ルビィ「あーっ! 善子ちゃんだ!」善子「げっ……」
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ルビィ「善子ちゃん、遊ぼう遊ぼう!」グイグイ
善子「いや、私今日は用事があるから」
ルビィ「えー、用事なんてあったっけ?」
善子「あった」
ルビィ「そっかぁ……」シュン ルビィ「じゃあ明日は?」
善子「明日も無理」
ルビィ「じゃあ次」
善子「無理ね」
ルビィ「次のつぎ」
善子「埋まってるわ」 ルビィ「……」
善子「じゃあそういうことだから」
ルビィ「ねぇねぇ待って」ギュッ
善子「何よもう、離しなさいよ」
ルビィ「善子ちゃん嘘ついてるよね? ね?」 善子「……別に?」
ルビィ「ほら、今のも嘘だもん」
善子「そ、そんなことないわよ……?」メソラシ
ルビィ「……善子ちゃん、ルビィと遊びたくないんだ…」
善子「いや違っ……」 ルビィ「ルビィのこと嫌いになったんだ……」
善子「だからそうじゃなくてね…」
ルビィ「じゃあ遊ぼう?」
善子「……疲れるから嫌」
ルビィ「えー」
善子「そもそも何でそんなに遊ぶ必要があるのよ…」 ルビィ「だって最近善子ちゃんと遊んでない…」
善子「はあ? 何言ってるのよ、ここ一週間ルビィはずっと私にくっついてたでしょ」
ルビィ「ううん、その前」
善子「何よその前って……いつの話?」
ルビィ「善子ちゃんがリリー! とか言ってたころ」
善子「」 ルビィ「ねえ善子ちゃん、あれから梨子さんと凄く仲良くなったよね?」
善子「……」
ルビィ「いつも一緒にいるし」
善子「いや、あれはね……その」
ルビィ「あー、ルビィも善子ちゃんと遊びたかったのになぁ」
善子「はぁーっ、もう…なにあからさまに拗ねてんのよ…」
ルビィ「拗ねてないもん」 善子「いや拗ねてるでしょ」
ルビィ「……んーん」
善子「…っていうか今遊んでるんだからいいじゃない別に」
ルビィ「でも今日は無理だって言った、明日も、その次も」
善子「あーもう面倒くさいわね!」 ルビィ「善子ちゃんのせいでこうなっちゃったんだから責任とって」
善子「はあ!? 何私のせいにしてんのよ!」
ルビィ「だって元はといえば善子ちゃんがルビィに構ってくれないから」
善子「それはしょうがないでしょ! 私だって他のメンバーと仲良くなりたいんだから!」
ルビィ「う…」 善子「それにさっきから好き勝手言ってるけどルビィ! あんたも大概でしょうが!」
ルビィ「え? ルビィ何かしたっけ?」
善子「なーにとぼけてるのよ、Saint Snowの妹のほうとあんなに仲良くなってるくせに」
ルビィ「理亞ちゃん?」
善子「ほら! それよそれ! しかも名前言うだけで嬉しそうな顔して!」
ルビィ「し、してないよ?」 善子「いいえしてるわ! なのに何!? 私が他の女に現を抜かしてるみたいな言い方して!」
ルビィ「い、言ってないもん…」
善子「言ってるわよ! なによ、私だけ…私だってルビィが他の子と仲良くなってるの気にしてたのに!」
ルビィ「えっ?」
善子「あ」 善子「……」
ルビィ「…えーっと善子ちゃん」
善子「……」
ルビィ「ルビィのこと、気にしてたの?」
善子「…してないけど」
ルビィ「してたんだ」ニコッ 善子「してないって言ってるでしょ!」
ルビィ「ねえねえ善子ちゃん、それならどうしてルビィと遊んでくれなかったの?」
善子「だから違うって……いや……もう…ほんっとこういうときのあんた嫌だわ…」
ルビィ「えへへっ」
善子「なに笑ってんのよ」
ルビィ「嬉しくて」
善子「あーはいはい」 ルビィ「ねえ、それでどうして遊んでくれなかったの?」
善子「しつこい」
ルビィ「まだ二回目だから大丈夫だよ、ほら」
善子「どんなルールよ」
ルビィ「善子ちゃん、教えてねぇねぇ」クイクイッ
