0001名無しで叶える物語(SB-iPhone)2019/11/13(水) 23:15:02.15ID:+hAoeS8Q
この話は、霊感の強い先輩の話。
その先輩は高校時代の部活からの付き合いで、３０手前になった今でもけっこう頻繁に遊んだり、飲みに行くような間柄なんだ。
その子は高校の頃私たちの住んでるところでもけっこう大きめの神社でアルバイトをやってて、今は普通の仕事してるんだけど、正月とか神事がある時とか､ｹｺｰﾝ式とかあると、あの巫女ｽﾀｲﾙで拝むっていうのかな？
そういった副業（本業かも）をやってるような子。
普段は神社の近くにあるマンションにすんでます。
で、その日も飲みに行こうかってことで、とりあえず私の家に集合することになったんです。
先にその子と、その子の彼女が到着して、ｹﾞｰﾑしながらもう一人の女の子を待ってたんです。
その神社の子をN、遅れてくる子をU、私のことをHとしますね。Nの彼女はEで。
しばらくｹﾞｰﾑしながら待ってたら、Uちゃんから電話がかかってきたんです。
0003名無しで叶える物語(しうまい)2019/11/13(水) 23:20:44.72ID:/ONjOPLb
ぽぽぽぽぽぽぽぽぽ
Uちゃん「すみませんが少し遅れます。面白いものが納屋から見つかって、家族で夢中になってしまいました〜
Hはたしかクイズやパズルが得意でしたよね？面白いもの持って行くので、もう少し待っていていただけますか？」
って感じの内容でした。
0008名無しで叶える物語(家)2019/11/13(水) 23:22:47.54ID:sU0hQPbs
トリバゴ
なんか数年前にコトリバコとかのホラーssたくさんあったよね
霊感が強い近所のおばさん「あなたたち、あの橋に行ったん！？！？」
で、４０分くらいしたころかな、Uちゃんがやってきたんです。
その瞬間、というかUちゃんの車が私の家の敷地に入った瞬間かな。Nちゃんが
「まずい。これまずいやん。どうしよ… 神主さん今日留守や」
って言ったんです。
私「ん？Nちゃんどうしたの？また出た？」
E「大丈夫！？またなの？」
N「出たってﾚﾍﾞﾙのもんやないかも････ はは･･ Hちゃんあかんわこれ、Uちゃん･･ほんまか」
0013名無しで叶える物語(もんじゃ)2019/11/13(水) 23:28:22.01ID:J/23VI3Q
Mさんちで保管してるはずのハコが
Nちゃんは普段はカードが告げるとか神社のアルバイトとか、スピリチュアルぶってるだけなんですが、たまにこうやって怯えてるんですよ。
私もUもEも、そのことは知ってるんですがNちゃんのスピリチュアルトークはぶっちゃけ鬱陶しいので普段はあまり話題にしません。
Uちゃんが私の部屋まで上がってきました。
Nちゃんは顔面蒼白ってかんじで
N「Uちゃん････ 何持ってきたん？出してみ･･･」
U「え？え？もしかして私、大変なものを持ってきてしまった･･･のでしょう･･か？」
N「うん･･」
U「これ･･･来週家の納屋を解体するので掃除してたら出てきたのですが」
そういってUちゃんは木箱を出したんです。
オレもいつかラブライバー引退するときにグッズと思い出と感謝を込めた箱を作るんだ…
20cm四方ほどの木箱でした。電話でﾊﾟｽﾞﾙって言ってたのはこのことだろう、小さなﾃﾄﾘｽのﾌﾞﾛｯｸみたいな木が組み合わさって箱になってたと思う。
N「それ以上触んなや！触んなや！！」
その瞬間、Nちゃんはﾄｲﾚに猛ﾀﾞｯｼｭ
「おぅえぇええ。ぅぇえぇうぇええええ」
嘔吐の声が聞えてきました。
私はマジかよと思いましたが、Eちゃんがﾄｲﾚに行ってNちゃんの茶番に付き合ってあげているようでした（良い彼女だ･･ｗ）
一通り吐く演技を終えたNちゃんが戻ってきました。
Nちゃんがスマホを取り出し電話をかけました。
0018名無しで叶える物語(SB-iPhone)2019/11/13(水) 23:39:20.76ID:cQt50cBZ
Nちゃん二人おるやんけ
N「先生････ことりﾊﾞｺ･･･ ことりﾊﾞｺ友達が持ってきた
うち怖い。先生と違ってうちじゃ、先生みたくできんわ･･」
Nちゃんは泣いてました。神主さんに電話をかけるフリをして泣いてる２９歳･･･
なんて恐ろしい中二病なんでしょう。穂乃果も泣きたい。
N「うん付いとらん、箱だけしか見えん。
跡はあるけどのこっとらんかもしれん
うん、少しはいっとる、友達のお腹のとこ
ｼｯﾎﾟｳの形やと思う･･･ｼｯﾎﾟｳやろ？中に三角ある。ｼｯﾎﾟｳ
間違いないと思う、だって分からんもん！うちは違し！」
（なにやら専門用語色々でてたけど、繰り返していってたのはことりﾊﾞｺ、ｼｯﾎﾟｳ
（もっと色々言ってたけど忘れました、本人も覚えてないでしょ）
N「分かったやる。やる。ﾐｽったら祓ってや、先生頼むけんね」
Nちゃんここで電話を切りました。
最後にNちゃんは２分ほど思いっきり大泣きして、しゃくりあげながら「よし」と正座になり、自分の膝のあたりをﾊﾟｼっと叩きました。
もう泣いてませんでした。なにか決意したようで。
N「Hちゃん･･ｶｯﾀｰか包丁貸してや」
（「や」ってのはNちゃんのキャラ作りで、関西ぶってる語尾ね）
私「え、ええ、何するの！？」
N「誰か殺そうってことやない、Uちゃん祓わなあかん
Uちゃん、うちみて怯えるなっていうのが無理な話かもしれんけど、怯えたらあかん！
EちもHちゃんも怯えるな！とにかく怯えるな！怯えるな！！負けん！負けんよ！！
うちが居る！怯えるな！怯えるな！
なめんな！うちだってやってやら！先生やってやら！見てろよ糞！糞ぉおおおおお！」
Nは自分の怯えを吹き飛ばすかのように咆哮をあげていました。
Uちゃんは半泣きです･･･Nちゃんに怯えきってました。
私もEちゃんも泣きそうです。ほんとにちびりそうだった･･･
U「分かりました、分かりました、がんばっでみます」
私もUちゃんもEちゃんもなにやら分からないけど、分かった分かったって言ってました。
N「Hちゃん包丁かｶｯﾀｰ持ってきてや」
私「う、うん･･」
包丁をNちゃんに手渡しました。
N「Hちゃんうちの内腿、思いっきしﾂﾈってや！おもいっきし！」
もう、わけ分からないけど、Nちゃんの言うとおりにやるしかありません。
N「がぁあああああがあぐいうううあああ･････”！！！」
Nの内腿をﾂﾈり上げる私。
私に腿をつねり上げられながら、Nちゃんは自分の指先と手のひらを包丁で切りつけました。
たぶん、その痛みを消すためにﾂﾈらせたのかな？
N「Uちゃん口開けぇ！」
NちゃんはUちゃんの口の中に、自分の血だらけの指を突っ込みました。
N「Uちゃん飲みぃ、まずくても飲みぃ」
U「あぐ；ｋｌ：；っぉあｒ」
Uちゃん大泣きです。言葉出てなかったです。
N「◎△＊鏡さん､ｵｼｴﾃﾖ？ ﾔﾝﾔﾝ､ｵｸﾚｿｳﾃﾞｽ ﾀｲﾍﾝ」
なにやら祝詞か呪文か分かりませんが、５回〜６回ほど繰り返しました。
呪文というよりアイドルソングみたいな感じでした。
そしてNちゃんがUちゃんの口から指を抜くとすぐ、UちゃんがNちゃんの血の混じったｹﾞﾛを吐きました。
U「うぇええええええええええおええわええええええええ」
N「出た！出た！よっしゃ！！大丈夫！Uちゃんは大丈夫！
次･･･！
先生みててや！」
Nちゃんは血まみれの手を、Uちゃんの持ってきた木箱の上にかぶせました。
N｢ｻﾝｻﾞﾝｶﾝｶﾞｴﾏｼﾀ ◎△＊？？Й･･･
あかん･･あかん･･やっとけばよかったわ」
Nちゃんがまた泣きそうな顔になりました。
N「Hちゃん！先生に電話してや」
言われたとおりにNちゃんのスマホでアルバイト先の神社の神主さんに電話をし、Nちゃんの耳元にあてました。
N「先生、ごめん忘れた、一緒に呼んでくれん（詠んでくれんかな？）」
Nちゃんはスマホを耳にあて、右手を小箱添えて、また呪文みたいなものを唱えてました。やっぱり歌ってるみたいな感じでした。
N「終わった。終わった････おわ･･･ったぁ･･うぅえぇえええ」
Nちゃんはまた号泣してました。大の大人が泣き崩れたんですよ。
Eちゃんによしよしされながら、２０分くらい大泣きしてました。
私とUちゃんとEちゃんも号泣で、４人でわんわん泣いてました。
その間も、Nちゃんは小箱から決して手を離さなかったような気がします。（号泣してたんであまり覚えてませんがｗ）
すこし落ち着いてから、Nちゃんは手と箱を一緒に縛れる位のﾀｵﾙかなにか持っとらん？って聞いてきたので。薄手のﾊﾞｽﾀｵﾙでNちゃんの手と木箱を縛り付けました。
N「さて、ﾄﾞｺに飲み行こか？」
一同「は？」
N「って冗談やんｗ 今日はさすがに無理やし、Hちゃん送ってって欲しいなあ」
（こいつどういう神経してるんだろ･･･ ほんとスピリチュアルだなぁ）
その日はUちゃんもNちゃんもEちゃんもなんだかへとへとで、私が送っていくことになりました。
（飲みだったんで、もともと私が飲まずに送る予定だったんだよ！いやﾎﾝﾄにｗ）
ミナミコトリバコ…
ミナミ＿ト＿バ＿…
ことりバコ…
＿と＿バ＿…
で、それから８日ほどNちゃんは仕事を休んだようです。
そして昨日Nちゃんと会い、そのときのことを聞いてみたんですが。
N「え〜っとなぁ。Uちゃんところは言い方悪いかもしれんけど、◎ノ木坂にある部落でな
ああいうところには、ああいったものがあるもんなんよ
あれは先生が帰ってきてから安置しといた
まぁあんまり知らんほうがええよ。」
なにやら言いたくない様子でした。
それ以上は、いくら聞こうとしても教えてくれない＿|￣|○
ただ最後に
N「あの中に入っとるんはな、恋慕そのものってやつなんよ
まぁ入ってる物は、けっこうな数の爪の一部ととさかなんやけどな･･･
差別は絶対あかんってことや、人の恨みってのはこわいで、あんなもの作りよるからなぁ
ｱﾚが出てきたらな、神社の神主さんが処理してたんや
先代の神主さんの代であらかた片付けた思ってたんたけど、まさかうちがやることになるなんてなぁ
うちはふらふらしてて、あんまり神社のことやっとらんかったから、ほんまﾋﾞﾋﾞﾘだったわｗ
ちょっとうちも勉強するわ まぁ才能ないらしいがｗ
それとな、部落云々とか話したけど、差別とかHちゃんもあかんで･･Uちゃんとも今までどおりな
そんな時代じゃないしな〜 あほくさいやろ」
私「あたりまえだよw
それよりさ、この楽しい話誰かに話してもいいかな？」
N「Hちゃんも好きやなぁ 幽霊すら見えんくせにｗ」
私「見えないからこそ好きなんだよ」
N「ええよ別に、話したからって取り付くわけやないし
どうせ誰も信じないやろ、うそつき呼ばわりされるだけやで、うちはとぼけるしｗ」
と、いうわけでここに書き込ませてもらった次第です。
長文失礼しました〜！
まさかNちゃんもこれだけの人数に話してるとは思わないだろうな〜 ﾊﾟｿｺﾝｵﾝﾁだしｗ
それと最後にひとつ
この箱ってね、まとめｻｲﾄに同じような箱の話ありましたよね？
木箱開けたら人差し指の先とへその緒が入ってて、女子供が近づくとどうとかって話。
昨日Nちゃんの話で中身をﾁﾗっと言ってたのを思い出して、ふと･･･
そういった呪物の作り方があるのかな？
まぁなんていうか、午前中ﾌﾙに使ってまとめたから穂乃果も疲れたよ＿|￣|○
それと山口じゃないよ だいぶ遠いけどねｗ １０cmの積雪を大雪とか言っちゃう地方
0042名無しで叶える物語(茸)2019/11/18(月) 16:44:23.46ID:vTjgkAsS
ことりばこ