ダイヤ「曜さんが私の事をずっと見てきますわ....」
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鞠莉「でね〜、果南がまた怒ったの〜」
ダイヤ「大体鞠莉さんは果南にちょっかいを出しすぎですわ」
鞠莉「ノンノン、ちょっかいって言わないでよダイヤ。こういうのはイタズラって言うのよ♪ただの愛情表現なんだから」
ダイヤ「ですが、朝からハグのフリして胸を触るのは愛情表現ではなくただのセクハラですわ」
ダイヤ「全く、鞠莉さんはいつも....」
曜「....」ジィーッ
ダイヤ「...?」クルッ
曜「...!」ササーッ
鞠莉「どうかした?」
ダイヤ「あの角の先に人の気配が...」
鞠莉「人?全然気づかなかったわ」
ダイヤ「...私の思い過ごしでしょうか」
ダイヤ(...でもあの姿...どこか曜さんに似ていたような) ダイヤ「.....」テクテク
ダイヤ(仮に見ていたのが曜さんなら、どうして私達の前に現れなかったのでしょう...)
ダイヤ(何か理由でもあるのでしょうか...)
ダイヤ(...また視線を感じますわ)チラッ
曜「....」ジィーッ
ダイヤ(間違いない、やっぱり曜さんですわ)
ダイヤ(でも、何故こちらを見ているのでしょうか...) ダイヤ(どこか私がヘンなのでしょうか...)
ダイヤ(髪の毛は今朝ちゃんと櫛で梳かしてきましたし...)クシクシ
ダイヤ(制服は、鏡でちゃんと調えてきましたよね...)ジロジロ
ダイヤ(特に変なところはないと思いますが...)チラッ
曜「ふふふっ」ニヤニヤ
ダイヤ(どうして笑うのです⁉) ダイヤ「曜さんっ‼そこに居るのでしょう⁉」
曜「ふっ...ふふふ、なんですかダイヤさん」
ダイヤ「なんですかじゃありませんわ!私の事をジロジロ見るのはやめてください!」
曜「えへへ、だってダイヤさん可愛いんだもん♪」
ダイヤ「可愛いって...私をバカにしてるのですか⁉」 曜「わっ、ダイヤさんが怒ったー」タッ
ダイヤ「まだ話の最中ですのよ⁉」
曜「もうジロジロなんか見ませんから機嫌直してくださいね!」ニコッ
タッタッ
ダイヤ「行ってしまいましたわ...」 果南「ダイヤどうしたの?何かあった?」
ダイヤ「いえ別に...」
果南「ねえ、次体育だから早く更衣室行こうよ」
ダイヤ「そうですわね...あっ」
曜「....」ジィーッ
ダイヤ(また曜さんですわ....)
曜「....!」
ダイヤ(曜さんは一体何がしたいのでしょう...)
曜「....‼」ブンブン
ダイヤ(あ、もしかして誰かに手を降っているのでは?)
曜「....‼」ブンブン
ダイヤ(うぅ...それってどう見ても私に手を振っていますわ...) ダイヤ「果南さん、先に行っててください」
果南「え、別にいいけど早く来てよね」
ダイヤ「すぐに向かいますわ」ダッ
ダイヤ「曜さん‼」
曜「ダイヤさん!なんでありますか!」
ダイヤ「『なんでありますか』じゃ、ありませんわ!なんでまた私を...」
曜「いやぁ、風の導きって奴ですかね?」
ダイヤ「どこの占い師ですか!」 ダイヤ「私は次の時間は体育なので更衣室に行きたいのです」
曜「そうなんですか」
ダイヤ「えぇ、だから私に付いてくるのはやめて下さい」
曜「分かりました!では、曜はこれで!!」ササーッ
ダイヤ「ホントに分かっているのでしょうか...」 ダイヤ「全く...曜さんって人は」ブツブツ
ダイヤ(あぁ、人に気を取られてる場合ではありませんでした。早く更衣室に行かなくては)
ダイヤ「...」テクテク
曜「...」テクテク
ダイヤ「...」ワナワナ
曜「〜♪」
ダイヤ「...あの〜、曜さん?」
曜「あ、ダイヤさん。なんですか?」
ダイヤ「どうして私についていくのですか?」 曜「いけませんか?」
ダイヤ「いけないわけじゃありませんが...」
曜「そうですか」ニコッ
ダイヤ「....」テクテク
曜「〜♪」テクテク
ダイヤ「曜さん‼いつまで私についていく気ですか⁉」
曜「えぇ〜いいじゃないですか〜」
ダイヤ「はぁ...これではあなた、まるでカルガモの赤ちゃんですわ」
曜「てことはダイヤさんはお母さんですね...えへへ、なんか照れますなぁ///」
ダイヤ「曜さん⁉」 曜「だって私、ダイヤさんの事が気になるんですもん」
ダイヤ「でも今付いてくるのは必要ありまして?」
曜「んー、三割くらいは必要ないと思うであります!」ケイレイッ‼
ダイヤ「十割ですわ!!もう付いてこないでください!」フンッ
曜「待ってよ〜ダイヤさんってば〜」チョロチョロ
ダイヤ(無視ですわ無視無視) キーンコーンカーンコーン
ダイヤ(次の時間は...移動教室でしたわね)
ダイヤ「....」チラッ
曜「....」ジィーッ
ダイヤ(また見ていますわ...)
ダイヤ(ていうか、いつから居ますの⁉さっきチャイム鳴ったばかりですのよ⁉) ダイヤ(もう勘弁なりませんわ、ここは曜さんにあっちいってとアイコンタクトを取りますわ!)
ダイヤ(もう見ないでください)ギロッ
曜「....?」キョトン
ダイヤ(どうか伝わってください...私の気持ちを)
曜「....あっ」ピコーン
ダイヤ(分かってくれましたのね‼)パァッ 曜「....///」パチッパチッ
ダイヤ「えっ」
曜「....えへへ」テレテレ
ダイヤ(どうしてウインクしますの?!?)
果南(あの人...一人で何してるの?)ドンビキ お昼休み
ダイヤ「で、二人は仲直りしましたの?」
鞠莉「もうそれはバッチリよ♪」
果南「バッチリって...別に鞠莉を許した訳じゃないよ」
ダイヤ「まだ仲直りしていないのですか...」
鞠莉「だって聞いてよダイヤ、私果南にごめんなさいしたのに許してくれないの‼あんなのただのスキンシップだったのに‼」
果南「スキンシップって...あのさぁ鞠莉、朝から胸を揉まれて怒らない人なんて居ると思う?」
鞠莉「私は果南に胸揉まれても怒ったりしないよ⁉」
果南「鞠莉と他の人を一緒にしないでよ...」 鞠莉「んもう!果南は本当に頑固ね」
果南「鞠莉はデリカシーがないんだよ」
ダイヤ「はぁ...二人はいいですわね、お気楽で」
鞠莉「ダイヤ‼」
果南「私達真剣に話してるんだよ⁉」
ダイヤ「痴話喧嘩も済みましたら私の話も聞いてもらってもいいですか?」
果南「痴話喧嘩って...」
鞠莉「ダイヤ、どうかしたの?」 ダイヤ「って事が...」
鞠莉「へぇ、ダイヤも隅には置けないわね」ニヤニヤ
ダイヤ「はぁ...」
果南「それってさ、曜はダイヤの事が好きなんだよ」
ダイヤ「私の事が...ふっ、そんな訳ないでしょう?」
ダイヤ「果南さん、仮に曜さんが私の事が好きならどうしてあんな嫌がらせをするのですか?好きなら普通あんな事はしませんわ」
鞠莉「ダイヤは分かってないなぁ、曜はダイヤが大好きだから、ダイヤに振り向いて欲しいからイタズラするのよ?」
ダイヤ「そういう...ものなのですか?」 鞠莉「そういうものよ、ねえ果南?」
果南「うん、私も鞠莉と同意見だよ」
ダイヤ「うーん...私の頭が硬いのか、好きな人にイタズラをするという行動が理解出来ませんわ...」
ダイヤ「...あっ」
果南「何か分かった?」
ダイヤ「つまり、今朝鞠莉さんが果南さんの胸を揉んだのは、鞠莉さんは果南さんの事が大好きだからそういう事をしたのですか?」
鞠莉「!?」
果南「鞠莉〜そうなの〜?」
鞠莉「そ、それは違うと思うわ...ダイヤ」
ダイヤ「そうですか?ふむ、例えるのが難しいですわ」 鞠莉『と、とにかく‼曜はダイヤのことが好きなの‼だからダイヤは曜の気持ちに答えてあげて‼』
果南『そうだね、今は曜に素直な気持ちを伝えてあげればいいと私は思うよ』
ダイヤ「....」
曜(あ、ダイヤさんだ...)ササッ
曜「....」ジィーッ
ダイヤ(...また、曜さんが私を見ていますわ)
ダイヤ「曜さん、そこに居るのは分かっていますわ」
曜「ッ!」ビクッ
曜「あはは、流石ダイヤさん♪段々私を見つけるのが上手くなりましたね!」
ダイヤ「....曜さん」 曜「....な、なんですかダイヤさん。ちょっと怖いですよ」
ダイヤ「単刀直入に聞きます、曜さんは...」
ダイヤ「私の事が好きですか?」
曜「....ぇ///」
曜「す、すす好きって...///まさかダイヤさんの口からそんな言葉が出るなんて思いもしませんでしたよー」
曜「確かにダイヤさんの事は気になってますけど、でも...好きって...///」
ダイヤ「私、真剣に聞いているのですが...」
曜「ッ....///」
曜「もう...隠す必要もないですよね」 曜「私、渡辺曜は黒澤ダイヤさんの事が好きです。大好きです」
曜「ホントに...ぎゅーってしたいくらい大好きです...」
ダイヤ「....曜さん」
曜「好きだったけど...恥ずかしくて言えなかったんです....でもいつか言おうと思って...それで今日中に告白しようとしたんだけど....言えなくて...」モジモジ
曜「....あのね、ダイヤさん。告白ってすっごく勇気がいるんですよ...本当に、えへへ」 曜「でも一日中のダイヤさんに付きまとって迷惑をかけたことは本当に反省してます。もうこんなことはしません」
曜「なんかこういう形でダイヤさんに好きだって事がバレちゃったのが残念だけど、私...ダイヤさんにちゃんと想いを伝えられてスッキリしました!」
曜「だからこの事はお互い忘れましょう!私としてもすっごく恥ずかしいですし...何よりダイヤさんは私のこと好きじゃないですよね?」
曜「ダイヤさん...私の事、本気で嫌がってたし....」
ぎゅーっ
曜「えっ///ダ、ダイヤさん⁉////」 ダイヤ「謝るのは私のほうです曜さん。私は曜さんの気持ちを踏み躙ってしまった。私は本当に最低な人です」
曜「いいんですよ、元々は私がやったことですし、ダイヤさんは悪くありませんよ...悪いのは私なので...えへへ」
ダイヤ「曜さんは凄いです。私はあなたを傷つけたのに...それを簡単に許してしまう寛大な心を持っている。羨ましいですわ」
曜「そ、そんな...こと...ないですって///」 ダイヤ「それで、告白の返事なのですが....」
曜「は、はい....」
ダイヤ「私も曜さんが好きです。でも、曜さんの好きではなくて...仲間として友達として...で」
曜「...」
ダイヤ「ですが、曜さんが私の事を好きだって言ってくれて本当に嬉しかった...それで私、曜さんの事をもっと知りたくなりましたわ」
曜「...それって」
ダイヤ「えっと...ふつつか者ですが...よ、宜しくお願いします///」
ぎゅーっ
ダイヤ「よ、曜さん⁉////」
曜「ダイヤさん♡」スリスリ
ダイヤ「ちょっと、誰かに見られたらどうするのです⁉」アセアセ
曜「いーじゃないですか‼私達恋人同士なんですから♪」
ダイヤ「....まぁ、それもそうですわね」 後日談
ダイヤ「ところで、曜さん一つ聞きたいことが...」
曜「なんですか?」
ダイヤ「曜さんは好きな人にちょっかいする行動を理解できますか?」
曜「あーなんとなく分かる気がしますね」
ダイヤ「あなたもですか⁉」
おわり |c||^.3 ^|| ♡ (*> ᴗ •*)ゞ♡ ||^.ε ^||ɔ|
チュッチューですわぁ〜 曜ちゃんが一番乙女になるカプ
他は童貞にされたりロクな目に合わない ソVvミヘ/Wv彡vV/ ミ∠ミ::
ミミ _ ミ:::
ミ 二__, --、r'"___、 ヾ ト、::ヽ
ミレ'"~,-,、 ! ! ' '" ̄ .ノ \ヾ:、
K/ー'~^~_/ ヽミ:ー‐‐'" ヽ i.
!〉 ー―'"( o ⊂! ' ヽ ∪ Y
i ∪ ,.:::二Uニ:::.、. l i
.! :r'エ┴┴'ーダ ∪ !Kl
.i、 . ヾ=、__./ ト=
ヽ. :、∪ ゙ -―- ,; ∪ ,!
\. :. .: ノ
ヽ ヽ. . .イ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています