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ことり「海未ちゃんと海の日」
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0001名無しで叶える物語(たこやき)垢版2018/07/16(月) 23:30:27.66ID:i95eazOR
ことり「海未ちゃん、今日は海の日だよ」

海未「そうですね」

ことり「反応が薄いなぁ」

海未「別に海と言っても私のことではないですし」

ことり「えー、せっかくなんだし海未ちゃんの日にしようよぉ」

海未「それはことりの勝手でしょう」

ことり「ぶーぶー」

海未「それに暑いんですから何かする気なんて削がれてますし」

ことり「海未ちゃんのケチぃ……」
0002名無しで叶える物語(たこやき)垢版2018/07/16(月) 23:31:00.75ID:i95eazOR
海未「だからことりもこんなところにいないで他のところへ……」

ことり「えいっ」ギュー

海未「ふみゅっ!?」

ことり「やっぱり海の日は海で遊びたいよぉ」

海未「だから私は海ではなく海未と……」

ことり「そんな細かいことは関係ないもんっ」ギュー

海未「暑いです」
0003名無しで叶える物語(たこやき)垢版2018/07/16(月) 23:31:52.82ID:i95eazOR
ことり「そう言う割には離れようとはしないよね?」

海未「それは下手にはねのけてことりに何かあってはいけませんので」

ことり「そういう優しいところ好き♡」モッギュー

海未「更に暑くなりました……」

ことり「この暑さがいいんだよ」

海未「ですがこれでは汗をかいて恥ずかしいです……」

ことり「ことりは海未ちゃんが例え汗臭くても平気だよ」

海未「変なこと言わないでください」
0004名無しで叶える物語(たこやき)垢版2018/07/16(月) 23:33:13.69ID:i95eazOR
海未「それで、私で遊ぶのはこうして抱きついてるだけですか?」

ことり「んー、今はそれでいいかなっ」ギュー

海未「暑いからこうしてるだけで体力が奪われてしまうので、私は別のことがしたいですが……」

ことり「じゃあちょっと涼しくなるように……」プチプチ

海未「ちょっ、いきなり脱がそうとしないでください!///」

ことり「だって暑いんでしょ?」

海未「それとこれとは違います!」

ことり「じゃあことりが脱ぐっ」

海未「それもダメですっ!」

ことり「あれもこれもダメなんてほんと海未ちゃんのケチ」
0005名無しで叶える物語(たこやき)垢版2018/07/16(月) 23:34:01.74ID:i95eazOR
海未「だってこんな昼間から2人して裸でいるなんて……」

ことり「じゃあ昼間じゃなければいいのかな?」

海未「そういう意味ではありません」

ことり「でも暑いなら昼間でも脱がないと」

海未「ですからことりが離れればいいだけの話じゃないですか」

ことり「それじゃつまんないもん」

海未「それにずっとこうしているとことりのこと……」

ことり「意識しちゃう?」

海未「私の考えを先回りしないでください」

ことり「あはは、ごめんね」
0006名無しで叶える物語(たこやき)垢版2018/07/16(月) 23:35:34.30ID:i95eazOR
ことり「でも今の海未ちゃんはついからかいたくなって」

海未「女同士なのに変ですよね……?」

ことり「別に変だとは思わないけどなぁ」

海未「ことり?」

ことり「ことりもこうしていると海未ちゃんのことしか考えられないから」

海未「ことり……」

ことり「だから海未ちゃんもことりのことしか考えられなくなってるなら嬉しい」

ことり「このことりの気持ちと今の海未ちゃんの気持ちは近いかな?」
0007名無しで叶える物語(たこやき)垢版2018/07/16(月) 23:37:19.15ID:i95eazOR
海未「近い、かはわかりませんが今の私はことりのことばかり考えています」

海未「こうして抱き合っていることりの体の柔らかさとか匂いとか」

ことり「ことりも海未ちゃんの体とか匂いとかに意識を持ってかれちゃう」

海未「こうして言葉にすると何か恥ずかしいですね……///」

ことり「恥ずかしいけど、なんだか心があったかくなってどうでもよくなっちゃう」

海未「そうですね。ことりが目の前にいればそれだけでいいと思えます」
0008名無しで叶える物語(たこやき)垢版2018/07/16(月) 23:39:01.84ID:i95eazOR
ことり「ねぇ、海未ちゃん」

海未「はい」

ことり「海未ちゃんってことりのことどれくらい好き?」

海未「それは本当に大切な幼馴染として誰よ」

ことり「そういうことじゃなくてもっと単純に友達とか恋人にしたいとかで」

海未「そ、それって……」

ことり「ことりのこと意識してるとは言ったけど、どんな意味で意識してるのかなって」
0009名無しで叶える物語(たこやき)垢版2018/07/16(月) 23:40:17.29ID:i95eazOR
海未「それは……わかりません」

海未「今までことりを彼女にとかそんなこと考えたことなかったので」

ことり「うん」

海未「それにもしことりに対して恋愛感情を抱いていても私自身、そのような感情を持ったことありません」

海未「だからこの気持ちに自信が持てません


ことり「そうだよね、私も海未ちゃんに対して今この場で恋愛感情を持ってるとは自信持って言えないよ」
0010名無しで叶える物語(たこやき)垢版2018/07/16(月) 23:41:49.21ID:i95eazOR
ことり「でも、だからこそ私たちの気持ちがどういうものか確かめる必要はあると思うの」

ことり「お互いに恋愛感情持ってるってわかったら付き合っちゃえばいいし、そうじゃなくても一生親友でいたいな」

海未「えぇ、どういう結果が待っていてもことりと離れるなんてありえません」

ことり「ことりも海未ちゃんと離れるなんてイヤ」

海未「えぇ、離れないって約束します」

ことり「ことりも約束する」

ことうみ「「ふふっ♪」」


お互いの気持ちが少しわかりあえた海の日となった
この夏、2人の関係がどこまで進展するかはこれからのおたのしみ


おしまい
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