日本ヒップホップ協会は6日、ロックバンド黒夢(解散)元メンバーでロック歌手の清春さんに対し、
ヒップホップの文化を否定しアーティストを侮辱したとして、謝罪広告の掲載と1000万円の損害賠償を起こすことを明らかにした。
訴えによると清春さんがロック向け雑誌「ROCKIN'ON」や「ROCKIN'ON JAPAN」のインタビューでヒップホップについて、
「豚が念仏を唱えているようなもので、歌詞も犯罪を煽る内容ばかりでLINEにも劣る」など批判した上で、
「日本の中高生がタトゥーを入れるようになったのはヒップホップのせい。僕が言える立場ではないが、
ヒップホップアーティストとサッカーのせいで日本人の品位は限りなく低くなった」
などとヒップホップを批判する発言を繰り返した。
日本ヒップホップ協会の鎌田喜人会長は「ヒップホップもロックも互いに良さを認めリスペクトしあわなければならないのに、
清春氏のディスりはヒップホップやアーティストに対する侮辱や偏見を助長する以外何物でもない。是が非でも謝罪させ賠償させる」
とコメントした。
これに対して清春氏側は所属事務所を通し、「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。