0001名無しで叶える物語(たこやき)2022/08/12(金) 21:20:19.78ID:PkC/q45w
代行
ᶘイ^⇁^ナ川「栞子さん! 栞子さん!」
栞子「しーっ。イナ川さん、生徒会室では静かにしていてください」
ᶘイ^⇁^ナ川「……はい」シュン
副会長「会長。この件なのですが……」
栞子「はい、どれどれ……」
ᶘイ^⇁^ナ川「暇です〜」
ᶘイ^⇁^ナ川「……おや?」
ᶘイ^⇁^ナ川「この窓から部室棟が見下ろせますね」
ᶘイ^⇁^ナ川「どれどれ、同好会の皆さんは練習に励んでいるでしょうか〜」
ᶘイ^⇁^ナ川「…………」
『部室棟の屋上には、同好会の面々が揃っていました』
『マネージャーの侑さんを始め』
『歩夢さん』
『かすみさん』
『しずくさん』
『果林さん』
『愛さん』
『彼方さん』
『せつ菜さん』
『エマさん』
『璃奈さん』
『ミアさん』
『ランジュさん』
『栞子さん』
『私はほぼ反射的に、後ろを振り返りました』
ᶘイº⇁º;ナ川「……」
栞子「ええ。ですから予備案をいくつか用意しておいて……」
『そして、もう一度屋上を確認』
『そこには、間違いなく三船栞子の姿があります』
『今、生徒会室にいるはずの栞子さんが、何故か部室棟で同好会メンバーと混じり、練習している……』
『つまり、同じ人間が同時に二人、別々の場所に存在していることになります』
ᶘイº⇁º;ナ川「……栞子さん」
栞子「はい。どうかしましたか?」
ᶘイº⇁º;ナ川「……いえ、なんでもないです」
『私の目の前にいるこの栞子さんは本物だと、根拠はないけど確信していました』
『だとすると……』
ᶘイº⇁º;ナ川(向こうにいる栞子さんは、一体何者……!?)
栞子「……それでは今日はここまでにしておきましょうか」
栞子「さて、イナ川さん。同好会へ行きますよ」
ᶘイº⇁ºナ川「!?」
栞子「……どうかしましたか?」
ᶘイº⇁ºナ川「あ、いや……」
『二人の栞子さんを会わせてはいけないという直感が働き、私は同好会へ向かうのを阻止しようと試みました』
『しかし、私がなんと言って止めればいいものか思案している間に、栞子さんはズンズン近づいていきます』
ᶘイº⇁º;ナ川「し、栞子さん! 今日はいいお天気ですね!」
栞子「そうですね。絶好の練習日和です」
ᶘイº⇁º;ナ川「日和ではありません!」
栞子「イナ川さん……?」
『そうこうしている内に……』
『着替えを済ました栞子さんは、屋上に到着してしまいました』
ᶘイº⇁º;ナ川「…………」
『そこに、もう一人の栞子の姿はありませんでした』
ランジュ「栞子。おかえりなさい」
栞子「……? ただいま帰りました?」
ᶘイº⇁ºナ川(見間違い……だったのでしょうか?)
『その後、普通に練習は行われ、何事もなく終わりました』
ᶘイ^⇁^ナ川(やっぱり気のせいでしたね!)
ᶘイ^⇁^ナ川(栞子さんが二人もいるはずありません!)
栞子「イナ川さん。一緒に帰りましょうか」
ᶘイ^⇁^ナ川「はい!」
ᶘイº⇁º;ナ川「──!」
『突き刺すような視線を背中に感じていましたが……』
『私は気付かぬふりをして、栞子さんと共に家路に着きました』
―――――
――
ᶘイ^⇁^ナ川「結局のところ、あれが幻だったのかどうかはわかりません」
ᶘイ^⇁^ナ川「私自身、栞子さんに関して思うところがあったため、あのようなドッペルゲンガーを見たのかもしれませんし……」
ᶘイ^⇁^ナ川「……いえ、余り深く話すべきではないですね」
ᶘイ^⇁^ナ川「それではいつものやつで、この話は締めましょうか」
ᶘイ^⇁^ナ川「嗚呼、怖いなぁ……怖いなぁ……」
第三話 おわり
なんだこの怖いどころかほっこりするスレは
長く続いてほしい
0050名無しで叶える物語(らっかせい)2022/08/13(土) 02:21:04.80ID:P4gbiukK
もえぴとぴとぴっぴさんがいるからまぁ栞子も似たようなもんやろ……
てか >>6 の村の一件って何?過去スレあんの? 0051名無しで叶える物語(たこやき)2022/08/13(土) 03:13:33.61ID:+MZ5yXUo
面白いな
ここまの話の共通項は何かの伏線なのか
いずれにしろ楽しみ
0053名無しで叶える物語(茸)2022/08/13(土) 08:02:39.88ID:WGSbO+Cr
イナ川は肩に乗るサイズなのか
ノーパン候補は歩夢栞子を除いてその場にいた
かすみ愛エマ果林侑ランジュか
0067名無しで叶える物語(らっかせい)2022/08/20(土) 09:53:58.30ID:MEgxXdnO
ってぃ