花丸「オラはハッカーの日常」
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花丸「未来ずら〜」 善子「イラストレーターを使えば...ま、こんなものよ」 ルビィ「可愛い!善子ちゃんの悪魔のアイコンだ!」 善子「ベジエ曲線に慣れれば、ピクトグラムも楽勝よ」 花丸「オラもお花のアイコン作りたい」 善子「コツがいるのよ。ほら、貸して」 花丸「ありがとう、善子ちゃん」 善子「ヨハネ!」 --- --- --- --- --- --- 花丸「」カタカタッターン 花丸「データ詐称、成功ずら」 --- --- --- ┏━━━━━┓ ┃ / \ ┃ ┃ / \┃ ┃ ," ̄`ヽ ┃ ┃ l. !fノリヾ) ┃ ┃ 八|ノ ゚ヮ゚ノ| ┃ ┗━━━━━┛ --- --- --- --- --- --- 花丸「オラはハッカー:善子ちゃんは堕天使ヨハネ」 --- --- --- 善子「ふわぁぁ...」グデー 花丸「善子ちゃん、今日は眠そうずらね」 ルビィ「うん。目にもクマがあるし。どうしたの?」 善子「昨日、動画が荒れちゃってね...深夜まで対応してたのよ」 花丸「荒れてないことなんて、ある?」 ルビィ「え、えっと。そんなに視聴者もいないし...荒れてないよ?」 善子「どっちも失礼ね...」 善子「まぁ、いつもはリトルデーモン達と漫談してるだけなんだけど...」 善子「私の彼氏とか言い出すアホが出てね」 善子「Twitterも荒されるし、デーモン達は在らぬ情報に踊らされるし...」 善子「あぁ!思い出しただけでムシャクシャする!やけ食いよ!」モグモグモグモグ 花丸「うわぁ...」 ルビィ「ピギィ...」 梨子「花丸ちゃん、昨日のよっちゃんの生放送見た?」 花丸「図書館ずら」ペラッ 梨子「誰もいないから、いいのよ」 花丸「...」 花丸「はぁ。ここの学校の生徒は、もっと本を読むべきずら...」パタン 花丸「見てないよ。荒れてたらしいけど」 梨子「えぇ。凄い荒れようだったわ」 花丸「...ていうか、見てるんだ。ヨハネ放送」 梨子「勿論。ファンだもの。寧ろ、友達なのに見てないの?」 花丸「あの雰囲気はちょっと...毎回は見れないずら」 梨子「堕天占いとか、好きなんだけどなぁ」 花丸「本気で信じている人もいるって言うから、末恐ろしいずら」 花丸「で、昨日のはどうだったの?」 梨子「自称よっちゃんの彼氏が現れてね」 梨子「ハメ撮りの画像をアップロードすると脅して...」 梨子「いつも大人しい放送だから、よっちゃんも驚いちゃって...」 花丸「目に見えるずら」 梨子「反応を深読みしたデーモンも、彼氏がいるって騒ぎ出したのよ」 花丸「ふーん...」 花丸「画面の向こうの人間の恋沙汰なんて、気にするな。とも思うけど...」 花丸「脅迫とは、なかなか悪質ずらねぇ」 梨子「ね。よっちゃんのような小さいコミュニティを潰して、何が面白いのかしら」 花丸「潜在的破壊衝動をネットで自制できず...」 花丸「かと言って、マジョリティに対してイキれるほど、根性も知恵もない」 花丸「報復を恐れて、弱きを虐める。クズ中のクズずら」 梨子「...」 梨子「花丸ちゃん」 花丸「ん?」 梨子「怒ってる?」 花丸「...怒ってないよ?」 梨子「ならいいけど」 花丸「...」 --- --- --- --- --- --- 善子『あ、あ!お、落ち着くのです!リトルデーモン達!』 コメント:落ち着くのはお前だろ コメント:失望...リトルデーモンやめるわ コメント:早く認めろよ。画像upするぞ コメント:あくあく 花丸「...」 善子『う、うぅ...』 コメント:お、泣くのか? コメント:これだから、この女は... コメント:曇り顔きたーー 花丸「...ふぅ」 花丸(気分悪いずら。あと、20分もこれが続くのか...) 花丸(流石の善子ちゃんも、堪えるね) 善子『お、覚えてなさい!こんな事を堕天使ヨハネにしたら...』 善子『必ず...堕天使ルシファーから、天罰が落ちるんだからね!』 コメント:泣き顔ワロタ コメント:落としてみろ、ブス 花丸「...天罰か」 花丸「ちょっと神様の手助け。しちゃいますか」 --- --- --- 花丸「DMZ...クリア。セキュリティホール...発見。踏み台化成功」カタカタ 花丸「DBアクセス。コメントログ参照...見つけた。アカウントのリレーション確認」カタカタ 花丸「IPアクセスログ...クリア。逆探知ウィルス、アクティベイト」カタカタ 花丸「固定IP確認。LatLng...目視化。これは...沼津?」カタカタ 花丸「役場ハック...成功。住民票、ソート...」カタカタ 花丸「...ははーん。中学時代からの粘着ってわけだ」 花丸「こりゃ、リアルでも締めておくずら」 --- --- --- 男子高校生「ただいま」 男子高校生の母「おかえり」 男子高校生「部屋にいるから。入ってくんなよ」 ピシャ 男子高校生の母「思春期ねぇ...」 男子高校生「よし。今日は、あの画像を仕上げて、ネットに上げる...!」 男子高校生「今日も荒らしてやる。待ってろよ、善子」 男子高校生「...あれ?作りかけの善子の裸コラ画像が、ない?」 男子高校生「保存を忘れたっけ?また作るか...」 ウーウー ウーウー 男子高校生「...外がうるさいな。サイレン?」 ガチャ...!バタン! ソンナ...ウチノ...タケシガ... 男子高校生「...ん?」 ガチャ! バタン! 警察官A「警察だ!」 警察官B「大人しく手を上げろ!」 男子高校生「う、うわ!なんだよ!」 警察官C「確保!」 警察官A「午後22時33分40秒。対象逮捕!」ガチャ 男子高校生「な、なんだよ!何したっていうんだよ!」 警察官A「しらばっくれるな!」 警察官A「お前の家から、違法ポルノが売られているのは分かっている!」 男子高校生「はぁ!?ポルノ!?しらねぇよ!」 警察官B「...!」カタカタ 警察官B「発見しました!売買システムも作動しています!」 男子高校生「う、嘘だろ!?」 警察官A「情報通りだな。連行しろ」 警察官C「は!」 男子高校生「うわぁ!俺じゃねぇよ!しらねぇよぉ!」 --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- 善子「ふんふーん」 ルビィ「今日は、すごく嬉しそうだね!」 善子「クックック。わかる?」 善子「昨日、例の奴が放送に現れなくて、すごく楽しかったのよ」 ルビィ「確かに、堕天占いも、すごく当たってたよね!」 花丸「信憑性を感じさせる、悪くない占いだったずら」 善子「何よ。二人とも見てたんじゃない」 善子「あと...至極私事だけど、嫌いだった中学の奴が逮捕されてね」 花丸「へー」 善子「いい気味だわ!クックック!」 花丸「完全に悪の女大将の笑い方ずら」 ルビィ「あはは...」 善子「多分だけど、荒らしてたのもそいつな気がするしね」 ルビィ「なら、もう、荒れる事もないし...良かったね!」 善子「うん!」ニコッ 善子「よし、調子いいし、ずら丸も占ってあげる!」 花丸「別にいいずら」 善子「ムムム...見える...見えるわ...」 花丸「聞いちゃいないずら...」 善子「ギラン...!」 善子「汝...迷えるリトルデーモンよ...天罰の片棒の担ぎ手よ」 花丸「...!」 善子「邂逅を大事にしなさい。特に最近出来た、強き絆」 善子「その絆は、汝の人生に置いて、大きな転機を導き」 善子「それは、必ずや幸運を招く事であろう...」 ルビィ「おぉ...絆かぁ...」 花丸「...」 善子「どう?ずら丸?」 善子「堕天使ルシファーからのお告げだけど、心当たりない?」 花丸「...」 花丸「...っぷ」 善子「あ!笑った!酷い!」 花丸「ごめんずら!ごめんずら!」 花丸「...堕天占い...か」 花丸「オラも...ちょっと信じて見ようかな」 --- --- --- --- --- --- 善子ちゃんは堕天使ヨハネ 終わり 花丸「オラはハッカーの日常」To be continued ... --- --- --- 第1話。終わりです。読んでいただきありがとうございました。 実在の人物や団体、阪神とは関係ありません。 また、スレ立て代行してくださったかた、ありがとうございました。 第2話からの短編もここで書いていきます。 >>4 えいえいスレの遺影www 可愛い。 ぎゃあやめ 2話目、まだ何も手をつけてないので、また明日あたりに投下します。 よろしくお願いいたします。 --- --- --- 花丸「オラはハッカーの日常2」 --- --- --- オハヨー オハヨー ザワザワ... 花丸(オラは花丸。女子高生) 花丸(でも、実はハッカーである) 花丸(この事実を知っているのは3人...) 花丸(1人は梨子ちゃん) 花丸(今はいないけど、実は浦女に潜入捜査にきた、警官であった) 花丸(2人目は、理事長の鞠莉ちゃん) 花丸(とある事件で、自分の正体を晒し、今も依頼を頼まれる関係にある) 花丸(そして、最後の一人が...) 曜「おはよーソロー!!花丸ちゃん!!!」 花丸(...渡辺曜。もとい、アホである) --- --- --- --- --- --- 花丸「オラはハッカー:曜ちゃんは輝きたい」 --- --- --- --- --- --- 花丸「...おはようございます」テクテク 曜「はぁん。冷たいよぉ!可愛いよう!」ガシッ!ヨシヨシ ギロッギロッ 花丸「ぐっ...!」 マタアノ1ネン...ヨウサントナカヨクシテ... 花丸(...周りの目線が痛いずら!) 花丸「曜ちゃん、こっち!」グィッ! 曜「およ!?」 ッチ! --- --- --- 花丸「何回言えばわかるずら!」 曜「ごめん、ごめん!」 花丸「あんたは、飛び込みの国体選手で、ラブライブファイナリスト」 花丸「女子校にとっちゃ、王子様」 花丸「馴々しくされると、オラが敵を作る事になるずら!」 曜「てへ。私、モテモテだー。照れるなぁ///」 花丸「グゥ...この、アホ先輩...」 曜「ほら。でも、私達、すごい秘密を共有する、運命共同体?じゃん?」 曜「まさか、ラブライブの中止の理由がテr」 花丸「!」ガッ 曜「もが!もがもが!」 花丸「それは、言っちゃいけないずら...!」 曜「プハッ!テヘヘ。ごめんごめん。可愛いなぁ、花丸ちゃん」 花丸「...あぁ..もう...!」 --- --- --- --- --- --- キンコーン カンコーン 花丸(渡辺曜...オラと梨子ちゃんが解決した、ラブライブ爆破未遂事件の唯一の被害者) 花丸(この事件は、テロ行為の模範防止のため、世間には公表されなかった) 花丸(...犯人によって拘束され、爆弾の事も知っていた曜ちゃんは) 花丸(公安から多額の慰謝料を貰い、この事を口止めされている) ルビィ「お昼食べよう。花丸ちゃん」 花丸「ずらぁ〜」 --- ルビィ「でねでね...テヒテヒ...」 善子「へー...」 花丸(...闇に消えた爆破事件)モッモッ 花丸(この事件を、女子高生に1人に隠し通してもらう事は...)モッモッ 花丸(後に、PTSDを引き起こすと考えた公安...もとい、梨子ちゃんは)モッモッ 花丸(同じ当事者の人間がいたとして、曜ちゃんにオラの事実を伝えた)モッモッ 花丸「のっぽパンうまいずら〜」 花丸(この事は、オラも承諾していた) 花丸(当時、オラの心もまいっていたので、共有できる人が欲しかったのだ) 花丸(だが、その結果...) ガラッ バーン! 曜「花丸ちゃーん!ご飯食べよー!!」 ザワザワ....ザワザワ.... 曜「お、いるいる!ほら、行くよ行くよ!」 ルビィ「うゅ!?せ、先輩....」 善子「また来たよ...ほんと、好かれてるよね。あんた」 花丸「はぁ...行ってくる...」 花丸(こうなったずら...) そういえばこのシリーズってメンバー結構関わってたのに曜ちゃん空気なところあったからとても期待 何だこいつ筆早すぎやろ G'sっぽい曜ちゃん可愛い どうしたらこんな面白く書けるんや 教えてほしいわ割とマジで 濃厚なようまる キタ━━━━メノ^ノ。^リ━━━━!! 本編中の話と本編後の話が入り混じりで出てくるあたりが実に短編ぽくてよい >>56 同じく、シリーズ通してファンだけど2は特に好きだね コメント沢山ありがとうございます! 帰宅後に書くと思うので、深夜になると思います。よろしくおねがいいたします! >>56 俺も二作目好きだわ 特に病院での鞠莉と医者のやり取りと花丸たちの緊迫した感じがいい 梨子ちゃんの「突入」で惚れました 帰宅しました。2話好きな人多くて、嬉しいです...! 今から書きますので、24時までに1回投下できればと思います。 ルビィ誘拐事件が気になってるんだけど語られる日は来るのだろうか 申し訳ありません。OSのアップデートが始まってしまって... 投稿は深夜になりそうです... 少し書けたのであげます。今日中に終わらせたかったけど...無理かも... --- --- --- --- --- --- 花丸「で、屋上に呼び出して、どうしたずら」 曜「えー。ご飯食べよって言ったじゃん。聞いてなかった?」 花丸「」イラッ 曜「ニシシ。そう怒るでないぞ。ほら、曜ちゃん特製おにぎりをあげよう」 花丸「でかい...黒い...」 曜「名付けて、ヨーソロー爆弾おにぎり!」 花丸「...笑えない冗談ずら」 --- --- --- 花丸「...」モグモグ 曜「美味しい?」 花丸「普通。70点」モグモグ 曜「どの教科よりも点数が高い!」 花丸「そりゃ、よかったずら」モグモグ 曜「テヘヘ///もっと、褒めて」 花丸「...褒めてないんだけどなぁ」 曜「へへ。嬉しいよ!」ヨシヨシ 花丸「...」 花丸「はぁ...」 花丸「オラも...こんな事言いたくないけど...」 花丸「ちょっときついずら」 曜「...え?」 花丸「勿論、悪気はないのはわかる」 花丸「でも、こういうスキンシップ。オラは苦手ずら」 花丸「1年生の教室に入ってくるのも、悪目立ちするし...」 曜「...花丸ちゃん...」 曜「ドンマイ!元気だして!!」 花丸「なんで、そうなるずらなぁー」 花丸「調子狂うずら...」 曜「ニシシ。いいじゃん、いいじゃん」 花丸「腹たつ」 曜「...でも、今日は本当に用事があって、呼んだんだ」 花丸「嘘ずら」 曜「本当だよぅ!」 花丸「テストの点数をハッキングして100点にしてとかでしょ?」 曜「お、それいいね!もしかして、やっちゃってる?」 花丸「そんな幼稚な事、しないずら」 曜「ちぇー」 曜「ま。それも、すごく魅力的だけど、違う事だよ」 花丸「...ふーん」 曜「もっと興味持ってよー!」 花丸「無理ずら」 曜「もう...じゃあ、聞くだけ聞いてよ」 曜「...花丸ちゃんさ、ハッカーだから」 曜「みんなが知らない事とか、分かっちゃうんだよね?」 花丸「?...まぁ、うん」 曜「それってどんな事でも?」 花丸「ネットに繋がっているものなら、多分ね」 曜「ふむふむ...」 曜「それって、大人が隠していても?」 花丸「それを見つけるのがハッカーずら」 曜「頼もしいね!」 花丸「そりゃ、どうもずら」 曜「へへへ!」 曜「あ、あのさ、実は...」 花丸「待つずら」 曜「え?」 花丸「曜ちゃん、もしかして、オラにハッキングの依頼をするつもり?」 花丸「それなら、やめておいた方がいいずら」 曜「ま、まだ、何も言ってないじゃん!」 花丸「顔色見てれば、わかるずら」 曜「そっか...」 訂正 花丸「曜ちゃん、もしかして、オラにハッキングの依頼をするつもり?」 ↓ 花丸「曜ちゃん、もしかして、オラに、マジのハッキングの依頼をするつもり?」 花丸「それに、曜ちゃん、払えるの?」 曜「え?払うって?」 花丸「お金」 曜「えー!お金取るのー!」 花丸「こちとら、人生を掛けてるプロフェッショナル」 花丸「自分の技術を、安値で買い叩くつもりはないずら」 曜「いくらぐらいなの...?」 花丸「...ん」 曜「3?3000円?」 花丸「そんなわけないずら。知り合い料金で、300万」 曜「高すぎるよ!無理だよ!」 花丸「じゃあ、この話は終わり。オラは教室に戻るずら」 曜「そんなぁ...」 曜「...ぐずっ」 花丸「...」 花丸「オラが言えた事じゃないけど」 花丸「裏の世界の手なんて、借りるもんじゃないずら」 曜「...」 花丸「これは忠告ずら」 花丸「裏稼業なんて、色々やらかした人間が蠢く世界」 花丸「オラ達に関わって、破滅していった人を何人も知ってる」 花丸「...自分だけじゃない。友達や家族も巻き込むずら」 曜「っ...」 花丸「曜ちゃん...オラに頼もうとしていた事」 花丸「本当に叶えたい物なのか、よく考えてみて?」 曜「うん...」 花丸「じゃあね。今日、雨降るみたいだから、早く戻りなよ」 曜「うん...」 花丸「おにぎり、美味しかったずら」 ギィー ガチャン 曜「70点って言ったくせに...」 --- --- --- --- --- --- 花丸ちゃん、そんな大金稼いでマネーロンダリングどうやってるんだろ? --- --- --- --- --- --- ザーザー ザーザー... .... 花丸(ちゃー。結構、本降りになっちゃったずら)パタパタ 花丸(図書の整理に没頭しすぎたなぁ...) 花丸「...あ!」 花丸(やられたずら。傘取られてる) 花丸(ビニール傘って、なんでこうも盗まれるのか。職員室で借りれるかなぁ...) 花丸(...ん?あの後ろ姿は...) ザーザー ザーザー... .... 曜「...」 --- --- --- --- --- --- ザーザー ザーザー... .... 曜「へへ。相合傘。もっと寄っていいよ?」 花丸「...いつから待ってたの?」 曜「ずっとだよ。まだかなーって」 花丸「半分ストーカーずら」 曜「友達だよ!」 花丸「どうかな?」 曜「ひどい!」 曜「...」 花丸「...」 曜「...あのさ」 花丸「ん?」 曜「あれから、ちゃんと考えたんだけど...」 花丸「うん」 曜「やっぱり、頼みたいって思ったの」 花丸「...それは、本当に考えたの?」 曜「勿論!考えすぎて、午後の数学、何もわからなかった!」 花丸「いつもは?」 曜「分からない!」 花丸「じゃ、だめずら」 曜「えー」 花丸「それにお金だって...」 曜「お金はなんとかする!」 曜「今は無理だけど...必ず300万円払う...!」 花丸「...」 曜「私は、今を逃したら、必ず後悔する」 曜「花丸ちゃん。私は覚悟、決めてるよ」 花丸「...そっか」 --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- 花丸「ここは?」 曜「千歌ちゃん家」 花丸「あー、ダブルマーメイドの...家、旅館なんだ」 曜「うん」 曜「さ、入ろう」 --- --- --- カランカラン 千歌「はーい!今向かいます!」パタパタ 曜「やっほ」 千歌「あ、曜ちゃん!」 千歌「...と、誰?」 曜「後輩。花丸ちゃん」 花丸「こんばんは」 千歌「こんばんは!」 曜「へへ。元気そうで良かったよ」 千歌「元気、有り余ってるからね!」 曜「なら、学校来ればいいのに...」 千歌「う...ちょっと学校は...」 曜「まだ、無理そう?」 千歌「ご、ごめんね!なんか、こう、力抜けちゃって...」 千歌「立ち話もなんだし、中、入ってよ!えっと...」 花丸「花丸です」 千歌「花丸ちゃんも!どうぞ、どうぞ」 曜「いや、雨もまだ強くなりそうだし」 曜「傘盗られたこの子を、送る途中に寄っただけだから」 千歌「そ、そっか...」 曜「また、来るよ」 千歌「うん...ごめんね。曜ちゃん」 曜「ヘーキだよ。でも、ちょっと寂しいかな」 千歌「ごめんね...」 花丸「...」 --- --- --- --- --- --- おはようございます。 今日も帰宅後書けたらと思います。 待ってました! 今日のために、3読み直しておきましたよ 公安から多額の慰謝料もらってるなら300万くらい払えそうって思ったけど……親が管理してるなら厳しいか --- --- --- --- --- --- ザーザー... ザーザー ... 花丸「高海さん、不登校になってたんだ」 曜「うん」 花丸「なんで?」 曜「...ラブライブのせいかな」 曜「千歌ちゃんと私。1年の頃からユニット組んでたの」 曜「全てを捧げたよ...踊って、歌作って、衣装作って」 曜「勉強も...赤点で活動停止なんてならないようにさ」 曜「千歌ちゃんも同じだったと思う」 曜「最初は酷かったけど、なんとかやってきて」 曜「今回、初めて地区予選を勝ち抜いて、本選が決まったんだ」 花丸「うん」 曜「...だけど、中止になっちゃって」 曜「私はさ、裏側を知ってるからいいんだ。納得できる」 曜「でも、千歌ちゃんは、違う」 花丸「...」 曜「千歌ちゃん。ずっと大会は延期になっただけ、と信じてたんだけど」 曜「ついこの間、大会からメールが来てね」 花丸「...本選は行わない」 曜「うん。冗談きついよね。頑張って来たのにさ」 曜「で、千歌ちゃんは学校に来なくなったんだ」 花丸「なるほどね...燃え尽きちゃったわけだ」 曜「ううん。燃え尽きてない...燃えてすらいない」 曜「私たちはまだ、輝いてない」 曜「花丸ちゃん」 花丸「ん?」 曜「私のしたい事はね、ラブライブを開催させる事...」 曜「ううん、ラブライブなんて関係ない」 曜「私は輝きたい。これまでやってきた事を無駄にしたくない!」 曜「千歌ちゃんだけじゃない...!」 曜「あの日、輝く筈だった皆んなを輝かせたい!」 花丸「...」 曜「お願いだよ。花丸ちゃん。力を貸して」 花丸「...何か、プランはあるの?」 曜「ある。かつて、伝説のスクールアイドルμ'sがやった奇跡を...」 曜「私の手で...輝ける場所を、作り出す」 花丸「ふむ」 曜「でも、その為には参加する筈だった、ファイナリストの名簿が必要なの」 花丸「動画サイト経由から、連絡は?」 曜「動画は全部運営経由でアップロードされてるから、メールも送信できなかった」 曜「そもそも、自分のことでいっぱいで、誰が参加する筈だったか覚えてなくて...」 花丸「スクールアイドルも人数多いしね」 花丸「運営には聞いたの?」 曜「連絡した。だけど、プライバシーだから、教えられないって」 曜「名簿だけでいいんだ。後は私が全部する」 花丸「本当に?場所の確保に、スタッフの呼び込み、会場の設置もあるずら」 曜「全部する!」 花丸「企業に頼むにしても、お金もかかるずら」 曜「それもなんとかする!」 花丸「無謀ずらな。奇跡は、起きないから奇跡ずら」 曜「でも、でも...!」 花丸「オラも、あの日から、何度も嫌な悪夢を見てるずら」 花丸「自分のミスで、大事な人がいなくなる夢...胸糞悪い夢」 花丸「でも、これがあったからこそ、実現する輝きを見ることができたら...」 花丸「オラは、きっと乗り切れる」 花丸「...オラ達で、でかい事。やってやろうずら」ニヤッ 曜「は、は、は...」 曜「花丸ちゃぁぁあん!」ガバッ 花丸「うわ!鼻水!傘、持って!」 曜「うわぁぁぁぁん!」 花丸「あーあ...」 花丸「ビショビショずら」 曜「うわぁあああああん!」 ザーザー... --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- 花丸「お婆ちゃん、お風呂上がったよー」 国木田祖母「雨でずぶ濡れだったけど、あったまったかーい?」 花丸「うんー。早く入らないと冷めるよー」 国木田祖母「はーい」 花丸「ふぅ...」 ガラッ...ピシャ 花丸「...」カタカタ 花丸「...あった。名簿。取っておいて良かったずら」カタカタ 花丸「ふふ。まさか、こんな所で役に立つなんてね」 花丸「さて、と」 ピピピ トゥルル... ガチャ 花丸「あ、もしもし?鞠莉ちゃん?」 花丸「...ふふ。構わないずら。大事なクライアントが一文無しなんて、困るしね」 花丸「...まさか。仮想通貨ハックなんて、オラの柄じゃないずら」 花丸「でさ。事前情報のお礼に...ちょっと手伝って欲しいずら」 --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- 曜「花丸ちゃーん!」タッタッタッ 花丸「ん?」 曜「連絡ついたよ!最後の北海道の2人!」ハァハァ 花丸「返答は?」 曜「もちろんオッケー。ファイナリスト全員承諾だよ!」 花丸「やったね」 曜「それに、今日、ボランティアで照明を引き受けてくれる会社と」 曜「最終ミーティングしてくるんだ!」 花丸「一人で大丈夫?」 曜「任せてよ!」 花丸「ふふ。そっか」 曜「どれも、花丸ちゃんのおかげだよ...」 曜「小原グループを巻き込んで、全国放送で私達の取り組みを放送してくれたの」 曜「花丸ちゃんでしょ?」 花丸「まぁね」 曜「ありがとう!可愛い!」 花丸「雑な、可愛いずら」 花丸「まぁ、曜ちゃんが本気で動いてなけりゃ、誰も協力しないずら」 花丸「世間のレスポンスは、全部曜ちゃんが生み出した結果ずら」 曜「テヘヘ。もっと褒めて///」 花丸「これがなけりゃなぁ...」 曜「でも、私だけじゃないよ!」 千歌「お〜い!花丸ちゃん、曜ちゃ〜ん!」タッタッタッ 曜「ニシシ。きたきた」 千歌「ゲットしたよ!ドーム会場で音響してくれるとこ!」 花丸「おぉ、すごい」 千歌「へへへ。いつまでも後輩に頼ってばかりじゃね」 曜「調子、出てきた?」 千歌「うん!」 花丸「音響、照明、ステージ、動員スタッフ...」 花丸「見えてきたずらな。輝き」 千歌「凄いよ。本当に、私達でこんなこと出来るなんて...」 曜「知ってる?世界からも応援の募金、集まってるんだよ?」 千歌「そうなの!?」 花丸「うん。ステージの建設にお金を当てたけど」 千歌「世界も、注目しているなんて...本当に、奇跡だよ!」 千歌「花丸ちゃん、曜ちゃん...ありがとう!」 曜「へへへ///」 千歌「あ、先生に呼ばれてるんだ!じゃ、また後で!」タッタッタッ 曜「はいはーい」 曜「へへ。最高な結果になりそうだね」 花丸「んー。裏方業のしすぎで、自分の踊り、忘れてない?」 曜「あ。全然練習してない」 花丸「それで、最高の結果になる?」 曜「今日から10時間練習する!」 花丸「ふふ。まぁ、気張るずら」 曜「へへへ...」 曜「...」 曜「あ、あの、花丸ちゃんさ」 花丸「ん?」 曜「前に忠告してくれた事あったけど...」 曜「私、全然後悔、してないよ」 花丸「そっか」 曜「うん...」 曜「でさ、その時の事なんだけど...」 曜「裏稼業の人は、表で暮らせない人が行き着く先って言ってたけど」 曜「...花丸ちゃんは...」 曜「なんで、ハッカーをしているの?」 花丸「...」 曜「...」 花丸「さぁね。忘れたずら」 曜「えー!」 曜「じゃあ、今回の大会で1位取ったら教えてよ!」 花丸「ん?いいよ」 曜「本当!?よっしゃあ!」 花丸「審査員なんて、集ってないはずだけど?」 曜「あ」 花丸「はい。終わりずら。頑張って1位取ってね〜」 曜「うわー!イケズ!」 --- --- --- --- --- --- ワーワー!! ワーワー!! レポーター「さぁて、これで最後のグループとなりました!」 レポーター「大トリは、もちろんこの二人...」 レポーター「悲劇の大会中止から、数ヶ月」 レポーター「地道な活動から、国を動かし、世界を動かし」 レポーター「今や、時の人となった輝きの導き手!」 レポーター「ダブルマーメイドゥゥウ!!!」 バンッ!!! ワーワー!! ワーワー!! キャー!! 千歌「...きたね」ボソッ 曜「...うん」ボソッ 千歌「...ほら、マイク」ボソ 曜「え?」ボソッ 千歌「何か、言いたい事あるんでしょ?」ボソッ 曜「...いいの?」 千歌「わかるよ。ずっと一緒にいたんだもん」 曜「ありがとう...」 曜「どうも!ダブルマーメイドです!」 ワーワー!! ワーワー!! キャー!! 曜「今日は、みんな、集まってくれてありがとう!」 曜「今日、ここで、私たちがまた輝けるステージで」 曜「こうやって、アキバドームでパフォーマンスができるのは」 曜「応援してくださった皆様のおかげです!ありがとうございました!」 ワーワー!! ワーワー!! キャー!! 曜「だけど、ここで、一人に特別に感謝の言葉を言わせてください」 ザワザワ.... 曜「その人は、ここには来てないかもしれないけど...」 曜「私の命の恩人で、私の心を救ってくれた人」 曜「毎日、怖くて眠れない日々を、親身に聞いてくれた人」 曜「しつこいぐらいすり寄っても、なんだかんだ一緒にいてくれた人」チラッ 千歌「...」コクッ 曜「そんな、私の未来に輝きをくれた人に、届きますように...!」 曜「聞いてください!MIRAI TICKET!!」 ワー!! ワー!! キャー!! --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- オハヨー オハヨー ザワザワ... 花丸(オラは花丸。女子高生) 花丸(実はハッカーである) 花丸(この事実を知っているのは3人...) 花丸(1人は梨子ちゃん) 花丸(今はいないけど、実は浦女に潜入捜査にきた、警官であった) 花丸(2人目は、理事長の鞠莉ちゃん) 花丸(今も依頼をしたり、頼まれたりする関係にある) 花丸(そして、最後の一人が...) 曜「おはよーソロー!!花丸ちゃん!!!」 花丸(...渡辺曜。もとい、オラの新しい友達) --- --- --- --- --- --- 曜ちゃんは輝きたい 終わり 花丸「オラはハッカーの日常」To be continued ... 第2話。終わりです。読んでいただきありがとうございました。 実在の人物や団体、阪神とは関係ありません。 第3話からの短編もここで書いていきます。 ごめんなさい。今週末私用で忙しく、更新できなさそうです。 またサイドストーリーが書きたくなったら、新しくスレを建てることにします。 リアルタイムで書けて楽しかったです。保守していただきありがとうございました。 また、オラはハッカー スレを立てた際はよろしくおねがいいたします。 おやすみなさん。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.0 2024/04/24 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる