【SS】μ's昔ばなし ほの太郎
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むかしむかしあるところに、おばあさんとおばあさんが住んでいました。
にこ「ババアしかいないじゃないの!」
村は少子化と高齢化が進みババアしか住んでいませんでした。
絵里「老老介護なのね」
真姫「そんなリアルな設定はいらないわよ」
ある日、海未おばあさんは山へしばかりに、ことりおばあさんも山へしばかりに行きました。
花陽「一緒に行っちゃうの?」
にこ「分業しなさい、分業を」 ことり「海未ちゃん一人で大丈夫?」
海未「はい、私は大丈夫ですから、ことりは洗濯をお願いします」
一悶着あった末、結局海未おばあさんは山へしばかりに、ことりおばあさんは川へ洗濯に行きました。
にこ「最初から話し合っておけばいいのよ」
おばあさんが川で洗濯していると、大きな桃が
桃「ずぶずぶずぶずぶ」
凛「沈んでってるにゃ」 希「実がぎっしりで重いんやろな」
絵里「いや流れてきなさいよ。拾えないわよ」
気を取り直して、川上から大きな桃がドンブラコ、ドンブラコと流れてきました。
ことり「ん? なんだろうあれ」
おばあさんは意外にもこれをスルー。
ことり「え……やだ、なんか汚い……」
桃「ずぶずぶずぶずぶ」
にこ「拾ってあげなさいよ! 桃おぼれてんでしょうが!」 絵里「にこ、桃はおぼれないわ」
海未「あのー」
どうしたおばあさん
海未「竹を切ったら小さな女の子が出てきたんですが」
にこ「捨ててきなさい!」
花陽「にこちゃんひどいよ!」
にこ「話がとっ散らかってんのよ!」
希「しばかり行ったんちゃうんか海未ちゃん」 考え直したおばあさんはお土産にと、大きな桃を拾い上げて家に持って帰りました。
ことり「うんしょ、うんしょ」ゴロゴロ
桃「痛い、痛い!! 削れてるよ!」
そして、おばあさんとおばあさんが桃を食べようと桃を切ってみると
海未「では、この刀で」
桃「ぎゃぁぁあああ!! 無理、無理!! 死ぬって!」
希「トラウマになるやんこんなん」
凛「二度と桃が食べれなくなるにゃ」 おばあさんが桃を切ろうとすると間一髪、中から女の子が飛び出しました。
穂乃果「はぁ……はぁ……助かった……」
海未「誰ですかあなたは!」
穂乃果「穂乃果だよっ!」
子どものいなかったおばあさんとおばあさんは、大喜びです。
海未「穂乃果……?」
ことり「この娘はきっと神様がくださったんだよ!」 おばあさんとおばあさんは桃から生まれた女の子を2人で育てることにしました。
海未「では名前を考えましょう」
穂乃果「いや穂乃果だよ」
ことり「桃から生まれたからほの太郎にしようよ」
穂乃果「だから穂乃果だよ」
花陽「桃どこいったの?」 ほの太郎はスクスク育ち、志のある女の子になりました。
穂乃果「私、政治家になってこの国を変えようと思う」
真姫「逆に国が滅びるわよ」
穂乃果「ちょっと真姫ちゃんどういう意味!?」 海未「穂乃果、実は鬼ヶ島というところに悪い鬼がいてとても困っています」
ことり「この村も、もうすぐ廃村になるかもしれないの……」
絵里「それは少子高齢化のせいでしょ」
穂乃果「ええ!? 廃村!? わかったよ、私鬼ヶ島に行って鬼を退治してくる!」
おばあさんにほむまんを作ってもらうと、ほの太郎は鬼退治に出かけました。 旅の途中、ちち牛に出会いました
希「こっち見るのやめーや」
にこ「あんたしかいないのよ」
凛「希ちゃん、出番だよ」
希「納得いかへんなぁ……後で覚えとき」 穂乃果「あ、希ちゃん! これから鬼退治に行くんだけど、ほむまんあげるから一緒に来てくれない!?」
ちち牛はほむまんを1つもらうと、ほの太郎のお供になりました
希「いやいやいや、待とうや」
ちち牛はほむまんを1つもらうと、ほの太郎のお供になりました。
希「待て言うとるやろ」
花陽「ナレーション無視する気!?」 希「なあ穂乃果ちゃん、こんなおまんじゅう1つで命をかけてくれなんて虫が良すぎるんちゃいますかぁ?」
穂乃果「ええ……?」
希「誠意っちゅうもんをな、見せてもらわな困んねん」
穂乃果「せ、誠意……? でも誠意って……」
希「あんな穂乃果ちゃん、誠意言うたらこれやん」
穂乃果「え、お金……でもどれくらい……?」
希「そこは穂乃果ちゃんの気持ちしだいやなぁ!」
結局ほの太郎はなけなしのお小遣いを全て渡してちち牛にお供になってもらいました
希「なんやこれっぽっちかいな。まあしゃーないわ」
穂乃果「私のお小遣いがぁ……」
にこ「あいつが一番鬼じゃないの」 次にほの太郎はかしこいかわいいメス豚に会いました。
花陽「絵里ちゃん」
絵里「いや……違うでしょ……」
凛「絵里ちゃんだよ」
絵里「いやよ」
花陽「話が進まないから」
絵里「……納得いかないわね」 穂乃果「あ、ぅ絵里ちゃん!」
かしこいかわいいメス豚は発情しながらほの太郎のお腰についたほむまんをこのイヤらしいメス豚に恵んでくださいと求めます。
絵里「私帰る」
穂乃果「待って! 待って! お願いだから一緒に行こ!?」
なんやかんやでメス豚が仲間になりました。
絵里「牛さんと豚さん連れてどこへ行くのよ……」
希「北海道やろ」
穂乃果「絵里ちゃんがいれば百人力だよ〜」 ほの太郎は次にゴリラに会いました。
にこ「さっきからほの太郎どこ通ってんのよ」
真姫「っていうか誰?」
凛「真姫ちゃんにゃ」
真姫「はあ? 何で私が」
絵里「真姫、ゴリラは頭がいいのよ」
希「ゴリラの学名はゴリラ・ゴリラ言うんよ?」
穂乃果「うわ、超ゴリラ」
真姫「……」
穂乃果「真姫ちゃん、ほむまんあげるから一緒に行こ!」
真姫「お断りします」
ゴリラは口では嫌がりつつも内心満更でもないので仲間になりました。
真姫「ちょっと!!」 そして今度は海未ちゃんに出会いました。
穂乃果「えっ、動物じゃないの?」
海未「人です」
穂乃果「いいの? っていうかおばあさんだよね?」
海未「違います。園田海未役園田海未です。ほむまんがあると聞いて来ました」
穂乃果「じゃあ……あげるよ」
海未「ありがとうございます!」
海未ちゃんがお供になりました。ついでにことりちゃんも来ました
ことり「穂乃果ちゃん元気だった〜?」
穂乃果「えっ? 多くない? まあいいや」 そして仲間を手に入れたほの太郎は、ついに鬼ヶ島へとやってきました。
にこ「はぁ? プリティーなにこにーを仲間にしなくていいの!?」
凛「にこちゃんはこっちだよ!」
にこ「いや、にこはあっち側……」
花陽「にこちゃん!!」
にこ「しょ、しょうがないわね! やったげるわよ!」 向かい合うほの太郎一行と鬼たち。
にこ「にこ!」
凛「りん!」
花陽「ぱな!」
にこ「そうよ私達が!悪名高いあのにこりn」
海未「やぁぁぁぁぁぁ!!」
にこ「ま、待ちなさい! まだ人が喋ってんでしょうが!!」 ゴリラの学名ゴリラゴリラは笑ってはいけないで知った 海未「問答無用!!」
にこ「にごぉ!」
凛「にゃぁ!!」
花陽「ピャア!!!」
海未ちゃんは鬼をギッタバッタとなぎ倒していきます。
穂乃果「これもう海未ちゃんだけでよかったじゃん」
ことり「どっちが鬼かわかんないね」
絵里「帰りたい……」 とうとう鬼の親分は
にこ「降参にこ、お宝は全部あげるにこ〜」
と、手をついてあやまりました。
ほの太郎たちは、鬼から取り上げた宝物を持って、元気よく家に帰りました。
ただしほの太郎の心の中には疑問が残りました。
鬼は本当に悪い人だったのでしょうか。鬼より怖い人が私のすぐそばにいるのに。
村は廃村になっていましたとさ。
めでたしめでたし (^8^)ほ〜のたろさんほのたろさん♪
(^8^)お股につけた♪ほのまんこ♪
(^8^)ひとつ♪ことりにくださいな♪
リ´・-・)
(・8・) なかなかのカオスっぷり
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