曜「恐竜時代にタイムスリップしちゃったよ」
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千歌「…」
梨子「ねぇ千歌ちゃん」
千歌「…」
梨子「千歌ちゃん?」
千歌「…」
梨子「千歌ちゃん!」
千歌「…あ、梨子ちゃんいたの?」
梨子「さっきからずっと話しかけてるんだけど…」
千歌「そうだったの?ごめんごめん、ちょっと考え事しててね」
梨子「考え事?何考えていたの?」 千歌「ちょっと恐竜のことについて考えてたんだけどね」
梨子「恐竜のことを?なんで?」
千歌「あのね、新しく見つかった恐竜には見つけた人の名前がつけられることもあるんだ」
梨子「それで?」
千歌「いやー、私も恐竜の化石でも見つければ普通じゃなくなるんじゃないかとおもってさー…」
梨子「…」
千歌「もしつけるならどんな名前がいいかなーってね」
梨子「…そんなことを考えていたの?」
千歌「あはは…」
梨子「それよりも新しい歌詞はもう出来たの?」
千歌「あ…」
梨子「…」
千歌「ごめんなさーい!」 (・8・)ホーホー
曜「そんなことがあったんだね…」
梨子『まぁ歌詞を考えてくれるなら全然構わないんだけどね…』
曜「恐竜かー…私達が小学生の頃はドラえもんの恐竜映画がやってたし、恐竜のゲームも流行ってたっけ?」
梨子『それと最近有名な恐竜映画の四作目もやっていたし幼稚園の頃は恐竜の戦隊ものもやってたわね』
曜「ははは…じゃあ梨子ちゃん、また明日学校でね!おやすみなさーい」
梨子『おやすみなさい曜ちゃん』
曜「…」
曜「もしも恐竜が生き残っていたらどうなってたのかな…」 曜「ん…よく寝た…」
曜「…あれ?」
曜(その時私は自分の目を疑った)
曜「…へ?」
曜(なんと私は森の中で寝ていたのだ)
曜(だが驚いたのはその後だった)
ズシン…ズシン…
曜「ん?」
???「グルルルル…」
曜「え?」
曜(なんと私の目の前に…)
ティラノサウルス「グオオオオ!」
曜(巨大な恐竜が現れたのだ)
曜「・・・冗談だよね?」 ティラノサウルス「グガアアアア!」
曜「に、逃げなきゃ…!」
曜「はぁ…はぁ…」
ティラノサウルス「ガァァァァ!」
曜「はぁ…はぁ…あれ?」
曜(振り返ってみるとそこに恐竜の姿はなかった)
曜「もしかして・・・逃げ切れた?」
曜「・・・それよりもさっき恐竜がいたってことはもしかしてここは…」
曜「恐竜の時代…?」
ガオー グオー ガァァ スピィィィ ヌワァァ
曜「やっぱり…」 曜「うわぁぁぁぁ!!どうしよう!」
曜「千歌ちゃぁぁぁん!梨子ちゃぁぁぁん!誰かいないのー!!!」
曜「はぁ…はぁ…どうしてこんなことに・・」
ドスドスドスドス…
曜「…足音?・・・それもどんどん近づいてくる…」
恐竜「がおー」
曜「うわぁぁぁぁ!?一難去ってまた一難だぁぁぁ!」
恐竜「あっ!ちょっと!」 チカノサウルス「私は千歌ノサウルスっていうの!みんなからはチカって呼ばれてるよ!」
曜「あ?…あぁ、さっきチカちゃんって言ったっけ?」
チカノサウルス「そうそう!チカって呼ばれたから来たんだ!」
曜「私てっきり食べられるんじゃないかと思っちゃったよ…」
チカノサウルス「ははは、私お肉は別に好きじゃないんだー」
曜「え?その体なのに?じゃあ何食べてるの?」
チカノサウルス「気になる?じゃあ付いて来てもいいよ」 失礼しました
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曜「はぁ…はぁ…」
恐竜「待ってよー」
曜「待ってって言われて待たないよ!!」
恐竜「そんなこと言わないでよー」
曜「…あれ?」
恐竜「なになに?どうしたの?」
曜「・・・私の言葉が分かるの?」
恐竜「わかるよーそれに呼ばれたから来たんだよ」
曜「え?呼ばれた?」 チカノサウルス「ここだよーここ、ここ」
曜「ここって…みかん畑?」
チカノサウルス「そうそう!私お肉よりもみかんが好きなの」
曜「ふーん…!!」
チカノサウルス「なになに?どうしたの?」
曜「あそこ!誰かいる!」
恐竜「…」ゴソゴソ
チカノサウルス「あっ!あれは・・・」 チカノサウルス「おーい!リコちゃーん!」
恐竜「あ、チカちゃん」
曜「リコちゃん!?」
トリコラトプス「ええ、私はトリコラトプス。みんなからはリコって呼ばれてるわ」
曜「そうなんだ…」
トリコラトプス「そういうあなたは?見かけない顔ね」
曜「あぁ、私は渡辺曜って言うんだ」
チカノサウルス「へーそうなんだ」
曜「あれ?チカちゃんに自己紹介してなかったっけ?」 チカノサウルス「へぇー目が覚めたらここにねー」
トリコラトプス「にわかには信じ難いけど実際ここら辺では見かけない顔だし本当みたいね」
曜「それであなたたち二人が私の友達二人にとっても似ているの」
チカノサウルス「そうなの?じゃあしばらく一緒にいる?」
曜「え、いいの?」
チカノサウルス「うん、なんだか私も曜ちゃんのこと他人だと思えなくて…リコちゃんはどう?」
トリコラトプス「私も構わないわ、私でその友人の代わりになるかはわからないけど…私でよければ・・・」
曜「二人とも!ありがとう!」
チカノサウルス「そうだ!曜ちゃんもみかん食べる?」
曜「いいの?喜んでいただくであります!」
曜(それにしてもどうして恐竜時代にみかん畑があるんだろう?) チカノサウルス「すっかり暗くなっちゃったね」
トリコラトプス「そうね、今日はこの辺で寝ましょう」
チカノサウルス「曜ちゃん、私に寄りかかっていいよ」
曜「そう?まさかこんな大きな体を枕代わりにできるとはね」
曜(今頃みんなどうしてるのかな…)
曜「あ、あれ?何故か涙が出て来ちゃったよ…」ポロポロ
トリコラトプス「曜ちゃん…」
チカノサウルス「…曜ちゃん、私は曜ちゃんのそばにいてあげるからね」
トリコラトプス「私もよ、だから悲しまないで」
曜「ふたりとも…ありがとう…」
曜「あ!見て!流れ星!」
チカノサウルス「ホントだ!願い事言わなきゃ!」 チカノサウルス「みかんが沢山食べられますように…みかんが沢山食べられますように…」
トリコラトプス「曜ちゃんが元の世界に帰れますように…曜ちゃんが元の世界に帰れますように…」
チカノサウルス「…」
チカノサウルス「曜ちゃんが元の世界に帰れますように…曜ちゃんが元の世界に帰れますように…」
曜「・・・あれ?流れ星がこっちに近づいて…」
チカノサウルス「これってもしかして…」
トリコラトプス「隕石!?」
曜「うわぁぁぁぁ!?」
ドーン!!!!
チカノサウルス「あっ!?あそこ!」
トリコラトプス「火山が噴火してる!?」
曜「逃げなきゃ!!」 曜「はぁ…はぁ…もうだめだよ…」
トリコラトプス「曜ちゃん!」
チカノサウルス「あきらめないで!曜ちゃん!」
曜「チカちゃん…リコちゃん…そうだね!あきらめないでがんb…あっ!」
曜「ふたりとも危ない!!」
チカノサウルス・トリコラトプス「え!?…うわぁぁぁぁ!」
曜「噴火で飛び出したマグマがふたりに!?」 チカノサウルス「あ、あつい…」
トリコラトプス「体が燃えてる…」
曜「ふたりとも!大丈夫!?」
チカノサウルス「も、もうだめ…」
トリコラトプス「曜ちゃん!せめて曜ちゃんだけでも…」
曜「何言ってるの!?ふたりを見捨てられないよ!」
チカノサウルス「もう私達は助からないよ…」
トリコラトプス「曜ちゃんはまだ助かる可能性があるわ!」
曜「そんなぁ…ふたりとも!しなないで!!」 曜「…ハッ!?」 ガバッ
(^8^)チュンチュンチュンチュン…
曜「ゆ、夢…」
曜「そうだよね…夢に決まってるよね…ははは…」
善子「おはよう曜」
曜「あぁ…善子ちゃん…おはよう…」
善子「ヨハネよ!…ってどうしたの?随分元気がなさそうだけど?」
曜「いや、ちょっとね…」 曜「…」
善子(何よ…一体何があったっていうの…)
善子(こんな雰囲気じゃ話しかけることも出来ないじゃない…)
善子「…」
善子「曜…曜ってば!」
曜「どうしたの…?」
善子「着いたわよ!いつまでボケっとしてるのよ!」
曜「あぁ…着いたの…」 曜「…」
善子(結局ほとんど話さなかったわ…本当に何があったのよ…)
千歌「あっ!曜ちゃん!善子ちゃん!おはよう!」
梨子「おはようふたりとも」
善子「おはよう….ってヨハネよ!」
曜「…千歌ちゃん?…梨子ちゃん?」
千歌・梨子「?」
曜「うわぁぁぁん!!ふたりともぉぉぉぉ!!!」
千歌・梨子・善子「!?」 曜「よかった!!ふたりとも生きてる!!」
千歌「う、うん…生きているけど…?」
曜「どこも痛くない!?どこも熱くない!?」
梨子「へ?…平気だけど…?」
曜「よかった!!これからもずっと一緒にいてね二人とも!!!」
千歌「も、もちろんだよ!!」
梨子「な、何があったかは知らないけれど私達は曜ちゃんの味方よ」
善子「・・・ま、まぁ曜の元気が戻ったならハッピーエンドね…」
終わり
こんな素人のss読んでくれた方ありがとうございました >>29
曜ちゃんってこういうの引き摺りそうじゃん ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています