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バトルロワイヤル外伝 もしもコインが「オモテ」だったら
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0001名無しんぼ@お腹いっぱい垢版2018/07/21(土) 12:42:56.99ID:V7TdS7P20
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0002名無しんぼ@お腹いっぱい垢版2018/07/21(土) 14:47:55.53ID:V7TdS7P20
沼井「・・・もう少しだっ」

沼井「―――もう少し先に」

"ボスが待っているっ!”

"何がプログラムだっ!?何が「殺し合いをしなさい」だっ!?”

"テメエ等政府の指図なんか、誰が受けるか!!”

"オレに命令を降ろせるのは・・・”

沼井「ボスッ」

"オレのボスである桐山和雄ただ一人だっ!!”

"見てろよっ!!政府の野郎どもっ!!”

"ボスが・・・桐山ファミリーが・・・”

沼井「ボスッッ!!」

"テメエ等をぶっ潰してやるぜぇっ!!”

ヌルゥッ

"!?”

桐山「足下に気を付けろ 充ッ "それ”はなんだかよく滑るっ」
0003名無しんぼ@お腹いっぱい垢版2018/07/21(土) 14:50:16.28ID:V7TdS7P20
沼井「な 何だァ!?こりゃあっ」
沼井「ひっ・・・」

黒長・笹川「っと、あぶねえ!!」

沼井「博ィッ 竜平ッ」
沼井「ボス こいつは一体」

黒長「苔らしい、俺も慌てて登ろうとしたらコケかけてな、でも怪我しちまったのもいるんだ・・・」

桐山「人間って脆いな 充・・・」

沼井「へっ!?」

桐山「簡単に壊れてしまう」
0004名無しんぼ@お腹いっぱい垢版2018/07/21(土) 14:51:05.45ID:V7TdS7P20
金井「・・・よっ 沼井っ」

そこには、頭部を制服の袖か何かで、現代医学技術上最良の処置をされた金井泉がいた

沼井「金井っ・・・ 金井泉もボスを頼ろうとしたんスかっ!?」

桐山「金井はたまたまここにいたんだ」

沼井「こんな何も出来ねえ女の子をボスがっ・・・」

桐山「・・・充・・・オレはどちらでもよかったんだ」

沼井「どっちでもって ボス 何が?」

桐山「今回の"こと”にしても・・・オレはどちらでもよかったんだ・・・」

桐山「オレは南の端に来た・・・ 金井がいた 金井は逃げようとして転んで怪我をしてしまった」

桐山「・・・そこでオレは   コインを投げたんだ・・・」

桐山「裏が出たらこのゲームに乗る・・・ そして表が出たら・・・」

桐山「お前の言うとおり・・・」

桐山「・・・連中と・・・戦うっ」

沼井がふと視線を下げると、目の前の砂浜に500円玉の「オモテ」が月明かりによってきらびやかに、神々しく輝いていた
0005名無しんぼ@お腹いっぱい垢版2018/07/21(土) 14:52:07.35ID:V7TdS7P20
政府との闘いを決意した桐山とその手下たちと金井は禁止エリアを避けるために歩いていた

突然、国によって強制をされたクラスメートとの殺し合い。だがしかし沼井には一切の不安はなく、
むしろその1メートルにも満たない先を歩く、自らが心棒した一人の人間が言いようのない希望や期待感を作ってくれていた

沼井「ボスっ さっきからその首輪をいじってますが、危ないっすよ、だって嘉門のやつが・・・」

ふいに桐山が振り返り、沼井そして黒長、笹川と金井に向けてそっと口元に人差し指を当てた

クイッ

桐山はその人差し指はそのまま、近くにあった木の幹を指した。

4人がその幹に近づくと、桐山は制服のボタンをブチっとちぎりその幹に刺して削りはじめた

4人がその動きを、文字と認識するまではさほど時間はかからなかった。

"オレたちの かいわ とうちょう されてる これからは だいじな ことは これでつたえる”
0006名無しんぼ@お腹いっぱい垢版2018/07/21(土) 14:52:39.65ID:V7TdS7P20
4人は顔を合わせ、不安と期待の入り混じった表情で、そして沼井と金井は目に涙を浮かべ、4人は静かに大きくうなずいた。

その直後、二度と聞きたくないあの嫌な声が大きく響いた

嘉門『皆さーん おやようございまーーーーす。 担任の嘉門米美でーす』

嘉門『午前6時になりましたー みんな元気にやってるかあ?』

嘉門『それじゃ これまでに死亡したお友達の名前を言うぞーーーっ!! まずは男子からでーす』

嘉門『男子出席番号1番 赤松義生君』

嘉門『3番 大木立道君 20番 本渕恭一君 21番 山本和彦君 ・・・』

嘉門『次は女子でーす 3番 江藤恵さん 4番 小川さくらさん 14番 天堂真弓さん ・・・』

嘉門「みんなァ もっとがんばれるぞっ 先生応援してるからなーーーーっ!!」

金井「う、うそぉっ・・・」

黒長「もう、そんなに・・・・か・・・っ・・・・」
0007名無しんぼ@お腹いっぱい垢版2018/07/21(土) 14:53:32.74ID:V7TdS7P20
しばらく歩いた頃、不意に東側の高台から大きな声が鳴り響いた

『みんなァーーーーーッ!!あたしの話をきいてェーーーッ!』

『そうよっ!!みんな戦いたくなんかないわよねっ ここまで来てぇっ!』

『みんなーーーーー!!ここに集まろーーーー!!!』

『戦いはやめてここに集まってーーーーっ!!』

沼井「・・・!な、なんだっ」

金井「・・・・・・・ゆ、雪子ぉっ ・・・友美子ぉっ・・・」
沼井、黒長、笹川、金井は一斉に桐山を見た
桐山は、その展望台を凝視しながら、ゆっくりと両手を静かに上から下に下げ、待機という指示を送った

その直後であった――――

"ダアアアァァァァッ―――――”

ここからさほど遠くない辺りから大きな銃声が響いた

金井「ひっ・・・!」

そしてすぐさま展望台からスピーカー音が響く

『みんなァ やめてェーーーッ!!!』 

『そうよっ みんな戦いたくないはずよォーーーッ!!!』

『ここに来てーー』
0009名無しんぼ@お腹いっぱい垢版2018/07/21(土) 17:00:01.94ID:7EIcsf1g0
マジでそういう外伝始まったのかと期待して開いたじゃねーか!
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