パビィルス「でも安心です! ルビィが、あなたをひとりぼっちにはしません!」

パビィルス「このパビィルスことルビィが! あなたの、その、えっと……」

善子「?」

パビィルス「……ぅゆ……」

パビィルス「や、やっぱりこんなことダメだよ……許されないよ……」

パビィルス「ルビィはあなたの友達にはなれません……」

……もしかしてこの子。

パビィルス「あなたはニンゲンさん! ……だから、ルビィは捕まえなきゃいけないんです」

────ダイヤの言葉を思い出す。

ダイヤズ『あの子の夢はニンゲンに会うこと……ですから、もし良ければ、会ってあげてください』

────ということは。

ルビィは、もしかして。

パビィルス「あなたを捕まえたら、ルビィのだいじなだいじな夢が叶います」

パビィルス「強くて、人気者で、有名人! ルビィはみんなに認められて、ロイヤル・ガードの一員になるんです!」

暗転。