善子「うるっさいわねえ…」 善子「というか思ったんだけど、あんたもしかしてわざとやってない?」
ルビィ「えー? 何のことか分からない」エヘヘ〜
善子「腹立つ〜! 何なのこの子本当に!」
ルビィ「だって本当に分からないもん、ルビィ善子ちゃんみたいに黒魔術使えないから教えてもらわないと分からないもん」
ルビィ「ね、ヨハネ様?」
善子「うっざあ…(確かに一理あるわね)」
ルビィ「善子ちゃん逆、逆になってるよ」
善子「あーごめん」 ルビィ「でもそこまで嫌がるなら仕方ないよね、ごめんね」
善子「聞き方が悪いと思うのよね、私ね」
ルビィ「ごめんね善子ちゃん、ルビィもう帰るから」
善子「いや待ちなさいよ、そこまで言ってないでしょ」
ルビィ「え? じゃあ一緒にいたいの?」
善子「これだよ! いやもういいわよそれで! こっち来なさいよ!」
ルビィ「はーい」トテテッ ルビィ「えへへ〜…」ギュウ
善子「全く…どうしてそんなに面倒くさいのあんた」
ルビィ「そうでもないよ?」
善子「あるから聞いてるんでしょうが……いや、もういいわ無かったことにして」
ルビィ「善子ちゃんは優しいね、大好き」
善子「それ言えば許してもらえると思ってるでしょ」
ルビィ「許してくれないの?」
善子「……許すけど」
ルビィ「ありがとう善子ちゃん」ニコッ 善子「…ルビィって自分のこと可愛いと思ってそうよね、でなきゃこんなこと出来ないし」
ルビィ「え? ルビィは善子ちゃんのほうが可愛いと思ってるよ?」
善子「…………それよりルビィと遊ばなかったことについてだけど」
ルビィ「ほら、そういうところ」
善子「うるさい…用事があったのは本当なのよ、私が言いたくなかっただけで」
善子「もう分かってるとは思うけどね」 ルビィ「うん、でも聞いてみないと分からないから言って?」
善子「言うと思ったわ」ハァー
善子「……もう少しで誕生日なのよ」
ルビィ「誰の? 梨子さんの?」
善子「ルビィの」
ルビィ「あぁー」
善子「余りにも白々しいわね」 善子「だから、誕生日プレゼントとか選びたかったから避けてたのよ、それだけ」
善子「これで満足?」
ルビィ「うん」
善子「まあそういうわけだから、私そろそろ行くわね」
ルビィ「待って善子ちゃん、一緒に行こうよ?」 善子「なにが」
ルビィ「お買い物」
善子「当事者とプレゼント買いに出かけるの?」
ルビィ「善子ちゃんと一緒がいいの」
ルビィ「ルビィね、善子ちゃんがそういうこと考えてくれていたの嬉しかったんだけど」
ルビィ「でも、一緒にいられないほうが嫌だから」
善子「……」 ルビィ「だから引きとめちゃった、ごめんね? 鬱陶しかったよね」
善子「……ルビィって」
ルビィ「え?」
善子「真っ直ぐなのか回りくどいのかよく分からないときあるわよね」
ルビィ「……そうかも」
善子「…フフッ! ほんっと面倒くさいわね貴女って」
ルビィ「……」ムスッ
善子「いいわよ、私は」 ルビィ「え?」
善子「行くんでしょ買い物、ほら」スッ
ルビィ「! うん、行く行く!」ギュッ
善子「でもあまり高いものは買えないわよ?」
ルビィ「いいよ別に、善子ちゃんと一緒にいることが一番だから」ニコッ
ルビィ「ルビィはそれで十分だよ」
善子「……だから、そういうところなのよね」
善子「本当、参るわ…貴女には」
ルビィ「善子ちゃん?」
善子「別に? 何でもないわよ…なんでもね」フフッ よしこに対してだけうざかわになるルビィちゃんほんとすき ルビィ「善子ちゃん…脱いで!」
善子「え…?」
ルビィ「早く!!」
善子「ヒィ!」 善子には強気になるルビィとルビィには甘くなる善子ほんま好き ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています