花丸「いたたたた……」
ルビィ「どうしたの?花丸ちゃん」
花丸「昨日水ゴリラに剥ぐされた痛みがまだ残ってるずら。まったく、爪がすぐ生えてくるとはいえそろそろやめてほしいずら」
ルビィ「え?みず……なんて……?」
本当に大切な物は失ってから初めて気付くということ。
幸せの青い鳥はずっと自分の近くにいてくれたこと。
どちらも本で何回も出てきた内容なはずなのに、何で今までこんな簡単なことに気が付かなかったんだろう。
もしかしたら今回果南ちゃんが消えてしまったのは、そんな簡単なことに今まで気が付かなかった愚かなマルに神様が与えた罰なのかもしれない。
でもだからって、果南ちゃんを諦めるわけにはいかない。
果南ちゃんは死んだわけじゃない。
花丸(待ってて果南ちゃん、絶対にマルが何とかしてみせるから!!)
鼻水と涙が混ざってぐちょぐちょになった顔をぬぐい、マルは立ち上がった。
松浦母「あなた、大丈夫……?」
花丸「もうおらは大丈夫です。急にいっぱい泣いちゃって、ご迷惑をおかけしました」
花丸「それじゃあマルはこれで失礼します」
松浦母「あ、ちょっと!本、また忘れてるわよ!」
花丸「大丈夫です!それはそこに置いておいてください!」バタンッ
松浦母「どういうこと?あの子これを取りに来たんじゃないの……?」
花丸(あの本は果南ちゃんの部屋に置いておいていいんだ)
花丸(だって、果南ちゃんが戻ってきた時に部屋に貸した本が無かったらびっくりしちゃうから)
ガチャッ
花丸「善子ちゃん!」
善子「ヨハネ!」
善子「ってその表情にその声。どうやら元気戻ったみたいね」
花丸「うん、果南ちゃんは確かにこの世界に存在してる!」
善子「何か見つけたの?」
花丸「うん、果南ちゃんの家に上がらせてもらったの」
花丸「そこにマルが果南ちゃんに貸した本があったのと、子どもがいないって言ってた松浦家についこの間まで使われてた子ども部屋があったのを見つけたんだ!」
善子「へぇ……かなんって人が消えて、皆の認識や事実がすり替わっても、それに関する物理的な物までは消えなかったってわけ」
善子「それなら部室を探せば9人目の衣装が出てきたりするかもしれないわね」
花丸「やっぱり犯人は重大なミスを犯していたずら!」
善子「何の話よ」
善子「それで、あんたはこれからどうしたいの?」
花丸「それは……皆にもこのことを話して、それで……」
善子「私はそのことを聞いてもかなんって人のこと全然思い出せないし、9人目の衣装だって仮に見つけたとしてもなんだろこれ、で済みそうな気がするわ」
花丸「じゃあ、一体どうすれば……!!」
善子「言ったじゃない。この世界に立ち向かうって」
花丸「世界……?」
善子「私が最初に考えてたのが、ずら丸がかなんがいるパラレルワールドからこの世界にやってきたって説。でもかなんの部屋が残ってたってことは多分これは違う」
善子「物はあるのに皆の記憶と認識が無いってことは、世界にかなんが認識されていないのかもしれない。これが今私が考えてる説よ」
花丸「人は誰かに観測されて初めて存在が確定されるっていうあれずら?」
善子「なんだ、知ってるのね……っていっぱい本読んでるんだから当然か」
花丸「何でそんなことに……それにおらは果南ちゃんのこと覚えてるよ?認識はできてないけど……」
善子「さぁ、ファンの皆がちゃんとかなんを見て無かったんじゃない?」
善子「思い当たる節とか無い?」
花丸「あ……」
花丸「この前のセンター投票、マルが1位で果南ちゃんが9位で最下位だったずら!まさかそのせいで!?」
善子「それは知らないけど、関係はあるかも。かなんが皆から見られて無かったっていう証明かもしれないわね」
善子「人は見たくない物は無意識に自分の視界から消してしまうらしいから」
善子「私は世界に立ち向かうって言ったのはこのこと。世界、つまり観測者である全国の皆にかなんの事を認識させるのよ!2度と忘れないくらい印象深く刻みつけるの!!」
善子「かなんは認識されていないだけで、きっと今でもどこかでこの世界に存在している。私はそう考えているわ」
善子「どう?リトルデーモン5号!あなたは大衆に、世界に、この世界を観察している神様に立ち向かう覚悟はあるかしら!?」
花丸「もちろんあるずら!!善子ちゃん、何かいい方法はあるずら!?」
善子「ラブライブ!の情報網と言えばこれよ!!」
花丸「これは……5chのラブライブ板」
善子「そう、ここはどちらかというとオタクというかマニアックな層が殆どだけど、ここのスレは色んなまとめサイトに取り上げられる」
善子「沢山の人が見るまとめサイトの影響は計り知れないわ。特にラブライブに興味を持っている若い世代にはほぼ確実に全員に知れ渡る!」
>>113
まだまだ花丸の灼熱地獄は終わらない。今度は20本近くの鉄の串が突き刺さり、中では炭が赤々と燃えている火鉢が持ってこられた。
花丸は、鉄板の上から降ろされ、床に転がされていた。鞠莉が何か注射する。即効性のある栄養剤のようだ。花丸の体力が回復する。 しかし花丸にとっては決していいことではない・・・
朦朧とした意識がはっきりとし、再び激痛がよみがえる。
花丸「ううううう」
10分ほど体力の快復を待って3人は鋭利な三角木馬に花丸を跨らせた。
花丸「ぐびっっ!!!!ぎゃああああああぁぁ!!痛いずら!!!!」
クリトリス1点で全体重を支える。しかし更に足には1つ20kgある鉄球を2つくくりつける。83kgのの体重が約100kgになった。
花丸「ぐはっっ!!うううぅぅぅ」
あまりの激痛に思わず身をよじってしまった。花丸がそれを後悔したのはその直後だった。
”ゴリ!”
花丸の股間は尿道から肛門の付近あたりまで裂け、鮮血が溢れ出す。
花丸「ぎやゃあああ〜や、やめるずら!!お願い!」
その体勢で更に3人は花丸を責める。火鉢に刺さって真っ赤に焼けて鉄の串を、茜の全身に押し当て始める。
”ジュゥゥゥー!!!”
花丸「ぎゃぁぁぁぁっ・・あ、あ、うう、ふ、ふぅぅぐ」
温度が下がれば火鉢に戻し、新しい串を取り出してまた花丸の体を焼いた。この行為を3人は何度も何度も繰り返した。
花丸「うあぁぁぁー!!」
花丸は絶叫し続けた。
花丸「あああああ〜もう嫌!!!あああ・・・お願い・・もう殺すずら!!」
果南「おいおい・・まだ50時間以上有るよ・・・」
鞠莉「流石に図々しすぎない?」
善子「まだまだまだまだまだ、いっぱいいっぱいいっぱいいっぱい、苦しめてやるから覚悟しなきゃね、ズラ丸」
花丸「うあぁぁぁー!!」 鞠莉「もう4時ね。私達も体力回復しましょう。まだまだ先は長いしね、フフフ」
果南「もうちょっと花丸の苦しむ姿が見ていたいけど。まあ、明日にとっておくか」
善子「喰らえ、ズラ丸!」
善子が、叫びながら真っ赤に焼けた串で三角木馬で潰されているクリトリスを貫いて、木馬の屋根に釘づけた。
花丸「ふぁぁぁぁ!!!ああああああ」
鞠莉「花丸は体力は薬で回復するので、このまま苦しみ続けて貰おう」
輸血を用意し、鞠莉が言う
善子「かわいそ〜に、痛い?たまらない?早く死にたい?アハハハ!!だめよ!苦しめ!苦しめ!もっと苦しめ!! アハハ!」
善子は更に2つの鉄球を花丸の足につけた。
花丸 「あぁぁぁ!!駄目!駄目!だめ〜 ああああ痛いずら!」
鞠莉「明日の朝には恥骨のあたりまで裂けているでしょうね」
善子「私達は寝てくるからズラ丸はずっと苦しんでなさい」
と言って、善子は全体重をかけ花丸に抱きついた。
花丸「あああああ〜もう嫌!!!あああ・・・お願い・・もう殺すずら!!お願い!!お願い!!ああああ」
3人は部屋を後にした。
部屋には一人残された花丸は、絶え間ない・・・それどころか、更に大きくなる地獄の苦痛にもだえ苦しんでいた。
善子「ここでかなんに関してあなたが覚えていることを皆に伝えて、再び世界にかなんを認識させるの。そのために皆が注目するくらいのインパクトを忘れずにね!」
花丸「おら、やるずら!皆が絶対に忘れないようにいっぱいこの板に書くずら!!」
花丸「ぎゃぁぁぁぁっ・・あ、あ、うう、ふ、ふぅぅぐ」
花丸の苦しみはまだ続いていた。絶え間なく股間を責め苛むこの激痛・・・あまりの苦痛に身をよじってしまう。
そうすると、 木馬の残忍な山は股間を更に切り裂き、花丸の苦痛はいっそう大きくなる。だが身をよじらずにはいられない・・・。
また先程何度も 何度も焼けた鉄串を押しつけられた肌には、無数の水ぶくれの線があった。それがじくじくと痛む。
花丸「ああ・・・っっくくく・・はあはあはあは」
さらなる激痛をもたらすと知りながら、また苦痛に耐えれず身をよじる。
花丸「くうっっっ!!あああああ」
”なぜ?なぜオラがこんな目に遭うずら?ひどい・・ひどいずら・・ああ、痛い・・痛い・・もうひと思いに・・・
内臓を潰され、引きずり出される・・ 痛いだろうな・・・苦しいだろうな・・・オラもああなるの?オラも同じ事をされるんだろうな・・・嫌・・いや〜!!
でもそれより、今はとにかくこの木馬から早く降ろして欲しい・・他の責めをされてもいい・・オラの股間どうなってるんだろう?
ぐちゃぐちゃだろうな・・・早く来て!ああ痛い・・”
これは熱い展開…と思わせてまた雲行き怪しくなってきたw
果南「おはよう。気分はどう?花丸」
果南がはいってきた。花丸は恥骨で全体重と80kgの重りを支えていた。恥骨をゴリゴリと何度も削られて いた。花丸は口から涎が垂らし、目はうつろになっていた。
花丸「ぁぁぁ・・ああお・・降ろすずら」
花丸懇願する。この悪魔がこの瞬間だけは天使に見えた。
果南「降ろしてあげる」
果南は花丸の両肩に手を乗せると一気に全体重をかけた。
”ガリガリガリ!!”
花丸「んうぐぅぅぅぅっ!い、いた〜っっいぃぃぃああああ!!!!!!!」
善子「もう楽しんでるの?」
2人は花丸の前後に回り、木馬を激しく揺らし始めた。
花丸「うぎゃぁぁぁぁっ!や、やめっ!た!たすけてぇぇぇぇっ!」
凄まじい苦痛。強制的に恥骨が削られる。一瞬でも果南が天使に見えたことを花丸は悔やんだ。
鞠莉「その辺にしといたら」
鞠莉が入ってきた。
善子「アハハ、ひどいことになってるわね」
花丸をやっとの事で三角木馬から解放し、3人は股間を覗き込んでいた。もはや性器と肛門との境はなく、裂け目からは白い骨が覗いていた。 恥骨も何度も何度も削られ摩耗していた。
花丸「ううぅぅぅぅ・・・ふうふう・・・」
鞠莉「止血するか」
鞠莉は松明に火を付けた。他の2人が花丸の両足を持ち股を開かせる。鞠莉がゆっくりと炎を近づけ傷口を焼く。
花丸「ぎゃああああぁぁぁぁっ!!!」
止血され、体力回復の栄養剤が打たれた。あれほど衰弱していた花丸が10分ほどで復活した。そしてそれは更に花丸を苦しめるだけだった。
善子「ズラ丸、次の拷問をするから」
花丸「お・・お願い・・くっ・・少しだけ・・もう少しだけ休ませて・・」
果南「ゴ〜〜〜ル!!」
叫びながら果南が茜の鳩尾に鋭い蹴りを入れた。
花丸「ぐはっ・・・・」
声にならない・・・
善子「ズラ丸は甘えすぎ。アンタは死ぬために苦しみ抜け」
花丸「あぁぁ・・・わっ・・私死んじゃう・・クッ・・」
善子「いいんだよ!!どうせ殺すんだから!死ぬのが少し早くなるだけのこと」
鞠莉「そうね?この拷問のいい所は、相手を殺さないようにと手加減しなくていいところね。フフ」
果南「まあ、これでも少しは手加減してるがね。おしゃべりしている暇はない。さあまた死ぬほどせめてやる。 実際最後は死ぬんだけどね」
花丸「ぐう・・き・・気違い!!あああああ!!」
善子が止血したばかりの股間を蹴り上げた。
善子「ズラ丸。絶叫するとき以外口を開かない方がいいわよ。私達を怒らせればそれだけ責めがきつくなる。少しでも楽に 死にたいのなら、口は慎みなさい」
果南「さて次は拷問の基本、花丸の大好きな爪剥がしだ。地味だが痛いぞ」
それからおらは善子ちゃんの手を借りて、ラブライブ!板に果南ちゃんの事を書き込んだ。
始めはとあるスレに千歌ちゃんとマルがふざけている所に、果南ちゃんがマルだけを理不尽に襲うネタを投稿した。
そのうち水ゴリラネタはスレとして独立し、そこからは定期的に水ゴリラスレを立てていった。
やがて[果南と呼ばれるAqours9人目のメンバーをオラがからかい、逆上した水ゴリラにオラの爪が悲鳴とともに剥がされる]
というインパクト抜群の認識は瞬く間に世界中に広まり、水ゴリラを知らない者などいないんじゃないかという程にまで果南ちゃんの知名度が高くなっていった。
そして──。
花丸「今日も水ゴリラスレを立てるずら!1日でも早く果南ちゃんを──」
「マル」
花丸「……!」
花丸「そ、その声は……」
花丸「ねぇ千歌ちゃん、聞こえる?見える?」
千歌「うん」
花丸「この人が誰だか分かる?」
千歌「うん、勿論。千歌の大事な幼馴染みなのだ」
「マルには見えなかったかも知れないけど、マルが頑張ってくれていたところずっと見てたよ」
花丸「うぅぅぅぅ…………」
「私のために必死になってくれてありがとう」
花丸「水ゴリラァァァァ……!!!」
「おいでマル。ハグ、しよ?」
花丸「うん……うん……!!」
花丸「ぎいぃいいぃいやぁ〜〜!!何するずらァー!!!
やめてずら!!!マルが何したって言うんずらぁー!!!!!!
痛いずらよぉー!!!!!!!
読書が出来なくなっちゃうずら・・・
ペンも握れなくなっちゃうずらよぉー!!
千歌ちゃーん!!!!助けるずらぁー!!!!!!!!」
これでマルの話はおしまい。
もっとこう、9人フォーメーションで踊る姿を大勢のファンに見せて世界の認識を書き換えるとかあっただろ!
0166名無しで叶える物語(もんじゃ)2019/06/23(日) 01:06:41.30ID:OLX83+NP
超大作水ゴリラ文学とはたまげたなあ
乙
本編も千歌ちゃんが助けてくれなくて原典に忠実だなと思いました
0171名無しで叶える物語(茸)2019/06/23(日) 06:29:33.44ID:UDgHwscS
ゆゆゆに少し似てるが面白かった
0174名無しで叶える物語(光)2019/06/23(日) 07:28:58.60ID:gFaeyj68
∫∫( c||^ヮ^|| ノcノ,,・o・,,ノレ …
∫∫( c||^ヮ^|| ノcノ,,・o・,,ノレ 乙っと…
∫∫( c||^ヮ^|| ノcノ,,・o・,,ノレ いやー、大作ずらねぇ…涙ぐむマル不可避ずら
∫∫( c||^ヮ^|| ノcノ,,・o・,,ノレ ちなみにマルはこの後どうなるか分からずら?
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0179名無しで叶える物語(茸)2019/06/23(日) 08:55:31.80ID:UDgHwscS
>>177
どっちかと言えば2期前半じゃね?
あっちは神の力で記憶は勿論、一緒に撮った集合写真からも物理で消してたけど >>179
そっかw鷲尾の章は観てないんだよなあ
勇者の章だけ観た
とりあえず過去の話は仲間が一人死んで、もう一人がボロボロになったってのは押さえてたけれど
一回全話観てみるわ 0182名無しで叶える物語(もんじゃ)2019/06/23(日) 13:53:16.37ID:pMPFlwzk
おつ