花丸・果南「キビしいダイヤちゃん(ダイヤ)を取り戻そう!」
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夏休み、黒澤家…
花丸・果南「…」
ダイヤ「ンマー!?ルビィ、またわたくしのアイスを食べたんですの!?」
ルビィ「ごめんね…すっごく暑かったからつい…」シュン
ダイヤ「今日はAZALEAで曲の打ち合わせがあるから3つ買っておいたのに!」
ダイヤ「まさか3つとも食べるとは思いませんでしたわ!?」
ルビィ「う、うぅ…ごめんなさ…」ヒック
ルビィ「わぁあ〜〜〜〜〜ん!」ワーン
ダイヤ「!!」
ダイヤ「な、泣かないでルビィ!また買えばいい話ですわ!」アセアセ
ダイヤ「ルビィの分のお金も渡すから買ってきてくれる?」チャリン
ルビィ「…ほんと?やったぁ!」ケロッ
ルビィ「じゃあ行ってくるビィ!」タッタッタ
ダイヤ「車に気をつけるんですのよー」
ダイヤ「…さて、では曲の打ち合わせに入りましょうか」
花丸・果南「ダイヤちゃん(ダイヤ)は甘すぎるよっ!」
ダイヤ「ピギッ!?」ビクッ
果南「あ、違った」
花丸・果南「トリコリコPLEASE!」
ダイヤ「ピギャアッ!?!?」ビクビクッ ダイヤ「なんですの!ビックリするではありませんか!?」
花丸「まったくダイヤちゃん甘いよ!甘すぎるずらよ!」
果南「甘すぎてツッコミ一回間違えちゃったよ!」
ダイヤ(トリコリコのツッコミが相変わらず意味わかりませんが…)
ダイヤ「甘いというのは買っておいたアイスのことですか?」
花丸「んなわけねーずら!」ビシッ
果南「ルビィに対しての態度だよっ!」ビシッ
ダイヤ「…はて?きちんと叱ったはずですが」
花丸「叱るのはいいけど追加のアイス代あげるのはどうかと思うずら」
果南「ちなみに今年に入ってから何回アイス盗られたのさ?」
ダイヤ「えーと…37回目ですわね」
花丸・果南「「多っっっ!?」」 花丸「大好きなルビィちゃんを悪く言いたくないけど…たぶん叱っても反省してないずらよ…」
果南「大体37回とかおかしいって…アイススティーラーの称号を与えたいくらいだよ…」
ダイヤ「そ、そんな事はありません!きちんと謝罪してますし…」
花丸「うーん…もう怒られ慣れてるんじゃないかなぁ」
果南「もっとちゃんと注意しないとダメだよ」
ダイヤ「ぐぬぬ…」
ダイヤ「た、確かにそうですわね…」
ダイヤ「…分かりました!帰ってきたらビシッと言い聞かせますわ!」 ガラッ
ルビィ「おまたせ!みんなの分のアイス買ってきたよー!」ドンッ
ダイヤ「こら!ルビィ!」キッ
ルビィ「ピギャッ!?」ビクッ
ルビィ「ど、どうしたのお姉ちゃん…」
ダイヤ「どうしたのじゃありませんわ!」ビシッ
花丸(その調子ずらダイヤちゃん!)
果南(ちょっと可哀想だけど、これもルビィのためだからね!)
ダイヤ「まったくコレは何ですの!あなたが食べたのはスーパーカップでしょう!」
ダイヤ「どうしてサクレを3つも買ってくるんですか!」
花丸・果南「…」
花丸・果南「は?」 ルビィ「あっ…ごめんね間違えちゃった」
ダイヤ「次はちゃんとスーパーカップを買ってくるのですよ」チャリン
ルビィ「うん!また行ってくる!」タッタッタ
ダイヤ「まったく買い物もちゃんとできないのですから…」
ダイヤ「どうです?次はビシッと言いましたわ!」フフン
花丸・果南「「ちがーーーーーう!」」ビクッ
ダイヤ「!?」ビクッ
花丸「別にサクレでもいいよ!サクレの何が悪いずら!」プンプン
果南「それも違うっ!」 果南「はぁ…もう一つ取り戻さなきゃいけないことがあったよ。ポンコツじゃない頃のダイヤをね」
ダイヤ「ポンコツ!?」ガーン
花丸「アニメが始まる前はもっとキビしい人かと思ってたのに…」
ダイヤ「(アニメ?)わ、分かりましたわ。これからはもっとキビしく注意します…」
花丸「うん、それがいいと思うずら」
果南「よし、じゃあ打ち合わせ始めようか」
ダイヤ「は、はい…」
ダイヤ(わたくし、ルビィに甘すぎなんでしょうか…) 数日後、ルビィの部屋…
セミ「ミーンミーン…」
善子「あ〜つ〜い〜…」
善子「こう暑いと夏休みの宿題がヤル気出ないわ…」ダラ〜
ルビィ「ほんとだよね〜…」ダラ〜
善子「ねールビィ、ジュースとかアイス無いのー?」
ルビィ「アイスならあるけど…お姉ちゃんのだから食べちゃダメだよ」
善子「構わないわよ。こっそり食べちゃいましょ」 ルビィ「ダメだよ。最近、アイススティールするとお姉ちゃんがすっごい怖いの…」
善子「ふ〜ん、急にどうしたのかしらね」
善子「でもダイヤは生徒会の仕事で学校よね?」
善子「食べたあとでコッソリ買い戻しておけばバレないでしょ」
ルビィ「…確かにそうだね。買っておけば大丈夫かも!」
善子「きーまりっ!アイス食べたら勉強も捗るわよ!」
ルビィ「うんっ!そうだねっ!」 台所…
ガチャッ
ルビィ「あった!今日はバーゲンダッツだよ!」
善子「テンション上がるわね!ダイヤが帰ってくる前に食べちゃいましょ!」
ルビィ・善子「「いただきまーす!」」
パクパク…
ダイヤ「ただいま帰りましたわ。買ってたバーゲンダッツでも食べましょうか」ガラッ
ルビィ「ピギャアッ!?」ビクッ
善子「よはあっ!?」ビクッ ______
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(_λ___ノ ダイヤ「あら善子さん、いらっしゃい。何を食べてるんですの?」
ダイヤ「! それはわたくしの…!」ハッ
善子「お、おじゃましてま〜す…」パクパク
ルビィ「は、早かったんだね…」パクパク
ダイヤ「食べるのをおやめなさい!それはわたくしのバーゲンダッツではないですか!」
善子「ち、違うの!後でちゃんと買い戻そうと…!」アセアセ
ルビィ「う、うんっ!本当だよっ!」アセアセ
ダイヤ「あらそうですの?それなら大目にみて…」
花丸・果南『ダイヤちゃん(ダイヤ)は甘すぎるよっ!』
ダイヤ「…」
ダイヤ(いけませんわ!ここは再発防止のためにビシッと叱らなくては!)
ダイヤ「ダメです!今日という今日は絶対に許しませんっ!」キッ
ダイヤ「たっぷりお説教ですからね!わたくしの部屋に来なさいっ!」
ルビィ・善子「え…」
ルビィ・善子「「えぇ〜〜〜〜!?」」 ダイヤの部屋…
ルビィ「…」セイザ
善子「…」セイザ
ダイヤ「ガミガミガミガミ!」
ダイヤ「ガミガミガミガミガミガミ!」
ダイヤ「ガミガミガ〜ミガミ!ガミガミガミガミガミガミ〜〜〜!」
ルビィ「ふぇ…お姉ちゃんコワいよぉ…」ガタガタ
善子「今日はいつもよりキビしいわよ…」ガタガタ 3時間後…
ダイヤ「ガミガミガミ…ふぅ」
ダイヤ「今日はこの辺にしておきましょう」
ダイヤ「分かりましたか!今度、人の物を食べたら更にお説教ですからね!」
ダイヤ(ふふ、これだけキビしく叱れば反省したでしょう)
ダイヤ(間違いなく姉の威厳が取り戻せましたわね!)フフン
善子(や、やっと終わった…。どんだけ喋ったら気が済むのよ…)ゲンナリ
善子(ねぇルビィ?)チラッ
ルビィ「…」プルプル ルビィ「うぇ…うぅ…グス…」ジワ…
善子「る、ルビィ…?」
ルビィ「うわぁ〜〜〜〜〜〜ん!」ワーン
ルビィ「そんなに…そんなに怒らなくてもいいのにーーーーー!」ワーン
ルビィ「お姉ちゃんなんて…だいっっっきらい!」
バタン!
ダイヤ「る、ルビィーーー!?」
善子「い、家を飛び出しちゃった…」
ダイヤ(し、しかしこれくらいキビしくしなければ!愛情ゆえにですわっ!)
善子「ちょっとダイヤ!追いかけなくてもいいの!?」
ダイヤ「え、ええ。しばらくすれば帰ってくるでしょう…」 淡島神社…
ルビィ「飛び出して淡島神社まで来ちゃった…」
ルビィ「お姉ちゃんヒドい…あんなに怒られたの初めてだよ…」グスッ
ルビィ「…」
ルビィ「…ううん、ルビィが悪いんだよね。何回も怒られてるのに…」
ルビィ「帰ってお姉ちゃんに謝ろうっと…」
ズルッ…
ルビィ「…え?わ、わ、わわわっ!?」
ゴロゴロゴロ…ドスン!
ルビィ「いたたたた…坂から滑り落ちゃった…」スッ
ルビィ「いたっ!?」ズキッ
ルビィ「あ、足が…いたたた…」ズキズキ
ルビィ「ど、どうしよう…この足じゃ登れないよ…!」
――――
――
― ダイヤの部屋…
ダイヤ「…」ソワソワ
ダイヤ「ルビィ帰ってこないですわね…」
善子「ケータイ置いてったからどこに居るか分からないわ…」
ダイヤ(…まったくもう!少しキツく叱ったとはいえ家を飛び出すなんて!)
ダイヤ「…」
ダイヤ「いえ…わたくしも少し言い過ぎましたわね…」
ダイヤ「善子さん、一緒にルビィを探してくれませんか?」
善子「…うん、分かった!」 外…
ダイヤ「ルビィー!ルビィー!」
善子「どこにいるのルビィー!」
ダイヤ「この辺りにはいないのでしょうか…」
善子「…」
善子「あの、ダイヤ…」
ダイヤ「ん?」
善子「ごめんなさい…最初にこっそりアイス食べようって言ったのはヨハネなの…」
善子「私があんなこと言わなければ…ルビィがいなくならなかったのに…」シュン
ダイヤ「…」
ダイヤ「大丈夫、善子さんのせいではありませんわ」
ダイヤ「わたくしもついキビしくしなければと…ムキになって怒ってしまいました…」
善子「ダイヤ…」
ダイヤ「反省するのはルビィを見つけてからにしましょう?」
善子「…うん、ありがとダイヤ」 淡島神社…
ダイヤ「あと探していないのは淡島神社くらいですが…」
善子「こんなところに居るかしらね…」
ルビィ『お姉ちゃん…たすけて…』
ダイヤ「…ルビィ?」
ダイヤ「いま…ルビィの声が聞こえませんでしたか…?」
善子「えっ?本当?」
ダイヤ「ええ、上の方から聞こえました!」
ダイヤ「間違いありません!ルビィはここにいますわ!」 ルビィ「痛いよぉ…お姉ちゃんたすけて…」グス
ルビィ「…でもあんなに怒られたあとだもん、心配してくれないよね…」シュン
ダイヤ「ルビィ!ルビィーーー!」
ルビィ「…あっ!お姉ちゃーーん!」
善子「!」
善子「ダイヤ!ルビィが坂の下にいるわよ!」
ダイヤ「ルビィ!ここから滑り落ちたんですのね!」
善子「大変!足をケガしてるじゃないの!」
ダイヤ「いま降りますわ!待ってて!」
ルビィ「う、うん!」
善子「気をつけてよダイヤ…」 ズザザザザ…
ダイヤ「…っとと、大丈夫ですかルビィ?」
ルビィ「お姉ちゃん…ルビィのこと探してくれたの?」
ダイヤ「何を言ってるの!当たり前ではないですか!」
ルビィ「わーーーん!お姉ちゃーーーーーん!」ダキッ
ダイヤ「まったくもう…心配かけて!」
ダイヤ「ルビィは昔から危なかっしいのですから!気をつけなさいと言ってるでしょう!」
ルビィ「うん…ごめんなさい…」グスッ
ダイヤ「でも…無事で良かったですわ」ナデナデ
ダイヤ「早く帰って手当しましょう。手を引けば坂を登れますわね?」 ルビィ「うん…あの、お姉ちゃん…」
ダイヤ「はい?」
ルビィ「えっと、その…アイスのことなんだけどね…」ビクビク
ダイヤ「…」
ダイヤ「…アイスなら新しいのを買ってみんなで食べましょうか」クス
ルビィ「…! うん!」
ダイヤ「…ただし!次にわたくしのを勝手に食べたら今日以上にお説教ですからね」ニコ
ルビィ「は、は〜い」 ダイヤ「ふぅ、もう少しで坂を登れますわ」
善子「ほら2人とも、手を貸して」スッ
ダイヤ「ありがとうございます」スッ
ルビィ「ごめんね善子ちゃん、心配かけて…」
善子「いいのよ、ヨハネの魔界のような広い心に免じて許してあげる!」
ダイヤ「何故あなたが偉そうですの」クス
ダイヤ「ほらルビィ、おぶってあげるわ」スッ
ルビィ「うん!」
ルビィ「えへへ、小さい時もお姉ちゃんがおんぶしてくれたよね」
ダイヤ「そうですわね、懐かしいですわ」
ルビィ「ルビィ、キビしいけど優しいお姉ちゃんが大好き!」ギュゥッ
ダイヤ「まったく…甘えん坊なんですから」クス
善子「…」 善子「…むぅ!ずーるーい!」
善子「ヨハネもお姉ちゃんが欲しくなってきたじゃない!」
善子「ねーねー、私もダイヤお姉ちゃんって呼んでいい?」
ルビィ「ダメだよー。お姉ちゃんはあげないもーん」ギュッ
善子「なによー!少しくらいいいじゃないの!」
ダイヤ「こらこら、ケンカするんじゃありません」クス
アハハハ…
――――
――
― 数日後、部室…
ワイワイ…
千歌「曜ちゃん!この雑誌のスニーカー可愛くない?」
曜「ホントだ!こっちのTシャツに合いそうだね!」
梨子「ちょっと2人とも!家じゃ夏休みの宿題が進まないって言うから集まったのに」
梨子「曜ちゃんまで一緒になってサボらないでよー!」
千歌「大丈夫だよー。ちょっとした息抜きタイムなのだ!」
曜「そうそう、休憩しながらやらないと!」
梨子「いまAZALEAが練習中でしょ?戻ってきたらダイヤさんに怒られるわよ…」
ダイヤ「その通りですわ!」ガラッ
千歌・曜「「わあっ!?」」ビクッ 花丸「おつかれさまずらー」
果南「あはは、絶賛サボリ中?」
ダイヤ「まったく!夏休みはもうすぐ終わりだと言うのに!」
ダイヤ「まだ宿題が終わってないなど言語道断ですわっ!」
千歌「い、今からやろうと思ってたんだよ!ね?曜ちゃん!」
曜「そ、そうそう!」
ダイヤ「ふむ…ではわたくしが監督してますから今日中に終わらせましょうか?」ニッコリ
千歌・曜「え…」 千歌・曜「えーーー!今日中ーーーーー!?」
ダイヤ「わたくしが見てるからにはビシビシ指導しますからね?」
花丸(やっぱりこの感じがダイヤちゃんらしいずら)クス
果南(うん、キビしさの中にも優しさがあるよね)クス
千歌「うぅ…なんだか今日はダイヤちゃんがいつもよりコワいのだ…」
ダイヤ「ふふっ、当然ですわっ!」
ダイヤ「わたくしはキビしいダイヤさんなのですからっ♪」
おわり |c||´.-`|| おわり。短くてすみませんわ。
|c||^.- ^|| このシリーズを全員分書けました。どうもありがとうございます。 乙、起承転結しっかりしてていいダイルビだった
シリーズものなのか? 乙
ヘナメルチャァだけ読んでないからタイトル教えて >>34
ダイヤ・果南「聖歌隊の花丸さん(花丸)を取り戻そう!」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています