0001名無しで叶える物語(しまむら)2019/12/05(木) 06:27:13.75ID:Ciq8/ghB
〜音ノ木坂学院・屋上〜
/cV´ _V`V
. U | ヒュウウウウウウウ……
| |
U U
─────────┐
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│
〜地上〜
やじうまザワザワ……
海未ママ「海未さんっ!!」悲痛な叫び
海未ママ「なんて愚かな事をしてるのですか!!」
海未ママ「そんな馬鹿な真似は、今すぐ辞めなさい!!」
理事長「聞きましたか!?園田さん!!」
理事長「これ以上、お母さんを悲しませないで下さい!!」
_人人人人人人人人人人人人人人人_
> 放っておいて下さい!!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
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海未「私、もう生きていくのが嫌になったんです!!」
海未「ここから飛び降りて、私は死にます!!」
海未ママ「海未さん……」
海未ママ「……ううっ」
海未ママ「うううぅぅぅぅ……」ハンカチ片手にすすり泣き
理事長「園田さん……気を確かに……」海未ママを介抱
〜再び屋上〜
海未「………さようなら」
海未「さようなら……お父様、お母様」
海未「海未は親不孝な娘でした……」
海未「園田家を穢した罪は、死を持って償います……」
屋上の扉バタンッ!!
海未「!!??」後ろ振り返り
穂乃果「はぁ……はぁ……」肩で息
穂乃果「……何してるの、海未ちゃん」冷たい目
海未「…………穂乃果」
ことり「海未ちゃあん……」涙目
ことり「やめてよぉ……自殺だなんて……」
海未「ことり……」
海未「そ……それに、みんなも……」
絵里「早まった事をしないで!!海未!!」必死な形相
絵里「死んで解決する事なんて、この世にひとつもないわよ!!」
海未「下手な説得は聞きたくありません!!絵里!!」
海未「あんな動画が出回っては、もう死ぬしかないじゃないですか!!」
穂乃果「うっ……」
☆☆☆件の動画の内容☆☆☆
穂乃果『μ'sチャンネルを見ている皆さん、こんにちは〜〜!!』
穂乃果『私たち2年生ズは今、浅草に遊びに来てま〜〜す!!』元気いっぱい
穂乃果『これから3人で、浅草の名所を散策しようと思います!!』
ことり『ねえねえ!!見てよ、アレ!!』指差し
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Yト仝i仝i仝i仝i仝i仝i仝i仝i仝iィiィiィiィィ′
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ことり『テレビでよく見る、変なオブジェがあるよ!!』
海未『ああ、あれはアサヒビールの本社ビルですね』
穂乃果『へぇ〜……』感心
穂乃果『海未ちゃんって、ほんと物知りだねぇ』
ことり『でもなんで、あんなのがビルの屋上にあるんだろうねぇ〜〜』
μ's ch 二年生組と行く
浅草巡り
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' : : :ハ : : : 从 _,;ン=≠ミ / '⌒゙ヾ;ハl : / ,
ハ : : : ::::\ : : {い '´ {:リ::/ /
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// :}l : : :::\ヽ\::.\ イ
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{ / : : : :::::::/ { \ _ __{ト、::::::l::::::| i
-ヘ¬ー----‐く , /ハ / | { ` ー ┴---‐へ
/ \ , 'r‐…‐┴-,n/ ̄jヽ lハ
/ ヽ | \ . -‐{_}‐‐< ヽ l ',
' | / /j{ヽ \ } │ l
| l └----く ハ / | l
| l /\ / } /\ ヽ| |
γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
|なんだか、ウンコみたいですよね |
乂______________ノ
ことほの『』ギョッ
海未『……………………あ』
