四季「あ、いた」
てくてく
四季「待たせてごめん、途中でちょっとナンパされて遅くなった」
四季「No problem、ちゃんと断ったから」
ぎゅ
四季「キミ以外の男と付き合う気はない」
四季「ここは……」
【クワガタショップ】
四季「……うん、クワガタ……好き」
そわそわ
四季「……ふふ、クワガタ……ふふっ」
四季「わぁお……ここが……Heaven……………」
四季「すごい、輸入クワガタの生体も……」
四季「こっちはグッズもある……これ現地のハンドメイド品だ、すごい……すごい……すごいっ」
四季「ご、ごめん……ついキミを置いてきぼりに……」
四季「うん、お店に入ったばかりだけど、すごく楽しい……ありがとう……あ」
くいっ
四季「あの……キミはクワガタ触れる？あっちで生体と触れ合えるみたい、もし良かったら一緒に……」
四季「……それなら良かった、それで……できれば写真……君と一緒の写真を撮りたい」
四季「初めての彼氏とクワガタデート、うん」
四季「……あの、すみません、触れ合いを……はい」
四季「……クワガタ、かわいかったね、あのパラワンオオヒラタくん、かっこよくてかわいかった……」
四季「うん、ニジイロクワガタも綺麗だったね、輸入禁止の子だから日本のブリーダーさんが育てたのかな」
ぴらっ
四季「……へぇ……このお店、クワガタをストレスがかかりすぎないようにケアとローテーションも管理してるみたい」
四季「バイトするときはここで働きたい」
四季「だって、いつもデートするときはキミに出してもらってるから……いくら社会人だからって大変じゃない？」
四季「……私のためならって……そういう無理はよくないと思う、そう、だから次から私も……」
四季「本当に無理はしてない？……なら、うん……」
ぎゅっ
四季「でも、いつもわがままを聞いてもらってるし……たまには何かキミに……これ？」
四季「お揃いの標本ストラップ……うん、買う」
四季「私からプレゼントさせてほしい」
四季「次のショップも近いの？」
四季「わかった、このまま歩いて……」
【ランジェリーショップ】
四季「…………………………は？」
四季「はぁ……さっきのときめきを返してほしい」
四季「どうせえっちなことが目的で………」
四季「え……ああ、この間キミがダメにしたブラのことは気にしなくてもいいのに」
四季「無理やりされてみたいって言ったのは私だし、元々サイズが合わなくなってたものだから」
四季「……うん、それでキミの気が済むのなら」