千歌「そっか……。曜ちゃんのパパはホモですもんね。男の子の匂いなんて分かるに決まってるか……」アハハ

曜パパ「本当に男の子なのか? 私を騙そうとしているならやめてほしい……」

千歌「男の子ですよ。千歌は……正真正銘、男の子です」

曜パパ「曜、話が違うじゃないか……!」スタッ

ガラッ バタン!

千歌「……??」

〜〜

隣の部屋

曜パパ「どういうことだ!? 千歌ちゃんは女の子のはずだろう!?」

曜「私に聞かないでよ! 私だって……千歌ちゃんが男の子だなんて、信じられないんだから!」

曜パパ「パパがホモなのは知ってるよな? 一緒の部屋に男の子と二人きりでいたら我慢しきれなくなることも」

曜「知ってるよ……」

曜パパ「そのせいで前の会社をクビになったんだぞ!? パパはもう刑務所に入りたくなんてないんだ……!」

ガチャ

千歌「あの……」

曜「千歌ちゃん!!?」ビクッ

曜パパ「あっ……ち、千歌ちゃん。いや千歌くんかな?」アハハ

千歌「曜ちゃん、何でいるの?」

曜「え? その……ついさっき帰ってきて」

千歌「ふーん。わざわざ隣の部屋にいるんだ? 自分の部屋もあるのに……」

曜パパ「そ、そうだぞ曜。ここはパパの部屋だから入っちゃいけないと言ったじゃないか」

曜「……」

千歌「曜ちゃんのパパの部屋だったんですね。少し前まで物置だった気がしましたけど……」

曜パパ「んなっ!? 私はここにいたぞ!? 刑務所になんて……!」

曜「パパ!! 余計なことは言わなくていいよ!」

千歌「刑務所……ホモ……あっ」

曜パパ「違うんだ!! 信じてくれ……頼む」

千歌「そういえば千歌が小さい頃、近所の家の男の子が連れ去られたことがあったっけ……」

曜パパ「それは私じゃない!!」バンッ!

千歌「」ビクッ