千歌「千歌が梨子ちゃんの性癖を歪めた話」
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美渡「バカ千歌ー! 起きろー!!」
千歌「いま何時だと思ってるの? まだ1時間寝てられるのにさぁ」
美渡「6時半だよ。千歌、今日は朝練あるから早起きしなきゃーって言ってたじゃん」
千歌「あ!! 忘れてた……。梨子ちゃんに怒られちゃうじゃん。なんでもっと早く起こしてくれなかったの?」
美渡「いや、なんで千歌が半ギレなの……」
千歌「顔洗ってはやく行かなきゃ!」
千歌(梨子ちゃんにはLINE……『ごめん寝坊した!10分だけ!待ってて!!』と。これでいっか)
歯磨いて顔洗って、制服着て、髪の毛セットして。よし! 今日もがんばるぞー!
はぁ……。目覚ましセットしたのに鳴らなかったのかなぁ。それとも無意識に止めてたりしちゃった?
そんなことより、今はまだ平気だけど絶対お腹空いちゃうよ〜。お昼休みまでだいぶあるけど大丈夫かな。
……あっ、トイレ行ってくればよかった。まあ、学校着いてから行けばいいよね? ドンと行け!果南!(松浦果南 応援歌)
作詞:小原鞠莉
作曲:黒澤ダイヤ
ドンキで作ったドンペンクレカ
片手にひっさげドンドン行こか
買うのは雑貨に日用品
今夜の夕飯カートにイン
一括払いは本気のドンキ
ポイント貯めたら使うの一気
それが我らの女松浦
それが沼津の女松浦
http://www.donki.com/official-character/asset/img/goods/psBags/item001.png *
梨子「千歌ちゃん遅い! このバスでも時間ギリギリ間に合わないかもしれないのに」
千歌「ごめん!このとーり!!」
梨子ちゃん、やっぱり千歌のこと待っててくれた。多分10分以上かかってたと思うんだけど。なんとかバスに乗れたけど、千歌のせいで練習遅れそうだし、ほんとーに申し訳ないのだ……。
梨子「ま、たまにはいいけど。なんだかんだ千歌ちゃんって友達との約束の時間は守るものね」
むっ。千歌ってそんな時間にルーズな子だと思われてるの? でも、遅れた手前、言い返せないし。
千歌「ありがとう。梨子ちゃん大好き!」ギュッ
梨子「もう!こんなところで抱きつかないでよ。他の人も見てるんだし、ね?」
千歌「なに今更恥ずかしがってるの。千歌たちいつもくっついてるのにー! ほら、寒いしあったまるよー?」
グリグリ。体を擦り合わせるように梨子ちゃんに体重を預ける。
ん!? トイレ行きたいの思い出した。いまので結構刺激が……。 ピタリと動きを止めて離れた千歌に、梨子ちゃんは怪訝な顔を向けてきた。
梨子「どうしたの、いきなり離れて」
なんか寂しそうな表情。でも伝えるのはやっぱり恥ずかしいし、誤魔化しちゃえ!
千歌「ううん、ダイヤさんに練習ちょっとだけ遅れるかもってLINEしとこうかなって」
梨子「そうだね、でも千歌ちゃんからちゃんと連絡するのって珍しいね」
千歌「もーひどい! そんなことないもん」
それにしても、梨子ちゃん、千歌に抱きつかれるの満更でも無かったんじゃ……なんてね。 *
学校に到着!
息つく間もなく部室まで梨子ちゃんとダッシュ。
千歌梨子「遅れてごめんなさい!」
ダイヤ「おはようございます」
部室にはダイヤさんしかいなかった。練習前に生徒会で使う資料の確認をしていたのか、プリント類を鞄に仕舞う姿が見えた。
練習直前までお仕事するなんてさすがだなぁ。
ダイヤ「いえいえ、構いませんよ。遅れたと言ってもほんの少しですし。ただ、次からは余裕をもって行動しなさい?」
ダイヤ「梨子さんも、千歌さんに合わせて遅れる必要は無くてよ? たまには置いていくことも考えないと。私も、ルビィを置いていくことがしばしばありますし」
いや、友達と姉妹とでは話が違ってくるんじゃ……。
梨子「ごめんなさい。1人で登校するの寂しいから、私が千歌ちゃんに待ってるって言っちゃったの」
千歌「え、違うじゃん! ダイヤさん!! 千歌が待っててって言ったんだよ」
梨子「もう! せっかく庇ってあげようとしたのに」 ダイヤ「ふふっ。お2人とも仲がよろしいようで羨ましい限りですわ。さて、私は先に行きますので」
またあとで。そう言ってダイヤさんは部室を出ていった。練習開始時間ちょっと過ぎてるし、千歌たちのこと待っててくれたのかな。
あとは髪を結んで……これでよし。
ぶるっ
あ、結構トイレ行きたい。でもみんなを待たせてるし……。
まぁ、1時間で練習終わるしその後でも平気だよね?
梨子「あれ、千歌ちゃんどうしたの?」
変な顔してたのかな。なんか気付かれたみたい。でも練習優先!
千歌「ううん、なんでもない! お腹空いたなーって」
梨子「あーー。朝ごはん食べてないもんね」
もうっ余計な心配させないでよ!て、そんな顔で梨子ちゃんは言う。
梨子「私たちも行こっか!」 *
曜「千歌ちゃん、梨子ちゃん! おはヨーソロー!!」
おはよーと真っ先に曜ちゃんから、みんなからも声をかけられる。もうストレッチやってるみたい。
でも今はなるべく身体を動かしたくないかなーって。練習なのにそんなこと言ってる場合じゃないけどさ!
千歌「遅れてごめんなさい。おはよう!」
・
・
・
梨子「千歌ちゃん、背中押すよー?」
開脚して、背中を押してもらう。
んんー!トイレ我慢してる時にこれはヤバイよ。気を抜いたら出ちゃいそう。
本格的にまずくなりそうなところで……。
果南「千歌、脚ちゃんと開いてないよ。いつも出来てるんだから今日も頑張って!」
果南ちゃん! 待って、今はほんとやめて。これ以上刺激されたら千歌、
梨子「千歌ちゃん、今朝から調子悪いみたいで。昨日歌詞書きながら寝ちゃったからか足腰が変に痛むみたいなの」
梨子ちゃんナイス! そして千歌の膀胱もよく頑張った。 千歌「えへへ。そんなわけで、思ってたより身体うごかせなさそうだし、とりあえず朝練だけでも見学にしとこうかな」
ストレッチでこれだもん。正直、ダンス練習なんて無理だと思った。
果南「歌詞書くのはいいけど、夜更かしはほどほどにね? 体調管理もスクールアイドルの基本だからね」
千歌「ごめんなさーい」
それにしても、梨子ちゃんはよく気づいてくれたなぁ。体調が悪いんだと勘違いしてるみたいだけど、助かったよ。
でも、見学とはいえ、なおさら、練習中に抜けるなんてできなくて……。
・
・
・
結局、着替えてすぐ教室に行かないと、出欠に間に合わない時間になってしまった。
うう、もう限界。2人に合わせて教室まで走るのが辛い。
ホームルーム終わってから1時間目までちょっとだけ時間あるし、そこで絶対トイレに行こう。 *
曜「ギリギリセーフ!」
担任「ギリギリアウトね。渡辺、遅刻っと……」
曜「そんなぁ〜」
担任「冗談よ。あなたたち、もう少し余裕を持って来るように」
まとめて注意されてしまったのだ……。立ってると辛いのかな? 座ったら少し楽になるかも。
担任「席に着いて。今から保護者会出欠のプリントとか配るから、ちゃんと持って帰るように」
そう言って前からプリントを回すように指示し、後ろまで渡るのを見届けてから、担任の先生は出て行った。
さて、トイレに行こうかなっと。
席を立とうとしたその時ーー。 えっ、えっ!?
ジュワッとパンツに広がる感触。反射的に座り直してしまった。さりげなくお尻に触ってチェック。スカートは濡れてない。まだセーフ。まだ、平気。
でもこれってもしかして、千歌が思ってるより膀胱は限界なの? ……このまま立ち上がれなかったらどうなるの?
教室でちっちゃい子みたいにおもらししちゃうの?
冷や汗が頬を伝う。いやいや、千歌もう高校生だよ。ありえないよ。ありえない。大丈夫。あとちょっと耐えて尿意が引いた時にトイレに行こう。今は動いちゃダメなだけ、あとほんのちょっとでトイレに行けるんだ。
ふと前を見ると、授業は始まっていた。チャイムも聞こえなかったし、号令も聞こえなかった。ああ、なんか、貧血になったときみたい。周りの音が聴こえなくなってきて、だんだん目の前が真っ白にーー って、やばいやばい。しっかり気を持たないと、ほんとに漏れちゃう。余計なことは考えるな。波が引いた時に席を立つだけ。
ああ、現社の先生、怖いんだよなぁ。
……授業始まってたった5分でトイレに行くなんて許されると思えない。
どうしよう。どうしーー
ジュッ
またちょっと漏らしちゃった。でもこれはおちびりだから。まだ全然おもらしじゃないから。集中しないとこれ以上は周りに気づかれちゃうかもしれない。気が緩んだら全部出ちゃうかもしれない。
ていうか、尿意に波があるなんて嘘だよ! ずーっと限界だよ。 怖くて確認できないけど、多分スカートにまで染みてるんだろうなぁ。匂いとか大丈夫かな。足に伝ってたらもうごまかせない。そんな感覚はないけど、じゃあ、椅子の脚から垂れてたりしないかな。なんて、頭の中がぐるぐるぐちゃぐちゃになっていく。
千歌、もう無理かも……。
高校生にもなって教室でおもらしって、そんなの恥ずかしくて耐えきれない。あんなに頑張ってきたスクールアイドルだって続けられなくなるかも。でも立ち上がれないんだよ? このままここでおもらししないで済む方法なんて、あるわけないもん。
うう。前かがみになって最後の抵抗をする千歌の頰に、涙が伝った。足はがくがく痙攣したみたいに震えてる。
ジョロロッ
今度は少しじゃない。端っこの席だから他の人に見られないだろうとスカートの上から抑えてたけど、その手にはしっかり濡れた感触が伝わった。しっとりと生温い感覚は、千歌の心を折るには十分だった。 千歌「うええ……ヒッ
ガタンと、後ろの椅子が倒れる音がしたと思ったら、千歌は梨子ちゃんに手を引かれて、教室から連れ出されていた。
梨子(あれ……。っ!!」
梨子「先生にはあとで、朝から具合が悪かった千歌ちゃんをトイレに連れてったって伝えとくから」
え、なにっ 声を出す余裕がない。
梨子「あと10秒でいいから、我慢して」
ああ。なんだ、梨子ちゃんにはバレてたんじゃん。てことは、椅子の下に水溜りでも出来ちゃってたのかな。後ろの席だからたまたま気づけただけだったらいいな。
もう隠す必要も無くなった涙は止まらない。
梨子ちゃんに手を引かれ、引きずられるように駆ける。でも、無理だよ。千歌の膀胱はバカになっちゃったのか、教室の扉を通る時から少しずつ漏れ続けている。
それに、こっちはトイレの方向じゃないよ?
梨子「こっち!曲がったらもう我慢しなくていいから!」
なにをいってるの? すぐに非常扉と階段の間のスペースに来ていた。
少しずつ漏れ続けていたおしっこは勢いを増した。梨子ちゃんの姿と声に安心したのか、千歌の身体は勝手に最後の気力を手放した。
立ったまま決壊したから千歌のおしっこはビチャビチャと跳ねた。パンツが、スカートが濡れ、ソックスや上履きまで染みていき、床に広がっていく。足に伝わる生温い不快な感覚に、千歌がやってしまったことを嫌でも実感させられた。
千歌「もうやだっ…千歌、我慢してたのに!高校生なのにぃ…おしっこッなんか出ちゃっててそれで……うえぇ」
子供みたいに癇癪を起こして泣く千歌を、梨子ちゃんは強く抱きしめてきた。 千歌「汚いよ! やめて!!」
梨子ちゃんが私ので汚れちゃう。ほら、梨子ちゃんの上履きが千歌のを踏んじゃってるもん。うう……。
梨子「大丈夫、千歌ちゃんのだもん。汚くなんかない」
千歌「千歌が嫌なの!」
梨子「やめない」
千歌「っ千歌、臭いもん」
梨子「じゃあ、泣き止んだら離れてあげる」
解放感と安心感と恥ずかしさとがいっぱいになって千歌の心はぐちゃぐちゃだ。
梨子「ごめんね」
千歌「……ッグ…なんで梨子ちゃんが」
梨子「朝から様子がおかしかったの、私は気付いてたから。その時はぐらかされてたのにも」
梨子「私がもっと千歌ちゃんのこと考えてあげてたらこんなことにはならなかったんじゃないかって」
千歌「そんな、違うよ。謝らないでよ」 千歌が、余計な意地を張ってたからこんなことになっちゃったのに、なんで梨子ちゃんが謝るの?
千歌「こんな汚い私を見せてごめんなさい。軽蔑したでしょ」
千歌「梨子ちゃん、もう教室戻ってよ。千歌の椅子とか、その、大変なことになってると思うしーー
梨子「教室は大丈夫。私が千歌ちゃんを連れ出したのは、泣いてるのが見えたから。ほんとに具合が悪いんだと思ってたの」
なんかすぐにでも吐きそうに見えたし。そう、梨子ちゃんは続ける。
梨子「急いでいたもの。教室の扉を出たところで千歌ちゃんの方を見たらスカートがびっしょりで、それでようやく気付いたんだから」
梨子「ここ、非常扉が半開きになってるでしょう? 廊下からはすぐに見えないし、授業中お手洗いに行く生徒がいても見られる心配はない。それに、この時間階段を上り下りする生徒はまずいない。」 千歌「だから、ここに連れてきてくれたんだ」
すごいな、梨子ちゃんは。それに比べて千歌は、うえぇ
梨子「結局、勘違いだったけどね……て、また泣いてるし!」
千歌「だってぇ」
よしよし、なんてずっと抱き締めたまま頭を撫でてくれる梨子ちゃん。
梨子「大丈夫。このことは私しか知らないし、多分……」
千歌「多分ってなに!?」
梨子「床は濡れてなかったけど、椅子は確認できてないからなー」ニヤニヤ
千歌「笑い事じゃないよ! 千歌の高校生ライフが懸かってるのに。いや、もう終わったも同然だけど……」
無理矢理声のトーンを上げて返していたけど、やっぱり沈んでいく。恥ずかしさや不安が押し寄せる。そうだよ、千歌、高校生になって教室で、廊下で、おもらししちゃったんだーー 梨子「少なくとも私はこのことを誰にも言わないから。曜ちゃんにも言わないから!」
梨子「だから。このことは、2人だけの秘密、ね?」
曜ちゃんに知られたら死んじゃう。
千歌「ありがとう。梨子ちゃんが助けてくれなかったら、千歌……」
梨子「仮の話はいいの。無事……じゃないけど、ほら、他のみんなは千歌ちゃんがしちゃったことに気付いてないんだから」
千歌「多分、ね」クスッ
千歌たちは顔を見合わせて笑った。涙まじりのぐちゃぐちゃの笑顔だったけど、冗談を言う元気は出てきた。梨子ちゃんの力は凄いなって思う。
本当に、ありがとう。 *
梨子「あ、掃除しないと」
千歌がすっかり泣き止んだ頃、梨子ちゃんは言い出した。視線を落とすと、千歌ので廊下がびちょびちょになっている。急に恥ずかしさが千歌の心にどーんと来た。
千歌「あぅ…どうしようこれ」
一歩足踏みしたらスカートから滴るおしっこが水溜まりに跳ねた。
ヤバい、凄く恥ずかしいよこれぇ。
梨子「私が廊下を拭いておくから、千歌ちゃんは保健室に行って」
千歌「やだ。1人にしないでぇ」
あーそうか保健室に行かなきゃいけないんだ。保健の先生にもバレちゃうなぁ。こういう経験だって0じゃないと思うけど、高校生で、なんて……。
梨子「ま、仕方ないか。授業が終わって他の人が出てくるまで20分はあるから、それまでに全部済ませよう。まずは、ちゃちゃっと床を掃除しちゃいましょ」 動き回ったら千歌の上履きから床に広がっちゃいそうだし、梨子ちゃんにトイレにあるモップやら雑巾やらを持ってきてもらって、吸わせて、バケツに絞って、処理をする。ううっにおいが……。千歌はともかく、梨子ちゃんの手にがっつり付いちゃってるし。
消臭剤をシュッとしておしまい。梨子ちゃん手際いいなぁ。
梨子「じゃ、保健室行きましょ」
千歌「う、うん……」
正直、気が進まない。保健の先生に知られちゃう。2年の高海千歌が、授業中に我慢できなくておもらししちゃいましたって。それに、1年生の教室の前を通るし。もし見られちゃったらどうしよう。
梨子「風邪引くからっ。行くよ!」
千歌「はい」
手を引っ張られて連れて行かれた。 *
梨子「失礼します」
千歌「……す」
ドキドキ。あれ、先生いないみたい。ラッキー!
千歌「良かった」
ほんと良かったよ! いまのうちに洗ったり着替えたりしなきゃ。
梨子「不幸中の幸い、かな? 私は濡れたもの洗うから、千歌ちゃんはしっかり拭いて着替えてね」
千歌「え、梨子ちゃんがそれ洗うの……?」
汚いし、パンツとかあるし恥ずかしいんだけど。
梨子「もちろん下着も洗うわ。時間もないし急がないと」
梨子ちゃん、真剣だ。
もう人生で一番恥ずかしかったんじゃないかって姿を見られたことだし、お言葉に甘えることにする。
千歌「じゃ、じゃあ」 梨子ちゃんの目の前でしてしまったことを思い出して真っ赤になった顔を見られたくなかったから、濡れタオルをと着替えを用意してシャッとカーテンを閉める。
予備の制服スカートがあることに安心した。こういうのって、たいていハーパンがあるだけっぽいし。
千歌「お待たせ」
カーテンを開けると、とりあえず水と石鹸で洗った千歌のものをビニール袋に詰める梨子ちゃんの姿が。
梨子「ここに干すと誰かに見られちゃうかもしれないから、梨子ちゃんはこれ持ってベッドで寝たフリでもしておいて」
千歌「梨子ちゃんは?」
梨子「私は先生に報告しなきゃだし、教室に戻ります。大丈夫、体調悪くて保健室に寝かせたってことにしておくから」
梨子「今日は早退できるように取り計らうわ。鞄持ってなるべく早くきてあげるから、それまで待っててね」
千歌「うう。早くしてね……?」
梨子ちゃんはにっこり笑うと、保健室を出て行った。 *
梨子「ただいま」
千歌「おかえり!」
梨子「みんな心配してたよ。千歌ちゃんがすっごく具合悪かったんだって思ってるみたいだから」
安心してね。梨子ちゃんに言われて、安堵でいっぱいになった。
梨子「お姉さんたち、仕事で遅くなるから私が送っていくことになったの。家近いし、普段の行いがいいからかな、なんて」
千歌「なにからなにまでありがとう。梨子ちゃん、大好き!」
梨子「ふふっ。私も大好きだよ」 *****
side:梨子
初めは本気で心配して先生に断りも入れず教室から連れ出したけど、まさかこんなことになるなんて。
それにしても、おもらしして泣きじゃくる千歌ちゃん、かわいかったなぁ……。
元気全開!て感じの、私を導いてくれた太陽みたいな子なのに、あんなに顔を歪めて泣いて、恥ずかしがるのね。
千歌ちゃんのこんな表情を知ってるのは私だけ。他の人になんて言うもんですか。
独り占めしたいもの。
*****
第1部 END 第2部は、千歌ちゃんの姿が目に焼き付いて離れない梨子ちゃんがアレしちゃう感じのお話です
また後日載せますので 梨子ちゃんが人間便器になって千歌ちゃんのおしっこを飲むのかとおもた
まぁこれはこれでよきかな、次も期待してます もう10年くらい「我慢を伴う着衣おもらしネタ」でしか抜けなくなった俺が自分で抜けるシチュのSSを書くから、飲尿や単なる放尿が好きな人には合わないかも
この点はご容赦を 俺も好きだけどさすがにおもらしでしか、いや「我慢を伴う着衣おもらし」でしか抜けない人はハイレベルすぎて 性癖吐露に草
梨子ちゃんの性癖を歪めた話も良作の香りが凄いが>>1の性癖が歪んだ話もちょっと気になるわ >>31
ジョボライブのSSスレで同じようなこと言ってる人がいたが同一人物か? 予定変更
ちょっと書いてたけど、賢者タイムでハートフルストーリーになってしまった
幕間
姉妹
*****
side:千歌
千歌「これでよし、と!」
あんなことがあって早退してから、美渡ねえたちが家にいない隙に、洗濯機にスカートやパンツとかを突っ込んだ。乾燥まで自動でやってくれる優れものなのだ! あーでも、上履きは手洗いで頑張ろう。あれ、制服のスカートって洗濯機OKだっけ? まあいけるでしょ!
梨子ちゃんが下洗いしてくれていたから、私のあれのにおいはほとんどしないし、助かった。梨子ちゃんは学校に戻っちゃったし、今1人だから臭い嗅いだら思い出して絶対泣いちゃうもん。
あ〜、梨子ちゃんには恥ずかしいところ見られちゃったけど、梨子ちゃんで良かったな、なんて……ね♡
それにしても暇だなー。放課後はAqoursの練習あるけど行くわけにはいかないし、困った。何気なく目を瞑ると眠気が襲ってきた。そーいえば、昨日は遅くまで作詞してたし、いつも授業中寝てるからこの時間は寝てるよなー。
うん、決めた。お昼寝しよう!
あ、でもその前に……トイレ行っとかないとね〜。 *
なんか部屋の外で物音がする。美渡ねえでも帰ってきたのかな。
美渡「千歌、もう帰ってるのー?」
ヤバい! てか今何時? ……2時!? まだ授業やってる時間じゃん!
なんでこういうところに気が回らないかなぁ。これじゃほんとにバカ千歌だよ!
千歌「う、うん。今日は午前で終わりだから」
美渡「え〜羨ましい。なんかあるの?」
千歌「えーと、あ、羨ましいって、美渡ねえもこの時間で帰ってきてるじゃん!」
美渡「大学生は日によって早く帰る日もあるんだよ」
ごまかせたかな……。
美渡「しいたけ散歩に連れてくけど、千歌も来る?」
千歌「ごめん、眠いから遠慮しとくー。なんか疲れちゃってて」
美渡「ほいほいっと。どうせ梨子ちゃんに頼ることになっちゃうんだから、今日のうちに宿題しとけよー?」
千歌「はーい」
気の抜けた返事。宿題なんてやるわけないじゃん! 梨子ちゃんに見せてもらうもんねー!
……でも、今日は自分でやってみようかなって思った。 *
17時
ピンポーン
誰だろう。部屋の窓から下を覗き見る。げっ果南ちゃんだ……。正直、ズル休みみたいなことしちゃったからAqoursのみんなに合わせる顔がないんだよねー。
って、美渡ねえには午前終わりって言っちゃったから、もしかしてマズイんじゃーー
美渡「千歌ー、果南ちゃんがお見舞い?だって。早退したって聞いたけど、どしたん?」
千歌「ええー、あ、上がってもらって!」
マズイ。千歌バカだからうまい言い訳が全然思いつかないよ。って自分で言ってて悲しくなる。
果南「千歌、大丈夫? 曜から早退したって聞いたけど」
千歌「う、うん。授業中に貧血で倒れそうになって、梨子ちゃんに保健室まで運んでもらったんだ。大事をとって早退させられたんだけど、もう落ち着いて、大丈夫だよ!」 その場でターンして見せる。
果南「そっか、それならよかった! けど、無理はしないでね。今朝も千歌が具合悪いの気付けなくて、千歌に無理させようとしちゃったなら、気になってたんだ」
それでわざわざ来てくれたんだ。果南ちゃんは優しいな〜。
千歌「もう元気だよ! 千歌も練習休んでごめんね。明日からちゃんと頑張るから!」
ほどほどにね、と笑って帰り支度をする果南ちゃん。
果南「帰り道ついでに私だけ寄ったけど、みんな心配してたから。元気そうで安心したよ。みんなにも私から伝えとくね。あ、なんかダイヤが今朝ちょっと冷たくしちゃったーとか言ってたけど、なにかあったの?」
千歌「ううん、なにも。ダイヤさんが気にしすぎなだけだよー!」
果南「あはは。そういうところあるからねーダイヤは」
じゃ、と部屋から出て行く果南ちゃん。うーん、いい幼馴染を持ったなぁ。 美渡「千歌、早退したってどういうこと?」
千歌「げ。」
忘れてた。
美渡「まさかずる休みしたんじゃ……」
千歌「ち、違うよ! 貧血で倒れて、それでーー」
美渡「じゃあさっきなんで午前終わりって言ったのさ」
千歌「それは……」
頭が回らない自分を恨む。どうしよう。どうしよう……バレたら絶対バカにされる。
あーなんか視界がぼやけてきた。 美渡「ちょ、泣かないでよ! えー。千歌どうしたの? 学校で嫌なことでもあったんだろ」
なんか勘違いしてくれてる。まー半分正解なんだけどね!
千歌「…ッ……うえぇ……」
いろいろあってか、千歌の内心とは裏腹に、自然と涙が止まらない自分に感謝。このまま誤魔化しきれるんじゃないかなー、なんて。
落ち着くまで背中や頭をポンポンしてくれた。なんかすっごく懐かしい気分。なんか美渡ねえ優しくて気持ち悪いけど。
美渡「ま、なんかあったら私や志満に相談しなよ。なにがあっても千歌の味方だからさ」
そう言って部屋を出て行く美渡ねえ。
千歌「ねえ、美渡ねえ」
ここは素直に、
千歌「ありがとう」 スレタイは千歌が>>1ちゃんの性癖を歪めた話の間違いじゃないのか *
夕飯が終わって、お風呂タイム! 我が家ではお母さんがいないときは志満ねえから入るんだけど。
そういえば、美渡ねえは千歌が早退したことを志満ねえにまだ言ってないみたい。千歌が隠したがってたから、合わせてくれてるのかなぁ。むっ、やっぱり今日の美渡ねえは優しいのだ!
志満「千歌ちゃーん、ちょっと来て」
千歌「はーい」
脱衣スペース兼洗面所から呼ばれた。なんだろー。洗面所、洗面所かー。
あっ
洗濯機だ。
あれ、千歌、まずいんじゃない? 自動乾燥モードで入れておいた洗濯物を完全に忘れてたよーー!!!
うーん、言い訳どうしよう。 美渡『ま、なんかあったら私や志満に相談しなよ。なにがあっても千歌の味方だからさ』
こんなに素敵なお姉ちゃんたちに、嘘を重ねていいのかな。
なんか、言い訳考えるのもなんか胸がモヤモヤして心苦しいよー。状況も苦しいけどね!
志満「これ、どうしたの?」
そりゃそうだ。制服スカートと下着だけ洗濯しているなんて状況、誤魔化そうとする方が難しい。
それに、美渡ねえが教えてくれたんだ。
千歌「えっとね……」
恥ずかしいけど、言うよ。
千歌「学校で、おもらししちゃったの」
もう、家族に嘘は付かない。 43 名前:名無しで叶える物語(笑) :2018/01/17(水) 08:58:20.86 ID:11O2SDp8
毎度毎度思うけど、ジョボライブは漏らすまでの過程と恥じらいが足りないから好きじゃない
本格派の俺に任せろ、そのうちスレ立てるわ >>53
もう、家族に嘘はつかない
めっちゃいいセリフやなぁ… 本職の方が書くものは違うなあ
パンプキンプールとかいう承認目当てのファッションガイジは見習えよマジで 小学校の授業中と大学のサークル中にうんこ漏らしましたが見てて辛いです おしっこ飲みたいとか言ってるやつは大抵実際に飲ませてやると二度と同じこと言わなくなるからな。JKのおしっこだってクッソ不味いぞ。
我慢とか恥じらいとか戸惑いとか、本当に美味しいのは人間の心なんだなぁ。 >>71
M性感のお店で、一度オプションで頼んで飲んだことあるけど、たしかに不味かったな
むしろ、自分におしっこかけられることに興奮したわ >>59は勢いで言ったことなんで、あんま他の人の名前出さないでほしい
なんなら俺はあの人ので抜いたことあるからこれからも続けてほしい。もし本人見てたら謝りたかった 俺は今大谷翔平ばりの大物と対峙してるのではなかろうか 日常パートで申し訳ないけど、ちょっとだけ時間進めます
2章は4節で構成する予定 第2章
梨子「一線は越えるためにあるんじゃないかな」
1.違和感
*****
翌日
千歌ちゃん、大丈夫かなぁ。
記憶のあるうちに粗相したことなんてないから、私には千歌ちゃんの気持ちがわからない。
おねしょだって、最後にしたのがいつだーとか覚えてなし、少なくとも、小学生になる前からしたことがないんだと思う。
そんな、普段考えないようなことを頭に巡らせてると、
千歌「梨子ちゃーん! おはよーー!」
かわいい。
梨子「おはよう、千歌ちゃん」
やっぱり、千歌ちゃんには笑顔が似合うな。
千歌「う〜寒っ なんかまたバス遅れてない? 早く来てくんないと凍え死んじゃう!」
梨子「ほら、見える? あの2つ奥の信号で止まってる。もうすぐだよ」
千歌「はやく〜」 あっそうだ。
梨子「昨日、大丈夫だった? 家の手伝いがあるからって練習早抜けした果南さんが、ついでに千歌ちゃんの家に寄ったみたいだけど」
千歌「来た来た! もうびっくりしたよ。そのせいで美渡ねえには早退したのバレるし、千歌、学校が午前で終わったーて嘘ついちゃってたから変に思われて」
あのことは「2人だけの秘密」なんて言ったけど、お姉さんたちにも言ってないのかな。
恥ずかしいし、私だったら隠せるものなら隠したいけど。
千歌「で、結局、誤魔化しきれなくなっちゃって、言っちゃった」
バスに乗って、一番後ろの席に座る。
梨子「言うの、恥ずかしくなかったの?」
千歌「そりゃもう。顔から火が出るとはこのことかー! てね。志満ねえはともかく、美渡ねえはいつも千歌のことバカにしてくるからさー」
千歌「でもね、昨日は全然バカにしてこなかったし、むしろ、めちゃくちゃ心配してくれたの」 千歌「千歌ね、美渡ねえに嘘ついてるのがバレた時、大泣きしちゃって。えへへ、泣くつもりなんてなかったのにおかしいよね」
それでイジメかなにかと勘違いされたのかな。
梨子「おかしくないよ。あんなことがあったんだし、気疲れとかあったんじゃない?」
千歌「梨子ちゃんのおかげで吹っ切れたつもりだったんだけどなー。やっぱ、ダメだったみたい」
梨子「私が忘れればなかったことになるんだし、気にしなくていいのに」 千歌「ううん、忘れなくていい。その、おもらしのおかげで、お姉ちゃんたちのこともっと好きになったから。それに、梨子ちゃんのことも、もっと好きになったし」
小声になる千歌ちゃん。それにしても、「おもらし」なんて言葉をこの歳になってから同級生の口から聞くことになるなんて。
梨子「私も千歌ちゃんのこと好きだよ」
梨子「友達として、ね」
千歌「もー! ほかにどんな意味があるのさ。まさか……!」
ふふっ 私のこの気持ちは、どんな好きなんだと思う? *
千歌「あ、梨子ちゃん。昨日のこと、みんなには秘密にしてね」
梨子「誰にも言わないって言ったじゃない」
信用されてないのか私は。
千歌「一応ね! い・ち・お・う! ほら、その、私がお、おもらししたとか、絶対、知られたくないし……」
その顔かわいいなあ。
……って、ダメダメ!
こんなこと考えちゃダメだ。 梨子「昨日はすぐにでも吐きそうになってた千歌ちゃんをトイレに連れてっただけよ」
千歌「ありがとう……ごめんね。梨子ちゃんのこと信じてるのに、どうしても不安で。学校が近付くと、やっぱりお、いろいろ思い出してきちゃって」
シュンとしたかと思えば、また顔が赤くなってきた千歌ちゃん。表情がころころ変わってかわいい。
梨子「千歌ちゃん!」
かわいすぎて思わず抱きついてしまった。
梨子「大丈夫だから。誰も気づいてない。知ってるのは私だけだから」
私だけが知ってるの。
あれ、私、千歌ちゃんにこんなにかわいいって思うこと多かったっけ? 千歌「梨子ちゃんからくるなんて珍しいじゃん」
むー、なんかケロッとしてるなぁ。
ていうか、昨日バスで私が抱きつかれた時、千歌ちゃんはおしっこ我慢してたんだよね。
あの時、急に離れたのはそういうことだったの……?
私の目の前のここにおしっこが溜まってて、そこが「たまたま」押されちゃったんだ……。
もしあのときわたしがきづいて
わざとおなかをおしていたらどうなってたんだろう
千歌「ーー子ちゃん! ぼーっとしてるけど大丈夫?」
怖い顔してるーなんてからかわれて我に返った。
危なかった。というか、私そんな怖い顔してたんだ……。
ドス黒い感情は捨てよう。間違っても、親友にこんな気持ちを向けたなんて バレてはならない。
梨子「ちょっと考えごと」
私が一番好きな千歌ちゃんの表情は、笑顔。
……だよね? 貴重なちかりこでジョボるとか……
だがそこがいいメノ^ノ。 ^リ もしかして我々は今、とんでもない傑作を目の当たりにしているのではないか *
2.自覚-独占欲
*****
昇降口
「千歌ちゃん、梨子ちゃん! おはよう!」
元気なかわいい声。
梨子「おはようルビィちゃん」
千歌「おっはー! なんつって」
千歌ちゃんそれ古いよ……。
ルビィ「朝練ないから今日はゆっくり寝れたよぉ〜」
ルビィ「千歌ちゃん大丈夫? 昨日果南ちゃんからLINEきたけど心配してたんだー」
千歌「えへへ、おかげさまで。心配かけてごめんねっ。でももう元気全開! DAY DAY DAYだよ!」
ルビィ「良かった〜。お姉ちゃんもなんか落ち込んでたから」
千歌「果南ちゃんから聞いたよ。もう、そんな気にしなくていいのに……ほんと真面目だよね!」
そこがダイヤさんのいいところだと思うけど、考えすぎなところあるからなぁ。 梨子「そういえばルビィちゃん。他の1年生たちは?」
ルビィ「花丸ちゃんは多分早めに来て教室で本を読んでるよ。逆に、善子ちゃんはしょっちゅう遅刻してるけど」
善子ちゃん……。
ルビィ「あ、保健委員のお仕事があるからごめんね。トイレットペーパー補充してまわらないといけないんだ」
千歌「そっか、頑張ってね!」
梨子「ルビィちゃん保健委員だったんだ。いつもありがとう」
ルビィ「ううん! じゃ、また放課後練習で〜」
千歌「じゃね」
小走りで去ろうとするルビィちゃんが、急に立ち止まって振り返った。どうしたのかな? ルビィ「あ、そうそう!」
ルビィ「昨日、保健の先生午前中お休みだったはずだけど、平気だった? 授業に集中できなくて余所見してたら、たまたま廊下を歩いてる千歌ちゃんたちが見えたんだけど」
あれって、貧血で倒れた千歌ちゃんを保健室に連れてくところだったんだよね、とルビィちゃんは続けた。
ビクッと、隣に立つ千歌ちゃんの肩が跳ねた。
千歌「へ、へぇ〜。ルビィちゃん、見てたんだ。」
ルビィ「扉のガラスから見えたの」 話題を逸らしてあげないと。千歌ちゃん、テンパって墓穴掘りそうだし……。
梨子「たしかに保健の先生はいなかったけど、私が千歌ちゃんをベッドに横にして休ませたわ」
貧血の応急処置くらい、女の子ならわかるでしょ?
ルビィ「さすが梨子ちゃん! でも、先生がいない時に保健室を勝手に使ったら怒られちゃうから、次から気をつけてね」
千歌「あー。保健室の先生がいないときは、保健委員の付き添いがなきゃ使っちゃダメなの忘れてたのだ」
ルビィ「しょうがないよ。梨子ちゃんも、席が近いから気付けたんだし」 梨子「教室で吐かなくてよかったね」
教室で漏らさなくてよかったね、なんて。
千歌「教室で吐いてたら高校生活終わってたと思う……」
教室で漏らしてたら私が千歌ちゃんのあんな姿を独り占めできてなかったわけだし
あれ?
この感情は、独占欲っていうものなのかな。
千歌ちゃんの恥ずかしい姿は私だけが知っていればいいの。
ルビィちゃん、扉のガラスから私たちのこと見えたって言ってたけど、千歌ちゃんの泣き腫らした表情は見えてたのかな。誰かに見られないかとビクビクしながら歩みを進めるぐしょぐしょになった下半身は見えてたのかな。
いや、そこまで見えなかったんだ。それにルビィちゃんは素直でいい子だし、もし見られてたとして、あんなに自然と「千歌ちゃんが貧血であったという大前提」のもとで会話することなんてできるはずがない。
やっぱり、見られてなかったんだ。良かったね、千歌ちゃん。
私も嬉しいよ。 千歌「ルビィちゃん行っちゃったよ。私たちも教室いこ?」
袖を引っ張られて現実に戻された。いけない。今朝から、千歌ちゃんのことを考えるとそっちにばかり意識が持っていかれてる。
梨子「……うん」
胸がモヤモヤする。
昨日のことを心配したクラスのみんなが千歌ちゃんに話しかけることは目に見えている。
やっぱり、私、千歌ちゃんを独り占めしたいんだ。
ああ、教室いきたくないなぁ。
でも、本当の出来事を知っているのはこの学校で私だけ
そう思うと、少しだけ心が軽くなった気がした。 一旦切り上げ
初SSだしよくわかってないんだけど、空白の改行って3行以上開けるとエラーになって書き込めないんだけど、こういう仕様なのかな。それともBB2Cの問題?
文の間隔がこれ以上広げられないとするとイメージとだいぶズレちゃうから気になる ※※規制回避の方法の一例※※
全く同じ文字列の行を並べると規制される
空白を入れて違う文字列にすればいい
&#☆160;
&#☆8194;
&#☆8195;
☆を消すと空白になって見えなくなる
これを文の末尾にランダムで並べればいける
果南「…………」カリカリ
果南「…………」カリカリ&#☆160;&#☆8194;
果南「…………」カリカリ&#☆8195;&#☆8194;
SS総合スレより
空行に上の空白入れればいけるんじゃないかな お漏らしに興味ないけど、惹かれてしまった
これが天才か *
3.私の中の悪魔
*****
梨子「はぁ……」
私の予想通り、千歌ちゃんはクラスみんなに話しかけられて、私が話しかける隙が無かった。まあ、朝2人で登校してきたし、大目に見るけど。
曜「おはよー……」
曜ちゃん、既に眠そう。
梨子「曜ちゃん、おはよう。なんか元気ないね」
曜「うん、飛び込みの大会が近いからね。朝練で早起きしたからもう1時間目は寝るしかない! て気分でして」
梨子「Aqoursもあるのに大変だね。大会っていつ?」
曜「来週の日曜日なんだけど、最近疲れが抜けきれないのか集中できてないんだ」
曜ちゃん落ち込んでるなぁ。 梨子「私、応援に行くから! 頑張って……なんて私が言っていいのかわからないけど」
曜「そんなことないよ! ありがとう」
梨子「そういえば曜ちゃんが飛び込みするところ見たことないなーって思ってて、ずっと気になってたんだ」
千歌「曜ちゃんの飛び込み、かっこいいよ!」
いつの間に解放されたのか、千歌ちゃんがお話に入ってきた。
千歌「千歌も久々に応援行きたい! 梨子ちゃんと一緒に見にいくね」
曜「千歌ちゃんまで……ありがとう。2人が来てくれるって思っただけで、頑張れるよ!」
曜ちゃん、元気になったようで良かった。
あ、もうすぐホームルーム始まっちゃう! すぐ1時間目始まるし、予め古文の準備しておこう。
千歌「トイレ行ってこよーっと」
曜「いっといれー」
もう、この2人は……。 *
古文って、勉強する意味あるのかな。昔の人たちの暮らしとか、戦いとか、そういうことを知ることは大切だと思うけど、文法とか学んだところでその言葉は今は使われてないし
……なんてね。
なんとなく集中できなかった授業もあと2分でおしまい。
周りを見れば、教室の5人に1人は寝てる。目の前の千歌ちゃんも、視界の端に映る曜ちゃんも寝てる。さすがだなぁ。
チャイムの鳴る少し前、キリが良いからと行って先生が授業を締めた。この先生は号令をかけさせないから楽でいいわね。
キーンコーンカーンコーン
千歌「ん〜! よく寝た〜!!」
梨子「おはよう千歌ちゃん」
千歌「え、授業終わってんじゃん! ラッキー」
もう突っ込まないわよ。
ガタッと椅子を引いて席を立つ千歌ちゃん。そのまま教室を出て行った。
お手洗いかな……? *
お昼休み。
私は千歌ちゃんと曜ちゃんとご飯を食べているけど、会話に全然身が入らない。曜ちゃんも気づいているようで、時々「梨子ちゃん聞いてる?」とか言われてしまった。
でもしょうがないのよ。私の頭の中はとある疑問でいっぱいなんだから。
千歌ちゃん、いくらなんでもお手洗いに行きすぎじゃない? 休み時間になると必ず行ってるわ。授業は50分で休み時間は10分。たかだか1時間ごとにお手洗いに行ってることになるのよ。
小学1年生でも休み時間のたびにお手洗いに行くなんてことないのに。
ホームルームの後と1時間目の後、2時間目の後、3時間目の後……もう4回よ。
みんなご飯を食べ終わった頃。
千歌「ちょっとトイレー」
ほら、また。登校して5時間も経ってないのに5回行ってるわ。
友達のお手洗いの頻度を気にする私もちょっとおかしいかもしれないけど……。現に、曜ちゃんは全然気付いてなさそうだし。
これってやっぱり、昨日のことがあったからだよね? *
練習後
千歌「トイレ行ってくるから先着替えてて!」
ダイヤ「もーはしたない! お手洗い と言いなさい」
千歌「えーいいじゃん」
梨子「私も行ってくるね」
私も催してきてたし。
確かめたいこともあるし、ね。 ・
・
・
私は千歌ちゃんのことがずっと前から大好き。
でも、今こんなに千歌ちゃんのことで他のことに気がまわらないまでになってしまったのは、間違いなく昨日の出来事が原因。
もしかして私は、おしっこも好きだったのかな。
それとも、千歌ちゃんのおしっこだから気になってしょうがないのかな。
隣の個室では千歌ちゃんがおしっこしてるのよね。
してるはずなんだけど
あれ?
あんまりドキドキしない。 とりあえず、私はおしっこの音では興奮しないみたい。
顔が見えないからかな?
昨日おもらしした千歌ちゃんに、その後で恥ずかしがる千歌ちゃんにたくさんの「かわいい」感情が剥き出しになったのは、大好きな千歌ちゃんが目の前に居てこそのものだものね。
んーでも、なんだか千歌ちゃんが出してる時間が短かったからわからかなったのかもしれないけど。
私も用を済ませて洗面台の前。千歌ちゃんは不安げな顔で話しかけてきた。 千歌「梨子ちゃん。千歌、おかしくなっちゃったみたい」
梨子「どうしたの」
千歌「休み時間がくるたびにトイレに行かないと落ち着かないんだ。あんまり出ない時もあるんだけど、それでもトイレしとかないと不安になって」
千歌「だから、今日は何度もトイレに来てたんだ。今だってそう。行かなくちゃって気持ちが強くて来たけど、おしっこほとんど出なかったの……」
なるほど。だからさっき出してる時間があまりにも短かったのね。
梨子「全然気付かなかったけど」
嘘。
そのことでお昼から頭がいっぱいだったわ。 千歌「千歌、病気なのかもしれない」
今にも泣きそうな表情を見せないで。
私の中の黒い感情が昂ぶっていくのがわかる。
梨子「私はそんなことないと思うけどなぁ。昨日のことがあって、一時的に、精神的に弱ってるんじゃないかな」
私の中の悪魔が囁く。
千歌「そう、なのかな……」
今ならいける。 梨子「でも、あんまり頻繁にお手洗いに行くのは良くないわ。尿道を締める機能が低下して、膀胱がゆるみやすくなっちゃうから」
千歌ちゃん、もっと不安になってよ。
千歌「そ、そんなの嫌だよ!」
梨子「じゃあ、私と一緒にしましょう?」
千歌「……なにをすればいいの」
梨子「トイレトレーニング」 今まで大量のやべー梨子を見てきたがこの梨子は相当やべー奴 千歌「え!?」
本気で? と、困惑してる千歌ちゃん。
梨子「本気よ。千歌ちゃんだって、ずっとこのままなんて嫌でしょ」
千歌「そりゃ嫌だけど。と、トイレトレーニングなんて意味わかんないよ……」
梨子「いまの千歌ちゃんにぴったりじゃない」
梨子「おもらし千歌ちゃん」
千歌「梨子ちゃんひどい!?」
千歌ちゃん、泣いても怒ってもかわいいなぁほんとに。ちょっと赤くなってるし。
弄りたくなるのもしかたないよね……? 梨子「ごめんね千歌ちゃん。でも、そのお手洗いにすぐ行きたくなるのは治したいでしょ?」
千歌「それは……」
梨子「私が協力したいの。千歌ちゃんにはまた元気な笑顔を見せてほしいから」
これも本心。
だから。
明日、私の家に遊びにきて? >>139
訂正
× これも本心。
◯ これは本心。
今日はここまで
保守ありがとうございます おつおつ
梨子ちゃんと一緒に俺までおもらしに覚醒しそう *
4.抑えきれない欲望
*****
土曜日。
んー! 日差しが眩しい……
時計を見ると、10時半。規則正しい生活を心がけていた私からすると、ありえない時間に起きてしまった。
ドキドキしてあまり眠れなかった私には、カーテンの隙間から刺す強い日差しが煩わしい。
でもそれは、今日これから起きることに対する私の中の期待のように、爛々と輝いている。
とりあえず朝ご飯食べましょう。
今日の朝ごはん兼お昼ごはんは、ゆで卵とマヨネーズと塩胡椒を和えて食パンに挟んだ特製たまごサンド!
ちょっと手間はかかるけど、私の大好物。
千歌ちゃん、お昼食べてからうちに来る予定だけど、後どれくらいで来れるのかな? *
12時半。
ピンポーン
英語の宿題をしていたら、千歌ちゃんが来たみたい。
梨子「おはよう、いらっしゃい」
千歌「おはよー」
お母さんいないから遠慮しないで、と、家に上げる。そういえば、私が千歌ちゃんの部屋に行くことは何回もあるけど、千歌ちゃんが来るのってまだ数えるくらいしかないなぁ。
千歌「お邪魔します……」
どこかぎこちない?
梨子「先に部屋行ってて。飲み物用意するから」
千歌「わかった」
やっぱり元気ないな。まあ、昨日あんなこと言っちゃったしそりゃそうか。 ・
・
・
梨子「お待たせー」
千歌ちゃんが好きなみかんジュースを2つとカントリーマアムを持っていく。
千歌「ありがと梨子ちゃん」
梨子「んーん。私、英語の宿題やってたんだけど、あとちょっとで終わるからくつろいでて」
千歌「あの作文のやつ? 千歌まだやってないよ……」
梨子「って、千歌ちゃんいつもやってないじゃない! 今回のは自分の体験談がテーマだから見せてあげられないよ?」
千歌「そうだった! あーー明日頑張ろう……うん」
宿題やっちゃいたいし、千歌ちゃんほっといて集中。 ……と見せかけて、段取り確認。
今日はトイレトレーニングと言ったけど、千歌ちゃんに最初から意識させたらあんまりおもしろくないな、なんて思ってたの。だから、敢えて千歌ちゃんが気付くまで黙っておくわ。
梨子「終わったー! ごめんね千歌ちゃん。退屈だったでしょ」
千歌「全然! 梨子ちゃんのお部屋眺めてたから」
梨子「えー!? もう、ジロジロ見ないでよ」
梨子「そうだ、新曲の歌詞、明後日までに欲しいって言ってたけど書けてる?」
千歌「……書けてると思う?」
イラッ
梨子「今! ここで! 書きなさい!」
梨子「私も一緒に考えるから、ね?」
千歌「そうだね、梨子ちゃんとやった方が楽しいし、やる気が出るし!」
テーマは〜〜 ・
・
・
30分後。
千歌「あ、トイレ行ってくるね」
きた。
梨子「ダメ」
千歌ちゃんが立ち上がる前に言い放つ。
千歌「なんで……」
梨子「忘れたの?」
今日の目的は?
千歌「……トイレトレーニング」 千歌「で、でも! いきなりだし……心の準備とかできてないよ」
梨子「心の準備なんているの?」
千歌「う〜」
早くも涙目。睨まれてるけど、それかわいいよ千歌ちゃん……。
梨子「最後にトイレ行ったのはいつ?」
千歌「……1時間くらい前?」
梨子「普通、4時間に1回トイレに行けば平気なのよ」
梨子「だから、千歌ちゃんのそれは『気のせい』」 千歌「そ、そんなわけない! 今だってすごく行きたいし」
梨子「昨日言ったけど、それは精神的に弱ってるからなの。身体はまだまだ耐えられるんだから」
時計をチラ見。
梨子「最初だし、あと30分我慢して」
千歌「無理無理! 千歌もう限界なのに!」
漏れちゃう……なんて、半泣きの千歌ちゃんかわいすぎだよ〜。
梨子「千歌ちゃんのことを思ってのことなの。身体が今の状態に慣れちゃったら、ほんとに大変よ」
千歌「でもこれ気のせいじゃなくて、ほんとに漏れそうなやつで!」 梨子「もし本当におもらししちゃっても、私は全然気にしないよ?」
カーペットだけど、千歌ちゃんのならいいし。……まあ、別の意味で気にするけど。
千歌「おもらしって、その言葉使わないで。なんかその、めちゃくちゃ恥ずかしいからぁ」
赤面する千歌ちゃん、ヤバい。
梨子「何度も言ったでしょ、それは身体が勘違いしてるだけだって」
梨子「ま、騙されたと思ってあと30分くらい我慢してみてよ」
千歌「ん〜〜!」
モゾモゾしてるけど、無視。 短いけどここまで
エロ入っても思ってたより筆が進まないので困惑、明日から気持ち入れ替えて頑張ります 保守ありがとう
忙しい時期続くから木曜の夜までかかります… しんたんいね?
おとやでおと どことーるとかやないんで ほうだい からのほうがいやで 遅れるんならわざわざ保守して貰わないで新スレ建てた方が効率よかったのでは? 作者からなんの報告もないとエタったんではないかと不安になるな 性癖全開のSS書いたら一番盛り上がるところで賢者モードになって
完結がままならない事はよくある話 一回約束破ったら出て来づらいのはあるよな……わかるよ……
いやわかんねえよボケカスはよ おいおいお前ら、彼は"本格派"だぞ
時間がかかろうが本物を見せてくれるさ 待たせて申し訳ないです
こんなこと言っちゃいけないとわかってるけど、リアルが忙しすぎるのもあって、書くのめんどくさくなってしまってます
無駄にストーリー組んだのが間違いだった
合間合間をすっとばして、エロシーンだけの短編集路線に変更しても良いなら書けます
とりあえず、>>158の続きが今日の夜に投下されなかったら、このスレは落としてください…… 今はそれで妥協してやってもいいがそれすら書かなかったらこの板潰すは 1は無理にエロ書かなくていいと思うぞ。
俺は志満姉に打ち明けた後の高海家の様子が
見たい。美渡姉とか絶対事情を察してるけど
妹のためを思って気づいてないふりしてる
パターンだろこれぇ 別にエロが見たいんじゃない 本格派のおもらしまでの過程が見たいんだよ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています