違法サイトを糾弾して誰が一番得をするのでしょうか?
まず、漫画家は得をしません。
「違法サイトを取り締まれるのは出版社だけだ」ということで、
出版社が再び著作隣接権を主張し始めるかもしれないし、
電子出版権のような新たな概念を作り出すかもしれません。
あるいは既存の読み放題サービスがこんなことを囁くかもしれません。
「このまま違法サイトを野放しにしておくと漫画は衰退してしまいます。
だったら、ウチに合法的にコンテンツを流しませんか?
違法サイトを駆逐できるのはそれ以上に便利な合法サービスだけです」
漫画家は違法サービスを駆逐したいがばかりに、
作品を安く買い叩かれてしまうかもしれません。
僕にはこのネガティブキャンペーンがKindle unlimitedの営業活動に見えてしまうときすらあるのです。

漫画家の皆さん、問題のあるサイトを叩くことは簡単ですが、その前に権利は自分の手元にあるでしょうか?

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