絵里「お誕生日おめでとう!」
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海未「…………」
絵里「ほら海未。せっかくのお祝いの日なんだからもう少しニッコリしなさい♡」
海未「……昨日はなんの日でした?」
絵里「海未バースデーイヴ」
海未「ホワイトデーでした」
絵里「あぁ……」 海未「私は先月、絵里に贈り物をしましたね」
絵里「えぇ。高価そうなチョコと、海未の手作りのチョコ。海未のチョコの方が口馴染みがあって美味しかったわ♡」
海未「……///」
海未「……で、昨日のホワイトデーは一般的にはお返しを期待できる日だと思っていたのですが」
絵里「海未は古き良き伝統を重んじる人だから、比較的最近できた習慣なんて気にしないと思っていたのだけれど」
海未「……好きな人からなにか贈り物をしてもらえるかもしれない日です。期待してしまいます……///」
絵里「かわいい」ギュッ
サッ
海未「ですが、昨日はあれだけ待ったのに素振りも見せませんでしたね」 絵里「……実は用意してたのよ」
海未「誕生日プレゼントと一緒にするつもりでしょう」
絵里「もう、海未はいつからそんなに欲張りになったの?」
海未「欲張りで結構です。絵里を愛している限りは、常に自分に正直に生きようと決めていますから」
海未「……とはいえ、別に一緒にされたからどうとかはそれほど気にしていないのです」
絵里「ホントに?じゃあ早速……♡」
海未「絵里、まさかキスして『ふふっ、これがプレゼントよ♡』などと言うつもりではありませんか?」
絵里 ギクッ 海未「手に何も持っていないのでまさかと思いましたが……絵里はいっつもこうなのですから」
絵里「なによ……そんなに恋人からもらうものに不満があるの?」ガシッ
海未「ひゃっ」
絵里「まずは受け取ってから色々言いなさいっ」チュウ
海未「んむっ……!♡」 絵里「はむ、ちゅう……んふっ」
海未「やぁっ、だめ……あ、ん♡ふぅ……///」
海未(あぁ、いつものコレです)
海未(絵里と触れ合うと、すぐに心が蕩かされて気持ちのいいことしか考えられなくなる……)
海未(これをされると、絶対に許してしまう。絵里もそれを熟知したうえでやっているのわかっているはずなのに……)
スッ
海未「んっ!」
ジャラ……
絵里「ちょっと地味?もう少し明るい色の方が良かったかしら」
海未「え、絵里。これは……」
絵里「渡し方、迷っていたのだけれど……海未への誕生日プレゼント」 絵里「ホワイトデーは……ごめんなさい。本当に用意してないの、いつかまた埋め合わせするから」
海未「い、いいです。そんなの……うぅ」ポロポロ
絵里「泣くほどセンスなかった?」
海未「違いますっ、ネックレスだなんて素敵なものを頂くだなんて……嬉しすぎて心が飛び跳ねそうです」
絵里「喜んでるなら、笑ってほしいわ」
海未「いまはむりですぅぅ……」ポロポロ
絵里「もう……よしよし」ギュッ
絵里(この子が笑ってくれるのを見るまで、まだまだ一緒にいないといけないわね)
絵里(だから……今年も仲良くしてね、海未♡)
おしまい 終わってしもたけどホワイトデーのお返しをたっぷりしてあげなあかんのとちゃうか? >>14
絵里「まさか海未が遊園地に行きたがるとは思わなかったわ」
海未「いえ、どこでもよかったのです。ですが『どこ行きたい?』と聞かれてどこでもいいと答えれば絵里が困ってしまうでしょう?」
絵里「そうでもないわよ。最近、海未の『なんでもいい』が理解できるようになってきたから」
海未「では、私がどのアトラクションが最もいきたいと思ったか、連れて行ってみてください」
絵里「任せて」
絵里「こ、ここ……でしょう……」
海未「はい、半分正解ですが……大丈夫ですか?」
絵里「ごめんちょっと出ましょ……」ガクガク
絵里「海未なら、私に日頃やられっぱなしになってる鬱憤を晴らすためにお化け屋敷に入ると思ってたの」
海未「心が通じ合っているようでとても嬉しいですが、わざわざ自分の苦手なところを選択する必要はありませんよ」
海未「私のいきたいところで半分、絵里のいきたいところで半分ですから」ニコ
絵里「うん……」
海未「そういうわけですから、チョコチュロスも半分ですよ♡」
絵里「おいしい……」モグモグ >>16
絵里「やっぱりバレンタインデーのお返しはきちんとすべきよ」
海未「もう、律儀なのですから。本当にわたしは気にしていませんし、キスがホワイトデーの贈り物だと思っているので本当に気にしないでください」
絵里「だめよ。キスでなんでも済ませようとするなんて、チャラい恋人とそれに依存するカップルの典型じゃない!」
海未「そうですか……?」
絵里「なんでもいいから欲しいものとかして欲しいこととか言ってみて!」
海未「うーん……では、わたしの為に毎日朝ごはんを作ってください……?」
絵里「えっ……///」
海未「あっ///い、いまのは」
絵里「…………///」👌
海未「交代制にしましょうか……///」 >>17
海未(最近、絵里と話せていないです。弓道部の部長を引き継いだばかりですから、仕方がないのですが……)
海未(今日も遅い時間ですし、もう帰っていますよね。まさか待ってくれているなんていうことは……)
絵里「……」
海未(居ました───!)
海未(うれしいです。疲れた体を動かしたいくらいにうれしいです……!)
海未(つい先ほどまで運動していた体を全力で動かし、絵里に近づこうとしました)
海未「絵───」
「ごめーん、待った?」
絵里「ううん、大丈夫よ」
「行こっか」
絵里「えぇ。でも今誰かに呼ばれたような……?」
「元生徒会長は任期が終わっても人気……」
絵里「滑ったわね。まあ多分勘違いでしょう。いきましょ」
海未「…………ぁ」
海未(走っていたはずの脚は、いつのまにか地に膝をつき、顔を流れていたはずの汗は、涙へと変わっていました)
海未「ぐっ、ぅ……ぁぁっ…………ひぐっ」
海未(わたしは薄暗い夜の道にうずくまって、ただただ嗚咽を漏らすことしかできませんでした) ちゃんと勘違いだったと知る+絶望の反動で攻め(責めではない)気味に絵理に甘える
とこまで書いてもらわないと海未ちゃんが可哀想 >>18
絵里「チュウした方が負けよゲーム〜!」
絵里「我慢できずにチュウしちゃった方は嫌いなものを食べないといけない、ということにしましょう」
海未「……絵里が不利なのでは?」
絵里「そうね。でもこれは謂わば制約なの、海未に安易にチュウしないためのね」
絵里「キスは特別な行為だと思ってるわ。時と場所を考えないと意味をなさない……つまり、愛を確かめることはできないの」
絵里「わたしは海未との時間を大切にしたいわ。だから、『今はチュウだめです』とか言って協力してね」
海未「はぁ……」
海未「………zzz」
絵里「っ……」
絵里(ああああっ!したいシたいシタぃぃっ!!)
絵里(このまま寝返りうって寝ている海未を抱き寄せて舌を絡ませ合いたい……っ)
絵里(覆いかぶさって、体を擦り合わせながら手をぎゅっと握って愛を確かめたい……!!)
絵里(でも、いまそれをやると愛じゃない!だから耐えるのよエリーチカ!)
グイッ
絵里「えっ」
海未「んむぅ……っ♡」
絵里「んーっ!?///」
海未「……恋人と、一つのベットで寝るというのは……時と場所を考えるととてもいい状況だと、思いました……///」
海未「ですが、先に我慢できなかった私の負け、ですね。炭酸取ってきます……」
絵里「ま、待って」
絵里「……つらいでしょう。口移しで、飲ませてあげるから」
海未「……///」コクコク それぞれのファンに内緒で付き合ってて大量のホワイトデーのお返しを一緒に作るえりうみ 海未ちゃんの凛々しい所にキュンときちゃう絵里ちゃん >>19
絵里「海未〜紅茶淹れてくれる?」
海未「はい」コポコポ
絵里「海未〜その辺にクッキーあったでしょう」
海未「どうぞ」
絵里「…………ねぇ」
海未「わかりました」モミッモミッ
絵里「あっ、ん……そこっ……」
絵里「って、そうじゃなくて」
絵里「どうしてそんなに動くのよ」
海未「絵里がそうしてもらいたいと思っているからですが」
絵里「わたしは海未と一緒にだらだらしたいの」
海未「だらだらと言われても、そんなこと私には……」
絵里「こういうことよっ」ガシッ
海未「ちょっ、ちょっと!?」
絵里「ね?布団に入ると幸せでしょう?」モゾモゾ
海未「脚を絡ませないでくださいっ、どこに脚を入れて……んんっ///」 >>26
海未(あの一件から抜け殻のようになっていた私は、弓道部でも心配されしばらくお休みするよう言われました)
海未(あの人にはなるべく鉢合わせないように帰りましょう。きっと別の人と一緒に会っているでしょうから、無用な心配でしょうけど)
海未(そんなことを思うたびに涙が浮かび、悲しい気持ちになってしまいます)
「うーみっ!」
海未 「っ!」ビクッ
絵里「放課後にこうして会うなんてなんだか久しぶりね、部活は大丈夫なの?」
海未「……絵里には、関係ありません」
絵里「む……その言い方はムカッとくるわ。私だって海未の恋人なんだから、心配くらいさせてよ」
海未「本当に恋人なのですか?絵里は私より魅力的な人を見つけているはずです」
絵里「……ねぇ、本当に何かあったの?」
海未「数日前、私見てしまったんです。絵里が私の知らない人と一緒に帰るところ……」
海未「絵里は、あの人が好きなのですよね。私よりあの人と一緒にいた方がきっと楽しいのですよね」
絵里「んんん……海未、たぶん勘違いしてるわ」
絵里「その一緒にいた子って、髪が長くなかったかしら」
海未「暗かったのでよく見れませんでしたが」
絵里「その子は、生徒会の子よ。引き継ぎのときに備品が消耗してたから買い出しを手伝ってもらってたの」
海未「ですが、とても楽しそうにしていました」
絵里「それはずっと生徒会で支えあった仲間だったんだから仲はいいわよ。……これで信じてもらえなかったら私には海未しか愛していないことを証明できないのだけれどね」
海未「……わかり、ました。信じます」
絵里「よかった」
海未「ですが、不安なのです。確かめさせてください」
絵里「そう、ね。私もしばらく海未に構ってあげられなかったから、今日は一緒に帰りましょう」 ぎゅっ
絵里「海未……歩きづらいわ」
海未「近づかないと臭いが嗅げませんから」すんすんっ
海未「首筋は……」スッ
絵里「ちょっと……!///」
海未「んっ……すぅーっ……いい臭いがします、が……絵里のにおいなのか他の女のにおいなのかわからないです」
絵里「他の女って……ちょっと怖いわね」
海未「自分でも驚いています。こんなに自分が嫉妬深くて独占欲が強かっただなんて……」
絵里「……でも、誰でも不安になると思うわ。ごめんね、海未」
海未「ほんとにそうですよ……もう、絶対に離れませんからね……」ダキッ
絵里「そんなにくっつかれると噂になりそうよ……」
絵里(あぁ、でもこんなことするくらい不安だったのね。私もあなたを離さないわ、海未) >>29
絵里「憂鬱ね……」
海未「ですが、やらないわけには行きません。心を込めて作ったものを受け取ったのですから、こちらも心を込めてお返ししないと」
絵里「どうして日本にはホワイトデーなんてあるのかしら」
海未「私も甚だ疑問ですが、お返しを期待されているのは確かでしょう」
絵里「そうかしら。私が海未のファンなら、渡しただけで満足しちゃうけれど」
海未「むぅ……」
絵里「ふふ、海未は欲張りさんだからそうもいかないものね♡」
海未「……はい、お恥ずかしい話ですが、こういうことにはとことん貪欲なようで……」
絵里「引け目を感じなくてもいいの。海未が貪欲なおかげで私があなたの隣にいるんだから」ギュッ
海未「も、もうっ!///いい加減作りますよ!」
絵里「そうね。これだけの量、早く作らないと日が暮れて、昇っても間に合わないわ」
絵里「ところで……義理のお返しでこんなに手間を込めるのなら、本命には一体どんなものをお返ししてくれるのかしら」クス
海未「…………」ジッ
絵里「っ///」ドキ
海未「……あなたの、望むものを」ボソ
絵里「こ、この件については後でゆっくり話し合いましょうか……///」
翌日、二人の作ったお返しが同じものだったとして学園中に嵐が訪れた >>32
絵里(弓道部が練習してる……海未居るかしら)
海未『体の向きはここで止めて、動かさないようにしてください』ポンポン
『は、はいっ///』
絵里(新入部員の指導かしら。一年生の子顔真っ赤じゃない、あんなのじゃまともに弓なんて持てっこないわ)クスクス
絵里(海未が下級生に人気が出る理由を間近で見ているかんじね。あんなの誰だって堕ちてしまうもの)
絵里(私も海未にあんなことされたいわ……2年遅く生まれたかった……)
海未「絵里!」
絵里「ん?海未、終わったの?」
海未「絵里、30分くらい外でずっと見てませんでしたか?」
絵里「途中から見とれちゃってて何してるのかあんまり覚えてないわ」
海未「もうっ……///それで、その、折角ですから……一緒に帰りませんか?」
絵里「もちろん。その為に待ってたんだから」
コツン
絵里「えっ」グラッ
海未「あぶないっ」ダキッ
海未「絵里……何もないところで躓かないでください。びっくりしますから」
絵里「……///」ポカーン
絵里(海未に、抱きとめられた……//)
絵里(たしかに、こんなに凛々しい女の子に近づかれたら……)
絵里(誰だって堕ちちゃう……っ♡)キュンキュン 絵里ちゃんがピンチの時に颯爽とやってくる海未ちゃん
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