千歌「未来の私が知ってるよ」
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美渡姉「千歌ー!遅れるよ〜‼」
千歌「わかってる〜!」
千歌「はぁ…はぁ…着いた!」
千歌「いたっ!ん?何この板……⁉」
千歌「に、入学式⁉」
千歌「えっどういうこと…?今日は…っと」
千歌「‼4月7日…な、なな…なんでーーーーっ⁉」
板復帰(NG!:Gather .dat file OK:NOT moving DAT 702 -> 702:Get subject.txt OK:Check subject.txt 702 -> 702:fukki NG!)0.72, 0.81, 0.78
sage Maybe not broken 花丸「マルは…まさか自分がこんなスクールアイドルを始めるだなんて夢にも思わなかったけれど、いつのまにか始めるどころか頂点を目指しててびっくりずら」
花丸「マルは本を読むことが好き。いつだって素晴らしい世界へ連れて行ってくれる本は、本当に偉大だな」
花丸「だからな、マルは優勝して、Aqoursをモデルにスクールアイドルの物語を書きたい!そして、マルみたいな地味な子でも頑張れるって背中を押してあげたいずら!これがオラの目標」
鞠莉「great!私は〜そうね、始めにワガママ言っちゃったようにロックが好き!」
鞠莉「でも、日本だと女性のロック系のアーティストって中々出てこないじゃない⁉それが本当に残念で仕方ないわ」
鞠莉「それはね、やっぱりスクールアイドルにロックテイストが少ないからだと思うの!だから私は…スクールアイドルにカッコよさを求めてもいいって、新しい可能性を作りたいのが目標ね!」
善子「相変わらずぶっ飛んでるわね…でも、それは私も同じ。言っちゃえばかなりの変わり者なんだって自分でも思ってる」
善子「それはさ、私が私を否定するために作り出した偶像で…そんなモノ、いつか壊れてしまうと思ったし、実際すぐに壊れちゃった」
善子「だから私は、壊れた自分を見られたくなくて、学校に、行かなく…なっちゃった」
善子「憎かった。私を除いたみんなは学校で楽しいんだなぁ〜なんて考えたら、余計に。だから最初は千歌たちのことも怖かった」
善子「でも、みんな私を受け入れてくれた。変わり者の私を!それは、本当に嬉しくて、嬉し過ぎて…毎日些細なことでも涙が出ちゃうくらいだった!」
善子「私はそんな優しくて、一緒にいると心地いいみんなとライブが出来る事が心から幸せ!だから、申し訳ないけど目標なんてないの。これ以上求めるものなんて、私にはないのよ」 梨子「よっちゃん…ありがとう。私も一緒にいて、嬉しいよ」
梨子「私、ちょっと前までは考えられなかった世界にいるの。なんでだろう?友達がたくさんいて、人前に立って誰かを笑顔にさせる事をする…昔の私からは考えられないくらい正反対の世界にいるのに、今は不思議とこれが私なんだって思えてくるよ」
梨子「みんな、地味な私に輝きをくれてありがとう。こんな私に、ユメを与えてくれてありがとう‼」
梨子「私は、この大会を経てみんなともっともっと自信を持てる自分になれたらいいな!私の目標は…ぼんやりとしているけれど、こんなものかな♪」
ダイヤ「ぼんやりとなんてしていませんわよ」
ダイヤ「私の目標はもちろん、優勝ですわ!この学校を全国的に有名にするためには最高の手段と言えましょう」
ダイヤ「優勝した暁には入学希望者も激増!輝かしい未来を掴むことが約束されますわよ!」
ダイヤ「…というのは生徒会長としての役割ですわ。私黒澤ダイヤ個人としては…」
ダイヤ「Aqoursの9人で過ごした思い出を楽曲に込めたいですわ」
ダイヤ「私は、素直で純粋で、どこまでも駆け抜けていける、素晴らしい仲間たちと出会えたことへ感謝します」
ダイヤ「そして、何処へ行っても変わらない、同じ想いを共有できるということを決勝の舞台で届けたいですわ」
ダイヤ「離れ離れになっても、何年経とうとも、私たちはAqoursですから」ニコ
ダイヤ「最後、頼みますわよ…リーダー」ポン 千歌「私、高海千歌!みかんが好きな、どこにでもいる普通の女の子!」
千歌「そんな普通過ぎる私が出会ったの、スクールアイドルという存在に‼」
千歌「ふふっそれはとても衝撃的で、本当に頭にガーンって響いたんだ」
千歌「でもね、流石の私もスクールアイドルを始めようなんて、こんな田舎じゃどうしようもないと最初は思ったよ」
千歌「それでも絶対にやる価値はあるって思ったから、とりあえずまずは!って幼馴染の2人に声をかけたら協力してくれて…」
千歌「さらにそこからはもっと多くの人たちが協力してくれて、今では9人もいるとはね…奇跡だよ!」
千歌「この奇跡は、もしかしたら偶然なんかじゃない、必然だったんじゃないのかな。みんなはどう思う?そんなことありえないって思う?でもね、私は、予め用意されていた出会いだったんだと思うんだ」
千歌「この9人だから、Aqoursはあるんだよ。みんな集まって出来たAqoursという奇跡で、今度は優勝という奇跡を起こそう‼」
千歌「私たちなら出来る!ラブライブで優勝‼やってやろうよ!本気をぶつけよう‼」
千歌「新しい未来を作ること、これが私の目標だよ」
千歌「出揃ったね。それじゃあみんな、準備はいい?行くよ!」
千歌「Aqoursーーー‼」
「「「サーンシャイン!!!」」」 千歌「みんなで決意表明したのに…」
千歌「どうしよう…!」
千歌「新しい曲が…全く、思いつかない…‼」
ダイヤ「こうなるとわかっていました」
千歌「どうして⁉」
ダイヤ「ここからはあなたの知らない、先の未来ですから」
千歌「そっか、確かにそうだよね…」
千歌「もうここにいる時間が長過ぎてわからなくなってたけど」
千歌「決勝って、初めての舞台なんだよなぁ」
千歌「今までなんて、通用しない世界。だから新しい曲を作らなきゃいけないんだ」
ダイヤ「全く思い浮かびませんの?」
千歌「…ごめん」コクリ
ダイヤ「あまり追い詰める事は言いたくないのですが、もうあまり時間はありませんわね…」
千歌「そうなんだよ〜!」
梨子「あら、千歌ちゃん今どう?」
千歌「ダメダメなのだ〜‼」 梨子「ふふっやっぱり千歌ちゃんもそういう時あるんだね」
千歌「そりゃそうだよ〜。あ〜本当にどうしよう…」
梨子「前にさ…」
千歌「うん?」
梨子「千歌ちゃんこんな事言ってたよね『未来の私が知ってるよ』って…」
千歌「あははは…確かに言った記憶があるよ。初めて逢えた時だね。でも、本当にそんな感じの気がしたんだよあの時は」
梨子「今はどうなの?私のこと、教えてくれる?」
千歌「うーん、もう長いこと一緒だから新しく梨子ちゃんに言うことなんて、ない!」
梨子「そっかぁ。ふふふ」
梨子「未来の私なら、きっと答えを持ってるはずだよね。聞けたらいいのに…」
千歌「そうだよね〜。この先の私と話が出来たらなぁ〜」
千歌「この想い、歌詞に出来ないかな…?」
千歌「今、ふわっとしたんだよ。不思議な感じ…どんどん書きたいものが湧き上がってくる!」
千歌「梨子ちゃん、今までで一番良い曲にしよう‼」 ねぇ梨子ちゃん!今ね、千歌ちゃん一瞬笑ったよ!
ええっ本当に〜?
うん!本当にホント‼
そっか!また一緒に歌いたいな…ね?曜ちゃん
うん!きっと、すぐに叶うよ‼ ガチャッ
曜「私も歌いたい〜!」
千歌「曜ちゃん!お疲れ様。衣装どう?」
曜「海のイメージって聞いたから海っぽい感じにしたよ!」
果南「ちょっと珍しい配色になってたね。私好きだよ」
曜「本当⁉ありがとう!」
千歌「みんなは?」
果南「振り付け考えてるよ。梨子が作ってくれたメロディーを頼りにね」
梨子「嬉しい!完成楽しみだね」
千歌「なんか私待ちでごめんね」
果南「そんなことないってみんな思ってるから、じっくり考えな」
千歌「ありがと」
曜「千歌ちゃん!」
曜「歌詞、出来たら私に一番に見せてよ‼」
果南「ほらほらもう行くよ〜邪魔しないの」ズルズル
曜「お願いね〜!」
梨子「ふふっやっぱり楽しいね。みんなといるのって」
千歌「私、何世紀でも一緒にいられる自信があるよ」
千歌だって、みんなといる限り、ずっと新しい楽しさが見つかるって、そんな気がするから‼」
千歌「さぁ頑張るよ!優勝まで完全燃焼‼」
梨子「無理は禁物ね?」
千歌「わかってます!」
千歌「誰にも真似出来ない…今の私たちしか作らないものに仕上げたい!今が最高だって、未来の私が言えたらいいな…」 千歌「前日ってどうすごしたい?」
曜「みんなでワイワイ!」
果南「いいね〜楽しそう」
鞠莉「私も賛成♪」
ルビィ「何処かに泊まるのかなぁ〜?」
花丸「羽目を外し過ぎないようにな」
ダイヤ「その通りですわ‼前日というのは最も大切な時間であ…
善子「決勝よ?ある意味最後よ⁉いいじゃない」
ダイヤ「そ、そうですわね…コホン、わかりました」
梨子「…本当にいいのかな?」
千歌「いいんだよ。つまり、今回ももちろんやるよ⁉」
梨子「げっ…も、もしかして…」
千歌「恒例の…枕投げ大会〜!」 果南「はい、前日練習はこれでおしまい!」
善子「はぁ〜疲れた…あっこれ口癖に…」
ルビィ「それだけ毎回全力ってことなのかも」
果南「おっいい事言うね〜」
鞠莉「いい汗かいたし、温泉行く?」
花丸「マルもついて行くずら〜」
ダイヤ「今更ながら、学年超えて仲が良い事は喜ばしいですわね」
千歌「そうだね、言われてみると」
曜「私たちもお風呂いこ〜?」
梨子「千歌ちゃん、私と曜ちゃん先に行ってるよ?」
千歌「うん!わかったよ後で行く!」
ダイヤ「…どうしました?」
千歌「これが、最後なんだなぁって思って」
ダイヤ「それはこちらの世界で過ごす事が、という意味ですか?」
千歌「うん、なんだか寂しいよ…」
千歌「前は帰る手段を模索してたのに、今は帰りたくないの!」
ダイヤ「決して今生の別れというわけではないのですから…向こうへ行ってもAqoursはAqoursですわよ」
千歌「わかってるよ。わかってるけど…でも…」
ダイヤ「迷いが生まれたら負けますわ」
千歌「…明日だもんね。ごめん、切り換えるよ」
千歌「これが、私の望んだ世界の終わり…」 千歌「いよいよ私たちの番だよ」
善子「言わなくてもわかってるわよ」
梨子「もう緊張はしない?」
善子「何故かね…少しもしないの」
鞠莉「楽しもうって思っているのよ♪」
ルビィ「楽しむ…!」
ダイヤ「良い意気込みですわ。楽しみましょうか」
果南「こんな舞台だもんね。楽しまなきゃ損だよ」
曜「見て見て〜!私たちAqoursの名前があんなに大きく!」
花丸「なんだか、嬉しいな。やる気が出てくるよ」
千歌「ここから先どうなるかなんて、誰も知らない」
千歌「でもね、私…一つ知ってることがあるんだ」
千歌「それはね、今この場所で…私たちが一番輝けるってこと!」
千歌「みんな、行こうか」
千歌「さっきの答えはここにあるんだから」
千歌「未来の僕らは知ってるよ」 千歌「本気をぶつけあって」
千歌「手に入れよう」
「「「未来を‼」」」 千歌「あの日、私たち一番輝いていたかな?」
梨子「もう…変な事聞くんだから」クスッ
善子「これを見れば火を見るよりも明らかでしょ‼」
曜「ラブライブの優勝旗‼」
ルビィ「夢みたい…こんな、光景…」
ダイヤ「みんな本当によく頑張りましたわ」
花丸「マル、これからが見えてきたよ。自分がどうしたいのか」
果南「楽しみにしてるからね」
鞠莉「なんだか、あっという間ね」
鞠莉「みんなでうちに来た時なんかはびっくりしたけど、あれからずーっと楽しかったわ‼みんな本当に大好き!」
千歌「鞠莉ちゃん…私だってみんなのこと大好きだもんっ‼」
千歌「あの日のことは、ずっとずーっと忘れない‼」
ダイヤ「千歌さん…」
ダイヤ「そろそろ、ですわよ…」
千歌「うん、わかってる」
千歌「みんな、今まで本当にありがとう」
曜「えっ何?千歌ちゃんどっか遠くに行っちゃうの?」
千歌「うん、ちょっとね…」
曜「嫌っ!そんなの嫌‼ずっと一緒だって約束したじゃん‼」
果南「こらっ曜‼」
曜「…ごめん」
果南「千歌」
果南「その目、本気だね。詳しいことなんて聞かないよ」
果南「…帰ってこなくていいから」
善子「ちょっと!それどういうこと⁉」
鞠莉「きっと、ちかっちは遠くへ行ったきりなの…」
ルビィ「そんなぁ…もう、会えないの…?」
花丸「ううん、そんなことはないずら。この空の下心が通じあっていれば、きっといつかまた逢えるから…」 果南「ダイヤは同伴?」
ダイヤ「ええ、私が送りますわ」
果南「…そっか。気をつけてね」
果南(なんでだろ…今頃になって思い出した)
果南(あのAqoursの文字、なんで見覚えがあったのか…)
果南(生徒会室の不要紙入れに書いてあったっけ…本当なんで今頃なんだろ)
果南「さっ、それじゃ笑顔で送ってあげよっか」
曜「り、了解であります!全速前進ヨーソローー‼」
千歌「……‼」
ルビィ「千歌ちゃん、どこへいっても頑張ルビィ!」
花丸「毎日しっかり食べるずらよ⁉」
鞠莉「シャイニーな毎日を過ごしてね」
善子「なっ舐められないように必殺技を教えてあげるわ!行くわよっじゃーんけーんポン!」
善子「負けた…」
千歌「ふふっ変なチョキ出してる…」ポロ...
梨子「千歌ちゃんが言ってくれた大丈夫って言葉、いつも私の励みになってるの。だからなんだってやれる気がする!私もたまには思いっきり考えなしに海に飛び込んでみるから‼」
千歌「あはは…無理は禁物だよ…⁉」ポロポロ
ダイヤ「それでは行きますわよ」
千歌「…もし今になってやめたいって言ったら?」
ダイヤ「ブッブーですわ‼」
千歌「…よかった」 コロ...
千歌「ん?なんだろう」
千歌「あっこれは…ハートの磁石?」
千歌「…病室だ」
千歌「と、いうことは…」
千歌「戻ってきたんだ!」
千歌「でもまだ誰もいない…待ってたら誰か来るかな〜」
「…それで、あの…」
「うんうん…」
千歌「お⁉話し声が…」
曜「う、うそ…」
梨子「夢じゃないよね?」
千歌「おはよう、2人とも」
曜「うわぁぁあああん!千歌ちゃん!千歌ちゃん‼」ポロポロ
梨子「よかった…本当によかったよ…‼」ポロポロ
千歌「心配かけてごめんね。もう大丈夫だよ」 曜「手が冷たいからダメだと思ったよ〜‼」
千歌「あっ確かにそうだったかも…だから握っててくれたんだね。ありがとう!」
千歌「曜ちゃん…リボンが赤だ…」
曜「えっ?」
千歌「ん、なんでもないよ」
梨子「どう?身体の調子は⁉痛いところとかない⁉」
千歌「うん、大丈夫大丈夫」
千歌「ずっと来てくれてたんだよね。梨子ちゃんもありがとう!」
梨子「千歌ちゃん、もう怪我しちゃダメよ?」
千歌「あはは、気をつけるよ」
梨子「あの後ね、善子ちゃんが遂に真相を突き止めたんだよ。轢き逃げの証拠を見つけたの」
千歌「本当⁉すごいなぁ…」
曜「あとねあとね!千歌ちゃんが眠っている間にね、1着衣装を作ってみたの‼」
千歌「本当⁉見たい!」
曜「もちろん用意してあるよ!じゃーん‼」
千歌「…信じられないけど、こんなことってあるんだね」
千歌「あのね、実は私も曲を作ったんだ」
千歌「タイトルは…」 おしまい
本当に長い間お付き合いしていただきありがとうございました 乙です
アニメもこっちも終わってしまった…
ラストの展開が熱くて本当に良かったです うわぁー終わってしまった…
最初の頃の日常風景とラストに向けた
熱い展開、最高でした!ありがとうございました ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています