ある日、カッスのもとにファンの少年から一通の手紙が届いた。 
『きょじんおがさわらないやしゅようぎしゃ(37)せんしゅへ いつもおうえんしてます。がんばってください』 
少年は難病で、大手術を控えていた。思わず溢れ出る精液を手紙で拭い取ったカッスは、さっそく少年と対面。 

「うわあ、本物の畜生だ!」あこがれのカッスとの対面に興奮を隠せない様子の少年。勇気が出ず、手術を渋っているという。 
そこでカッスは約束した。「明日、君のためにホームランを打つ。そうしたら手術を受けてくれないか」「サンキューカッス」 
「キンタマー」「タマキーン」こうして男と男の約束が交わされた。カッスの口元には、うっすらとヒゲが生え始めていた。 

試合当日。球場に一番乗りしたのを怪しんだ指揮官にヒゲを剃られたカッスは、約束を忘れて4打数4射精2カウパーと大暴れ。 
試合後、スッキリした顔のカッスに球団職員が駆け寄って告げた。「良いニュースと悪いニュースがあります。まず、少年が死にました」 
「そうか。では悪いニュースは?」「いえ、良いニュースはこちらです」職員がそう言うと、突如カッスの上下左右から警官が出現。 
詐欺罪の疑いで地球永久追放処分が下されたカッスは、宇宙空間に打ち上げられ9800時間後に餓死。夜空に煌めく星となった。