海未『いいいいいい今のはカットして下さいよ!!カット!!////』ハサミのジェスチャー
海未『というか、そういう連想してしまうのはしょうがないじゃないですか!!////』開き直り
海未『どうせ皆さんも、心の中でそう思ってたのでしょ!?////』
ことほの『…………海未ちゃん』ドン引き
☆ ☆ ☆ ☆
海未「私、言いましたよね!!」
海未「何度も念押しして、あの発言はカットして下さいって!!」
海未「なのに……」
海未「なのに……」拳グッ
海未の体プルプル……
海未「なんでノーカットで、YouTubeのμ's公式チャンネルにアップロードしてしまったのですかぁぁぁぁ!!!!」
にこ(編集担当)「…………ご、ごめん」
にこ「ついうっかりして、切るの忘れちゃった……」
凛「嘘は良くないよ、にこちゃん」ジト目
にこ「!!」ギクッ
凛「凛、知ってるよ」
凛「にこちゃんが動画の編集作業をしてる時、ゲラゲラ笑いながら……」
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|i:::::::::::::::::::::::|::i:::/ ::::::::::::iハ{ \ 爪(_ リ /}:::::: / // 1:::::::::::::::|
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. 八:::::::::::::::::::::l ! ::::::::::i| || 爪(_ }i .::::::::::::::::/i|
/ ゚ ,:::::::::::::::小 /|::::::::::::i| || /\ ′ ヾ少 〃 /::::::::::::::::/ j{
,ノ :,::::::::::::::i / ;:::::::::: i| リ { \ :.:.:.:. ¨¨`彡::::::::::::::::/ ,
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ニニニニニニ|::::::: { l:|\ ;:::: ハi| ー‐ .イ /イ/ / /
ニニニニニニ|::::::: | l:| 丶 :,:::{ ||\ /|:::| / /
ニニニニニニ|::::::: | レ \}::| || /\____,,,... ィ:::::::::|:::|
ニニ二二八:::::{\ /t| リ./ { 小:::::::::::::::::::|:::|
ニニニニニニ=/\} : 丶. / i| ∧ } | |:i{:::::::::::::::: |:::|
ニニニニニニ/: : : : : : : :\ ハ/ } ノ | |八::::::::::::: ハ::|
にこ『こんなゲラ爆なシーンをカット!?冗談言わないでよねぇ!!』ゲラゲラ
凛「……って、一笑に付してたのを見たもん!!」
にこ「うっ……」冷や汗
真姫「なんて事をしてくれたのよ……にこちゃん」
希「海未ちゃんが死んだら、にこっちの責任やで」
花陽「にこちゃん……」
久保「サイテーだよ」ボソッ
にこ「わ、悪かったわよぉぉぉぉ!!!!」涙目
穂乃果「あ!!でもさぁ、海未ちゃん!!」必死
穂乃果「あの動画、海未ちゃんのウンコ発言のお陰で、歴代最高数の再生数を記録したんだよ!!」
穂乃果「こんなにバズっておいて、一体何が不満だというの!?」
海未「全部です!!全部!!」
海未「只でさえ、日頃からウンコキャラが付きまとっていたのに……」
海未「これでより、その傾向に拍車が掛かってしまったじゃないですか!!」
海未「ウンコキャラで生きるくらいなら、死を選びます!!」
(と、海未は再び前へ向き直り––––)
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. U | ヒュウウウウウウウ……
| |
U U
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│
海未「とにかく私は、ここから飛び降りて死にます!!邪魔しないで下さい!!」
穂乃果「そんな!!考え直して……」
(その時、一陣の突風が吹き荒れた––––)
ビュウウウウウウウウッ!!!!
海未「ひっ!!!!」
体グラグラッ!!
8人「!!!!!!!!」
海未「あっ……!!あっ……!!」イナバウアー
足踏み外しっ!!
地上のやじうま「キャアアアアアアアアア!!!!」
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> いやああああああああああああ!!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
/ ⌒)
ノ / r´`ヽ
( ノl ノ /
) l ( _ノ
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ヒュウウウウウ!! | l / /
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ヽ ' /
) l
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/ ト、
n _________ノ ノ( ヽ、_______n、
と⌒____,____ 、_, ________,___彡
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海未「」
海未「……」
海未「…………え?」
ブラ〜〜ン……
海未「わ……私」
海未「宙に……浮いてる……?」
????「…………よかった」ホッ
????「間に合った……」
海未「!?」顔見上げ
海未「あ……」
海未「あなたは……一体……」
(あわや転落––––と思われた海未の体を、突如現れた謎の人物の右腕が、必死につなぎ止めている)
穂乃果「え……何?」
穂乃果「誰なの?あの人……」
(海未の転落と同時に、反射的に屋上の淵へ駆け寄った8人だったが、人が宙に浮いてるという不思議な光景に、ひどく目を丸くしている)
ことり「人が……空を飛んでる……」
絵里「何かに跨ってるけど、アレって……」
真姫「よく見えないけど、何やらデッキブラシみたい……」
希「ひょっとして……魔女?」
????「ジッとしていてね……」
シンガー「このまま、屋上へ移動するから……」
そのまま上空へスーッと飛行……
(海未を助けに飛来して来たのは、デッキブラシに跨った謎のシンガーだったのだ)
シンガー(あの日、私は何も出来なかった……)
シンガー(海未ちゃんが地上へ落下していくのを、ただ呆然と見ているしかなかった……)
シンガー(海未ちゃんのお葬式の帰り道、私は心の中で何度も何度も祈った……)
シンガー(力が欲しい……)
シンガー(過去に遡って、海未ちゃんを救い出せる力が欲しい……)
シンガー(その結果、私は魔力に目覚めたんだ……)
シンガー(それから数年間、魔力のトレーニングを重ねた末に、ついに覚えた時間移動の能力で……)
シンガー(助けに来てあげたよ……海未ちゃん!!)
〜屋上〜
海未「…………」呆然と地面にへたり込む
穂乃果「………海未ちゃん」安堵の表情
ことり「海未ちゃあん……」涙をいっぱい溜めて
海未「……穂乃果……ことり」
海未「…………わっ」急に襲う悪寒
海未「私は……私は……」お口ワナワナ
海未「なんて、浅はかで馬鹿なマネを……」
海未「〜〜〜〜〜〜〜〜」涙ぶわっ
ことほの「海未ちゃああああん!!!!」もらい泣き
2人がかりで、海未をハグッ!!
海未「ほのかぁぁぁぁ!!ことりぃぃぃぃ!!」号泣
ことほの「…………」
ことほの「うっ」しかめっ面
プ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!
ことり「う、海未ちゃん……」
ことり「ひょっとして……」
穂乃果「恐怖の余り……漏らしちゃった?」
穂乃果「…………ウンコ」ボソッ
海未「!!!!!!!!////」瞬間沸騰
海未「い、いいじゃないですか!!ウンコぐらい!!////」逆ギレ
海未「だって、もの凄く怖かったんですから!!////」
海未「死ぬぐらいなら、ウンコキャラを選びます!!////」
花陽「ウンコキャラを受け入れちゃったのぉぉぉぉ!?」
凛「さっきは、あんなに嫌がってたのに……」
にこ「人間、死ぬ思いをしたら考えを改めるモノなのね……」冷ややか
シンガー(……これで)
シンガー(これで、私の役目は終わった……)
シンガー(あとは、元の時代に帰れば……)
シンガー(きっと、海未ちゃんが生きてる世界に変わってるハズ……)
シンガー「3人とも……」
シンガー「いつまでも、その友情を大切にね」
ことほのうみ「…………えっ?」
シンガー「それじゃ、私はもう帰るから」清々しい顔
穂乃果「あっ……あのっ!!」
穂乃果「せめて、名前だけでも教えて……!!」
シンガー「…………」
シンガー「いつか……」
穂乃果の目を見つめながら……
シンガー「いつか、判る日が来るとだけ言っておくよ」
穂乃果「えっ?」キョトン
(と、謎のシンガーが再びデッキブラシに跨り––––)
シンガー「みんな〜〜!!達者でね〜〜!!」
(万感の笑顔で手を振りながら、飛行準備に入った…………その時)
屋上の扉バタンッ!!
役人「動くなぁっ!!」拳銃構え
9人「!!!!????」
シンガー「あ……あなたは?」
役人「世俗裁判所の者だ」手帳見せ
穂乃果「さ、裁判……!?」
役人「お前だな?デッキブラシに乗った魔女とやらは」
役人「近隣の住民から、通報があったぞ!!」
シンガー「え……?あ、あの……」
役人「大人しく投降してもらおうか」ジャラ……
穂乃果「あ……手錠……」
手錠ガチャンッ!!
シンガー「ちょっ、ちょっと!?」
デッキブラシ取り上げ!!
シンガー「あっ!!」
役人「ふん……」軽蔑しきった目
役人「魔女は箒に乗るモノだと、昔から相場は決まってるが……」
役人「デッキブラシとは、近年になって様変わりしたようだな」
シンガー「そ、それは……」
シンガー「中の人的に、こっちのほうが読者にウケるかなぁ〜〜って思って……」シドロモドロ
役人「フッフッフッ……」
役人「覚悟は出来てるよなぁ?」
役人「世間バレした魔女が、どういう末路をたどるか……」薄ら笑い
__
'´ 、`ヽ
i 人ヽリ)
イw(´ヮ`ハ それから?
と) 芥)つ
く/_i_i_>
し'ノ
(ヽ、 _ヽ、 )\ ヽヽ
_ヽ、 ⌒ ヽ、 \\
\ ̄ __ )ノ ヽヽ
∠⌒ / ) ⌒ヽ | |
) / ゙̄- く \ ノノ
/ /ノ^)___)ノl ヽ_//
/ //(/ !_|_| ヽ三ヽ
レヘ |j(/l_/ |ノヽ |──)
ノ (/l_/ /⌒| | | | ! |二 二ヽ
/ |_/__| | | -| | ノノ ノ── 、)
/ `───| | ノ -| | |/(()) ヽ ←謎のシンガー
/⌒) ∧ ヽ/_// /j()ノ_ (()) i
// ノ |_// / ̄ ̄`\ (()) j
(ヘ  ̄ | ヽ \ /
)/(/) / ⌒ |⌒ヽ |\ /i\ /| )ヽ
|/ | ! / | ノ | ( (
)ヽ | / / ( ((| ) ヽ
( ) | / / ヽ| ( )
) ( 、 / ) |ヽ、_ __ ノ ) (
( ヽ (( / /−、| ( ヽ
( ) ) )ヽ ヽ_ノ | | ヽ ノ )
) ( ( ノ ) | | ( ( ( (
(_ ノ )( ( ( / /^) ) ) )
) / / / ( ( _ノ
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.ト、. /ヽ |\ /ヽ /”゙ォv' .// // /
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\ ,illll!' ,illll!' !!!!lllll!!!!l゙` ,,, ,,, ,r-'''゙ ̄
> ゙゙゙゙' .,illlll゙ lllll| llllllllll!!!!! llll !ll! iiii,, <_.
/_ .,illlll' ,,,,,,,llllll,,,,,,,,,, ,,,iillll!!゙ >
 ̄/ ,llll!!' lllllllllllllllll!!!l_ :ll!!!゙゙゜ <_
〜校庭〜
火あぶりゴオオオオオオオ!!!!
役人「フハハハハハハハッ!!!!」
役人「手ぬるいぞ!!もっと薪をくべろおぉぉ!!」
シンガー「たっ……助けてぇぇぇぇ!!!!!」
穂乃果「あの人……可哀想だね」
絵里「仕方ないわよ、穂乃果」諦め顔
絵里「いくら、海未を助けた命の恩人とはいえ……」
絵里「魔女は見つけ次第、火あぶりで即処刑というのは、国際法で決まってることだし……」
ことり「えらくあの人の肩を持つね、穂乃果ちゃん」
穂乃果「う、うん……」
穂乃果「なんだか、他人のように思えなくって……」
火あぶりゴオオオオオオオ!!!!
シンガー「あっ、あぢぃぃぃぃよぉぉぉぉ!!!!」
シンガー「やっぱ、過去を改変するのは良くないって事なのぉぉぉぉ!?」
火あぶりゴオオオオオオオ!!!!
シンガー「ヒィィィィ!!!!未来の私、はやく助けにきてぇぇぇぇ!!!!」
〜おわり〜
0035名無しで叶える物語(庭)2019/12/05(木) 06:43:15.62ID:cr4/DCew
ワロタ
0036名無しで叶える物語(四国地方)2019/12/05(木) 07:31:56.06ID:rLzI9TNc
同時上映はさすがに草
0039名無しで叶える物語(SB-Android)2019/12/05(木) 08:09:53.61ID:+uCFR8yh
まーた海未ちゃんが酷い目にあってる
0043名無しで叶える物語(茸)2019/12/05(木) 11:49:07.43ID:nixJcWWQ