウマから来るものだと思っていて、ルビィの恋人であるよりルビィのトラウマをなんとかしたいと思っている

ルビィ→
善子が好き
場所を問わないほど善子とのえっちが大好き
善子以外に経験無し
善子はルビィ以外とも経験があると思っていて、善子と初めてにはなれない分えっちには積極的

これは拗れますわ
0268名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/04(月) 21:21:45.50ID:snB+CPiW
――日曜日

善子「……」

タタタタタ……

善子(三十分前……)

ルビィ「善子ちゃん!」ハァハァ

善子「おはよ、ルビィ」ニコ

ルビィ「お、おはよう……は、はやいね、善子ちゃん……」

善子「ルビィこそ。まだ時間に余裕あるじゃない」

ルビィ「えへへ、おうちで準備して、おめかしもして、待ってたんだけど待ちきれなくなっちゃって」

善子「早く来ても、私が居なかったらデートは始まらないのに」

ルビィ「えへへ……いてもたってもいられなくって――あれ? そういえば善子ちゃん、なんでもう着いてるの……?」

善子「……私もルビィと一緒。家で待っててられなかったの」

ルビィ「……!」パァァ…
0269名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/04(月) 21:30:31.66ID:snB+CPiW
ルビィ「善子ちゃんっ!」ギュッ

善子「あーもーほら行くわよ! だからそのニヤニヤした顔止めなさい!」

ルビィ「はぁい!」ニコニコ

善子「はぁー……先が思いやられる……」ギュッ

ルビィ「?」

善子「いや、なんでもない……なんでもないわ……」
0270名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/04(月) 21:45:53.74ID:snB+CPiW
ルビィ「確か映画見るんだっけ。えーっと……」

善子「神奈川県の平和を守るヒーローの映画よ」

ルビィ「そうそう! 悪の将軍が優しい人のアニメだったよね! ルビィあの将軍さんが好きなんだぁ!」

善子「私は主人公ね。あの生き方に憧れるわ」

ルビィ「善子ちゃん……ヒモになりたいの?」キョトン

善子「あ、いや……そういうわけじゃなくて……」

ルビィ「いいよ? 善子ちゃんがルビィとずっと一緒に居てくれるなら」

善子「えっマジで?」

ルビィ「うん」

善子「……」ゴクッ

善子「や、やめましょう。私が本当に駄目になるから」

ルビィ「間がすごかった」
0271名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/04(月) 21:50:53.51ID:snB+CPiW
善子「っていうか、私の中の赤いヒーローでヒモの主人公って二人いるのよね」

ルビィ「あ、ヒモの話は続けるんだね」

善子「ひとつがこの神奈川県(川崎市)の平和を守るアニメのヒーローでしょ?」

ルビィ「うんうん」

善子「もう一つは……野球ゲーム」

ルビィ「……野球ゲームにヒーローなんて出るの? しかも野球ゲームでヒーローでヒモの主人公って……」

善子「いや出るのよ! 全十四作ある内の三作に出て超かっこいいんだから!」

ルビィ「えぇ〜……カッコいいヒモのヒーローは川崎市のヒーローだけでいいよぉ」

善子「あ、信じてないわね!? 今度ゲーム化してあげるわ!」

ワイワイ ワイワイ……
0272名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/04(月) 21:56:17.72ID:snB+CPiW
――上映終了後

ルビィ「……びっくりした……」

善子「私もよ、映画なのに最後の最後まで主人公にクチパクがなかったわね」

ルビィ「今まで見てたアニメの雰囲気で、二時間ってどうなるんだろうって思ったけど普通に面白かった……」

善子「ヒーローと悪の将軍がコンビ組んだところはすごく燃えたわ……」

ルビィ「かっこよかっ――」グゥ

善子「……」

ルビィ「……」

善子「ルビ――」

ルビィ「善子ちゃんお腹空いたの!?」

善子「いや二人しかいないのに私に擦り付けるの!?」
0273名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/04(月) 22:01:33.53ID:snB+CPiW
ルビィ「ち、ちがうよ! 善子ちゃんでしょ!」

善子「いや……いやいや、なんでここで私のせいにできるのよできないでしょ」

ルビィ「でもルビィじゃないもん!」

善子「じゃあお昼抜きでもいい?」

ルビィ「ぅ……」

善子「あーあ、お腹空いてたらマックのポテトLサイズは美味しいだろうなぁ〜」

ルビィ「ううっ」

善子「ルビィがお腹空いてたら奢ってあげようかなと思って――」
ルビィ「ルビィのお腹が鳴りました!」

善子「プライドもへったくれもないわね……」

ルビィ「正直に言ったからポテト奢ってね!」ブイッ

善子「……」
0274名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/04(月) 22:32:30.06ID:snB+CPiW
――マクドナルド

ルビィ「ハムハムハムハム」

善子「そんな勢いで食べるものじゃないでしょポテトって」

ルビィ「マックのポテトなんて一年に一回食べられるかどうかなんだよ!?」

善子「いやそんなことないでしょ……いやルビィの家ならそうかも……」

ルビィ「この前試しに買い食いしたら晩御飯を食べられなくて怒られたし」

善子「中学生か」

ルビィ「つい最近まで中学生だもん!」

善子「高校生として自覚をもってしっかり」

ルビィ「いいよねぇルビィに比べて善子ちゃんは自堕落で」

善子「喧嘩売ってる?」
0275名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/04(月) 22:39:28.08ID:snB+CPiW
ルビィ「だって普通に善子ちゃん授業サボるし」

善子「な、それを言うならルビィだってそうでしょ」

ルビィ「ルビィは違う――もん?」

善子「一緒よ、これほど同罪という言葉が似合うものはないわ」

ルビィ「いいもんいいもん! 善子ちゃんのポテトも食べてやる!」

善子「あんたよく食べるわね……」

ルビィ「ふぇっへん!」モグモグ(えっへん)

善子「威張る要素は何処」

ルビィ「ふぉのふぁとろーするの」モグモグ(この後どうするの?)

善子「取り合えず全部胃の中に入れて」
0276名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/04(月) 22:44:59.92ID:snB+CPiW
ルビィ「んぐっ」

善子「いやそこまで無理矢理呑み込まなくても……」

ルビィ「で、どうするの? どうするの?」

善子「ノープラン。ルビィは行きたいとこある?」

ルビィ「善子ちゃんってそういうとこ適当だよね……」

善子「私さ、どこに行くかよりも誰と居るか、っていうのを重要視するタイプなのよね」

ルビィ「……」

善子「なんならルビィとずっと狩野川を無意味に散歩しても良いって思うくらい」

ルビィ「……」
0277名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/04(月) 22:49:19.03ID:snB+CPiW
善子「元々アウトドアタイプじゃないし。ルビィは――えっ」

ルビィ「……」

善子「どしたの。突っ伏して」

ルビィ「善子ちゃんって卑怯だよね……」

善子「堕天使は卑怯なくらいがちょうどいいのよ。ちなみにこのセリフを言うために昨日からずっとイメトレしてた」

ルビィ「……なんで最後自虐ネタするの……」

善子「面白いでしょ?ほら、どうする? 私はルビィと一緒なら、天国の果てまで行ってやるわ」

ルビィ「――じゃあ」
0278名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/04(月) 22:59:14.31ID:snB+CPiW
ルビィ「あー楽しかったぁ」

善子「アイドルショップに私達のグッズも増えたわね」

ルビィ「ルビィ達も有名人だねぇ」

善子「ちなみにこういうグッズってどこが発売許可を出してるのかしら」

ルビィ「……その辺りは考えるのやめた方が……」

善子「そうね。やめておきましょう。なんか触れてはいけない感じがするし」

ルビィ「ねぇねぇ、晩御飯はどうするの?」

善子「あー。今日は母親居ないし、ウチでなんか食べる? チャーハンくらいならパパっと作るけど」

ルビィ「やったぁ! ルビィハム入れたいから買っていい?」

善子「じゃあスーパー寄って帰りましょうか」

ルビィ「ポテトチップも買う!」

善子「小学生か」

ルビィ「つい最近まで中学生だもん!」

ワイワイ ワイワイ……
0279名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/04(月) 23:03:41.06ID:snB+CPiW
――善子の部屋

ルビィ「お風呂ありがとう、善子ちゃん」トテトテ

善子「……いやこうなるんだろうなって気はしてた」

ルビィ「?」

善子「ルビィがうちに泊まるって事。ちょくちょくお泊りしてたし、今日も晩御飯に呼んだ時点でね」

ルビィ「お父さんもお母さんも、善子ちゃんとよく遊んでるって言うのは知ってるから」

善子「……まあ、親御さんがいいなら」

ルビィ「……えへへ」ピト

善子「……ねえ、ルビィ」ソッ

ルビィ「……ん?」ニコ
0280名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/04(月) 23:09:33.17ID:snB+CPiW
善子「……いや。なんでもない。明日学校あるし、スマブラしてから寝ましょうか」スクッ

ルビィ「――うん! やるやる! 善子ちゃんとルビィが一緒にやってるデータの続き!」パァァ

善子「ほら、コントローラー挿して挿して」

ルビィ「ルビィはカービィ!」

善子「ルビィいい加減ダッシュ攻撃だけで遊ぶのやめた方がいいわよ」

ルビィ「じゃあ上Bだけ?」

善子「……いやもっとこう、空中後ろからダウン連狙うとか……」

ルビィ「だうんれん?」

善子「ごめん、なんでもない」
0281名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/04(月) 23:16:14.87ID:snB+CPiW
――不自然なほど、今日の私とルビィの間に『雰囲気』はなかった。

――その不自然さに、私は見ないふりをして、ルビィが寝付くまでゲームに没頭するふりをした。

――今思えば、この時にきちんとルビィと話し合っていればよかったのかもしれない。

――今更そう思っても、もう遅いのだけれど。
0282名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/04(月) 23:16:52.83ID:snB+CPiW
つづく
0283名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/03/04(月) 23:37:35.75ID:SATuxK0l
|c||^.- ^||
0284名無しで叶える物語(家)2019/03/04(月) 23:37:40.49ID:JBjmXCuT
ああああああああああ拗れる(確信
ハッピーエンドになるのかはたまた……
0285名無しで叶える物語(庭)2019/03/05(火) 08:30:09.17ID:pltY3ekw
めっちゃ良い雰囲気やん
と思ったらここからさらに拗れるのか……
続きが楽しみ
0288名無しで叶える物語(茸)2019/03/05(火) 11:03:29.93ID:ypR7T7Wz
別段悪くない雰囲気じゃないかと思ったが確かに友達然としてるな
表現上手い
0290名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/05(火) 20:15:22.42ID:nYF515Ly
ルビィ「すー……すー……」

善子「……」

ルビィ「んぅ……んん……すー……」

善子(……眠り損ねた)

善子(ルビィと一緒に寝る時って百五十パーセントの確率でシてるから)

善子(シた後特有の睡魔で寝てたわけで)

善子(もしかして今私、緊張してる?)

善子(……そんなバカな。水でも飲んでちょっと仕切り直しましょう)ソ〜ッ

ルビィ「すー……すー……」

善子(……起きてない、か)ソロリソロリ

善子(しっかし可愛い寝顔ね……)マジマジ 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b)
0291名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/05(火) 20:20:35.38ID:nYF515Ly
「ふぁぁ……♡ 善子ちゃんの、もう……すごい……♡」

「ねえ、善子ちゃん……さわって?♡」

「あ"っ♡ あ”っ♡ だめっ、よしこちゃ――♡」

「ふぁ……♡ でてる……♡♡ いっぱい……♡」

「うう"う"あ"っ♡ あ、あ"あ、あああああっ……♡」

「ふああぁっ」

善子「〜ッ!?///」ゾクゾクゾクッ

善子(いま、わたし、な、何考えて、ってか、なにして……)

善子(ルビィの寝顔が、快感に陶酔する顔と重なる。その表情をさせたいと、寝ているルビィに)

善子(わたし、覆いかぶさってる……)ドクンドクンドクンドクンドクン
0292名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/05(火) 20:26:47.04ID:nYF515Ly
善子(なに、かんがえてるの、わたし)ドクンドクンドクンドクンドクン

善子(心臓が口から吹っ飛んで出てきそうなほど暴れている)

善子(喉が渇いて、唾を飲み込む)

善子(ルビィのパジャマを脱がしたい欲望が、いや、剥ぎ取って存分に突きたい気分に)

善子(――っ!!)バッ

善子(性欲よりも、ルビィにそんなことをしたら、私が嫌われてしまう。後天的な本能が、先天的な本能を叩きのめす)

善子(ルビィから飛びのいて、ダッシュで部屋から飛び出す)
0294名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/05(火) 21:01:50.05ID:nYF515Ly
善子「――ハァッ ハァッ はぁっ――っく」

善子(ダイニングに飛び込んで水道水をコップに入れてがぶ飲みする)

善子(何考えてんの……何考えてんの私……何を――)

「んっ……♡ はぁ……ん、ちゅ――♡」

「ねえ善子ちゃん――シよ?♡」

「ひゃっ♡ あっ♡ すごっ い♡」

「んっぷ♡ ん――ぷぁ♡ んっ――んっ、んんっ♡」

「んっ♡ んっ♡ んっ♡ いいよ、らひて――♡」

善子「――っは」ドクン

善子(気を抜けば、脳裏に浮かぶのはルビィの愛欲の虜になった姿……)

キュッ ジャーッ キュッ

善子「んぐっ んぐっ んぐっ んぐっ」

善子「っぷは――」

善子「……っく……」ギリッ

善子(ぐっと手のひらに爪を突き立てる)
0296名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/05(火) 21:19:10.87ID:nYF515Ly
善子「……今日はソファで寝よ」

善子(自分に失望を抱く。ここまで私は自分を抑えられない人間だったのだろうか)

善子(何がルビィが他人を信じられるようにする、なのよ)

善子(ルビィとのセックスは好きだ。ルビィを体を重ねる時、その時は私のカラダにコレがあってよかった、と思う時がある)

善子(けれど……今は)

善子「はぁ……」ボスッ

善子(四肢をソファに投げ出して、ソファの冷たさに少しの心地よさを感じる)
0297名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/05(火) 21:21:35.09ID:nYF515Ly
善子(……私は、ルビィに相応しいのだろうか)

善子(本当は、私が求めているものをルビィが読み取って、そういう風に振舞っているのだろうか)

善子(……私は、ルビィの恋人で居て、いいのかな)

善子(……)

善子「……」

善子「……」スー

善子「……」スー スー
0298名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/05(火) 21:26:39.65ID:nYF515Ly
ガチャ パタン
0299名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/05(火) 21:27:13.28ID:nYF515Ly
「……♡」トテトテ

善子「……」スースー

「あはっ……♡」

「……」スースー

「善子ちゃん、かわいい寝顔……♡」

シュルッ パサッ

「……ねえ、善子ちゃん……♡」

「ルビィね、よしこちゃんのこと、だいすき、だよ……♡」

スルッ ビンッ

「わぁ……寝てても、ルビィとえっちしたいって、思ってくれるんだぁ……♡」

「ルビィね、善子ちゃんが我慢してるの、気付いてたよ……♡」

「ルビィが嫌がるって、思ってくれたんだね……♡」

「でもね……んっ……♡」チュッ

「……ルビィは、善子ちゃんになら、何されてもイイよ……♡」
0300名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/05(火) 21:33:05.28ID:nYF515Ly
「ん……♡」

チュッ

「ふぁ……ん」

「えへへ、寝てても声が出ちゃうんだね……」

「善子ちゃんが弱いところ、もうルビィもだいぶわかってきたよ……」

「こうやって……ん、べ……」

トロッ

「よしこちゃん、これ、すき、だよね……もっと、とろとろに……」

トロ トロッ

「ん……それで、ゆびでわっかをつくって……」

「やさしく……じょうげに……」

サワサワ サワサワ……

「んっ……んんんっ……」

「あはっ、かわいい……」

「でも、よしこちゃんはいつもルビィにやさしくて……」

シュッシュッ

「はっ……んんっ……」
0301名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/05(火) 21:51:35.39ID:nYF515Ly
「ルビィがこまってたら、かならずたすけてくれて……やさしくわらいかけてくれて……」

――あんたらっ! このこのピンをかえしなさいよっ!!

――うわ! 『ふこう』エキスがうつるぞ!

――オトコのくせにオンナのコをいじめるなんてサイテイよ!

――うわっ! やめ、やめろぉ……ぎゃぁ!

――おとといきなさいってのよ!

――ぁ、ぁのぅ……

――はい、ピン。あとは、うわばき?

――ぅん……えっと、えっと……

――? このピン、ちがうの?

――えっと、その、あなたも、るびぃみたいに、イヤなこと、されちゃう……

――ベツにいいわよ

――え?

――じぶんがヤなメにあうのはなれたけど、ほかのヒトがイヤなメにあうのは、イヤなの!

――……え

――それにわたし、もうすぐぬまづにひっこすから! うわばきもとりかえすから!

――あっ……

――このヨハネにまかせなさい!
0302名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/05(火) 21:56:33.71ID:nYF515Ly
「は あっ……んっ……」

「そんなの、すきにならないわけ、ないよ……」

シュッシュッ シュッシュッシュッ

「んっ んんんっ ふぁぁ……っ」

「ねえ、よしこちゃん……ん……れろ……んっ……」

ピチャ ツー ピチャ ピチャ

「んっ……んっ……はっ……な、なに――!?」

ルビィね? 善子ちゃんのことが大好きなんだよ?

高校になってからじゃなくて。

ルビィの髪が長かったあの頃から。

ルビィのピンと上履きを取り返してくれたあの日から。

他人の不幸は嫌いだって優しく笑ったあの日から。

ルビィはずっと善子ちゃんに、恋してるの。

「善子ちゃん……大好きだよ」
0303名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/05(火) 21:57:06.70ID:nYF515Ly
つづく
0305名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/03/05(火) 22:06:13.69ID:1nfY/FFy
|c||^.- ^||
0310名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/06(水) 21:58:50.03ID:4eqiwYIG
――生徒会室

ダイヤ「……」

善子「……」

ルビィ「……」

ダイヤ「わたくしが何を言いたいのか、わかる?」

ルビィ「……」

善子「……」

ダイヤ「わたくしとて人の恋愛事情に口出しするほど、野暮な性格ではないの」

ダイヤ「ですが」
0311名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/06(水) 22:02:30.35ID:4eqiwYIG
ダイヤ「節度というものがあります。ルビィ。今何時ですか」

ルビィ「じゅ、十二時十五分です……」

ダイヤ「……善子。あなた方が登校した時間は?」

善子「じゅ、十二時ちょうどです……」

ダイヤ「……それまで何をしていたの? ルビィ?」

ルビィ「ね、ね……寝ていました……」

ダイヤ「……夜遅くまで何をしていたかはこの際不問とします」

善子「えっ?」

ダイヤ「ですが」ピシリ
0312名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/06(水) 22:07:23.31ID:4eqiwYIG
ダイヤ「いくらなんでもこの時間は遅すぎるわ二人とも!」

善子「ひえっ!」
ルビィ「ご、ごめんなさいっ!」

ダイヤ「全く、わたくしが庇いきれるのもそろそろ限界なのよ?」

善子「え、庇うって……」

ダイヤ「所構わず校内で……知ってるのよ? 授業中にも――」

ルビィ「ええええ!? なんで知ってるの!?」
善子「バカ! ルビィ!!」

ダイヤ「今知ったからよ……あぁ……どうしてこんなことに……」

ルビィ「クワかけられちゃった……」

ダイヤ「耕してどうするの」
善子「カマでしょうが」

ダイヤ「それに善子、わたくし言ったはずよね? 学校では控えるようにと」

善子「ナ、ナニとは言ってなかったし……?」

ダイヤ「は?」

善子「すいません」
0315名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/06(水) 22:12:14.86ID:4eqiwYIG
ダイヤ「……はぁ。二人には罰を受けてもらうわ」

善子「えっ、何!? 何されるの!?」
ルビィ「お、お姉ちゃん……ゆるしてよ……」

ダイヤ「黒澤家の者でありながら、こんな情けない……」

善子「い、いや、もとはと言えば私が流されたから……」

ダイヤ「言い訳無用! 二人とも、一週間は遊んだりお互いに手を出さない事!」

ルビィ「ええっ!!!!」
善子(なんだ、意外に甘いわね)

ダイヤ「ルビィは部活が終わったらわたくしとまっすぐ家に帰る事」

ルビィ「……」

ダイヤ「返事は?」

ルビィ「……はぃ」

善子「私に追加の罰とか追い打ちでないわよね?」
0317名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/06(水) 22:16:00.82ID:4eqiwYIG
ダイヤ「あなたは真面目に授業に出なさい。地頭はいいくせに宿題もしないばっかりに」

善子「お、おっとその話は今の話と関係ないわよね!?」

ダイヤ「は?」

善子「すいません」

ダイヤ「とにかく今日から一週間は二人とも遊びにせよ何にせよ控えること。いいわね?」

善子「は、はい……」
ルビィ「はぁい……」
0318名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/06(水) 22:20:31.82ID:4eqiwYIG
善子「じゃ、じゃあ私はこれで……」
ルビィ「る、ルビィも……」

ダイヤ「ルビィにはまだ言わなければならないことがあるから、残りなさい」

ルビィ「……」
善子「ちょ、ちょっと待って、ルビィだけ叱るのは不公平だわ」

ダイヤ「善子」ピシャッ

善子「っ」ビクッ

ダイヤ「……お昼休みが終わるわよ」

善子「っ……失礼、します」クルッ ガチャ

ルビィ「……」

ダイヤ「……」
0319名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/06(水) 22:30:41.71ID:4eqiwYIG
ダイヤ「最近、姿勢が良くなったわね」

ルビィ「えっ……えっ?」

ダイヤ「椅子に座って机に向かっているとき。食事をしているとき」

ルビィ「……」

ダイヤ「いつもはわたくしが猫背になるのを注意していたけれど、高校に入ってから……」

ダイヤ「善子と付き合ってから、更に姿勢は随分正しくなったわね」

ルビィ「……」

ダイヤ「……姿勢が正しいだけでも体幹が鍛えられるし」

ダイヤ「骨盤の筋肉……『骨盤底筋』という筋肉も鍛えられるそうね?」

ルビィ「……そ、そう、なんだ……」
0320名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/06(水) 22:38:52.49ID:4eqiwYIG
ダイヤ「……善子と体を重ねること。わたくしはそういった行為を悪だとは言わない」

ダイヤ「姿勢が良くなったことも、発端は更なる性的快感の為とは言え、咎める理由はないの」

ダイヤ「二人が幸せならば、わたくしは咎めないわ」

ダイヤ「あの子は良い子だと私も思う。名前の通り。不器用で意地っ張りで、流されやすい所もあるけれど」

ダイヤ「ルビィをとても大切にしている、と姉の目から見ても思うもの」

ダイヤ「だからこそ、そういった子と――彼女は、独特な身体の女の子だけれど」

ダイヤ「善子と付き合っていくことを、わたくしは応援したい」

ダイヤ「だからこそ。今一度わたくしたちの家は、普通ではないことを肝に銘じなさい」

ダイヤ「ルビィ。あなたには自由がある。わたくしが黒澤を継ぐのだから、貴女は自分の未来をしっかり見据えなさい」
0322名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/06(水) 22:46:15.32ID:4eqiwYIG
ダイヤ「一時の快楽に囚われないで。ここで問題を起こしてしまえばルビィの自由が失われるの」

ダイヤ「わたくしも、自分のことは諦めがついても、ルビィのことは耐えられないの」

ルビィ「……ごめん、なさい」

ダイヤ「……浮かれる気持ちもわかるのよ。ルビィが話していた『ヨハネ』に会えたこと、恋人になれたこと」

ダイヤ「あの堕天使は覚えてないのかもしれないけれど。それでも、長く持ち続けた恋心が結ばれた喜びは――」

ダイヤ「とても大きいものだって。だからこそ、その恋を最後まで実らせて、幸せな未来を貴女に掴んでほしいの」

ダイヤ「わかるわね、ルビィ?」

ルビィ「……」

ダイヤ「……ルビィ?」
0323名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/06(水) 22:48:31.11ID:4eqiwYIG
ルビィ「でも、もしお父さんに『同性は駄目』って言われたら……?」

ダイヤ「……っ」ビクッ

ルビィ「……お姉ちゃんも、だって――」
ダイヤ「ルビィ」ピシャリ

ルビィ「っ」ビクッ

ダイヤ「一週間。それだけは必ず守りなさい」

ルビィ「おねえちゃ――!」

キーンコーンカーンコーン

ダイヤ「さあ、次の授業が始まるわ。善子が待っているわよ。普通に話す分には、何も咎めたりはしないわ」

ルビィ「……うん……」
0325名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/06(水) 22:52:27.45ID:4eqiwYIG
つづく
0328名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/03/07(木) 00:42:56.47ID:CWY4oIbE
ありがとうございます
0332名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/07(木) 22:27:35.13ID:rTj4VOZM
――教室

ガラッ

善子「はぁー……」

花丸「あ、えと……おはよう? 善子ちゃん?」

善子「おはよう、花丸」

花丸「今日は随分遅かったんだね?」

善子「盛大に二人そろって寝坊したからね」

花丸「日曜日は二人で遊びに出かけてたんだっけ?」

善子「そうよ。で、そのままウチでゲームしてたら寝落ちした」

善子(という事にしておこう)

花丸「あははは……ルビィちゃんは結構ねぼすけさんだけど、善子ちゃんもなんて……」
0333名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/07(木) 22:30:31.44ID:rTj4VOZM
善子「私も朝に強いわけじゃないしね……はぁー」

花丸「あはは……今日の遅刻はちょっと問題だね……」キョロキョロ

善子「……そうね――ああ、ルビィならまだよ」

花丸「? まだダイヤさんのところ?」

善子「そ、私は解放されたけど、ルビィには追加のお説教」

花丸「……そう、なんだ」

善子「私も悪いって言ったんだけど、有無を言わせぬ勢いだったわ……」

花丸「……」ウツムキ

善子「……花丸?」
0334名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/07(木) 22:35:40.47ID:rTj4VOZM
花丸「でも……ちょっと今回のは、強く言っておいた方がいい、と思うな」

善子「まあ、これだけ社長出勤すりゃね……お堅い生徒会長は黙ってらんないでしょうね」

花丸「……というよりも、ルビィちゃんの為でもあるし」

善子「まあ、ダイヤがルビィのことを思いやって説教してるのはわか――」
花丸「わかってないよ」

善子「は、花丸?」

花丸「わかってないよ、善子ちゃんは。ダイヤさんがルビィちゃんのことをどう思ってるか、なんて」

善子「え、いや、そりゃ、大切な妹でしょ……」

花丸「……黒澤は、普通の、マルたちのような家庭じゃないの」

善子(寺生まれも私から見れば普通じゃない、というのは呑み込んでおく)
0335名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/07(木) 22:39:20.16ID:rTj4VOZM
花丸「ダイヤさんはね、黒澤家の跡取りとして生まれたの」

善子「網元としてずっとここら一体を牛耳ってきた家の跡取りでしょ」

花丸「そう。逆に言うと、ダイヤさんは黒澤の跡取りであると同時に、次の代を遺す必要があるの」

善子「はぁ……急に途方もない話ね」

花丸「善子ちゃん、ある日突然『貴女はこの人と結婚しなさい』って言われて納得できる?」

善子(ある日ルビィじゃない誰か別の人間と、と言われたと仮定すれば、当然納得できない)フルフル

花丸「それを呑み込まざるを得ないのが、ダイヤさんなの」

善子「え」
0336名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/07(木) 22:47:37.00ID:rTj4VOZM
花丸「蝶よ花よと育てられたダイヤさんには、約束された将来がある。それはつまり、ダイヤさんには何の自由もないって事」

善子「い、いやいや、そんな時代錯誤な……」

善子(生徒会室での話を思い出す。稽古のことだとか、周りの目のことだとか。ダイヤは何一つ投げ出さずにやり抜いていたのだと)

花丸「ダイヤさんはね、自由のない人生を受け入れたの。だからこそ、ルビィちゃんには自由に生きていて欲しいの」

善子「……っ」ゾクッ

花丸「なのに、学校で問題を起こして、ルビィちゃんが問題児扱いされれば、黒澤家の沽券に関わる―――」

――黒澤家の一族と近しい存在である以上、立ち振る舞いには一層気を付けて。

善子(今更ながら、ダイヤの言葉の本当の意味を、今私はやっと理解した)

花丸「善子ちゃん、長女の自由を容易く奪えるような家の人が、家名を汚す次女の自由を奪う事なんて――」

善子(私は、ルビィを、ルビィがもう一度他人を信じられるようになってもらう、という願いと程遠い行為をしていたことを――)

花丸「いとも簡単にやってのけると、思わない?」

善子(……いまやっと理解した)
0337名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/07(木) 22:52:10.50ID:rTj4VOZM
キーンコーンカーンコーン

花丸「だから、今日のことは特にきつく言い聞かせているんだと思うよ」

善子(――……ああ。私は何をやっていたんだろう。何を考えていたんだろう)

花丸「善子ちゃん」

善子(私は、ルビィのために頑張っている風を装って――)

善子(ただ、気持ちのいい方へばかり流されていた、大馬鹿野郎だってことだ……)

花丸「……よしこちゃ」

ガラッ

ルビィ「お、おはようマルちゃんっ!」

花丸「おはようルビィちゃん。大丈夫だった?」

善子(……ああ。私は……私は)

ルビィ「あ、あははは……なんとか……善子ちゃん?」

善子(……)

花丸「いまはそっとしておいてあげて?」

ルビィ「うん……」
0338名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/07(木) 22:55:30.83ID:rTj4VOZM
――一週間。ルビィと二人っきりにならないで済むこの一週間が。

――今後のことを考える時間になった。

――大馬鹿でルビィになにひとつ相応しくない私が……これからどうするかってことを。
0339名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/07(木) 22:56:01.79ID:rTj4VOZM
つづく
0342名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)2019/03/07(木) 23:00:48.67ID:cmaDVl7E
続いてたのか!

0343名無しで叶える物語(家)2019/03/07(木) 23:11:21.91ID:+E6BnuC5
ドキドキワクワクしながら読んでいるがこれはつれぇわ
頼むぜ善子……
0346名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/03/08(金) 15:51:31.44ID:++zk6+Q2
パッピーエンドw
0351名無しで叶える物語(笑)2019/03/10(日) 10:23:40.21ID:nZs9RMvq
よしルビもそうだがダイヤさんも救われてほしい展開だな……
0352名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/03/10(日) 20:48:33.25ID:i/c5v8zr
ほしゅ
0353名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/10(日) 22:47:12.91ID:ecl3p0qg
――ルビィの部屋

ルビィ(お姉ちゃんの罰が始まってから三日……)ボケー

ルビィ(善子ちゃんとは二人っきりで会わなくなった、というよりも)

ルビィ(善子ちゃんは私を避けているみたいだった)

ルビィ「……返事、こないなぁ」

ルビィ(スマホを夜空に向けて掲げてみても、善子ちゃんからの返事は当然受信しない)

ルビィ「はぁ……」

ルビィ(返事が返ってきても、スタンプだけとか、うん、とか、それだけ)
0355名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/10(日) 22:52:22.06ID:ecl3p0qg
ルビィ「はぁ……」

ルビィ(ルビィは知ってる。お姉ちゃんには付き合っている人がいたけれど)

ルビィ(お姉ちゃんもルビィと同じように、女の子が好きなひとで……)

ルビィ(実際に付き合っていた人がいたみたいで。でも、ある日お姉ちゃんはお父さんにそれを打ち明けたみたいで)

ルビィ(でも、子供が産めないから、って言う理由で別れさせられた)

ルビィ(……黒澤の血が途絶えるのは許されない、っていうのが、おうちの考えで)

ルビィ(お姉ちゃんはそれを受け入れて……)

ルビィ(……)
0356名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/10(日) 22:56:14.17ID:ecl3p0qg
ルビィ(それにしても、お姉ちゃんどうしてルビィが「アソコのトレーニング」してるってわかったんだろう?)

ルビィ(姿勢を良くしただけでバレるって……ふつうそんなの分かんないよね……?)

ルビィ(まあ、いっか……)

ルビィ(……あと四日かぁ……善子ちゃんとお話したいなぁ……)

ルビィ(はぁ……)

ルビィ(善子ちゃん……)

ルビィ「さみしいよ……」
0357名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/10(日) 23:11:03.50ID:ecl3p0qg
ルビィ(善子ちゃん……今、何やってるんだろう……)

ルビィ(いけないな、と思った)

ルビィ(この切ない感情と一緒に善子ちゃんのことを考えちゃ、ダメ……)

ルビィ「ぅ……ん」

ルビィ(あ、だめだ。そう思った時にはもう、心と体の奥の奥から、善子ちゃんが欲しいという気持ちが溢れてきた)

ルビィ「あ……っ……」

ルビィ(善子ちゃんのいない部屋で、善子ちゃんのいないベッドに倒れ込む)

ルビィ(もう気付けば体は熱くて熱くてしょうがなくて……)

ルビィ「ふっ……ん♡」
0358名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/10(日) 23:18:58.84ID:ecl3p0qg
目を閉じて、善子ちゃんの姿を想像する。

吊り上がった瞳。ワインレッドの瞳。白い肌に、青い髪。しなやかな腕とすらりとした足。

スレンダーな体つきで、とっても美人な、ルビィの恋人……。

たったひとつ、普通じゃないところは、そんな善子ちゃんに、男の人のものがあるってことだけで……。

男の人が怖いルビィは、それを見た時は驚いたけど……。

でも、すぐに善子ちゃんのものだとわかると、自然とそれも愛おしいと思うようになった。

そして、善子ちゃんと初めてえっちして、善子ちゃんにとってルビィは一番じゃないと分かった時から……。

ルビィは善子ちゃんを気持ちよくして、せめて、善子ちゃんを一番気持ちよくできる人になりたかった。

善子ちゃんの一番好きな人になりたかった。ううん、きっともう、なってる。

その為に姿勢を良くして、ナカの筋肉を鍛えて、締まりを良くして……。

その辺りから、ルビィ自身善子ちゃんとのえっちが好きになっていった。
0359名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/10(日) 23:29:20.22ID:ecl3p0qg
熱に浮かされた体を起こして、枕を手繰り寄せる。

腰を浮かせて、枕に跨る。善子ちゃんを受け入れる為に濡れた下着の、冷たい感覚が背筋を這いあがってくる。

でも、あと四日はココに善子ちゃんは入らないから……。

「ふっ……ん」

頭の中で、善子ちゃんを想像する。

何度か騎乗位はやったことあるけれど、いつもルビィの体力が持たなくて、最後は善子ちゃんのペースになってしまう。

だから、最近はずっとこの練習をしてる。

跨った枕の上で、ルビィは一度腰を浮かせる。

「……っふーっ」

息を吐きながら、善子ちゃんのそれを受け入れるように、腰を落とす。

「……っは」

もう一度。今度はナカを締め付けながら、ゆっくりと腰を上げる。
0360名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/10(日) 23:34:10.89ID:ecl3p0qg
お尻とも、太ももとも違う場所。善子ちゃんのを離したくない、という気持ちと。

善子ちゃんが好き、という気持ちを強く湧き起こせば、自然とナカが締まる。

「っはぁ……っん」

もう一度、息を吐きながら腰を下ろす。

ナカを締め付けながら、腰を上げる。

ぎしぎし、とベッドのスプリングが軋む。

もう一度。今度は少し早く。

ルビィのペースじゃ善子ちゃんはイけない。ルビィが遅すぎるから。

「んっ……んっ、んっ」

ぬちゅぬちゅ、とルビィのナカが粘っこい音を鳴らす。

善子ちゃんのことを想って枕に跨って、腰を上下に動かしているだけで。

どんどんどんどん溢れてくる。
0361名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/10(日) 23:38:11.55ID:ecl3p0qg
「はっ、はっ、はぁっ、んっ、はぁっ」

気分が高まってくる。脳裏には善子ちゃんの優しい笑顔が浮かんでいる。

ありもしない善子ちゃんのソレが、ルビィのナカにあるような気がした。

ベッドのスプリングがどんどん激しく軋む。

「んっ、んっ、んんっ、よ、しこちゃ」

枕に跨って、ただ善子ちゃんを想うだけで。

「んっ、んっんっはぁ、はっはっはっ」

どうしてこんなに、気持ちいいんだろう?
0362名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/10(日) 23:45:56.22ID:ecl3p0qg
きっと、これだけ早く動いても、たぶん善子ちゃんよりルビィの方が、はやくイっちゃうんだろうな。

「んっ、ぅんっ、んぅっ! はっ、あぁっ、ぅぁっ!」

チカチカと頭の中が明滅する。

善子ちゃんが好き。善子ちゃんと添い遂げられるなら、ルビィはどうなっても構わない。

「は、あ、あ、あっ、う、う"ぅ、ああっ」

これ以上は早く動かせない。それにもう、ルビィは限界が近くて。

「よしこちゃん、よしこちゃんっ」

目を閉じれば、明滅する頭の中でも善子ちゃんが微笑んでくれて。

――ルビィ、好きよ。

「ふあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

身体が仰け反る。ナカが痙攣して、今までにないほどの快感が全身を駆け巡って、頭の中真っ白になる。

「あ あ、う……」

びく、びく、とルビィのカラダが勝手に痙攣する。
0363名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/10(日) 23:50:33.26ID:ecl3p0qg
そのまま、枕に跨っていたルビィのカラダはふらりとベッドに倒れ込む。

ぎしっとスプリングが軋んでベッドに蹲る。

「枕カバー……取り替えよ……」

けど、今は身体が重い。とにかくそれは後回し。

うっすらと目を開ければ、視界に入ったスマホがチカチカと光っていた。

微かな希望が、重い腕を動かす原動力になった。

「なぁんだ……」

メッセージは友達からの、宿題の範囲の質問だった。
0364名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/10(日) 23:51:11.21ID:ecl3p0qg
つづく
0366名無しで叶える物語(家)2019/03/11(月) 01:14:22.36ID:TQo0fYgZ
おにゃにゃーの描写が丁寧過ぎる完璧すぎる……
あと4日、ルビィちゃんはどうなってしまうのか
0367名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/03/11(月) 08:14:29.55ID:1MF3LOB8
|c||^.- ^||
0373名無しで叶える物語(家)2019/03/12(火) 21:36:36.13ID:n8fMio8f
|c||^.- ^||
0374名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/03/13(水) 01:10:54.38ID:d387aYvV
0375名無しで叶える物語(中部地方)2019/03/13(水) 04:20:53.36ID:D4A7JjVs
支援
0381名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/14(木) 23:27:32.02ID:vcUXxxY4
――学校 図書室

善子(……ダイヤの罰が始まって五日が経過した)

善子(この五日間、私は極力ルビィから距離を取るようにしていた)

善子(気持ちのいいことばかり選んでしまう私が、ルビィに甘えないためだ)

善子(今まで近くに居たルビィから遠ざかってみれば、私の心の中には寂しさだけが募っていくばかりだった)

善子(私はルビィが好きだってことを重々承知していたつもりだったけど)

善子(たった五日距離を取るだけでこれだけ寂しいと思うのだから、私は相当だと思う)

善子(この五日の内で、ルビィはダイヤに黙って私とシようとするんじゃないかと思っていたのだけれど)

善子(それは私の希望的観測に過ぎなかったのかもしれない)

善子「そう思う時点で……」

善子(花丸の言っていた言葉が蘇る)
0382名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/14(木) 23:34:21.72ID:vcUXxxY4
――学校で問題を起こして、ルビィちゃんが問題児扱いされれば、黒澤家の沽券に関わる

――長女の自由を容易く奪えるような家の人が、家名を汚す次女の自由を奪う事なんて

――いとも簡単にやってのけると、思わない?

善子(これらはすべて、私が本当にルビィのことを考えていれば、防げたはずのことなのに)

善子(ルビィは何も悪くない。ただ、人との関わり合い方が上手くできないだけで)

善子(むしろ一番近い距離にいた私が、きちんと導くべきだったんだ)

善子(……私は、ルビィにとってマイナスの存在でしかない)

善子(私はルビィの一番に相応しくない。ルビィの一番は、ルビィを『他人を信じることができる世界』へ導くのは)

善子(私じゃない)

善子(……私はむしろ、ルビィをただ……不幸にしているだけ……)

善子「……ならもう、答えは決まったわよね」

善子(図書室の隅でぼやいてみても、答える人間は誰もいない)

善子(教室のルビィと花丸は、今頃何をしているんだろう)
0383名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/14(木) 23:50:47.57ID:vcUXxxY4
――教室

善子「……」

ルビィ「あ! 善子ちゃん!」トテトテ

善子「……ん、どうしたのルビィ」

花丸「善子ちゃん、昼休み始まるとすぐにどこか行っちゃうから、マルたちずっと気になってたんだよ」

善子「あぁ、ごめん。でもまあ、来週からはいつも通りに戻るから」

ルビィ「! そ、そうだよね! 今週は色々あるもんね! 来週はまたみんなでご飯食べられるね!」ニッコリ

善子(……ああ。ルビィの笑顔が辛い)

花丸「善子ちゃん、ちなみにどこ行ってたの?」

善子「え、いや……特に?」

ルビィ「えっ何してたの昼休み!?」
0387名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/03/15(金) 18:03:32.86ID:hPexwqsh
|c||^.- ^||
0388名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/15(金) 22:47:30.56ID:PHuQBo6I
善子(ルビィのことを考えてた、昔ならそんなことを言ってたと思う)

善子(けど、今後のことを考えれば、そんなことを言う気にはなれなかった)

ルビィ「ね、ね、善子ちゃん、来週――」

キーンコーンカーンコーン

善子「ルビィ、授業始まるわ。後にしましょ」スッ

ルビィ「あ……うん」

花丸「……」
0389名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/15(金) 22:57:58.37ID:PHuQBo6I
善子(勿論、その後なんてない。放課後先に部室へ向かって、着替えて曜たちと駄弁って)

善子(部活が始まればリリーやマリーとユニット練習に励んで)

善子(部活が終わればいの一番に部室を出た)

善子(もう、ルビィにどんな顔をして話せばいいのかわからなかった)

善子(ルビィの顔を見れば、ルビィの事が好きだという気持ちが止まらなくなる)

善子(一緒に居て、隣を歩いて、コンビニによってアイスを買い食いして、アイスを落としたルビィに自分のを渡したり)

善子(その時の私と今の私は、全くの別人だった)

善子(今の私じゃ、ルビィの未来や自由を潰してしまう)

善子(手を繋いだり、抱きしめたり、キスをしたり、カラダを重ねあったりするから、いけないんだ)

善子(……私がルビィの恋人でいるからいけないんだ)

一番見たくなかった事実が、私の目をこじ開けた。

ルビィのことが本当に大切なら、私はどうするべきなのか。
0390名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/15(金) 23:08:22.31ID:PHuQBo6I
――土曜日 ルビィの部屋

ルビィ「……善子ちゃん、ルビィの事避けてるよね」

花丸「……たぶん……そう、だと思う」

ルビィ(マルちゃんをおうちに呼んでお泊り。二人で並んで寝るベッドのなかはいつもウキウキするほど楽しいのに)

ルビィ(今日は善子ちゃんのことで暗い気持ちだった)

花丸「ルビィちゃん、善子ちゃんと喧嘩した?」

ルビィ「ううん、してないよ。日曜日のお泊りもゲームして楽しく遊んでたよ」

花丸「善子ちゃんの態度がおかしくなったのは、いつから? ダイヤさんに呼び出されてから?」

ルビィ「うん……その時にちょっと……」
0391名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/15(金) 23:15:32.22ID:PHuQBo6I
花丸「……」

ルビィ「……ルビィ、何かしちゃったのかなぁ」

花丸「……そういえば、善子ちゃんだけ先に教室に戻ってきたよね?」

ルビィ「うん……ルビィだけもう少し、お姉ちゃんに怒られちゃって……」

花丸「その時、善子ちゃん、かなり落ち込んでてね……ルビィちゃんが怒られてるのは、私のせいだって」

ルビィ「! そんなことない! 悪いのルビィで、善子ちゃんは――!」

花丸「たぶん、二人とも悪くないんだよ」クスッ

ルビィ「?」

花丸「二人とも、勘違いしちゃってるだけ。ちょっとしたすれ違い」

ルビィ「すれ、ちがい……? 善子ちゃんのこと、ルビィは好きだよ? きっと善子ちゃんもルビィのこと……きっと……」

花丸「ううん。二人とも仲良しだけど、仲良しの中でも、お互いにお互いの事を考えすぎちゃって、きっとうまくかみ合ってないところがあるんだよ」

ルビィ「噛み合って、ない……」
0392名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/15(金) 23:19:46.37ID:PHuQBo6I
ルビィ(ルビィは善子ちゃんのことが好き。だからいっぱい好きって言うけど……)

ルビィ(善子ちゃんに対して思ってることは、いろいろある……)

ルビィ(善子ちゃんの初めてになれなくて悔しいとか)

ルビィ(善子ちゃんのこと、ずうぅーっと前から、好きだって事とか)

花丸「ふふ……」クスッ

ルビィ「? どうしたのマルちゃん?」

花丸「ううん。ルビィちゃん、善子ちゃんのこと考えてるんだなぁって」

ルビィ「?? うん……そうだけど、えっと?」

花丸「善子ちゃんのことを考える時、ルビィちゃん顔が笑ってるんだ」

ルビィ「ええっ!? ほんと!?」ペチペチ

花丸「ふふふ、ほんとだよ」ニコニコ
0393名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/15(金) 23:27:53.22ID:PHuQBo6I
花丸「だからね、ルビィちゃん。ルビィちゃんは幸せになって」

ルビィ「え……?」

花丸「ダイヤさんの様に、何もかもを背負い込まないで」

ルビィ「お姉ちゃんの様に……」

花丸「それにね、ルビィちゃんと善子ちゃんに、マルは同じ経験をしてほしくないの」

ルビィ「同じ経験……って、どういうこと?」

花丸「……さあ、どういうことだろうね? ふわぁ、少し喋りすぎちゃったかな?」

ルビィ「えっ? えーと、えーと?」

花丸「寝る前に、先人からアドバイス。ルビィちゃん。来週からは善子ちゃんと普通に会えるはずだよね?」

ルビィ「……うん。善子ちゃん言ってたよね。来週からは、いつも通りって」

花丸「だから、来週になったら――月曜日になったら、一番に、心の中を打ち明けてみて――」

ルビィ「心の中……」

花丸「じゃあ、お休みルビィちゃん」

ルビィ「……うん。善子ちゃんに、言ってみる」

ルビィ(マルちゃんから返事はなくて、いつも通り優しくてまあるい笑顔を浮かべていて)

ルビィ(ルビィの気持ちはいつの間にか明るくなってた……)
0394名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/15(金) 23:28:27.73ID:PHuQBo6I
つづく
0397名無しで叶える物語(家)2019/03/15(金) 23:41:13.77ID:aBRKiO0j
ルビィがきちんと想いを打ち明けて、そして心が強張った善子がどうなるか……
祈るように読んでしまうな
0401名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/16(土) 01:43:55.59ID:OkHNAXwp
ええやん
面白い
0402名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/03/16(土) 21:50:11.37ID:/L+i//Ba
ずら丸…
0407名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/03/18(月) 07:30:47.02ID:sMCezIAq
0409名無しで叶える物語(湖北省)2019/03/18(月) 18:09:54.24ID:kWqPNLF4
0411名無しで叶える物語(かぶらずし)2019/03/18(月) 18:31:15.62ID:b50TEgAC
ほす
0413名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/03/19(火) 00:28:54.54ID:2A6l0NEa
ルビィちゃんかわ
0417名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/19(火) 22:12:50.52ID:fDsadc0O
――日曜日 深夜 善子の部屋

善子(……ルビィ)

善子(別れたくない、という気持ちがどうしようもなく満ちている)

善子(それでも答えは決まっている)

善子(私はルビィと別れる)

善子(月曜日の放課後に、私はルビィを呼び出して、別れる)

善子(好きで好きでどうしようもないけど、でも、私じゃ――)

善子(ルビィがもう一度人を信じられるようにはできない)

善子(ルビィを幸せにはできない)

善子(ルビィの自由を奪ってしまう――)
0418名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/19(火) 22:25:20.98ID:fDsadc0O
善子(何をする気にもなれない。一生月曜日が来なければいい)

善子(嫌だ。別れたくない)

善子「ルビィの自由を私が奪って良いの? 最善の選択肢は何?」

善子(私はどうすればいいの)

善子「ルビィの事が好きなら、自分の幸せよりルビィの幸せを祈るべきでしょうが」

善子(私は、それでも私は――)

善子(ルビィ……)
善子「ルビィ……」
0419名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/19(火) 22:41:53.38ID:fDsadc0O
善子(せめてもう一度だけ、抱きしめられたら――)ピロン

善子(ん……メッセージ……)

善子「あ……どうしよう、もう、月曜日、なんだ……」

善子(堂々巡りする思考回路を放置し続けて、気付けばもう月曜日で)

善子「……今日は眠れないかも……」ピロン

善子(そういえばさっきからメッセージ来てるんだっけ……)チラ

善子(……え)

善子「嘘でしょ」

善子(頭が真っ白になる。立ち上がってカーテンを引きちぎるように開ける)

善子(いた。あの子がいる。遠目でもわかる)

善子(月曜の零時に、ルビィがウチのマンションの前に居た)

善子「嘘でしょ……」
0420名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/19(火) 23:21:19.42ID:fDsadc0O
善子(ぶんぶんと手を振るルビィに、私の心の中に様々な感情が去来した)

善子(嬉しいとか、驚きとか、愛おしさとか、悲しいとか、色んな感情があふれ出てきた)

善子(そのまま部屋を飛び出して、私は階段を三つ飛ばしで駆け降りる)

善子(ルビィに会えばどうなるかなんて、ルビィに会ったらなんて言うか、そんなことはもう考えられなかった)

善子(ただ狂おしいほどに、ルビィと一つになりたかった)

善子(ルビィに心の奥から好きだと叫びたかった)

善子(階段を駆け下りて、最後の段を飛び降りるとそのままマンションを飛び出した)

善子(もう目の前に、ルビィはいる――)

善子「――ルビィッ!!!!」
0423名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/03/20(水) 01:17:50.60ID:K8iJlU20
ふわあああ
0424名無しで叶える物語(湖北省)2019/03/20(水) 01:55:27.51ID:7++rtK3Y
ほう
0425名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)2019/03/20(水) 02:28:13.29ID:VKXPO42k
がんばルビィ
0430名無しで叶える物語(湖北省)2019/03/21(木) 03:01:59.71ID:D/NlZsVo
0431名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/03/21(木) 09:33:18.99ID:9Sn9kW93
0432名無しで叶える物語(湖北省)2019/03/21(木) 20:08:57.32ID:D/NlZsVo
まだかな
0435名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/03/21(木) 22:39:13.55ID:9Sn9kW93
わくわく
0439名無しで叶える物語(湖北省)2019/03/23(土) 01:28:16.07ID:8zl+uo5y
ないの?
0442名無しで叶える物語(もこりん)2019/03/23(土) 14:46:43.76ID:H503qTQ/
まってるよ
0443名無しで叶える物語(湖北省)2019/03/24(日) 03:52:45.16ID:HKLkvJVh
おk
0445名無しで叶える物語(笑)2019/03/24(日) 20:16:05.41ID:6nX609Wi
まじで期待
0447名無しで叶える物語(笑)2019/03/25(月) 12:19:44.63ID:2EcVboqV
今日か
0448名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/25(月) 22:16:02.54ID:Eb/O8ORk
――善子のマンション エントランス前

善子「ルビィ!!」

ルビィ(ああ、善子ちゃんがいる。学校では、目を露骨に反らされてしまったけれど)

ルビィ(ラインだと、すぐに会話を打ち切られたりスタンプだけで終わらせてしまったけれど)

ルビィ(いま、ここにいる善子ちゃんは――)

ルビィ「善子ちゃんッ!!」

ぎゅうっ

善子「ルビィっ!」ギュゥゥッ

ルビィ「善子ちゃん……!」ギュッ

ルビィ(善子ちゃんの腕の中に閉じ込められて、どうしようもなく好きが溢れてくる)

ルビィ(頭の中に直接幸せの感覚が注ぎ込まれるこの感覚――善子ちゃんにしかできないこと……)

善子「ルビィ……」ギュウッ

ルビィ(このまま幸せの中でずっといたいけど……でも、それじゃだめ)

ルビィ(ちゃんと、心の中を、ほんとに思っていることを、打ち明けないと――)
0449名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/25(月) 22:27:30.57ID:Eb/O8ORk
ルビィ「……善子ちゃん、あのね……ルビィ、善子ちゃんに――んむっ!?」

ルビィ(開いた唇が、善子ちゃんの唇でふさがれて――ルビィの口の中に、善子ちゃんの舌が入ってくる)

ルビィ(善子ちゃんの舌に、前歯、歯茎、ほっぺの裏側、色んなところを蹂躙されて――)

ルビィ(ちがう、ちがうの。だめ、だめだよ、善子ちゃん。そうじゃないの、それじゃだめなの)

善子「――ぷぁ」

ルビィ「――あ」

ルビィ(身体が熱くなる。自分一人で慰めてたのと、ぜんぜんちがう。いつもルビィから求めていたことが――)

ルビィ(善子ちゃんから求められることの、幸福感――)

ルビィ(とろりとつながるルビィと善子ちゃんの糸が、あまりに愛おしくて、その糸を切らしてはいけないような気がして――)

善子「ルビィ……嫌、だった……?」

ルビィ(上気した頬。いつもきりっと吊り上げられた目が、不安げな表情を見せられて――)

ルビィ(そんな表情、してほしくなかった――善子ちゃんには、笑顔で居てほしい……)
0450名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/25(月) 22:39:37.57ID:Eb/O8ORk
ルビィ「……そんなことないよ。ただちょっと、びっくりしただけで……」

善子「……ごめん。でも、どうしても、ルビィに……んむっ」

ルビィ「ん……ちゅ……」

ルビィ(お返し、というわけじゃないけれど……今度はルビィが善子ちゃんの口の中に舌をいれる)

善子「ふぁ……んっ……」

ルビィ(ルビィの舌を、善子ちゃんが絡めとる。舌先と舌先が触れ合うだけで、痺れるような快感がルビィの背筋を駆け巡る)

ルビィ「ふぁ……んっ、ぷぁ、はっ……んっ」

ルビィ(あ……善子ちゃんのが、ルビィに……当たってる……)

善子「んっ……ぷ、は……」

ルビィ「んっ……」

ルビィ(今度はルビィから離れてみる。やっぱりルビィ達を繋ぐ糸に、目が奪われて……垂れ下がる糸に目を走らせれば)

ルビィ「あ……」
善子「……」

ルビィ(善子ちゃんのソレはもう、ジャージの上からでもわかるくらいに、膨らんでいた)
0451名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/25(月) 22:53:39.11ID:Eb/O8ORk
ルビィ「よし――」

善子ちゃんに、言わなきゃ――そう口を開いて、でも、言葉はつむげなくて。

今度は優しく、善子ちゃんの腕の中に閉じ込められる。

待ち焦がれていた、善子ちゃんのぬくもりが、ルビィが一番欲しかったものが、今与えられてる……。

善子「ルビィ。抱かせて。」

間近で、善子ちゃんに見つめられて。囁かれて。

もう、どうにかなりそうで、始まる前に、それを言わなきゃダメだって、ルビィ、わかってたんだけど。

真っ赤な瞳が、苦しそうに、悲しそうに燃えるから――。

ルビィ「いいよ、抱いて――」

とっさに出てしまったその言葉でルビィたちの運命は、決まってしまった――。
0452名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/25(月) 23:11:37.54ID:Eb/O8ORk
手を引かれて、エントランスを通り過ぎて、そのままエレベーターの中へ。

無言が続くエレベーターの中では、ごうんごうんと稼働音だけが響いていて。

ルビィは善子ちゃんの手を、絶対にはなれないように、強く握りしめました。

乗ってきた自転車を駐輪所に置かなきゃいけないってことに気付いたのは、もう善子ちゃんの部屋の前のことで。

「善子ちゃん、ルビィ、汗かいてるよ」

「……ごめん」

何に対するごめんなのかは、聞かないことにした。もう全部、終わってからにしよう。

善子ちゃんの右手とルビィの左手が繋がったままベッドに倒れ込む。善子ちゃんが上。ルビィが下。

「ルビィ、手、離して?」

「やだ」

「……わかった」

シャツの中に手がねじ込まれて、ブラのホックがぷちんと外れる。そのまま善子ちゃんの手がルビィの汗ばんだ肌に触れる。

「……すん」

「ちょっと、なんで匂い」

「いい香り」

「な、なにって――あっ」
0453名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/25(月) 23:30:57.82ID:Eb/O8ORk
汗ばんだルビィの肌を、善子ちゃんの指が走るだけで、ビリビリと痺れる背中。

いつもはルビィと善子ちゃんの二人で高めあうものだけど、今日は違う。

善子ちゃんがルビィに――何かを刻もうとしているような。何か大事なものを、伝えようとしているような。

片手だけで続く愛撫に、ルビィのカラダはもう善子ちゃんを受け入れる準備が出来上がった。

「ルビィ……」

「あ、まって――ルビィが、うえ――」

「え……」

手を繋いだまま、ルビィは熱い息を吐きながら善子ちゃんに跨って――。

「るび、ぃ」

善子ちゃんを見下ろす。つないだ手から、指を絡める。空いていたもう片方の手も、同じように善子ちゃんの指と絡める。

「善子ちゃん――んあ"ぁっ!」
0454名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/25(月) 23:40:10.02ID:Eb/O8ORk
とろとろに蕩けたルビィのナカは、一気に善子ちゃんのソレを咥え込む。

奥まで善子ちゃんのそれが挿入されて、息が詰まって視界が明滅する。

「あ"っ――は、るび、熱い――」

「はっ はっ……ん"ぅ……ぁっ」

練習の時と――一緒……。

善子ちゃんのを、離したくないっていうきもちで、ナカを締めて、腰を上げる――。

「――っは」

「ルビ、締まっ――」

先っぽだけを咥え込んだまま、腰を前後に振る――。

「ああああっ、ルビィっ、それっ――」

ぱた、ぱた、とルビィの汗が善子ちゃんの肌に落ちていく。

ぐちゅ、ぐちゅ、と善子ちゃんとルビィがつながっている所から、とろりとした音が響く。

善子ちゃんの感じている顔を見れば、更にルビィの頭の中に幸せが流れ込んでくる。

でも、その表情を、もっと感じさせたい。蕩けさせたい。

だから――。

「ふ――っぅ"」
「あ"っ……う"ぁっ」

息を吐いて、一気に善子ちゃんのソレをルビィの奥まで受け入れる。

お腹の中いっぱいに善子ちゃんが入ってきて、強烈な圧迫感とそれを容易く打ち払う快感が全身を駆け巡る。
0455名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/25(月) 23:51:20.36ID:Eb/O8ORk
腰を上げる。おろす。前後に腰を振る。そしてまた上げる。小刻みに素早く何度も上下させる。

ルビィの動きで善子ちゃんの表情が蕩けていく。

「よ しこ ちゃ  きもち い ?」

「るび  も イき   そ う ?」

息も絶え絶えになった善子ちゃんの言葉は、ルビィを気遣うもので。

そういえばルビィ、いまどうなってるんだろう。善子ちゃんの上で腰を振ることで頭がいっぱいで。

ルビィ、いま、どんなひょうじょうしてるんだっけ?

「ごめ ん――も むり」

「え――ひゃっ」

腰をぐっと掴まれて。

あ、まずい。そう思うよりも先に。

善子ちゃんが腰をグンと浮かせて。

善子ちゃんの手でルビィの腰をぐっと引っ張られて。

「――」

息が詰まって、からだが仰け反って、意識が飛ぶ。

奥の奥まで、ルビィが動くだけじゃどうにもならないその場所まで、善子ちゃんのが挿入ってくる。

「か は」

「ごめん」

最後の善子ちゃんの謝罪の声の後は、よく覚えていない。
0456名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/26(火) 00:03:08.99ID:DErCR1vA
――善子の部屋

ルビィ「……すぅ すぅ」

善子「……そういやいつも、終わった後は話したがってたっけ……」

考えることは、今となってはどうしようもないことだけ。

善子「最後の時だけ、私が起きててルビィが寝てるって、ヘンな話よね」

自嘲じみた笑みが浮かぶ。

自転車でルビィの家から私の家まで走破しようと思えば十五キロはある。

その後こんなに激しく動けばさすがのルビィも起きてはいられなかったんだろう。

どろどろになったルビィのカラダを拭くために、私はいつかそうやったように、濡れたタオルを洗面所から持ってこようと思った。

ベッドから起き上がると、くん、と引っかかりを覚えた。

目線を走らせれば、そこにはかたく絡められた指と指。眠っていても、この恋人は私を離したがらないらしい。

善子「……ごめんね」

今日何度謝罪を口にしたかはわからない。でも、それでもごめん、ごめんと繰り返しながらひとつひとつ、指を解いていく。

自分の手で、ルビィが絡めてくれた指を解いていく。

小指。薬指。中指。人差し指。親指。全部解いた時に、私は自分の頬が濡れていることに気づいた。

善子「……ごめん」

指を解き、もう一度ルビィの表情を眺めて――私は洗面所にタオルを取りに向かった。
0457名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/26(火) 00:08:40.41ID:DErCR1vA
善子「……さて、と」

ルビィの身体も拭いたし、私自身も体力は戻ってきた。

この後私は十五キロ……四時間かけてルビィを家まで送り返さなくてはならない。

まあ今から家を出れば六時には家に着くだろう。

着いたらダイヤを――生徒会長を呼び出してすべてを打ち明け、その日のうちに、ルビィとの関係を終わらせる。

十五キロの距離に不思議と不安はなかった。

四時間ルビィを背負って歩くことにも不思議と不安はなかった。

ただ、関係を終わらせた後だけが、不安だった。

善子「行くか……」

その不安から目を反らし、私は終わりに向けてその一歩を踏み出した。
0461名無しで叶える物語(茸)2019/03/26(火) 06:20:30.29ID:ibgNYcrh
まだだ……!まだだぁぁっ!!!
善子ォォ……

結末まで見届けるぞ
0463名無しで叶える物語(もこりん)2019/03/26(火) 08:48:03.84ID:Nw7P3QtE
うわああ
0465名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/26(火) 23:07:38.59ID:DErCR1vA
――黒澤家 門前

善子(不思議と汗は一滴も流れなかった。ルビィが起きる気配もなく、ただ私は静かに黙々と、立ち止まることなく歩き続けた)

善子(疲労感もなければ、たどり着いた達成感もない。ただ、気付けばそこに居た)

善子(そのまま私は携帯電話を取り出して、生徒会長を呼び出す)

善子(コール音が五回なった後、背筋の伸びる声が私の耳朶を打った)

ダイヤ『……おはよう。……今日は、随分と早い、のね』

善子(起き抜けでこの声の張り方は見事としか、言いようがなかった)

善子「おはよう。ちょっと出てこれる?」

ダイヤ『……何事?』

善子「妹を連れてきたの」

ダイヤ『……』

善子(ちょっとの無言の後、通話は切れた)
0466名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/26(火) 23:25:09.41ID:DErCR1vA
ダイヤ「……一体何があったの」

善子(流石に寝起きで出来ることは無かった。きっちり制服を着こんでお出迎えしてくれた)

善子「日付が変わった瞬間、ルビィがウチの前に居たの」

ダイヤ「……は?」

善子「実際大事になる前におぶってきたんだけど、生徒会長」

ダイヤ「……り、理解が、追いつかない……」フラッ

善子「追いつかなくていいから。もうこれ以上は迷惑はかけない」

ダイヤ「……はい?」

善子「ほら、返すわよ」

善子(そう言って私は背中の、よくまあぐっすり眠り込んだルビィを、ダイヤに押し付ける)

ダイヤ「あ、ちょ、ちょっと、あっ」
0467名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/26(火) 23:34:33.86ID:DErCR1vA
ダイヤ「よ、善子、貴女一体……」

善子「違う、ヨハネよ。……会長言ってたわよね、庇いきれなくなるって」

ダイヤ「え、ええ……」

善子「これ以上私と付き合っていたら、会長が今一番望むルビィの自由を私が奪うことになる」

ダイヤ「よ、善子、待って――」

善子「安心して。ちょっとギスギスするかもだけど、すぐにきっと、元に戻れる」

ダイヤ「善子――!」

善子「……もう私は、ダイヤに呼び捨てで名前を呼ばれる人間じゃないの。もう、黒澤に近い人じゃない」ピシャリ

ダイヤ「――っ」

善子「大丈夫、今日にでも、きっちりケジメはつけるから」クルッ

善子(踵を返して、もう振り向かなかった)

善子(たった一度も、ルビィを見ることはしなかったことを、褒めてほしい、と思った)
0474名無しで叶える物語(茸)2019/03/27(水) 08:06:08.68ID:tWc11gcH
それでも、それでもルビィなら追いかけてくれる
お話するんでしょルビィちゃん!
0477名無しで叶える物語(湖北省)2019/03/28(木) 11:08:24.65ID:ZLsVMBlg
0482名無しで叶える物語(湖北省)2019/03/30(土) 02:08:47.88ID:jKpBs6Mb
0483名無しで叶える物語(中部地方)2019/03/30(土) 03:08:03.79ID:tZ0wgtqh
支援
0488名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/31(日) 21:25:50.48ID:hede7ShZ
――ルビィの部屋

ダイヤ「……」

ルビィ「ん……すぅ……」

ダイヤ「……」

ルビィ「ん……んぅ……」ムク

ダイヤ「あ……ルビィ」

ルビィ「ん……あ、おはよう……おねえちゃん……あ、れ?」

ダイヤ「……」

ルビィ「なんでルビィ、ルビィの部屋で……?」

ダイヤ「ヨ、ハネ、が……届けてくれたのよ」

ルビィ「え……あ、あああ、セーフ! 会ったのは今日だから! だからセーフ!」
0489名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/31(日) 21:34:41.52ID:hede7ShZ
ダイヤ「……別に、怒ってはないわ。それより、ヨ、ハネ……とは何か話をしたの?」

ルビィ「? えっと、二人で過ごしてただけで……ああああああ!! そうだ! お話! 忘れてた!」

ダイヤ「る、ルビィ?」

ルビィ「会いに行ったのは、ルビィ、善子ちゃんにお話があったからなの!」

ルビィ「マルちゃんに言われて、ルビィが思ってることとか、ルビィが善子ちゃんと初めて会った時からずっと好きなこととか」

ルビィ「善子ちゃんの初めてになれなくて悔しいとか、でもその代わり善子ちゃんの一番になりたいとか、そういうの全部!」

ダイヤ「……」ポカン

ルビィ「こうしちゃいられないよ! 早く学校に行って善子ちゃんにお話ししなきゃ!」バタバタ

ダイヤ「え、ええ? そうね?」ポカン

ルビィ「ルビィ準備するね!」パタパタ

ダイヤ「……一体どうなっているの……」
0490名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/31(日) 21:40:13.17ID:hede7ShZ
――学校 一年の教室

ルビィ「えっ、善子ちゃんお休みなの?」

花丸「うん、マル達のグループにメッセージ届いてたけど、ルビィちゃん見てなかった?」

ルビィ「朝はバタバタしてたから……」ゴソゴソ

ルビィ「ほんとだ、今日はお休みって……ん?」

花丸「?」

ルビィ(善子ちゃんから別でメッセージが……)

善子:今日の昼休み、屋上で待ってて。話があるの。

ルビィ(? お昼から登校するのかな?)

花丸「……ルビィちゃん?」

ルビィ「ううん、なんでもない。ほんとだ、連絡来てたんだね」

花丸「……大切なお話は、明日かな?」

ルビィ「……そう、だね!」
0491名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/31(日) 21:43:46.04ID:hede7ShZ
ルビィ(善子ちゃんも話したいこと、あるんだ)

ルビィ(……なんだろう。ルビィと同じように、何か思ってること、あるのかなぁ?)

ガラッ

先生「はい、ホームルーム始めますよ! 席に着いてください!」

ルビィ(うーん……?)

花丸「ルビィちゃん、先生来たよ」

ルビィ「えっ? あ、ほんとだ! ルビィも席に戻るね!」パタパタ
0492名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/31(日) 21:52:45.78ID:hede7ShZ
――昼休み

花丸「じゃあルビィちゃん、今日は図書委員だから図書室に行くね?」

ルビィ「うん、行ってらっしゃいマルちゃん」

花丸「うん、行ってきます」パタパタ…

ルビィ「ルビィも行かなきゃ」ガタ

ルビィ(結局善子ちゃん、教室には来なかったなぁ。まだ学校に来てないのかな?)

モブA「ルビィちゃん、お昼一緒に食べない?」

モブB「今日は善子ちゃんも花丸ちゃんもいないんでしょー?」

ルビィ「ごめんね! ルビィも行くところがあるから!」パタパタ

モブA「あらら、振られちゃった……」

モブB「そういえば最近三人そろってるとこ見ないよね」

モブA「そうかも……」
0493名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/31(日) 22:02:36.30ID:hede7ShZ
――昼休み 屋上

タタタタタタ……

ルビィ「善子ちゃん?」

善子「ルビィ」

ルビィ「善子ちゃん、今日はごめんね? 多分善子ちゃん、その、ルビィの家まで送ってくれたんだよね?」

善子「気にしないで。些細なことだから」

ルビィ(善子ちゃんは、いつもと雰囲気が違う……?)

善子「悪かったわね、屋上まで呼び出して」

ルビィ「いいよぉそんなの、それを言ったらルビィも善子ちゃんの家に押しかけちゃったし……あ、自転車! 自転車は――」
善子「ルビィ」

ルビィ「!」

ルビィ(善子ちゃんの声で、身体が強張る。緊張が全身を駆け巡る)

善子「ルビィ――」
0495名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/31(日) 22:12:11.67ID:hede7ShZ
ルビィ「……え?」

善子「別れましょう、って言ったのよ」

ルビィ(え? え? え? な、に? どういうこと?)

善子「ここ最近のルビィ、愛が重いって言うか」

ルビィ(え、おもい、って、え、どう、いう)

善子「正直ちょっとしんどいって言うか、付き合ってるの辛いって言うか」

ルビィ(しん、どい……よしこ、ちゃんが、るびぃのことを――つらい、って)

善子「……ルビィ?」

ルビィ「ぁ、の……」

善子「なに?」

ルビィ「よしこちゃん、は、いや、だったの?」

善子「……求められるのは悪くないけど、ちょっと最近のはね……お互い結構学校生活にも影響出てるし」

善子「そろそろ、潮時かなーって」

ルビィ「しお、どき」

ルビィ(わからない、よしこちゃんのいってることが、わかんない)
0496名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/31(日) 22:18:22.07ID:hede7ShZ
ルビィ「ま、まって、ルビィ、善子ちゃんに、言いたいことが――」
善子「待った。その話も重い話なんじゃないの」

ルビィ「っ、そん、なこと」
ルビィ(――ない、なんて、言えない)

善子「……別にルビィの事が嫌いになったってわけじゃないの」

善子「ただ、恋人で居るのは、これ以上は無理だなって思ったから」

善子「私たち、友達に戻りましょう」

ルビィ「とも、だち……」

善子「そう、友達にね。私たちはAqoursのこともあるし」

ルビィ(ともだち、もどる、わかれる、よしこちゃん、こいびと、むり)

ルビィ(わかんない。わかんない。なにもききたくない。いいたいこともいえてない)

ルビィ(でも、それをいってしまったら、もっとよしこちゃんにきらわれる)

ルビィ(きらわれたくない、これいじょう、きらわれたくない)
0498名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/31(日) 22:25:42.75ID:hede7ShZ
ルビィ(もう、よしこちゃんは、こいびとに、もどれないって)

ルビィ(でも、まだ、きらいにはなってない。こいびとにはなれなくても)

ルビィ(まだ、ともだちで……いられる)

ルビィ「……」

善子「ルビィ?」

ルビィ(いやだ。いやだ。よしこちゃんとこいびとでいたい。こいびとでいたい。でも――)

ルビィ「――わかった」

善子「っ」

ルビィ(イヤ。イヤ、いやだいやだいやだいやだいいやだいやだいやだ――嫌! 別れたくない!!)

ルビィ「今まで嫌な思いにさせてごめんね、善子ちゃん」

善子「……」

ルビィ(すき! 善子ちゃんが好き! 世界で一番、たったひとり、ルビィが恋した人!! だからぜったい、別れたくない!!)

ルビィ「……ルビィ、とっても幸せだったよ。だから――」
0499名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/31(日) 22:34:29.56ID:hede7ShZ
――ルビィ初めてが善子ちゃんで良かった
――んー

初めてえっちした日の事


――ルビィ!! 大丈夫!?
――よ、善子ちゃん……?

体育の時間、ルビィを庇ってくれたこと


――生徒会長への言い訳、考えときなさいよ?

授業に出席せずサボって学校でエッチした日


――私はルビィと付き合えて嬉しいって思ってるし
――気持ちいことをさせてくれないから嫌う、なんてこともしない

電話で愛をささやいてくれた日


――ごめ――きょう、ほんと、むりかも――♡

放課後、我慢できなくなった善子ちゃんと体を重ねた日の事


――私さ、どこに行くかよりも誰と居るか、っていうのを重要視するタイプなのよね

なんでもない普通のデートをした日の事


ぜんぶが、わすれることなんてできない、大事な思い出が、あふれてきて――。
0500名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/31(日) 22:35:23.17ID:hede7ShZ
「今までありがとう。別れよっか――よっちゃん」
0509名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/04/01(月) 07:42:28.58ID:qsIRmynp
善子ちゃん辛いだろうに…
0512名無しで叶える物語(SB-iPhone)2019/04/01(月) 13:49:35.83ID:6aQwEC/x
単にスレタイがそうだったから使ってるだけだと思ってた
G’s設定と矛盾する善子呼びに対する意味の持たせ方が上手いし辛い
0513名無しで叶える物語(庭)2019/04/01(月) 20:06:23.20ID:a3gPG98B
叫びたくなる展開だな……

呼び方に意味持たせてるの辛いけど好き
0514名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/04/01(月) 22:41:15.58ID:AdW0smQR
呼称までちゃんと意味があったとか深過ぎるわ…
0515名無しで叶える物語(SB-iPhone)2019/04/02(火) 13:07:44.43ID:eoSWAFb0
0520名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)2019/04/03(水) 20:21:57.68ID:UjjMC+Fn
好き
0522名無しで叶える物語(禿)2019/04/04(木) 10:23:03.52ID:90Hq9/BH
0524名無しで叶える物語(プーアル茶)2019/04/05(金) 00:03:06.75ID:WYOZXkwI
0527名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/05(金) 21:54:41.32ID:x8QGfeFa
――学校 屋上

善子(ルビィが去って行った後の屋上は、やけにだだっ広く感じる)

善子(最後の最後まで、私はルビィを直視することはできなかった)

善子(友達に戻ろう、という私の言葉に、ルビィは『よっちゃん』と呼んだ)

善子(……よっちゃん。それはヨハネ呼びに拘った私が妥協した綽名)

善子(ルビィに告白されたその日から、ルビィはよっちゃんではなく善子ちゃんと呼ぶようになった)

善子(ありのままの私が好きだから、という理由で――)

善子(……わたしとルビィは、これでただの友達に戻ることができた)
0529名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/05(金) 22:09:10.21ID:x8QGfeFa
善子(私が心から渇望した、ルビィを傷つけてでも欲しかった私達の関係)

善子(その願いが叶って、久しぶりに私の顔には笑みが浮かんできた)

善子(欲しいもが目の前で売り切れてばかりだった私)

善子(大切なものはいつもなくなったり壊されたりしていた私)

善子(今まで願い事なんて叶ったことのなかった私の)

善子(初めて叶った願い事……)
0530名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/05(金) 22:14:09.23ID:x8QGfeFa
善子「はは」

善子(この心の中に渦巻く喪失感こそが)

善子「あはははははは! ふっ、ふふ……ふっ……っ……」

善子(私の願い事がもたらした幸福――)

善子「っ……くぅっ……ぅう……」

善子「うっ……ううっ……うぁあ……」

善子「うぁあああああああああああ!!!!」

善子(ああ、なんて幸せなんだろう。これできっと、ルビィは幸せになれるのだから)

善子「別れたくなかった!!!!」

善子(ルビィの幸せの形に、私は要らない――)

善子「別れたくなかったのに!!!!!!」

善子(だからこそ、別れるべきだった)

善子「わかれたく……なかったのに……」

善子(ルビィの去った後の屋上は、ただ、ただ……寂しかった)
0531名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/05(金) 22:32:09.68ID:x8QGfeFa
――善子の部屋

善子(授業を受ける気にもならず、私は家に帰ってきた)

善子(自室に籠ってただずっと目を閉じたり天井を見上げたりしている)

善子(私の部屋にはルビィとの思い出がありすぎたし)

善子(目を閉じればルビィが瞼の裏で煌めいていた)

善子(だいぶん私の頭はオカシクなっているらしい)

善子(私は自分でルビィと別れると言ったのに、このザマではあまりに情けなさすぎる)

善子「……わたしが自分でやったことでしょうが……」

善子(ルビィ……)
0532名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/05(金) 22:40:24.49ID:x8QGfeFa
善子「私とルビィは、友達……」

善子「私とルビィは、友達」

善子「私とルビィは、友達」

善子「私とルビィは、友達」

善子(ぶつぶつと呟き続ける。部屋の中でただ呟き続ける)

善子(自分にそう思わせる為に。自分を騙すために……)

善子「私とルビィは、友達……」
0533名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/05(金) 22:41:07.57ID:x8QGfeFa
つづく

明日から台湾に行くから少なくとも土日月の更新はない
すまん
0534名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)2019/04/05(金) 23:03:47.73ID:k1gvHvUM
よっちゃん……
0537名無しで叶える物語(西日本)2019/04/06(土) 00:25:47.37ID:BOoajobF
つれぇ、、、
が、保守は任せろ
0539名無しで叶える物語(庭)2019/04/06(土) 19:45:25.25ID:7wCr7pHd
ほっほ
0542名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/04/07(日) 21:04:18.57ID:cGCKov20
信じて待つ
0546名無しで叶える物語(もこりん)2019/04/08(月) 07:27:33.99ID:ZN+rritP
0548名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/08(月) 23:53:26.52ID:daanPddZ
――翌日 通学路

善子「……」テクテク

花丸「あっ、おはよう善子ちゃん」ニコ

善子「ん、おはよう花丸。今日は独りで登校なのね」

花丸「うん。昨日お昼休みの後、急に体調崩しちゃったみたいで……五限の後早退して今日はお休みみたい」

善子「そ、そうなの」

花丸「うん……。善子ちゃんは昨日お休みだったもんね」

善子「まあ、ね」

花丸「……善子ちゃん」ジッ……

善子「……ん? なに?」
0549名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/08(月) 23:57:10.38ID:daanPddZ
花丸「善子ちゃん、昨日ルビィちゃんと何かお話した?」

善子「……話って?」

花丸「なにか、とても大切な事を……しなかった?」

善子「……さあ、少なくともルビィからはなにも」

花丸「え……?」

善子「そもそも私は昨日休みだったのよ? ルビィと話す機会なんて……花丸?」

花丸「……どういうこと……?」

善子「……なに? どうしたのよ花丸、顔色悪いわよ」

花丸「昨日、善子ちゃん、ルビィちゃんと本当に何も話してないの?」

善子「……しつこいわね、何も話してないって」

花丸「本当に話してないの?」

善子「だから私は昨日――」
花丸「善子ちゃん!」
0550名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/08(月) 23:59:28.27ID:daanPddZ
善子「うるさいっ!!」

花丸「っ」ビクッ

善子「あ……」

花丸「……ぅ、ご、ごめんなさい……オラ……その……」

善子「あ……や、わ、こっちこそ、ゴメン……怒鳴って……」

花丸「……」

善子「……遅刻するわ。行きましょう」

花丸「……そう、だね……」
0551名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/09(火) 00:07:51.98ID:MvXgr9fk
――昼休み 教室

善子「……」モグモグ

花丸「……」モグモグ

善子「……」モグモグ

花丸「……」モグ モグ

善子「……」モグ  モグ

花丸「……あの、善子ちゃん……」

善子「な、なに――」

ピーンポーンパーンポーン
0552名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/09(火) 00:10:34.39ID:MvXgr9fk
――津島善子さん 津島善子さん 至急生徒会室まで来るように 至急生徒会室まで、必ず来るように

ピーンポーンパーンポーン

花丸「ダイヤさんだ……?」

善子「……行ってくる」ガタッ

花丸「あ……うん……」

善子「……じゃ、行くから……」タッ

花丸「……う、ん……」


花丸「ルビィちゃん、善子ちゃん……一体昨日何があったの……?」
0556名無しで叶える物語(もこりん)2019/04/09(火) 20:35:25.14ID:f80U3p4J
うああ
0562名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/11(木) 15:08:43.20ID:5FenPbL3
――生徒会室

善子「呼んだ? 生徒会長」

ダイヤ「ええ、そうよ。……善子、その呼び方は止めて」

善子「一体何の話? 花丸と楽しく駄弁ってたところだったんだけど」

ダイヤ「談笑の邪魔をしたのは謝るわ。けれど、わたくしにとって――」

善子「ルビィとは別れたから。安心して」

ダイヤ「っ」

善子「ルビィが夜中にひとりで出歩いてたこと、ばれてないわよね?」

ダイヤ「そ、れは、大丈夫――でも、そういう話ではなくて――」

善子「結局ルビィに悪影響を与えたのは私なの。私と一緒にいることで、ルビィの素行がどんどん悪くなるなら、取り返しがつかなくなる前に私は身を引く」

ダイヤ「ちが、あの程度ならわたくしが幾らでも庇って――」

善子「嘘よね。前言ってたじゃない。もうこれ以上は庇えないって」

ダイヤ「そ、れは――」
0563名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/11(木) 15:10:32.85ID:5FenPbL3
善子「それに……それにさ」

善子「……ち、ちょっともう疲れたの。ルビィと付き合うの。あの子重いし」

ダイヤ「よし、こ……」

善子「ちょうど潮時って、思ったし、だから、振ったの。
   もう、もうさ、よりを戻そうなんて考えもしないしきっとルビィは今度こそ幸せになれる、
   そうよ今度こそ本当に誰かと恋に落ちて幸せになれるはず私みたいなのよりもっと良いヤツと!」

ダイヤ「善子、待って、ルビィは」

善子「ルビィの幸せの為なら私はなんだってする!! 私と付き合うことでルビィが幸せになれないのなら、私は別れる!!!」

善子「これ以上話すことなんてない!!!! 話すことなんて、ない!!!!!」

ダイヤ「よ、しこ――」

ピーンポーンパーンポーン

――一年A組津島善子さん 一年A組、津島善子さん
――職員室まで来るように
――繰り返します 一年A組津島善子さん 職員室まで来るように

ダイヤ「あ――」

善子「私、行くから」ダッ
0564名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/11(木) 15:12:07.71ID:5FenPbL3
つづく

明日から一週間ほどアメリカに行くことになった
その間更新ができない、すまん
0567名無しで叶える物語(もこりん)2019/04/11(木) 15:25:16.83ID:tiWiHeYx
作者は何者なんだ…?
0568名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/04/11(木) 21:37:25.46ID:4Bm0Ni1l
「私と付き合うことでルビィが幸せになれないのなら、私は別れる」
って善子ちゃんが言うとつらいつらすぎるみんな幸せになって欲しい保守
0571名無しで叶える物語(もこりん)2019/04/11(木) 22:35:23.81ID:ohkrqgsS
ほしゅはまかせろー
0574名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/04/12(金) 21:36:37.94ID:yb/ygwbi
こんな年度始めに海外とか外資系か何か?
0579名無しで叶える物語(湖北省)2019/04/14(日) 02:13:54.62ID:RVHHPVfi
0580名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/04/14(日) 18:59:27.25ID:kzprwUlw
0587名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/16(火) 19:39:22.17ID:JmY0qyGb
――教室

花丸「あ、よしこ、ちゃん……」

善子「……ただいま」

花丸「……さっき、職員室にも……放送が」

善子「……最近素行が悪いって軽い注意をされただけ。遅刻とかサボりとかね」

花丸「あ……」

善子「……」

花丸「……」

善子「私、席に戻るから」

花丸「……うん……」
0589名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/16(火) 19:45:07.61ID:JmY0qyGb
善子(結局会長とも花丸とも、拗れてしまった)

善子(でもそれもしょうがないのかもしれない)

善子(すべて私が自分で蒔いた種で、その結果がこれなんだろうな)

善子(そう、これが私が選んだこと……)

善子(これが私の探し求めた、最良の関係……)

善子(……これで、いいんだ)

ガラッ

先生「はーい席に着いてー、授業始めますねー!」
0590名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/16(火) 19:49:41.61ID:JmY0qyGb
善子(その翌日にはルビィは何事もなかったかのように登校してきた)

善子(にこりと微笑むルビィの笑顔は以前変わりなくて、それでも目を合わせればどうしようもない距離感が)

善子(私とルビィの間には漂っていた)

善子(花丸も私とルビィのそのぎこちない視線の合わせ方に、居心地の悪さを感じていて)

善子(私は二人から距離を取るようになった)

善子(いや……正確には私は、ルビィから逃げ出したんだ)
0591名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/16(火) 20:42:45.80ID:JmY0qyGb
――昼休み 空き教室

善子「……」

今日も私はルビィから逃げた。一秒だってルビィの近くに居たくなかった。

死ぬほどルビィの隣に居たいのに、隣に居てももうルビィと視線を絡めることなんてできない。

ルビィが時たま呼ぶ「よっちゃん」の響きが、私を絶望と息が詰まる苦しみを与える。

ルビィの瞳が私を見るたび、私がルビィを傷つけたことを想起させられる。

ただ息をしているだけで、ルビィを苦しめているという事実に私は私を傷つけたくなる。

私は傷ついてなどいない。私は加害者であり、加害者が傷ついたなど、言えるわけがない。

すべて私が望んだことなのだ。

だから、だから。
0592名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/16(火) 21:28:03.84ID:JmY0qyGb
善子「……ん」

こつ、こつ、と足音が聞こえる。生徒の数は少ないが教室の数は昔のまま多い。

校舎の果ての教室となると、最早誰一人として訪れる者はおらず、私一人しかこの付近には居ない。

そんな静かな場所だから、足音もとてもよく響く。

善子「……」

誰だろう、この場所を知っているとしたらルビィしか、そう思ってすぐにその考えを棄てる。

ルビィ? そんなバカな。ルビィが私を探しに来るわけがない。そんな都合のいいことはあり得ない。

こつん、こつん、と足音が重なって聞こえる。

善子「……こっち来てる?」
0593名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/16(火) 21:43:55.45ID:JmY0qyGb
この時間にこんな場所に来るなんてロクでもない奴だろう。

それに、ここに私が一人でぼんやりしていることをあまり他の人に見られたくない。

善子「……隠れよ」

私はぱっと立ち上がって教室のロッカーの中に飛び込んだ。

息をひそめて四秒。足音は意外にも私が潜む教室の中にやってきた。

善子「……」

これじゃあロッカーから出ることができない。我ながらなんて間抜けなんだろう。

息をひそめて溜息を吐いていると、聞き覚えのある声が私も耳朶を打った。
0594名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/16(火) 22:29:04.34ID:JmY0qyGb
ダイヤ「ふぅ」

花丸「……二人でこの教室に来るのは久しぶりですね」

ダイヤ「そうね……最後に来たのは、中学生のマルちゃんと二人で逢うためだったわ」

花丸「……懐かしいですね」

ダイヤ「……ええ」

花丸「……」

ダイヤ「……ルビィとヨハネが、別れたわ」

花丸「うん。二人を見てたら……わかったよ」

ダイヤ「……きっとわたくしの責任ね」

花丸「ちが、違うよ! ダイヤさんのせいじゃない!」
0595名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/16(火) 22:56:47.11ID:JmY0qyGb
ダイヤ「いいえ……わたくしがヨハネとルビィに口出しばかりしたから……」

花丸「それは、必要なことだったよ……だって、だって……」

ダイヤ「わたくしたちと同じ目に遭ってほしくなかった、確かにその思いはあったわ」

ダイヤ「だけど、それがこんなことに繋がるなんて……」

花丸「そんなこと、ダイヤさんのせいじゃないって……」

ダイヤ「……わたくしは結局、わたくしの両親と同じ――」

花丸「違う!! オラはそうは思わない!」
0596名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/16(火) 23:02:13.22ID:JmY0qyGb
つづく
0605名無しで叶える物語(禿)2019/04/18(木) 11:11:04.43ID:+wA3MCeP
0607名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/18(木) 22:39:04.02ID:pr+uQy+k
花丸「オラ達はルビィちゃんの幸せが一番大切だったから! ルビィちゃんの自由を奪ってまでも、オラ達の幸せなんて要らないって!」

花丸「そう決めたずら! でしょう!?」

ダイヤ「……わたくしたちが別れたのは、子供を産めない、という理由で両親から……もしそれでも、付き合い続けるというのなら……」

花丸「ルビィちゃんに黒澤を継がせて、お見合いを強制させる。ダイヤさんもマルも、それは選べなかった――そうだよね」

ダイヤ「確かにそう……でも、わたくしがやったことは……善子にとって……」

花丸「ダイヤさん……でも、ダイヤさんが注意してなかったら――」

ダイヤ「……別れていなかったかもしれない……ルビィにとって、善子は小さなころからの想い人だった……」

ダイヤ「わたくしはルビィから、奪ってしまった」

花丸「そんなこと……そんなの……」
0608名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/18(木) 22:46:44.34ID:pr+uQy+k
ダイヤ「わたくしは二度も過ちを犯してしまった。一度目の過ちの時に、わたくしは誰よりも何よりも、ルビィの幸せを願うと決めたのに」

ダイヤ「結局わたくしが、ルビィから幸せを取り上げてしまった……」

花丸「オラだって、オラだって……ルビィちゃんが居てくれたから、今こうやってオラがいる……今のオラはルビィちゃんのお陰……」

花丸「だから、ルビィちゃんの幸せの為なら、なんだってする……そう決めてたから……」

花丸「ルビィちゃんにはオラたちの様になってほしくなかったから、フォローしていたはずなのに……」

ダイヤ「……不思議ね。ルビィの為にわたくしたちが別れたというのに、わたくしたちがいつのまにか二人が別れる要因を作ってしまった」

花丸「……ダイヤさん……」

ダイヤ「ただでさえ、今もマルちゃんのことが好きなのだけど、自分どころか妹の恋すら、ままならないものね」

花丸「オラも……ダイヤさんのことが、すきだよ……」

ダイヤ「……マルちゃん……」

花丸「うぅっ……オラ、どうしたらいいずら……ルビィちゃんと善子ちゃんが幸せになってくれなきゃ、もう、おら、どうしたらいいかわかんないよ……」

ダイヤ「泣かないで、マルちゃん……」
0609名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/18(木) 22:50:57.80ID:pr+uQy+k
くぐもった泣き声と、ひたすらになだめるダイヤの声。

それ以上に今、私の頭の中は衝撃と絶望と虚無が駆け巡っていた。

会長と花丸が付き合っていた?

二人が交際を続ければ、ルビィが代わりに黒澤家を継いでお見合い?

だから二人は別れて、ルビィの幸せを優先した?

そしてルビィの想い人は、私で、二人は私にルビィの幸せを託していた?

そして私は――何をした?

私は、何をした?

私は、ルビィに、何をした?
0610名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/18(木) 22:55:24.94ID:pr+uQy+k
五時間目を知らせる鐘の音。

急ぎ教室を出るふたつの足音。

私はよろよろとロッカーから抜け出す。

呼吸が浅い。

叩き付けられた事実に、私の世界はぐるぐると回転している。

ふらついた足。体を支える為に机に手をつこうとして、思い切り体を床にたたきつけた。

全身を駆け巡るはずの痛みなんて少しも感じなかった。

私はなにをした?

ダイヤと花丸が泣く泣く手放した幸せ。

そしてルビィの為だけに祈った願い。

それらを私は、握りつぶした。
0611名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/18(木) 22:59:27.09ID:pr+uQy+k
私はどうすればよかったの?

ルビィと付き合い続けるべきだった?

でもきっと、私たちの行いは明るみに出た。

ルビィとの行為に溺れる私は、絶対にルビィに甘えていた。

明るみに出れば、ルビィの自由は失われる。

じゃあ別れるべきだった?

ダイヤと花丸の願いを踏みにじってまでも?

ルビィを傷つけてまでも?

全部全部私が悪いんじゃないか?

少しでもルビィに甘えず、もっとちゃんとしっかりしていれば。

私が、もっと、しっかりしていれば。

私が、私が。私が全部悪いんじゃないか。

「……もう、いやだ……」
0612名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/18(木) 23:00:15.31ID:pr+uQy+k
つづく。
0615名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/04/19(金) 00:48:31.15ID:ickVFhR3
さあ…ボロボロになってからの再スタート
ここからやぞ…
0616名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)2019/04/19(金) 00:53:15.73ID:VmtVkF40
守り抜け……守り抜けよぉ!
0627名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/21(日) 21:55:03.80ID:jqiwU2UC
五限をサボって六限は机に突っ伏して、乾いた笑顔で教室を最速で飛び出す。

もうルビィにも花丸にもダイヤにも、私は顔向けなんてできない。私はただの偽善者で、クズだ。

堕天使よりもタチの悪い、地獄じゃなくてゴミ溜めを這いずりまわるウジ虫以下だ。

今後一生私は世界で一番愛している人と、良き親友兼良き理解者と、敬愛する先輩を傷つけた罪を背負って生きていくんだ。

でも、でもそれでも、もしルビィが、本当に好きな人と結ばれることが出来たのなら。

私というゴミクズ以下の人間のことなんて忘れて、ルビィが幸せになれたのなら。

花丸もダイヤも、恋人と幸せになる事より優先したルビィの幸せを見届けられるなら。

私の罪は消えないとしても、辛うじて別れた意味はあったと思いたい。

私がただ罪悪感に苦しみながら一生を過ごすことの代償に、ルビィが、花丸が、ダイヤが、幸せになれるのなら。

ルビィが、本当の恋をして幸せになれるなら。

私は、もう、死んでもいい。
0628名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/21(日) 22:01:38.22ID:jqiwU2UC
バスに飛び乗って、お気に入りの特等席で声を殺して私は泣く。

本当は泣くことすら許されない。むしろ私は今まで通りに振舞わなけれればならない。

私はルビィに言ったじゃないか。友達に、戻ると。

実際ルビィは多少無理しているだろうけど、花丸がいる前では友達として振舞おうとしている。

なのに私はどうだ。もうダメだ。心が耐えられない。ルビィに「よっちゃん」と言われるだけで、自分の心臓を握りつぶしたくなる。

けれどこれは私の望んだ理想の形。後はただ、ルビィが本当の恋をして、幸せになれば、いい……。
0629名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/21(日) 22:11:21.42ID:jqiwU2UC
――善子のマンション

善子「……」ガチャ バタン

ワイワイ ワイワイ

善子(……見慣れない靴……ママの友達……?)

善子「……ぱっ、と挨拶だけして、部屋に逃げよう」スタスタ

ガチャ

善子ママ「そう、この時の善子ったらすっごい可愛くて〜」

ママ友「何言ってんの今も可愛いじゃない! スクールアイドルもやってるのに――あら?」

善子「……こんにちは……」ペコ

善子ママ「あらっ? 今日早いのね、部活は?」

ママ友「あー善子ちゃん! うっわー生だと更にかわいい!!」

善子「うん、部活は今日はミーティングだけで……」

ママ友「今の善子ちゃんは美人系だけど、昔の善子ちゃんは超かわいいわね〜! ほら!」ズイッ

善子「っと……あ、これ……」

善子(……昔のアルバム……?)
0630名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/21(日) 22:16:15.96ID:jqiwU2UC
そこに挟んであった写真は、私が小学生ぐらいの頃の写真だった。

きらきらと瞳を輝かせ、ランドセルを背負って走る写真。

ママの友達が、ぺらりぺらりとページをめくる。どうも見覚えのない風景だ。

私の記憶の中にある沼津の小学校とは、少し違う。こんなに田舎道だったっけ。

そんな疑問が芽を出した瞬間、私は我が目を疑った。

「え」

なんでもない一枚の写真。私と、私に抱き着く赤い髪の長い女の子が映った写真だった。

幼い私以上に幼い顔つきの少女。赤い髪。深緑の瞳。

「んなっ……」
0631名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/21(日) 22:25:19.51ID:jqiwU2UC
間違いない。この写真の女の子は……。

善子ママ「ああ、ルビィちゃんもめっちゃくちゃ可愛いわよね。すっごい善子に懐いてたの、覚えてる?」

遂に私は声すら出せなくなったらしい。

なぜ今まで忘れていたのか、そう思うのが不思議なほどに、その時の記憶が一気に蘇ってきた。

ピンを盗られ、髪がふわりと広がる情景。

上履きも盗られて、可愛いピンクと白の靴下の足裏は黒く汚れていて。

その状況に私が我慢できなくて、ピンを持った男子に、殴りかかった。
0632名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/21(日) 22:26:17.37ID:jqiwU2UC
ダイヤの言葉が蘇る。

  ルビィにとって、善子は小さなころからの想い人だった――。

ルビィが言おうとしていたこと。

  ま、まって、ルビィ、善子ちゃんに、言いたいことが――。

私が考えたバカな仮説が脳裏を走る。

  それは、恋というよりも『誰かにとっての一番でありたい』という気持ちではないだろうか。

  周りはあの子に期待の目を向けたふりをして、実際は最初から期待なんてしていなかった。

  そうやって裏切られたあの子は、今まで花丸以外に心を開くことはできなかったんだろう。

  それから私と出会い、ルビィは私に興味を持って、私も懐くあの子に『リトルデーモン』なんて名前を付けて特別扱いをしたから。

  ……もう一度誰かを信じたいと、考えたんじゃないだろうか。

  誰かにとって一番で居続ければ、裏切られることは無い……それに私は選ばれたのでは、ないだろうか。

  それを、あの子は誰かの一番になりたいという感情を、恋だと思ったのでは、ないだろうか。
0633名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/21(日) 22:28:06.97ID:jqiwU2UC
違う。

大間違いだ、こんな傲慢な考えは。

真実はもっとシンプルだ。

ルビィは、周りの大人たちに裏切られるよりも先に。

私に、恋を、していたんだ。
0634名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/21(日) 22:32:38.48ID:jqiwU2UC
わ、たしは、なにを……しているの。

わたしはルビィの、なにをしっていたの。

すべてが私の思い込みで、すべてがわたしの独りよがりで。

何もかもが私のくだらない考えのせいで。

ルビィは小学校で私に出会い、私が転校し、高校で再会するまで、しかも私はルビィと会っていたことすら忘れていたのに。

ルビィはただ、私に眩いほどの恋を……してくれていたんだ。
0635名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/21(日) 22:40:45.50ID:jqiwU2UC
家を飛び出した。

我武者羅に外を駆け回った。

叫ぼうとしても声も出なかった。

躓いて、転んで、膝から血が出て、それでも私は走り続けた。

全身をぼろぼろにして自分を傷つけていないと、そうでもしないと。

私は本当に自分の首を絞めて自分を殺してやろうと思っていた。

コンクリに叩き付けられて、這いずりまわって、起き上がって立ち上がる、ウジ虫には、お似合いの姿だ。



ああ。ああ。

だれか。

私を殺してくれないか。
0636名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/21(日) 22:41:24.42ID:jqiwU2UC
つづく。
0638名無しで叶える物語(庭)2019/04/21(日) 23:00:35.66ID:AbUuRQ9S
青春だ。痛いほどの青春だ。
感動シーンはまだ先のはずなのに、
もう涙が出てきそうだ…
0639名無しで叶える物語(もんじゃ)2019/04/21(日) 23:20:33.20ID:ThTdWua4
俺はもう出てる

最初はエッチなよしルビだと思って見てただけなのに今はもう目が離せない

早く!!ルビィちゃんのもとへ早く!!!
0640名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/04/21(日) 23:50:34.33ID:qwe5jFrH
恋は盲目
0643名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)2019/04/22(月) 20:54:12.23ID:lwZszQsW
頑張るのだ善子……
0644名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/22(月) 22:52:15.70ID:r02rXN64
――浦女 屋上

鞠莉「ン? 今日はヨハンナお休み?」

果南「ヨハンナ?」

曜「花丸ちゃんルビィちゃん、なんか聞いてる?」

花丸「……」

ルビィ「……」

梨子「ふたりとも、どうしたの……?」

ダイヤ「今日は休む、と連絡が来ていたわ、曜ちゃん」

曜「そーなんだ! 最近ヨーシコー、お休み多いねー!」

ルビィ「……」

ルビィ(善子ちゃん……どうしてルビィのこと、避けるの……?)

ルビィ(やっぱりもう、友達にも戻れないの……?)
0645名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/22(月) 22:58:52.95ID:r02rXN64
千歌「体調悪いのかなぁ? だとしたらお見舞いに行かないと!」バタバタ

果南「悪いとしたら、ね?」ガッシ

梨子「花丸ちゃんルビィちゃん、日中のよっちゃんは体調悪そうじゃなかった?」

花丸「えっと、その……」

ルビィ「……」

ダイヤ「……休みなのは仕方ないわ。ヨハネが休む理由はわたくしが聞いておく、それでいい?」

千歌「ダイヤさんならモーマンタイだね!」

梨子「も、もーまんたい……」

鞠莉「No problem!」

曜「のーぷろぶれむ!!」

果南「……とにかく、練習を始めよっか」
0646名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/22(月) 23:11:19.94ID:r02rXN64
ルビィ(……善子ちゃん……どうして……?)

果南「よーし、じゃあまずは柔軟か――」

ピーンポーンパーンポーン
 一年A組黒澤ルビィさん、一年A組黒澤ルビィさん、至急職員室まで来てください
 繰り返します、一年A組黒澤ルビィさん、至急職員室まで来てください

果南「ら……? ルビィ?」

ルビィ(善子ちゃん……ルビィのこと、嫌いなの……?)

花丸「る、ルビィちゃんルビィちゃん」

ルビィ(……せめて友達でいられるなら、嫌われたくないから、お別れしたのに。こんなの――)

ダイヤ「ルビィ!」

ルビィ「ひゃいっ!?」

鞠莉「大声こわーい!」

ダイヤ「……鞠莉は放っておいて」

鞠莉「ダイヤひどーい!」

曜「あははははは! 鞠莉ちゃん先輩超面白い!」
千歌「キレッキレだよね!」

ダイヤ「ルビィ、職員室に呼ばれていたけれど……何かしたの?」

ルビィ「えっと……なにも……」ウツムキ

梨子「……あの、ダイヤさん……」トントン
0647名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/22(月) 23:27:00.60ID:r02rXN64
ダイヤ「梨子さん? どうかして?」

梨子「あそこに停まってるの……ダイヤさんのおうちの、車じゃないですか……?」

果南「ん、ほんとだ。あの車ダイヤの家の……ってことは浦女にダイヤの両親でも来たの?」

ダイヤ「……嫌な予感がする。ルビィ、お姉ちゃんも行くから急いで着替えるわよ」

ルビィ「う、うん……」

ダイヤ「鞠莉、果南、悪いけど」

果南「わかった。こっちは気にしないで」コクン

鞠莉「ダイヤ、何かあったらすぐマリーに言って。出来ることならなんでもする。」

ダイヤ「ありがとう果南。鞠莉、頼りにしているわ」タッ

ルビィ「えっと、あの、じゃあ、お疲れさまでした……」タッ

花丸「あ……」

果南「マル、気になるのは分かるけど」

曜「お家の事はしょうがないよ! それにダイヤさんもついてるし! だいじょぶだいじょぶ!」

千歌「うんうん、ダイヤさんがいるからきっと大丈夫!」

梨子「……よっちゃん、ルビィちゃん……どうしちゃったの……?」
0648名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/22(月) 23:40:09.80ID:r02rXN64
――職員室

黒澤父「……ルビィ。ダイヤも来たか」

ダイヤ「お父様。学校に来ていたのですね」
ルビィ「おとう、さん……」

先生「く、黒澤さん、部活中に呼び出してごめんなさいね……」

黒澤父「謝ることはありません。悪いのは娘です」

ダイヤ「お父様? ルビィが一体何を?」

黒澤父「……ルビィ。ここ最近のお前の出席状況はどうなっている?」

ルビィ「!」ビクッ

ダイヤ「! お父様! それは――」

黒澤父「ダイヤ」

ダイヤ「ッ」ゾワッ

黒澤父「私はルビィに聞いている。ダイヤは少し静かにしていなさい」

ダイヤ「は、い……」

ルビィ「……」

黒澤父「答えられないのか?」

ルビィ「ぁ、の……ぇ、と……」カタカタ

黒澤父「ルビィ。お前は学校に昼から出てきたり、授業を欠席したらしいな?」

ルビィ「……ぁ、ああ……」カタカタカタ

ルビィ(お姉ちゃんの言っていた意味……いまやっとわかったような気がします……)

ルビィ(ルビィは頭が悪いから……こうならないと、わかんなくて……)

ルビィ(善子ちゃんは、こうならないように……ルビィと……)

ルビィ「……ふぐっ」ポタッ

黒澤父「……ほかにも聞きたい事がある。今日は帰るぞ、ルビィ。ダイヤも今日は帰るぞ」

ダイヤ「は、はい――っ」

ルビィ「ふっ、うぅ……ひっく……」

ルビィ(ああ……ルビィ、ルビィは、ばかだな……)

ルビィ(お姉ちゃんは教えてくれていたのに……)

ルビィ(――ここで問題を起こしてしまえばルビィの自由が失われるの――って……)

黒澤父「ルビィ、来なさい」

ルビィ「は、い……」ポロポロ
0649名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/22(月) 23:40:37.48ID:r02rXN64
つづく。
0650名無しで叶える物語(茸)2019/04/23(火) 00:01:08.67ID:bzqsnZjO
まだ終わらねぇのかよ
グダグダ続かせ過ぎいい加減ダレて来てるわ

埋めたろか?
0654名無しで叶える物語(SB-iPhone)2019/04/23(火) 13:51:33.46ID:bMCHcFrn
>>650
埋めたきゃ勝手に埋めろやクソニートガガイきのこ
0656名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/23(火) 22:48:54.54ID:ZogmDRPZ
――善子のマンション

ガチャ

善子ママ「善子!? ちょっとどこ行ってたの!? 傘も持ってなかったのに……善子?」

善子「……学校に、忘れ物。今日、晩御飯要らない」スタスタ

善子ママ「善子、ちょっと、貴女そんなずぶ濡れで……善子、お風呂湧いてるから――!」

善子「……」スタスタ

パタン

善子ママ「……善子?」
0657名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/23(火) 22:55:17.88ID:ZogmDRPZ
何もかもがどうでも良くなるまで沼津を駆け巡った。

でもやっぱり何もかもはどうにもよくならなくて、結局罪悪感と一緒に帰ってきた。

ニーソは破れて滲んだ血と泥だけが遺り、それ以外は降ってきた雨に流されていた。

家に帰って来た時にはもう、雨はやんでいたのだけれど。

ぽたぽたと床に染みていく水滴の音が、私の部屋の中に響く。

そのままずぶ濡れの制服のまま、靴下だけを脱ぎ棄てて、私はベッドに倒れ込んだ。

起きたら、すべて夢だったと思いたい。
0658名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/23(火) 23:02:45.05ID:ZogmDRPZ
目が覚めたのは、何か硬いものが床に落ちる音だった。

風邪の一つでもひいているかと思ったけれど、その逆で走り回った疲労は抜けていた。

目が覚めた瞬間からもう既に私の頭の中はルビィの事だけしか考えられない。

どうしようもないじゃないか。もうどうしようもないじゃないか。

わたしはルビィを振ったんだ。自分から振っておいて、また付き合ってほしいだなんて。

ルビィを傷つけておいて、そんな甘えたことが言えるわけない。

それに、こんな私よりも、ルビィを幸せにしてくれる人が絶対に現れるはずだ。

わたしと別れたおかげもあって、きっとルビィの自由は守られたはず。

やっぱり私の行いは、長い目で見て、正しいはずなの。
0659名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/23(火) 23:11:28.24ID:ZogmDRPZ
ふとベッドから机を見上げると、鞄からはみ出した携帯電話が光っていた。

Aqoursのグループメッセージだろうか。

流石にここ最近休みがちで、みんな心配しているかもしれない。

私はベッドから起き上がると、携帯電話の画面をタップする。

画面の明るさに目を細めつつも、チャットアプリを開く。

そこにあったのは、誰でもない、ルビィからのメッセージだった。
0660名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/23(火) 23:42:42.54ID:ZogmDRPZ
善子ちゃん、ルビィ、善子ちゃんのことがやっぱり好きです。

一番大切なことを、言っておきたかったので、お伝えします。

今日、ルビィが学校に遅刻したり、授業をサボっていたことがお父さんに知られてしまいました。

それ以外にも、この前夜に善子ちゃんの家に行ったことも知られてしまいました。

自転車がお家にないことと、ルビィが夜中に出歩いていたところを、近所の人に見られてたみたいで。

ルビィ、本当にバカでした。

お姉ちゃんはかばってくれたけど、お父さんはすごく怒ってて。

黒澤家の者としてそんなケイソツなことをするなって。黒澤家の名を汚すなって。

だから、ルビィも、おねえちゃんみたいに。

お父さんの言うとおりに、おうちのいうとおりに暮らして、高校を卒業したらお見合いをすることになりました。

……なんだか不思議な気分です。ずっと善子ちゃんとお付き合いして行けるって思っていたんだけど。

でも、全部ルビィが悪くって。

でも、善子ちゃんとお付き合いできた日の思い出さえあれば、きっとルビィは大丈夫です。

だから、善子ちゃん。ずっとずっと、ルビィが誰かと結婚したとしても、ルビィは善子ちゃんのことが大好きです。

さようなら。ありがとう善子ちゃん。
0661名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/23(火) 23:49:43.26ID:ZogmDRPZ
私の手のひらから、携帯電話が滑り落ちた。

落ちた携帯電話のすぐそばに、銀色に鈍く光る何かが落ちていた。

小さな白いもこもこのキーホルダーのついた、鍵。

震える手でそれを拾い上げる。

行け。

震える私の心が訴える。

行け。

震える私の足が動き出す。

せめてルビィの自由だけは。

震える私の手が、ルビィの残した自転車のカギを拾い上げる。

なんとかして、守らなくちゃ。

まとまらない、乱れる頭の中で、私は家を飛び出して、ルビィの自転車に飛び乗った。

わたしはどこに行って、何をすればいい?

迷いに反して、足はペダルを踏みこんでいた。
0663名無しで叶える物語(庭)2019/04/23(火) 23:57:46.12ID:RIjhTS26
行け善子! 行けぇぇ!

ルビィちゃんのメッセージの文面がホント心に刺さるわ…
0665名無しで叶える物語(茸)2019/04/24(水) 00:01:23.42ID:2gfujjMt
なんだただのDVクズ親から娘奪う話か
つまんね
0668名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/04/24(水) 00:13:36.67ID:umyY1eib
お前しかいない…!
0672名無しで叶える物語(茸)2019/04/24(水) 15:31:08.50ID:3XrJoQ/Z
良くある展開なので屋敷に火をつけるくらいはしてほしい
0673名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)2019/04/24(水) 18:55:19.20ID:ZBXnNVER
頑張るんだ善子……
0676名無しで叶える物語(庭)2019/04/25(木) 07:12:51.83ID:7+KyuQTb
ほほほ
0678名無しで叶える物語(笑)2019/04/25(木) 18:22:44.53ID:ghP7wzjX
0680名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)2019/04/26(金) 08:09:40.96ID:PPJQZXT4
いえい
0681名無しで叶える物語(茸)2019/04/26(金) 08:17:34.44ID:64OYi3jK
これで乗ってる自転車がデコチャリ仕様だったらいろいろ台無しだなと
へんなことを想像したぜ
0684名無しで叶える物語(庭)2019/04/26(金) 23:55:58.24ID:rLqNdlW2
0686名無しで叶える物語(茸)2019/04/27(土) 18:17:06.73ID:Lj72rUx0
親のところによしこが行って威勢の良いこと言って土下座したり一発殴られたりしてなんだかんだ許してもらえるやつ
0693名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)2019/04/30(火) 14:21:40.12ID:xpZsK2lg
令和でも守る
0694名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/30(火) 20:18:23.31ID:bNbGhGFn
――ルビィの部屋

ダイヤ「ル、ビィ……」

ルビィ「あ、お姉ちゃん。どうしたの? 顔色……真っ青だけど」

ダイヤ「ご、めんなさい。わたくし……が、わたくしが、もっと――」

ルビィ「えへへ、大丈夫だよ、お姉ちゃん。ルビィもいつかこうなるってわかってたんだ」

ダイヤ「なに、を――言うの……」

ルビィ「お姉ちゃんに全部押し付けて、ルビィ一人だけ黒澤から逃れて幸せになろうなんて、ずるいよ」

ダイヤ「っ! ――ちがう、違うわルビィ、わたくしは、わたくしたちは――」

ルビィ「……いいの、小学校の頃から想い続けてきた人に再会できて、お付き合いできて――黒澤の子にしては、あり得ないほど幸せだよ」

ルビィ「それに、お姉ちゃんがいるなら、ルビィは平気」

ダイヤ「ル、ビィ……」

ルビィ「ねえ、お姉ちゃん。ルビィね、また髪を伸ばそうと思うんだ――」
0696名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/30(火) 20:25:07.70ID:bNbGhGFn
「――はっ はっ」

夜空の下に響くのは私の声とルビィの自転車だけ。

渾身の力で私が踏み込むペダルは、私の心に反して止まることも悩むこともしない。

何キロ自転車で走ったかは分からないけれど、汗が全身から吹き出てきて気持ち悪かった。

けれど、雨上がりの冷えた夜の空気が私の体を冷やしていく。

今更ルビィの家に行ってどうするって言うんだ。

ルビィを返してくれって親御さんに頼み込む?

それとも無理矢理奪い去る?

ルビィを愛しているから、結婚させてくれって言う?

馬鹿な。何もかもできるわけがない。
0697名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/30(火) 20:30:52.34ID:bNbGhGFn
私はただの一般家庭で、黒澤家が望むような高貴な家の出身じゃない。

第一私は女で、ルビィと結婚なんてできない。

なんの打開策もない、おまけに私はルビィを振った人間で、ルビィの自由を奪う原因になった人間だ。

私が行って何をする?

私が行って何をするんだ。

私に何ができるって言うんだ。

「私何ができるって言うのよ!!」

たかが高校一年生に何ができるって言うの。

もういい、もう家に帰ろう、そう思ってハンドルを切った瞬間だった。
0698名無しで叶える物語(茸)2019/04/30(火) 20:33:53.51ID:FQOLTj0E
あーこりゃ引き延ばし展開来るな
いい加減終わらせろよゴミ

元号変わるんやぞ
0699名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/30(火) 20:36:20.61ID:bNbGhGFn
ふわりと体が空を舞った。

視界に映る景色が、黒いコンクリートからさらに黒い夜空と、眩い星空と、白く光る月に代わる。

あれ?

私、どうなって。

視界の隅で、ルビィの自転車がひっくり返っていた。

何がどうなってるんだ、そう思った瞬間、私は。
0700名無しで叶える物語(茸)2019/04/30(火) 20:40:02.49ID:FQOLTj0E
はいキター事故ですねーわかりますわかります
定番の記憶喪失かなー?

そのまま死んでどうぞー
0701名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/30(火) 20:42:29.57ID:bNbGhGFn
ルビィ「それでね、ルビィ、もう一度お稽古事を始めようって思うの」

ダイヤ「ル、ビィ……」

ルビィ「やっぱりお姉ちゃん一人に押し付けるのは違うって思うからさ、もう一度ちゃんと始めようって思うの」

ルビィ「きちんと黒澤家の娘として、頑張ろうって。もうルビィ、いっぱいいっぱい幸せだったから」

ルビィ「もう大丈夫。善子ちゃんといっぱい、思い出作れたから」

ルビィ「もう平気。もうルビィ、逃げないから」

ルビィ「だから……だからね……」

ダイヤ「ルビィ……!」

ルビィ「あれ……おかしいよね……なんでだろう、ルビィ、涙が……」

ダイヤ「ごめんなさい……ルビィ、ごめんなさい……!」
0702名無しで叶える物語(茸)2019/04/30(火) 20:43:42.04ID:FQOLTj0E
おせーよ早くしろや
交通事故で病院運ばれるんだろ?
それともひき逃げでお陀仏か?

ルビィ側の描写要らねぇからさっさと善子殺せや
また引き伸ばすつもりか?
0703名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/30(火) 20:48:18.55ID:bNbGhGFn
アスファルトの地面は苦い。鉄の味がする。

全身が痺れるように痛む。

というよりも激痛と痺れで体が全然動かない。

何やってんだ私。

口の中が切れてるのかと思ったら、どうもそうじゃないらしい。

からから、と音がする方向に目を何とか向けてみると、ひしゃげたルビィの自転車の車輪がくるくる回っていた。

ああ、これで本当にもう何もかもをあきらめることができる。

ペダルを押し込んでいた足も、もう痛みで歩くことだってできない。

もう十分だ。ここで死んでしまっていいじゃないか。

馬鹿な私にはお似合いの最期じゃないか。

もうなにもかも諦めてしまって、それでいいじゃないか。

全部をあきらめて、ここで目を閉じてしまおう――。
0704名無しで叶える物語(茸)2019/04/30(火) 20:49:16.34ID:FQOLTj0E
早く死ねってもう終わっとけ
0705名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/30(火) 20:55:39.87ID:bNbGhGFn
……ちょっと待て。

ふと私の頭の中にひとつの考えがもたげてきた。

ルビィだ。

これで終わってしまっていいのか?

私のせいでルビィの自由を奪っておいて、私はここでバカみたいに死んでしまっていいのか?

死ぬ前にルビィの自由を取り戻して、ルビィが必ず幸せになれる未来を切り開いてからじゃないと。

私、死ねないぞ。

死ねない。死んでたまるか。

ルビィの幸せってなんだ。

血が足りない。

ルビィの幸せってなんだ。私と付き合う事か?

たぶんそうだ。そうだと思う。

血なんてなくてもいい。

でも私とルビィは女同士で、子供が産めないから、きっと別れざるを得ない。

……いや。違う。

そうじゃない。私は違う。私は普通じゃない。私のカラダは普通じゃない。

ルビィに確認しなきゃ。

携帯電話。

置いてきた。家に。じゃあ、聞きに行こう。

頭が朦朧とする。

あと何キロ歩けばいい。
0706名無しで叶える物語(茸)2019/04/30(火) 20:58:58.81ID:FQOLTj0E
しぶてぇなゴキブリかよ
0707名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/30(火) 21:00:05.39ID:bNbGhGFn
ルビィは私に会いにはるばるやってきたんだから、この私にできないわけがない。

「……行ける」

全身に力を籠める。一瞬だけ激痛が走ったような気がしたけれど、きっと気のせいだ。

そもそも痛みを感じている場合じゃない。

立ち上がると、ぽたぽたと血がアスファルトに落ちた。

頭はやけに冷静で、自転車に乗ってる時よりも心の中は鮮明で。

「ルビィを、幸せにする」

たぶん、思考は支離滅裂だったと思う。

でも踏み出した一歩に苦悩はなかった。
0709名無しで叶える物語(茸)2019/04/30(火) 21:01:33.19ID:FQOLTj0E
さっさと逝けや
先伸ばししすぎなんだよゴミ
平成の間に終わらなかったら埋めるからな?
覚悟しとけよ?
0710名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/30(火) 21:11:35.21ID:bNbGhGFn
こつん、こつん、と窓を叩く音がした。

「……」

目を擦って、泣き腫らした目をこじ開ける。

窓にかかったカーテンを開いてみると。

「……空耳……?」

呟いた瞬間、もう一度こつんと音がした。

どうも下から何かを投げてられているみたいだった。

誰が投げてるんだろう、そう思って視線を下げてみると、そこに。

闇色に溶ける黒い髪と、赤い瞳がルビィを真っ直ぐ見据えていました。

全身血だらけ、擦り傷だらけ、おまけに頭から血を流して。

「!!!」

ルビィは息をするのも忘れて、下へ駆け下りていきました。

なんで、善子ちゃん。なんで。
0711名無しで叶える物語(茸)2019/04/30(火) 21:16:03.93ID:FQOLTj0E
服着てるのに全身血だらけなんか?
ルビィの自転車って競技用バイクか?
競技用バイク全速力でこいで事故ったのか?
すっげぇなおい
0712名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/30(火) 21:17:59.39ID:bNbGhGFn
全身ぼろっぼろだけどよくまあたどり着いたもんだ。

私は自分で自分を褒め称えながら、ルビィが降りてくるのを待った。

時々視界が真っ白になるけれど、まあ大丈夫だろう。

やけに自分の呼吸が大きく聞こえることもあるけど、まあ大丈夫だろう。

ルビィを幸せにするまで死なないと決めたから、たぶん死なない。

死ぬと思ったら案外何でもできるような気になってきた。

目に入ってくる血を拭って、ルビィを待つ。

人間、命を賭ければなんだってできる。

また視界が真っ白になった。
0713名無しで叶える物語(茸)2019/04/30(火) 21:19:36.13ID:FQOLTj0E
おっ死ぬか?
0714名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/30(火) 21:25:58.85ID:bNbGhGFn
ルビィ「善子ちゃん!!!! 血!!!!!」

飛び出してきたルビィを抱きとめて、私は笑ってみせる。上手く笑えたかはわからない。

善子「ごめんごめん、ルビィ。自転車を返しに来る途中、ひっくり返って全身滑って頭打ったみたいで。心配しないで」

ルビィ「じ、自転車なんて、それより病院! 病院だよ!!」

善子「いや、大丈夫大丈夫。ド派手に見えるけど案外痛くないから。自転車は後で弁償するとして、それよりあのメッセージ。あれ本当?」

ルビィ「び、病院に――」
善子「本当なの? お見合いするの?」

ルビィ「……う、うん……そう、だよ……」

そうか……。

善子「ルビィ、ごめんなさい。貴女を傷つけてごめんなさい。謝っても許してもらえないだろうけど。ごめん」

ルビィ「……善子ちゃん……ルビィは――」

善子「だから……私ともう一度付き合ってください」

ルビィ「……え?」
0715名無しで叶える物語(茸)2019/04/30(火) 21:26:45.31ID:FQOLTj0E
なんだ死なないのかでも終わりそうだな
よしよし
0718名無しで叶える物語(茸)2019/04/30(火) 21:28:17.57ID:FQOLTj0E
終わらせろよー?
ここで終わったらこのスレ埋めるからなー?
0719名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/30(火) 21:35:12.71ID:bNbGhGFn
善子「来る途中色々考えたんだけど。ってか色々思い出したんだけど。私、ルビィと小学校の頃会ってたのよね」

ルビィ「……」ポカン

善子「でさ、私すっごい勘違いしてたんだけど、ルビィが私を好きな理由って『私が特別扱いした』からじゃなくて」

善子「『私がルビィの上履きとピンを奪い返したから』なのよね。髪を切る前から、私の事、好きでいてくれたのよね」

ルビィ「……」ジワ

善子「……ごめん、私、いろいろ勘違いしてて。ルビィ、貴女はずっとずっと私に恋してくれてたのよね」

ルビィ「……ぅんっ」グスッ

善子「……ふぅ。それも、ごめん。私、ルビィの恋を疑ってたの。本当は違うんじゃないかって」

善子「でも、それは私のバカな思い過ごしってことが分かったの。だから、ここからは私ももう一度ルビィに恋をさせて。私の初恋を、叶えさせて」

ルビィ「はつ、こい?」

善子「そう、初恋。私の初めて。恋心を握りしめて手を繋ぐのも、指を絡めるのも、キスをするのも、えっちをするのも」

善子「ルビィとが初めてで。だから、その初恋を、叶えさせて」

ルビィ「……ルビィも」

ルビィ「ルビィも、善子ちゃんのことを、疑ってたの」

善子「……へ?」ポカン
0720名無しで叶える物語(茸)2019/04/30(火) 21:36:13.44ID:FQOLTj0E
余計な話は要らねぇから終わらせろって言ってるだろうが
0721名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/30(火) 21:40:51.67ID:bNbGhGFn
ルビィ「善子ちゃん、初めてえっちし終わった後、やけに手慣れてて、てっきり、私が初めてじゃないのかなって。思ってて」

善子「……は」ポカン

ルビィ「だ、だから、せめて、善子ちゃんの初めてにはなれなくても、善子ちゃんを一番気持ちよくできる人になろうって、思って。悔しくて」

善子「……そ、それで、まさか、ルビィ、貴女……」アゼン

ルビィ「……善子ちゃんとのえっち、気持ちよかったのもあるけど……///」

善子「あ、あああ……///」

顔から火が出る代わりに、頭から血が出る。

善子「……私達、すれ違ってたみたいね」ニヤッ

ルビィ「……そうみたい、だね」クスッ

善子「……じゃあ、これ以上すれ違わないために、教えて」

ルビィ「……はい」

善子「ルビィ、貴女の幸せは、何?」
0722名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/30(火) 21:42:25.67ID:bNbGhGFn
ルビィ「善子ちゃんと、添い遂げることです」ギュッ

善子「私も、ルビィと添い遂げたい」ギュッ
0723名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/30(火) 21:49:14.82ID:bNbGhGFn
善子「……これでもう死ねなくなったわね」

ルビィ「よ、しこちゃん……?」

善子「で、ここで二人は末永く幸せに……ってなればいいけど、そうじゃないのが私達よね」

ルビィ「……」コクン

善子「大丈夫。私に全部任せて。皆幸せになれる最適解を私、考えてきたから」

ルビィ「最適解……?」

善子「生徒会長……じゃない、ダイヤ! 見てるんでしょ!!」

スッ……

ダイヤ「……善子」

善子「どーもダイヤ。早速色々端折るけど、ダイヤは花丸と付き合ってたのよね?」

ルビィ「!?!?!?」

ダイヤ「……貴女ねぇ……夜中にウチまで来て、妹に告白して、わたくし達の終わった恋を掘り返して、何のつもり?」

ルビィ「付き合ってたの!?!?!?!?!?」

善子「言ったでしょ、全員が幸せになる最適解があるって」

ダイヤ「……は?」
0724名無しで叶える物語(茸)2019/04/30(火) 21:51:26.31ID:FQOLTj0E
余計な話は要らねぇっつてんだろ
さっさと終わらせろや
0725名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/30(火) 21:55:22.80ID:bNbGhGFn
善子「ダイヤに確認。ダイヤと花丸が別れたのは、女同士だから? 子供が産めないから?」

ダイヤ「な、なにをいきなり……」

善子「いいから、ここがダメなら全部頓挫しちゃうのよ」

ルビィ「善子ちゃん……?」

善子「ダイヤ、どうなの? 教えて」

ダイヤ「……わたくしたちが別れた理由は、後継ぎを産めないから、よ」

善子「そしてもし付き合い続けるなら、黒澤家を継ぐのはルビィにする、って言われたのよね」

ルビィ「!」

ダイヤ「! 貴女どこでそれを……いえ、今更もういいわ。でも、それが何か?」

善子「つまり黒澤家的にはルビィでもダイヤでも継ぐのはどっちでもいい……それに要は子供を産めるなら、女同士でもいいのよね?」

ダイヤ「はぁ? 何を言っているの貴女? 病院行った方がよくてよ?」

善子「私さぁ。あるのよね」

ダイヤ「何がよ」

善子「ルビィならわかるでしょ、あ、れ」

ルビィ「……あ、そっか」

ダイヤ「え?」
0726名無しで叶える物語(茸)2019/04/30(火) 21:59:11.07ID:FQOLTj0E
はいキタゴミ展開
始めっから悩む必要なんざなかったのに
よくもまぁここまで引き伸ばしたな
0727名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/30(火) 22:01:19.51ID:bNbGhGFn
善子「ダイヤ、ほら、耳貸して……」ゴニョゴニョ

ダイヤ「なんなの……」

ダイヤ「……」

ダイヤ「……――あああ!!」

ダイヤ「本気なの!? 本気でそれを考えているの!?」

善子「さールビィ心の準備はいい? 黒澤家を継ぐ準備もいい?」

ルビィ「うんっ! 善子ちゃんと一緒なら地獄の果ても天国の果ても!」

善子「一世一代の大博打、命を賭けて幸せになるわよ!」

ダイヤ「ありえない……ありえないわ……こんな……」

ルビィ「善子ちゃん! ルビィ達、一線を越えちゃうね!!」

善子「行くわよルビィ!!」
0728名無しで叶える物語(茸)2019/04/30(火) 22:03:15.11ID:FQOLTj0E
さっさとしろよ
どうせフタナリだから後継ぎ作れますとか言うゴミ展開だろ?
ここまでのシリアス全部ゴミになるお寒いクソ展開

さっさと畳めや
0729名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/30(火) 22:23:37.07ID:bNbGhGFn
……その後のことについて取り合えずかいつまんで話しておく。

最終的に将来義理の父親になる人の前で下着を脱いだということ。

黒澤家……ルビィのお父さんは私とルビィの交際を認めてくれたこと。

学校生活に支障が出る付き合い方は止めろと説教されたこと。

もし添い遂げる気があるなら、ルビィが黒澤家を継ぎ、私も黒澤家に見合うだけの大学を出ること。

他にもいろいろあるけれど、それを語ってしまうとあの日の夜のことを全て話してしまうことになる。だからここらへんで切り上げておく。

……ついでに言うとその後私は本当に病院に連れていかれて、翌日ママに思い切りぶん殴られた。

ちなみに別に命に別状はかったらしい。まあそりゃ人間すっころんで擦り傷だらけになったくらいで死ぬわけがない。

頭の怪我も別に大したことは無かった。ただ単に頭をぶつけてテンションがハイになっていただけらしい。

ルビィのお父さんが怒っている理由は結局学校生活が弛んでいる、という一点だったので、平謝りでなんとかなった。

それよりママの方がやばかった。マジで怖かった。
0730名無しで叶える物語(茸)2019/04/30(火) 22:23:48.97ID:FQOLTj0E
なにやってんだよ
さっさと進めろって言ってんだろうが
0731名無しで叶える物語(茸)2019/04/30(火) 22:25:42.23ID:FQOLTj0E
よしよしそれで良いぞ
初めからそうやって纏めとけ
無駄にシリアス組み込んで長くしてんじゃねぇよ
0732名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/30(火) 22:29:09.04ID:bNbGhGFn
最終的に私とルビィが黒澤家を継ぐことになって、ダイヤと花丸が交際を再開することについても、一切お咎めなしとなった。

翌日学校でダイヤは一年生の教室で花丸に飛びついたらしいが、それを見ることが出来なくて残念だ。

動画に収めておきたかったのだけれど。

語るべきことはこのくらいだろうか。

ああ、最後に私とルビィはどうしているかというと――。
0733名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/30(火) 22:33:02.92ID:bNbGhGFn
ルビィ「……ルビィ、初めてが善子ちゃんで良かった」

善子「んー」

ルビィ「善子ちゃんの初めてにもなれてルビィ嬉しい」

善子「そ……」

ルビィ「善子ちゃんとこうやってお付き合いできて、本当に嬉しいって思うんだぁ……」

善子「……ぅん」

ルビィ「善子ちゃんも、その、気持ちよかった?」

善子「……まぁ、うん……///」

ルビィ「ねえ善子ちゃん……善子ちゃん?」

善子「んー……?」

ルビィ「善子ちゃん……やっぱりさっきからそっけない」プクー

善子「疲れたのよ……もう寝かせてちょうだい……」

ルビィ「やだ! もっとお話ししたい!」
0734名無しで叶える物語(茸)2019/04/30(火) 22:33:04.06ID:FQOLTj0E
終わりって一言入れれば良いのになんで余計なの付け加えてんの?
無駄に伸ばすの好きなのか?
0735名無しで叶える物語(茸)2019/04/30(火) 22:34:28.58ID:FQOLTj0E
クソつまらねぇからさっさと終わらせろって言ってるだろうが
どこまで伸ばす気なんだよ
0736名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/30(火) 22:35:01.08ID:bNbGhGFn
善子「あーそうね」

ルビィ「ほら、もう素っ気無い……」

善子「……うん、そうね」

ルビィ「話聞いてないでしょ?」

善子「うん……」ウツラウツラ

ルビィ「善子ちゃん?」

善子「……うん」ウトウト

ルビィ「……」

善子「……」

ルビィ「……いつもルビィのこと気遣ってくれてありがと」

善子「……」

ルビィ「おやすみなさい善子ちゃん、だーい好き」ギュッ

善子「……」

善子「……私も、愛してる、ルビィ……」

ルビィ「!?!?///」
0737名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/30(火) 22:35:55.12ID:bNbGhGFn
おわり。
0738名無しで叶える物語(茸)2019/04/30(火) 22:36:57.15ID:FQOLTj0E
よしそれで良いぞ
センス無いから二度と書くなよな
0740名無しで叶える物語(庭)2019/04/30(火) 22:39:48.16ID:rCkGM0Zi
お疲れ様でした
良かった、実に良かった

生えてる事まで伏線にするとは思わなんだ
善子のアレを目にしたパパンのリアクションを見てみたいもんだw

なんかうるさい蝿が湧いてるけどどうかお気になさらず
熱心なファンがついたとでも思うといいよw
0741名無しで叶える物語(茸)2019/04/30(火) 22:40:19.18ID:FQOLTj0E
お疲れさまでしたとは言うが
ゴミどもが地震無しより悪質な保守やってたせいで長かったんだぞ
腐ってやがるな
0742名無しで叶える物語(茸)2019/04/30(火) 22:41:28.40ID:FQOLTj0E
>>740
伏線でもなんでもねぇよあからさまだっただろうが
伏線って言葉を辞書で調べてから出直してこい
0743名無しで叶える物語(茸)2019/04/30(火) 22:42:51.57ID:FQOLTj0E
まぁ何はともあれ
これで平成のゴミが令和に残らないわけだ
良かった良かった
あとはdat落ちでゴミ掃除完了だな
0744名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/30(火) 22:44:17.14ID:bNbGhGFn
茸君キレッキレで草
0745名無しで叶える物語(茸)2019/04/30(火) 22:47:15.28ID:FQOLTj0E
>>744
新元号だからなゴミ掃除しなきゃダメだろ?
ゴミスレだから陰で茸が育つわけだしな
クソみたいな伸ばしやらずにスパッと終わらせてれば茸も生えなかっただろうよ
0746名無しで叶える物語(SB-iPhone)2019/04/30(火) 22:47:21.17ID:HXOZ7Df0


埋めるからな(キリッ)とかダサすぎて草生えるわ
埋め茸のフリをしてるんだろうけどあいつは何も言わずに埋め始めるからな
出来もしないことを言うもんじゃないよ
0747名無しで叶える物語(茸)2019/04/30(火) 22:48:55.16ID:FQOLTj0E
マクロの設定変えてこのゴミスレ指定してやらんといけないしな
終わるなら終わってくれた方が手間が省けるってもんよ
0748名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/30(火) 22:52:55.01ID:bNbGhGFn
>>745
そんな年末の大掃除みたいな…元号変わるからって部屋の掃除するかぁ?
それに君元号が変わろうと変わらまいときっと生えてきたろう、元号の責任にしちゃいかんよ
0749名無しで叶える物語(茸)2019/04/30(火) 22:56:26.04ID:FQOLTj0E
>>748
するでしょ気分的にしちゃうもんでしょ
新元号じゃなければもう少し待ったかもな
ゴミどもの長期保守に呆れててな
次にそんなことがあれば俺が保守(埋め)しようと思ってたんだ
0750名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/30(火) 23:01:28.61ID:bNbGhGFn
>>749
マジかよ俺部屋の掃除なんてしてねーよ
暇な時ちょいちょい掃除はしてるけど…
天皇陛下が来年退位してくださればまだもうちょい引っ張れたのか、惜しかったな
ところで俺の中の埋め茸って前触れなく突然埋めるもんだと思ってたが、君は予告するタイプなのか?
0751名無しで叶える物語(庭)2019/04/30(火) 23:03:19.18ID:GgrX/vpv
>>1も言い返さないでもう終わらせておけ
ss外のところで炎上しても良くない
読み終わった我々も味良く終われん
0752名無しで叶える物語(茸)2019/04/30(火) 23:05:26.99ID:FQOLTj0E
茸にも触るだけでダメな毒茸と食ったらダメな毒茸があるだろ
俺は食ったらダメな毒茸でな
終わらせる猶予くらいはくれてやるさ

それで終わらせなかったら結果は変わらんがな
0754名無しで叶える物語(たこやき)2019/04/30(火) 23:14:34.19ID:bNbGhGFn
>>752
なるほど、面白い言い回しだけど君がどういう茸か分かりやすくて良いな
まあ雑談はこのくらいにしてdat落ちさせてしまおうじゃないか
0757名無しで叶える物語(茸)2019/04/30(火) 23:20:20.60ID:FQOLTj0E
>>754
そうだなsageて終わりにするか
食ったらダメな毒茸を食ってることに気づいたのなら
前言撤回センスはあるかもな
0759名無しで叶える物語(プーアル茶)2019/05/01(水) 06:58:23.21ID:G6LBF8lK
お疲れ様でしたー
長い期間だったからきっと疲れたと思うけど、その分面白かったよ
最近善子絡みのssが多くて嬉しい
また書いてくださいね
0762名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/05/01(水) 19:17:18.45ID:MutmMcL7
最後までよかったですお幸せに……
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

ニューススポーツなんでも実況